夏の帰省シーズン、実家のエアコンを久しぶりに使うときに注意したいこと

年々、夏の暑さが厳しくなり、エアコン(冷房)は家庭の必須アイテムとなりました。帰省シーズンを迎えて実家に帰ったときに、しばらく使ってなかったエアコンを見て、「これって使って大丈夫かな…」と不安に感じたことはありませんか? とくに、小さいお子さんが一緒の場合は、ホコリやカビが吹きだしてしまうのではないかと不安に思うものです。この記事では、実家のエアコンを久しぶりに使うときの注意点を紹介します。

<この記事のポイント>
●久しぶりに使うエアコンは、汚れ・電源・室外機・リモコン・年式を確認する。
●使用前にはフィルター掃除と試運転を行う。
●電源プラグのホコリや緩みは発火リスクにつながる。
●古いエアコンは故障や事故のリスクに注意する。
●冷房後は内部を乾燥させ、防カビ対策を行う。

夏に実家のエアコンを久しぶりに使う前に確認すべきこと

実家のエアコンを久しぶりに使うときは、以下の5点を確認しましょう。

チェック1:エアコンの汚れ

室内機のカバー(前面パネル)を開けて、内部が汚れていないか確認しましょう。

ただ、見える範囲は限られています。また、自分で掃除ができるのは、基本的にエアコンフィルター、カバー、吹き出し口だけです。掃除が難しい奥のほうにホコリや汚れがたまっていたり、カビが発生していたりする恐れもあります。まずは自分でできる範囲で掃除を行いましょう。また、今後のためにも専門業者にクリーニングを依頼することも検討してみましょう。

なお、自宅でできるエアコン掃除の方法はのちほど紹介します。

チェック2:電源プラグまわり

エアコンを久しぶりに使うときは、室内機の電源プラグまわりも確認しましょう。

使用していない時もプラグをコンセントに差し込んだままだった場合、プラグとコンセントの隙間にたまったホコリが、発火の原因になることがあります。ホコリがたまっていればプラグを抜き、乾いた布で取り除きましょう。あわせて、プラグの変色や緩みがないかも確認します

エアコンを使用しない間、プラグを抜いていた場合は、コンセントに差し込んでからすぐに電源を入れると、コンプレッサーに負担がかかり、故障につながることもあるため注意が必要です。一般的には、コンセントを差し込んでから、8時間程度は待って電源を入れるほうがよいといわれています

チェック3:室外機まわり

エアコンの電源を入れる前に、室外機まわりも確認しましょう。室外機は、空気の熱を調整する役割を持っており、冷房運転時は室内の熱を外に排出してくれます。しかし、室外機のまわりに物を置いていたり、室外機が雑草で囲まれていたりすると、熱交換がうまく行えず、冷房の効きが悪くなります。必要に応じて、周辺の掃除をしましょう。

あわせて、排水用のドレンホースも確認します。冷房運転を行うと、エアコン内部で結露が発生します。その水滴はドレンホースで外に排出されますが、ドレンホースに問題があると、これがうまくいかず水漏れが起こる場合があります。ドレンホースが詰まっていないか(落ち葉、土、虫など)、潰れていないか、先端が下を向いているかなどを確認しましょう

チェック4:リモコンの状態

長期間エアコンを使っていなかった場合、リモコンの電池が切れている可能性があります。リモコンの液晶画面が正常に表示されていても、電池残量が少なくなっている場合も考えられます。液晶画面が表示されない、薄い、チラつくといった場合は電池切れの可能性が考えられますので、新しい電池に交換しましょう。

また、電池が液漏れしている場合は、素手で触ってはいけません。手袋やビニール袋を使って取り出し、外した電池は自治体のルールに従って処分しましょう。軽微な液漏れであれば、電池ホルダーの中や接触端子をお手入れしたあと、電池を交換すれば使用できます。しかし変色や錆びが生じている場合は、リモコンごと新しいものに交換することをおすすめします。

チェック5:エアコンの年式

一般的に、エアコンの標準使用期間は、10年程度が目安とされています。もちろん、使い方やメンテナンス、管理の仕方などによっては、それ以上使える場合もあります。しかし、長く使っているエアコンほど、部品の劣化による故障や事故が発生するリスクが高いため、年式や状態によっては、ご家族に買い替えを提案したほうがよいでしょう。とくに、現在はもう存在していないメーカーのエアコンは、かなり古い製品になるため、修理が難しい場合もあります。

年式は、室内機の底面または側面に貼られている製品ラベルで確認できます。製品ラベルに記載されている「型番」をインターネットで検索すれば、仕様や性能などの情報も得られるでしょう。

エアコンを久しぶりに使う前に「掃除」と「試運転」を忘れずに!

久しぶりにエアコンを使う前にやるべきことは、掃除と試運転の2つです。それぞれ、簡単に紹介します。

エアコンの掃除

エアコンに目立った汚れがなくても、長期間使用しないとホコリがたまるものです。久しぶりに使う前に、必ず掃除をしましょう

<エアコンの掃除方法>
・エアコンフィルター:本体から取り外し、掃除機でホコリを吸い取る。汚れがひどい場合は水洗いをする。
・カバー:やわらかい布で乾拭きする。
・吹き出し口:柔らかい布で乾拭きするか、お掃除棒で掃除する。

基本的に、家庭でお掃除できる範囲は上記3か所まで。故障や水漏れなどのトラブルを防ぐために、エアコン内部の掃除はプロの業者に任せることをおすすめします。

なお、自分で掃除ができる部分や掃除方法は製品によって異なります。必ず取扱説明書を確認したうえで、掃除してください。

エアコンの試運転

エアコンの掃除が終わったら、試運転を行って正常に動くかどうか確認しましょう。

<試運転の手順>
1.エアコンの運転モードを「冷房」にして、最低温度(機種によって16~18℃程度)に設定します。
2.そのまま10分ほど運転し、基本的な動作や、異音・異臭や水漏れの有無を確認します。
3.異常がなければ、さらに30分ほど運転を続け、安定して冷風が出ているか、室外機の動きに問題がないか、ドレンホースから水が排出されているかを確認します。

なお、エアコンを久しぶりに使う前の掃除と試運転については、以下の記事で詳しく説明しています。

エアコンを使ったあとは内部を乾燥させる

冷房運転を行ったあと、すぐにエアコンの電源を切ると、内部にカビが生えやすくなります。先ほどお伝えしたように、冷房運転を行うと内部に結露が発生するためです。カビ予防のために、冷房運転後は内部を乾燥させましょう。

最近のエアコンは、内部を乾燥させる「内部クリーン運転」(※製品によって名称は異なる場合があります)を搭載した機種が増えています。冷房運転後、このモードで指定の時間(40分~2時間程度)運転するだけで、カビが生えにくくなります。

「内部クリーン運転」がない場合は、「送風」または「冷房を最高温度で運転」することで、同様の効果が得られます。ただし、「冷房を最高温度で運転」して内部を乾燥させることができるのは、室温が冷房の最高温度より低いときだけです。室温が上回っている場合は通常の冷房運転になってしまうので、注意しましょう。

「エアコンの防カビアロマ」で実家の空気を快適に

冷房運転後に内部を乾燥させることに加えて、エアコン用の防カビアイテムを使うと、よりカビが生えにくい環境をつくることができます。

ウッディラボの「エアコンの防カビアロマ」は、エアコン掃除をしたあとに吸気口に貼るだけで、天然由来の香りがカビの繁殖を抑えてくれるアイテムです。除菌と消臭の効果もプラスされています。香りはエレガントアロマ、レモンミント、リフレッシュハーブの3種類。お得な3種セットもありますので、お好みの香りを見つけてみてください。

エアコン掃除のあとに設置すれば、心地よい香りが部屋中に広がり、久しぶりの実家を快適に過ごせるでしょう。帰省時のエアコン掃除と合わせて取り入れやすいため、ご家族へのプレゼントとしてもおすすめです。

また、久しぶりに実家に帰ると、エアコン以外にも家や布団の臭い、ダニなどが気になることがあります。実家の臭いやダニ対策については、以下の記事も参考にしてください。

久しぶりに使うエアコンは、まずチェックを!

親世代は気にしていなくても、子どもを連れて帰るとなると、ホコリやカビ、においが気になることもありますよね。帰省時も快適に過ごすためにも、エアコンを使う前に一度チェックしておきましょう。年式や状態によって、そもそも使うのが危険な場合もあります。実家のエアコンを久しぶりに使うときは、まず本記事で紹介した5つのポイントを確認し、問題なく使用できる状態なら、掃除と試運転を行ったうえで使ってくださいね。

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