サッシの掃除にはコレ!汚れたサッシのお掃除方法と便利アイテムのご紹介

なんとなく手間がかかりそうで、つい後回しになってしまうサッシの掃除……。掃除機だけではきれいになりにくく、掃除がしにくい場所ですよね。しかし、気が付いたらあっという間に汚れて、ホコリやゴミがいっぱいに! たまの大掃除として、しっかりサッシをきれいにしてみませんか? 今回もお掃除ブロガーのよしママさんに、サッシのお掃除方法や便利アイテムをご紹介いただきました。

サッシは、窓を開けたり閉めたりする部分で、外部の砂や汚れが入り、汚れやすい場所です。さらに、外気の影響を受けやすいため、結露が起きやすく湿気も溜まりやすいのが難点。掃除をせずにそのままにしておくと、サッシ周りがカビ臭くなったり、場合によっては、カーテンまでカビが広がったりしてしまうこともあります。今回はサッシの掃除方法と、カビ対策について紹介します。

お掃除前にチェック!サッシの汚れの種類

サッシのホコリやごみを取り除く

サッシの汚れには、屋外からのついたものと、室内側からついたものの大きく2種類があります。

外からの汚れには、花粉や砂、排気ガスの粉塵が挙げられます。またクモやアリなどの虫が侵入して、クモの巣ができたり、虫の死骸が落ちていたりすることもあります。

一方で、内部からの汚れには、衣類や布団などから落ちたホコリや糸くずのほか、生活する中で落ちる髪の毛やコミなどがあります。加えて、気になるのが、結露によるカビです。サッシについたカビはしぶとく、レールの隅や窓の枠自体にも発生して、臭いの原因にもなります。砂やホコリなどは簡単におとせますが、カビが発生してしまうと、砂やホコリがカビと一緒に固まって頑固な汚れとなり、なかなか簡単には落せなくなってしまいます。カビが発生しているときは、早めに落とすことで、今後のお掃除が楽になりますよ。

サッシの掃除方法

ここからは、我が家で行っているサッシにお掃除手順を紹介します。カビへの対応も踏まえて、お掃除時にはマスクの着用をおすすめします。

①汚れを軽く払う

サッシのゴミを掃除機で吸い取る

まず、ざっと汚れを落とします。砂がレールにたまっている場合、乾いた刷毛で外に砂ぼこりを落とすか、掃除機でかるく吸っておくと、このあとの掃除が楽になります。ただし、カビが発生している場所には掃除機は使用しないこと。カビを掃除機で吸い込むと、内部に入り込み、そのまま室内で使用したときに部屋全体にカビを広げてしまいます。刷毛やブラシで外へ払う程度にしておきましょう。

②洗剤をつける

サッシに中性洗剤をかける

軽い汚れであれば、中性洗剤で落とせます。お掃除用の中性洗剤がない場合には、食器用を薄めて使う方法もあります。結露によるカビが発生していて、中性洗剤でも落せない場合は、塩素系のカビ取り剤を使用して、しっかり除去しましょう。

サッシにジェル状のカビ取り剤をつける

ジェル状のカビ取り剤であれば、気になる場所にしっかり張りつくのでオススメです。カビが気になる場所に、カビ取り剤を塗布し、5分程度放置します。(使用するカビ取り剤によって使用方法が異なるため、確認してくださいね。)カビ取り剤を塗布したまま、長時間放置しているとレールが傷み、変色する原因になります。取扱説明書に従って使用するのはもちろんですが、変色等が気になる場合には、必ず目立たない場所で試してから使用してください。窓の真下に、植物を育てている場合には、塩素系漂白剤の使用はNGです! 植物が枯れてしまうので、サッシから外に流さないように気をつけてください。

③ペットボトルブラシで、こすりながらすすぐ

サッシの汚れをブラシ付きのペットボトルでこすり洗いする

サッシのこすり洗いには、ペットボトルの口に取り付けられるブラシを使うのがおすすめです。100円均一ショップで販売されています。オススメはダイソーのロングセラー商品「ペットボトル+スリムブラシ」。水を使わないときは、ストッパーで止めるだけで、ブラシとして使えます。

カビやゴミがたまりやすい角は、水を出しながらブラシの先で細かくかきだすようにして磨きます。ブラシがスリムで、角度があるので角にフィットしやすいのが本当に便利です。

汚れをブラシでこすり落としながら、水を出して、洗剤が残らないよう洗い流します。水は排水用の溝に押し出すように流しきりましょう。水を流すことができない場合には、濡らしたウエスや使い捨ておしぼりなどで拭き取ります。割りばしなどを使って隅の汚れをかきだすと、キレイになりますよ。

④水気を拭く

乾いたぞうきんでサッシの水けを拭き取る

最後に、古いタオルや乾いたぞうきんなどを使って、レールの水気をしっかり拭き取ります。角の水気は乾きにくいので、押さえるようにして重点的に拭きます。窓をあけてしっかり乾かしてくださいね。水が残ってしまうと、かえってカビの原因になるので、きちんと乾かすのがポイントです。

⑤サッシ掃除の仕上げに、虫よけスプレーを

サッシに虫キライスプレーをかけて虫よけ対策をする

サッシの掃除が終わったら、ついでに虫対策も行っておきましょう。今回は、レール周りにウッディラボの「虫キライスプレー」を使用しました。水気を拭き取り、乾いた状態で網戸やレール部分にスプレーします。ハーブの香りで、風が室内に入るときにも良い香りが広がります。ついでに、網戸にも室内から外に向けてスプレーしています。天然成分由来の虫よけスプレーなので、安心して使用しています。

掃除後は嫌なにおいがなくなり、虫キライスプレーの「ウッディシャワーの香り」で室内がリフレッシュされました。主成分である「レモンユーカリ」には蚊の忌避効果があるそうです。コバエ、カメムシ、アリ、クモ、ダニなどの害虫の侵入も防いでくれるそうで、うれしいですね。こちらの虫よけスプレーは、レールだけでなく、玄関やベランダ、三角コーナーなど家じゅうあちこちに使っています。赤ちゃんがいるご家庭には、ベビーカーに使うのもいいですね。

 サッシ周りのカビ予防に。おすすめの便利アイテム

どんなに気を付けていても、窓まわりはカビが発生しやすい場所。我が家では、予防アイテムを上手に使ってサッシ周りのカビ対策をしています。おすすめのアイテムを紹介します。

①カビ予防マスキングテープ

サッシのフチにマスキングテープを貼り、カビ予防をする

サッシ部分や窓枠、窓のパッキンには、「カビ予防マスキングテープ」を利用しています。100円均一ショップでも売られている大容量タイプがオススメ。色も黒やグレー、白などがあり、窓枠や壁紙の色に合わせて貼ると目立ちません。また幅広タイプや細いタイプもあるので、場所によって使い分けるといいですね。サッシレールに貼りやすいのは、幅の細いタイプ。汚れたらテープを貼り替えるだけなので、掃除がとっても楽になりますよ!

②ダニよけシリカ

窓際にダニよけシリカを置いておく

窓まわりは外気との差で結露が起こりがちです。窓ガラスだけでなく、カーテンや窓枠、壁紙、家具、畳など周辺まで、結露が起こりやすく、カビの原因になります。

カビ予防には、湿気対策を考えて、除湿アイテムを併用するようにしています。我が家で使っているのは、ウッディラボの「ダニよけシリカ」です。

テーブルに置かれたダニよけシリカ2種類

寝室では、窓に近い場所にある枕カバーの中に忍ばせたり、布団のシーツの中に入れたりしています。「ダニよけシリカ」は、基剤がシリカゲルなので湿気対策にも使えます。天然精油の香りでダニを寄せ付けなくする効果もあるので重宝しています。この香りが家族は大好きで、取り替え日を楽しみにしています。ダニ対策と同時に、湿気対策ができるのが便利ですね。

そのほか窓の近くのタンスには、多めに入れています。小袋タイプなのでソファーやクッションなど、湿気のたまりやすいファブリック類にも使えるのがいいですね。結露の影響でカビが発生しやすい北側の外壁に面した押し入れも要注意! 押し入れの中に収納している、ラグやシーズンオフの洋服収納にも「ダニよけシリカ」を入れています。

さらに嬉しいことに、香りがなくなっても天日干しすれば、除湿剤として再利用できます。何度も使えて、お得感がありますね。

サッシのお掃除は、便利アイテムを活用して、ささっと済ませよう!

サッシ周りには、いろんな種類の汚れが混じり掃除がしにくくなっています。特にカビはそのまま放置しておくとサッシ全体に広がってしまいます。軽い汚れのうちに小まめにお掃除するのがベター。便利なアイテムを使って、サッシ周りを清潔に保ちましょう。

よしママ

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元家庭科の小学校教諭。40代の2児の主婦。子どものハウスダストアレルギーをきっかけに掃除にはまり、ブログ「節約ママのこだわわり掃除」を開設。お掃除、ラク家事...

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