分厚いマットレスのダニ対策はどうすればいい?種類ごとの対策をご紹介

ベッドのマットレスは、日々の睡眠を支えてくれる大切な存在です。しかし、この分厚いマットレスにダニが発生してしまったら、奥の方のダニはちゃんと駆除できるのか?と不安になることがあるかもしれません。生きたダニの場合、分厚いマットレスの奥の方に動いてしまうと、完全に取り除くことは難しいものの、ダニ対策によって被害を抑えることができます。今回は、分厚いマットレスのダニ対策を紹介します。

【種類別】分厚いマットレスのダニ対策

分厚いマットレスには、主にウレタンマットレスとスプリングマットレス、ファイバーマットレスがあります。それぞれのマットレスの特徴やダニ対策について、詳しく見ていきましょう。

ウレタンマットレス

ウレタンマットレスは、ウレタン素材でできたマットレスのことです。ウレタンマットレスはほこりやごみが溜まりにくく、コットンを使っていない製品が多いことから、ダニが繁殖しにくいと言われています。しかし、全くダニが発生しないわけではありません。また、ウレタンマットレスは通気性があまりよくありませんので、しっかりとダニ・カビ対策をしておく必要があります。

ウレタンマットレスの厚みは、約10cmのものが多く見られます。ウレタンマットレスは柔らかく体にフィットしやすいので、薄くても快適に眠れます。しかし、薄すぎると床の硬さを感じることがあったり、寝返りがしにくくなったりします。

ウレタンマットレスには、低反発と高反発があります。低反発のウレタンマットレスとは、反発弾性率が15%のものを指し、耐圧分散性が非常によく、弾性はほとんどありません。一方、高反発のウレタンマットレスは、柔軟性があって体にフィットし、跳ねるような弾性があるのが特徴です。

ダニよけアイテムのダニ対策が有効

ダニは熱に弱い虫ですが、ウレタンも同じく、熱に弱い素材です。そのため、ウレタンマットレスの場合は、布団乾燥機によるダニ退治はおすすめできません。普段からダニよけアイテムを活用して、ダニを寄せ付けないことが大切です。すでにダニが増殖している可能性があるなら、ダニを集めて駆除するダニ取りシートを使ってみるのもおすすめです。

マットレスカバーは、外して定期的に洗いましょう。お伝えしたようにダニは熱に弱いので、60~70℃の熱湯で洗うか、洗ってから乾燥機にかけると、多くのダニを退治できるでしょう。

マットレス自体の汚れが気になる場合は、専門業者を利用して、ダニ駆除も含めたクリーニングを依頼してみるのも良いでしょう。

スプリングマットレス

スプリングマットレスは、内部にスプリング(バネ)が入っているマットレスのことです。スプリングマットレスには、ボンネルコイルマットレスとポケットコイルマットレス、特殊コイルマットレスの3種類があります。今回は、一般的なポケットコイルマットレスについて、解説します。

ポケットコイルマットレスは、点で支える構造となっており、バネによる柔軟なサポート性が最大の特徴です。ポケットコイルマットレスの場合、厚さの目安は約15cm。これより薄すぎると、コイルとの感触が気になることもありますし、体圧分散が悪くなることもあります。特に、ポケットコイルマットレスは、詰め物のウレタンフォームによって、体圧分散性や耐久性が変わってきます。

ポケットコイルマットレスの場合、スプリングの間に空間があるため、マットレス内部の通気性はやや高く、手入れ次第では、マットレスの寿命の目安である10年を超えて長持ちさせることもできるでしょう。

布団乾燥機でダニを退治しよう

スプリングマットレスは熱に強いので、布団乾燥機によるダニ駆除が可能です。ただし、一度だけで多くのダニを駆除するのは難しいため、2~3日連続で行うとよいでしょう。ダニ予防のために、定期的に布団乾燥機を使用されることをおすすめします。

なお、ダニを駆除した後は布団の上にダニの死骸が残るため、掃除機でそれを除去するのを忘れないようにしましょう。

スプリングマットレスをクリーニングできる業者もありますので、クリーニングを依頼するのもおすすめです。

ファイバーマットレス

ファイバーマットレスは、プラスチックの一種であるポリエチレンを繊維状にした素材を編み込んで作られたマットレスです。無臭なので、においに敏感な人でも使いやすいという特徴があります。

ファイバーマットレスは硬くて面で支える構造なので、体圧分散性は低いものの、弾力性が高く寝返りがしにくくなっています。通気性は高いのでダニやカビが発生しにくく、マットレスの中では唯一水洗いができます。

ファイバーマットレスの厚さは、15㎝程度のものが多いでしょう。

定期的な水洗いでダニ対策を

ファイバーマットレスは、水で丸洗いが可能であるため、定期的に水洗いをしてダニ対策をしましょう。水洗い後は、しっかりと乾かすことが大切です。ただし、直射日光に当ててしまうとマットレスが劣化する恐れがあるため、陰干しで乾かすようにしましょう。

一方で、ファイバーマットレスは熱に弱いので、布団乾燥機は使用しない方がよいでしょう。カバーは外して洗濯し乾燥機にかけると、ダニ対策ができます。

マットレスは大きく、水洗いは大変なので、クリーニングを依頼するのもよいでしょう。また、普段のダニ対策として、ダニよけアイテムを活用すると、ダニが寄り付きにくくなるのでおすすめです。

今日から始めよう!分厚いマットレスのダニ予防

分厚いマットレスにダニが発生してしまうと、駆除するのも大変です。普段からダニ予防を心がけましょう

まずは、マットレスにはこまめに掃除機をかけること。掃除機をかけると、表面にいるダニは、ある程度除去できますし、ダニアレルギーの原因となる死骸やフンも取り除けます。ただし、生きたダニはマットレスの奥に逃げてしまうため、完全には取り切れないことを覚えておきましょう。

また、マットレスは風通しの良い場所に立てかけて乾燥させると、底にたまった湿気を逃がすことができ、ダニのエサになるカビの発生を減らすことができます。さらに、ダニ予防シーツやマットレスカバー、除湿効果のある敷パットを使用すれば、ダニの発生は抑えられるでしょう。そして、シーツはまめに洗濯し、ダニのエサがつかないようにしておきます。

加えて、寝室内をよく換気しておくのも大切です。その際、掛け布団はめくっておいた方が、マットレスにこもった湿気を解消しやすくなります。そのほか、マットレスを裏表上下左右、定期的に入れ替えると、一気に湿気が溜まるのを防止でき、ダニ対策にもなります。

マットレスのダニ対策について、詳しくは、以下の記事もご覧ください。

便利なダニよけアイテムも活用してみて!

ダニよけアイテムを使うと、どんなタイプのマットレスでも簡単にダニ対策ができます。ウッディラボの「ダニよけシリカ」は、香りの力でダニを寄せつけません。香りが広がる範囲でダニにアプローチするので、マットレス全体に香りが残るように使用するとよいでしょう。

具体的な使い方としては、ダニよけシリカをマットレスと布団の間に入れておく、一袋分をマットレスの上に敷き詰めて2~3時間おいて回収するなどの方法もあります。

ダニよけシリカを初めて使用するなら、2種類の香りが一緒に届くお試しセットがおすすめです。

分厚いマットレスのダニ対策は日々の予防が大切

分厚いマットレスの場合、ダニが発生すると奥の方まで確実に取り除くことが難しいため、普段からダニ予防をしておくことが大切です。寝具はこまめに掃除し、湿気対策もしっかり行いましょう。天気の良い日には、換気するだけでもダニ対策になります。快適な眠りのためにも、マットレスのダニ対策を習慣にしてみてはいかがでしょうか。

woody-lab.uo

2,165,999 views

ウッディラボのルーツは、1947年創業の家具屋。木に携わり、木のおかげでこれまで事業を続けてきました。もっと木の良さを活かし、お客様の役に立ちたい。そんな思...

プロフィール

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。