クローゼットが臭う!?消臭対策として取り入れたいお掃除方法とおすすめアイテム

少し離れた場所から撮影されたクローゼットのドア

コートやスーツなどの衣類や、かばん・帽子などのファブリック類を収納するクローゼット。普段は閉め切っていることが多く、たまに開けてみると空気がよどんでいたり、なんとなく臭いがしたりした経験はありませんか? 実はクローゼット内は汚れや湿気がたまりやすく、定期的にお掃除が必要な要注意ゾーンなのです。特に気温のあがる梅雨から夏にかけてはイヤな臭いが出やすい季節!原因を知って、衣類の臭いがひどくなる前に対策をしておきましょう。

クローゼットが臭う原因

クローゼットは、普段、扉をしめて収納していることが多いのではないでしょうか。そのため、換気が充分に行われず、内部の空気が停滞し、湿気がたまりやすい場所です。さらに、服についた砂ぼこりや皮脂汚れ、汗、食べこぼしなどが残ったまま、洗わずにクローゼット内に収納すると、汚れから臭いが発生してしまいます。放置すると、クローゼット内の湿気によりカビが発生し臭くなり、他の衣類まで臭いが染みついてしまう可能性もあるでしょう。

梅雨は外の湿度の影響で、冬は結露の影響でクローゼット内のカビが繁殖しやすくなるため、一年を問わず、お掃除は必須。カビは、衣類やバッグ、帽子などのファブリック類だけでなく、壁自体にもつきやすいので小まめに換気をかねてカビチェックすることが大切です。

クローゼットの消臭対策

クローゼットの匂いの原因はさまざまです。服についた汚れから発生するもの、カビや湿気から発生するものなど、根本となる原因は異なります。ですが、消臭対策としては服の汚れを落とすことや、クローゼット内部を掃除するのが基本。具体的な方法を紹介します。

クローゼット内部を乾燥させる

クローゼットの消臭対策としてビニール袋を外す

クローゼット内部のこもった臭いの原因の1つが、服に染みついた汚れや湿気。クリーニング後の服でも、臭いが発生することがあります。着用した衣類は洗濯かクリーニングしてから保管するようにしましょう。クリーニングからもどったら、湿気がこもっていることがあるので、ビニールを外して衣類を乾燥させてからクローゼット内に保管します。

また、よく乾燥した日に、たまに扉をあけて風を通して換気したり、衣類を陰干して乾燥させたりすることで湿気がこもりにくくなります。自宅で洗濯できない素材は、衣類用ブラシでしっかりホコリを落とすと良いでしょう。普段そでを通す機会の少ない礼服などは、放置していると湿気がついてカビが発生することもあります。いざというときに困らないように、定期的に干してカビの確認をすると良いでしょう。

クローゼットを掃除する

臭いが続くのは、クローゼットそのものにカビが生えていたり、ホコリがたまっていたりすることが原因かもしれません。衣替えをする機会がないクローゼットの場合、1年に2度はしっかり掃除をして、カビの発生を抑えましょう。消臭対策として行いたいお掃除方法をご紹介します。

①衣類を出して乾燥させる

クローゼットの消臭対策として、カバー類も開けて風を通す

クローゼット内の衣類をすべて出し、風を通します。カバーのある衣類は、カバーの口をあけて通気を良くすると良いでしょう。クローゼット内の掃除が終わるまで、しっかり陰干して湿気を飛ばします。

②ホコリ取り

クローゼットのすみずみまで掃除機をかけている様子

クローゼットが空になったら、内部のホコリを掃除機で吸い取ります。壁と床の境にホコリが溜まりやすいので、重点的に取りましょう。

クローゼットのパイプ、ポール類の汚れを拭き取る

洋服ハンガーやポール等にもホコリがたまるので、クロスで拭き取ります。

③アルコールで拭く

クローゼット内部にアルコール入りの消毒スプレーを吹きかけて拭き取る

カビの発生を防ぎ、清潔な状態を保つため、アルコール入りの除菌スプレーで壁や床、天井を拭きます。一見カビがなさそうな場所でも、拭き取るとクロスが黒ずむことがあります。カビ予防もかねて、汚れていない場所も拭いておきましょう。

ただし、ウォークインクローゼットの場合、アルコール入りスプレーを使用すると、床のワックスが剥がれる場合があります。目立たない場所で試してからお掃除してくださいね。

④クローゼット内部をしっかり乾燥させる

服を取り出して空っぽになったクローゼットを乾燥させている様子

扉をあけてアルコールをしっかり乾燥させます。アルコールを使っていても、湿気が残っていると、服に吸着して、衣類のカビの原因になるかもしれません。

クローゼットに服を収めた内部の様子

衣類もしっかり乾燥させてから戻します。

除湿対策を忘れずに

クローゼットのカビ対策として隅に除湿剤を設置した様子

クローゼット内部を掃除して、しっかり乾かしていても、扉を閉めて換気が滞ると、また湿気がこもってしまいます。湿気とりを置いて、乾燥した状態を保ちましょう。特に湿度の高い季節はタンクタイプの除湿剤を設置しています。設置場所はクローゼットの下の方においておくと安定します。大きなクローゼットには大容量タイプがオススメ。取り替えサインは小まめにチェックしてくださいね。

除湿と同時に消臭できるタイプもありますが、これから紹介する「ダニよけシリカ」と併用する場合、アロマの香りも吸って効果が減ってしまうので、あまりオススメしません。ダニよけシリカ以外の防虫アイテム等を使う場合でも、相性を考えて除湿剤を選ぶと良いでしょう。

消臭・防虫対策にウッディラボの「ダニよけシリカ」

ダニよけシリカのパッケージと小袋

クローゼット内部は消臭だけでなく、防虫用のアイテムを使うことが多いのではないでしょうか。いろんなアイテムがありますが、我が家では消臭や防虫が1つで実現できるシリカゲルを使っています。シリカゲルなので除湿もできて便利です。

ウッディラボの「ダニよけシリカ」とは

ウッディラボの「ダニよけシリカ」は、ダニが嫌うアロマの香りでダニよけが期待できるシリカゲル。家じゅうに使っていますが、クローゼット内でも大活躍です。香りはとっても爽やかなアクアグリーンの香り。クローゼット内に設置すると、開けるたびに、爽やかな香りが部屋に広がります。置くだけで90日効果が持続し、香りがなくなったあとはシリカゲルとして再生可能。殺虫成分を使っていないので、大人用の衣類だけでなくベビー用品の保管にも良さそうですね。他の防虫剤との併用も可能ですが、これ1つでもしっかり防虫できるので便利です。嬉しいのはクローゼットから衣類を出してすぐに着ても、防虫剤のにおいの心配がないこと。においをいっさい気にせず、爽やかな香りのまますぐ外出できます。娘には外出先で「いいにおいがする」とほめられました。

クローゼットの消臭のために、消臭スプレーを使われる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、ダニよけシリカと併用すると、防カビの働きがあるアロマの香りが減ってしまいます。併用する場合は、先に衣類に消臭スプレーをしてしっかり乾かしてから、ダニよけシリカを使用してくださいね。

クローゼット内でのダニよけシリカの使い方

コートのポケットにダニよけシリカを入れている様子

1袋5gとコンパクトサイズなので、衣類のポケットに直接入れたり、衣類カバーのポケットに入れたりと、手軽に使えます。

洋服カバーのポケットにダニよけシリカを入れている様子

またカバンの中やキャリーケースに入れておけば、ダニよけにもなり、シリカゲルによる除湿効果でカビの心配もありません。ボストンバッグのような大きなカバンの場合は2~3個入れています。

旅行用バッグのポケットにダニよけシリカを入れている様子

ケースを使えば、吊るして利用できるので、クローゼット内全体の消臭も可能です。100円均一ショップで販売されていた除湿用ケースにシリカゲル3つ入れました。

ダニよけシリカをケースに入れて吊り下げるイメージ

よどみがちなクローゼット内もアロマスプレーをしたような爽やかさに。手軽に使えて本当に便利です!

クローゼットの臭いの主な原因は汚れと湿度。対策して消臭を!

ダニよけシリカを使えば、湿気を防ぎ、さらにアロマの香りで衣類にダニを寄せ付けることもありません。収納しっぱなしの衣類のカビの心配も不要になり、不安が1つなくなりました。ダニよけシリカはクローゼットの衣類収納に欠かせません。イヤな臭いの原因になる湿気が軽減されるだけでなく、さわやかなアロマの香りが心地よいですよ。ダニよけシリカを活用するためにも、クローゼット内部を定期的にお掃除することが、とても大切です。

よしママ

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元家庭科の小学校教諭。40代の2児の主婦。子どものハウスダストアレルギーをきっかけに掃除にはまり、ブログ「節約ママのこだわわり掃除」を開設。お掃除、ラク家事...

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