今日からできる「ハウスダスト対策」。アレルゲンを減らすポイントは?

アレルギーの原因となる「ハウスダスト」。細かいホコリやダニの死がいなどが含まれており、「お掃除しても取りきれない…」そんなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか? とはいえ、家族の健康のためにも、放置は避けたいものです。そこで今回は、お掃除ブロガーのよしママさんに、ハウスダスト対策のポイントについて教えていただきました!

家の掃除を行うときに知っておきたいハウスダストの知識。ハウスダストはアレルギー症状の原因にもなり、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどが生じることがあります。健康被害を避けるためにも、ハウスダストへの理解を深め、効率よくお掃除しましょう!

<この記事のポイント>
● ハウスダストはダニの死骸やホコリなど、目に見えないアレルゲンの集合体
● フローリング掃除は乾拭き+掃除機+換気の順が基本。舞い上げない工夫がカギ
● 布製品は洗濯・乾燥でダニ対策。洗えないものは高温乾燥+掃除機でケア
● 見落としがちな場所(家電の裏、押し入れ、クローゼット)も定期的に清掃を
● 空気清浄機や布団乾燥機、ダニよけグッズを活用して手間を減らしながら対策を

 ハウスダストってなに?主な原因と体への影響

ハウスダストとは、家のなかにある、1mm以下の肉眼では確認できない物を指します。ハウスダストには、チリやホコリ、繊維くず、ダニの死骸、ペットの毛、細菌、カビ、土、花粉、粉塵などがあげられます。

体にとって異物であるハウスダストを吸い込むと、人によってはアレルギー反応を起こし、気管支喘息やアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎などの症状を招くことも。

ハウスダストは細かいため、とても軽く、人が動くたびに空中にフワフワ浮いています。また、高い場所から低い場所に向かって、時間をかけて床に落ちてきます。こうした特徴のあるハウスダストのお掃除では、できるだけ空中に舞わないように効率良く進めることが大切です。

特に注意したい「ダニハウスダスト」

ハウスダストの中でも、アレルギーを起こしやすい要因となるのが、ダニです。ダニの死骸やふんは、アレルゲンとなるため、こまめなお掃除はもちろん、普段からダニを増やさないように予防することが重要。生きているダニは温度25~30度、湿度60~70%で活発になるとされています。その一方で、熱に弱く、50度以上の熱に20分以上さらされると死滅するといわれています。熱による駆除方法なども活用しながら、ダニの住みにくい環境をつくり、増殖をおさえましょう。さらに、お掃除によってダニの死骸やふんを取り除くことが、ダニハウスダスト対策の基本です。

今日から始める!効果的なハウスダスト対策のポイント

ハウスダスト対策として、お掃除はもちろん、洗濯や除湿などにも取り組んでみましょう。同時にダニ対策を行うポイントについてもご紹介します。

ハウスダストを減らすお掃除のポイント

フローリングの隅に残ったホコリを掃除

1mm以下のチリやホコリが含まれるハウスダストは、とても軽く、人が動くときに生じる風に乗って空中に舞いあがります。そして、風に乗って、普段、人が通らないような場所に落ちて積み重なっていきます。特に、床の隅にたまりやすいため、お掃除の際には、ハウスダストが舞わないよう取り除くことが大切です。

まずはフローリングモップに乾いたシートをつけて、細かいハウスダストをしっかり吸着させましょう。吸着剤付きの化学モップを使うのもおすすめです。その後、掃除機で、シートで取れなかった汚れを取り除きます。

窓をあけて換気をするタイミングは、掃除機をかけ終わった10~15分以降が効果的です。掃除機によって舞い上がったハウスダストが空中から落ちてくるタイミングで、窓をあけ、空気を入れ替えましょう。

定期的な洗濯で、ホコリや繊維くずを減らす

ファブリック類、ソファーカバーなどは洗濯する

室内にある布製品を定期的に洗濯することも、ハウスダスト対策になります。

クッションやフロアマット、寝具など、丸洗いできるものは定期的に洗って、しっかり乾かしましょう。布団のような乾きにくい大物は、コインランドリーを使って乾燥させると、ダニ対策にもなります。掃除機よりも、ダニの死骸やふんを洗い流せる洗濯のほうが効率的です。

洗えないアイテムは、高温乾燥でダニ予防

黒い袋に入れて天日干しの効果を高める
(写真は黒い布に入れて、枕を干しているところ)

ダニを増やさない対策として、布製品の除湿も行ってみましょう。

洗えない物は、天日干しやコインランドリーなどを利用して乾燥させると、湿気が解消します。天日干しの際には、黒い布カバーをつけておくと、中の温度が上昇し、内部までしっかり高温になります。ダニの死滅温度に近づけるような工夫をするのがポイントです。

乾燥後は、ダニの死骸が残っている可能性があるため、表面に掃除機をかけるのを忘れないようにしましょう。掃除機は手前に引くときに吸引力が強くなるため、ゆっくり丁寧に引くようにかけるのがコツです。普段使っている掃除機のヘッドには、汚れが残っている場合があるため、布団用のヘッドを用意しておくと衛生的です。

ここをチェック!ハウスダスト対策で見逃しがちなこと

ハウスダスト対策としてお掃除しているつもりでも、なんだかホコリっぽい……。そんなときは、意外な汚れポイントを見逃しているのかもしれません。お掃除のプラスαとして、チェックしてみましょう。

フローリング掃除では、床板のスキマや幅木の上まできれいに!

壁の幅木の上を掃除している様子

ハウスダストは、小さなスキマにもたまりやすいものです。床に近ければ近いほど、ホコリやチリが集まりやすいため、フローリング掃除は細かいところまで見逃さないようにしましょう。特に、家具の裏側や床板のすき間などは要チェック。さらに、壁側にある幅木の段差部分も見逃さないようにしましょう。

素材によって適したお掃除アイテムが異なりますが、ウェットシートやウエス、綿棒などのアイテムは手軽に使えて便利です。

ファブリック類は、できるだけ床から離して配置する

ソファーにブラシ付きの掃除機で掃除をしている様子

ソファーやマットなど、部屋の中にあるファブリック類は繊維くずが落ちやすく、ダニの住み家となりやすい場所です。特にクッションや座布団などの布類は、できるだけ床に近い場所に置かないようにするのがベター。とはいえ、普段から床置きして使う方も多いのではないでしょうか。床に近い場所ではハウスダストがたまりやすいため、こまめにお掃除・洗濯するように心がけましょう。

また、ぬいぐるみも布製品の1つであり、繊維の奥にダニが住みついてしまうことがあります。定期的に天日干しをしたり、洗濯したりして清潔な状態を保ちましょう。

家電の裏のホコリもチェック!フィルター掃除も忘れずに

家電の裏側にたまったホコリを掃除している様子

家電の裏には吸気口やファンがついている場合が多く、ホコリが集まりやすくなっています。例えば冷蔵庫は、裏にあるファン周辺にホコリがたまります。オーディオやパソコンの裏側は、配線が多いため、掃除しにくくホコリが残りやすい場所。ブラシ付きの掃除機などで吸い取りながら、きれいな状態を保ちましょう

また、エアコンや換気扇に取り付けられたフィルターにもホコリが吸着しています。フィルターを定期的にお手入れしておけば、空気中のホコリをふたたび集めてきれいにしてくれます。

クローゼットや押し入れも定期的な換気とお掃除を

クローゼット内に掃除機をかけている様子

普段、扉を閉めているから大丈夫、と思いがちなクローゼットや押し入れ。しかし、扉を開けたときにハウスダストが舞い上がってしまい、室内に入り込んでしまいます。ホコリや汚れは放置せず、こまめに掃除をするように心がけましょう

換気をするだけでも、内部の湿気が解消され、ダニ予防になります。押し入れ内の衣装ケースも放置は厳禁。放っておくと虫の住処になりやすく、保管したモノも傷んでしまいます。衣装ケースの中も時々、フタをあけて換気するようにしましょう。

ハウスダスト対策は効率よく!便利アイテムを取り入れよう

ハウスダスト対策にはこまめなお掃除が欠かせません。とはいえ、毎日お掃除ばかりしているわけにもいかず、できるだけ効率よく終わらせたいですよね。手間を減らす一工夫として、おすすめの便利アイテムを紹介します。

高性能フィルターでホコリを集めてくれる「空気清浄機」

高性能の空気清浄機を設置している様子

部屋全体の目に見えないハウスダストを一気に集めたいなら空気清浄機がおススメ。HEPAフィルターを搭載した高性能タイプなら、微粒子レベルのホコリも除去できます。ただし、集塵フィルターのお手入れを定期的に行うのがポイント。フィルターに汚れがたまると効果が落ちるため、こまめなお手入れが欠かせません。また、フィルターが劣化した場合も同様です。フィルターは定期的に買い替えすると、効果が持続します。

不在の間にホコリを解消「ロボット掃除機」

ロボット掃除機が床を掃除している様子

人気のいないタイミングに、ハウスダストはゆっくり落ちてきて床に積もります外出中にロボット掃除機をかけておくと、ハウスダストを吸わずにお掃除できますよ。何より、自分でお掃除する手間が省けるのがうれしいところ。時間を空けて2~3回稼働させると、驚くほどホコリを減らしてくれます。

購入費用はかかりますが、ハウスダスト対策にお悩みの方には、おすすめの便利アイテムです。

さっと使える「粘着クリーナー」、「万能ほうき」

シリコン製の万能ほうきを使っている様子

ファブリック類についたハウスダストを簡単に取れるアイテムがあると便利です。おすすめなのは、粘着クリーナーや、シリコン製の万能ほうきなど。万能ほうきは、先が柔らかいシリコン素材で、ホコリが舞い上がらないように掃けるのが特徴で、カーペットの上の毛や食べカスなども、簡単に集められます。ダニのエサとなるホコリや繊維くず、髪の毛などを小まめに取り除くことでダニ予防になります。

お天気を気にせずダニ対策できる「布団乾燥機」

布団乾燥機を使用してダニ駆除をしている様子

ダニ対策として、天日干しをしている方も多いかもしれません。ですが、お天気が悪い日が続くと、放置することになってしまいます。そこで、おすすめしたいのが「布団乾燥機」の活用です。高温の風を送って寝具に残った湿気を解消し、効率的にダニを死滅させることができます。敷き布団は片面だけでなく裏返して両面に乾燥機にかけましょう。

また、専用袋などを使える場合には、リビングで使用するクッションやマット、ぬいぐるみなどにも利用すると良いでしょう。ただし、素材によっては高温に対応していない場合もあるため、使用前に洗濯表示などを確認してください。

ダニを通さないシーツを使用する

寝具のダニ対策にお悩みの場合には、ダニを通さないタイプのシーツを使うのも良いかもしれません。目の細かい生地が使われた布団カバーやシーツ、枕カバーなど、ダニが入り込みにくい仕組みとされており、増殖を抑えてくれます。

置くだけ簡単!ダニよけ&防カビ&除湿ができる「ダニよけシリカ」

ダニよけシリカをソファーカバーの中に入れている様子

ウッディラボの「ダニよけシリカ」は、除湿効果のあるシリカゲルタイプのダニよけアイテムです。ダニをよせつけず、カビの繁殖を抑える天然香料が使われており、小さいスキマにも使える優れもの。布団やソファーの端に忍び込ませれば、ダニよけ対策はばっちり。ふんわりとやさしい香りが広がり、周囲の空間がリフレッシュするのもうれしいところ。香りがなくなったら、天日干しすることで除湿剤として再利用できます。タンスやクローゼット、布団、枕、ソファーに使ってダニ予防しています。

換気しづらい場所の湿気対策に「シンク下の衛生当番」

キッチンのシンク下にシンク下の衛生当番を設置している様子

キッチンや洗面所のシンク下は、扉を閉めておくことが多く、湿気がこもりやすい場所。また、シンク下の収納内は、パイプから伝わる水道の冷たさと室内の暖かさの寒暖差で結露ができやすくなっています。キッチン用品やバスアイテムを収納している場合、できるだけ衛生的に保ちたいものです。カビ・ダニ対策として、除湿剤やダニよけアイテムを置いておくのがおすすめです。

ウッディラボの「シンク下の衛生当番」は、虫よけ・防カビ・消臭が一度にできるシリカゲルタイプのアイテム。付属の箱に入れて置いておくだけ。香りがなくなったあとは、天日干しすると除湿剤として再利用できます。

普段の掃除+αで、無理なくハウスダスト対策を

家の中のハウスダスト対策を完璧に行うのは大変ですし、長続きしにくいものです。たとえば、洗濯の回数を週に1回増やしたり、掃除機がけの前にドライシートで床をひと拭きしたり。いつものお掃除にちょっとした工夫を足すことが、無理なく続けるコツです。さらに、ご紹介した便利アイテムを取り入れれば、お手入れの手間もぐんと減らせます。自分に合った方法で無理なく続けながら、家族の健康を守りましょう。

よしママ

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元家庭科の小学校教諭。40代の2児の主婦。子どものハウスダストアレルギーをきっかけに掃除にはまり、ブログ「節約ママのこだわわり掃除」を開設。お掃除、ラク家事...

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