お風呂の換気扇掃除を終わらせよう!お掃除のポイントをご紹介

浴室掃除のなかでも、高い場所にある換気扇は、後回しになりがち。普段お掃除していないからこそ、大掃除のタイミングで、お風呂の換気扇までキレイにお手入れしてみませんか?今回も、お掃除ブロガーのよしママさんに、お風呂の換気扇の掃除方法やポイントをお聞きしました!

お風呂に設置してある換気扇の内部は湿気を吸い込むだけでなく、埃も吸い込むのでかなり汚れています。お風呂で過ごすせっかくのリラックスタイム、清潔な空間で過ごしたいですよね。シロッコファンとプロペラタイプのお掃除方法と、汚れを予防するコツを紹介します。

 お風呂の換気扇掃除をするタイミングは?

お風呂の換気扇をお掃除するタイミングは、4~5か月に一度程度が理想です。フィルターを取り付けているなら、週に1度を目安に取り換えるようにしましょう。

お風呂にある換気扇は、吸い込んだ埃が内部にたまりやすい構造になっていることがほとんどです。湿気に吸着して埃が蓄積しやすいため、そこからカビが発生することもあります。たまった汚れを放っておくと異音がしたり、吸い込む力が弱まったりする可能性もあるため、できればこまめにお手入れしたいところ。また、吸い込む力が弱まってしまうと、湿気を逃すことができず、浴室にカビが大繁殖することも。しかも、換気扇内にカビが繁殖した場合、使うごとに、カビ菌を広げてしまうかもしれません。衛生面や健康面を考えると、手間はかかりますが、換気扇は定期的にお掃除したいですね。

お風呂の換気扇掃除のやりかた(シロッコファンタイプ)

浴室の換気扇には、シロッコファンタイプとプロペラタイプの2つがあります。シロッコファンとは、筒状の形で、縦長の細長い板状の羽根がついている換気扇で、吸い込んだ空気を、ダクトを通して排出しています。一方、プロペラタイプは、3~4枚の羽根が回って換気するもので、吸い込んだ空気を直接屋外に排出する仕組みです。

ご自宅の換気扇タイプによってお掃除方法が異なりますが、ここでは、シロッコファンタイプのお掃除を詳しく紹介しましょう。

換気扇(シロッコファン)のお掃除前に

掃除を始める前に、取扱説明書に必ず目を通し、外し方を確認しましょう。また、お掃除をするときは、電源を切り、足場が安定した状態でファンを外す必要があります。事前にブレーカーを切っておくと、間違ってスイッチが入らないので安心です。足場が濡れていたら乾かしてからお掃除してください。

また、外す際に、埃が落ちてくるのでマスクやゴーグルを着用しておくと安心です。

換気扇(シロッコファン)の外し方

ファンの外し方はメーカーによって異なるため、必ず説明書を確認してください。以下の外し方はあくまで参考です。

シロッコファンのカバーを外している様子
  1. カバーを外す

V字型の針金をはさむようにして両手で持ち、ゆっくり下に下げて外す。※撮影のため写真は片手になっています。

シロッコファンの羽根を外している様子
  1. 埃受けを外す

つまみ部分を押してゆっくり引き出します。あとで、カバーと埃受けは洗います。

シロッコファンの羽根を外している様子
  1. シロッコファンを外す

外せる場合は、外して丸洗いしましょう。中心にあるキャップを外し、つまみながら引き出せました。外せないタイプもありますので、その場合には、古歯ブラシなどを使って、ホコリを取り除いてください。

換気扇(シロッコファン)をお掃除する

お風呂に取り付けられた換気扇(シロッコファン)を外したら、カバー、埃受け、ファン部分をそれぞれ洗います。また、取り外した後の換気扇内部も拭き取るため、お掃除用のブラシやウエス、洗剤を用意しておきましょう。

シロッコファンの羽根にバイオサイクル浴室洗面台パイプ用濃密泡タイプを塗布している様子
  1. 泡タイプの洗剤を、カバーや埃受け、ファンに塗布する

泡タイプの洗剤を使用すると、汚れが落ちやすいです。今回、使用した洗剤は、ウッディラボの「バイオサイクル浴室・洗面台パイプ用濃密泡タイプ」

濃密な泡で吸着力が強く、垂れずに汚れに密着してくれます。バイオの力で汚れを浮かせ分解してくれるのですが、流れた泡が排水管に届くと、排水管の汚れも分解してくれる優れものです。さらに、汚れ防止効果もあるのが嬉しいですね。
特に汚れが落としにくい羽根に泡をしみ込ませておきましょう。

シロッコファンの羽根についた汚れをブラシで落としている様子
  1. ブラシを使って細かい汚れを落とす

細かいところは、100円均一ショップで購入した急須ブラシを使っています。大きさ別のブラシが複数ついているので、隙間の大きさに合わせてお掃除することができます。

ファンの羽根部分の細かい汚れを綿棒で落としている様子

ブラシが届きにくい一番奥は、綿棒でこするのがおススメです。

  1. 洗剤を洗い流す

汚れをこすり洗ったら、泡や洗剤が残らないように水洗いし、しっかり乾燥させます。

シロッコファン内部を雑巾で拭いている様子
  1. 内部を拭く

バイオサイクルをしみ込ませたウエスや濡れ雑巾で、内部を拭きあげます。内部が汚れていると、雑巾が真っ黒になります。仕上げにきれいな雑巾で拭きます。

  1. パーツを戻す

乾いたらパーツを戻します。戻し方に不安があるときも、取扱説明書を確認すると良いでしょう。

お風呂の換気扇のカバーを取り付けて掃除を完了
  1. 換気扇の動作チェック

電源を入れて、換気扇が回ることを確認してください。掃除後は、換気扇の音が静かになり、吸い込む力もアップします。異音がする場合、きちんと取り付けられていない可能性があります。その場合には、必ず、再度、電源を切り、パーツが正しく取り付けられているかを確認しましょう。

お風呂の換気扇(シロッコファン)掃除~ビフォーアフター

<お掃除前>

シロッコファンの羽に埃がびっしりついて黒ずんでいました。前カバーにも埃がついていました。

<お掃除後>

全体の埃が取れて、サッパリしました。シロッコファンはほぼ汚れが取れて真っ白になりました。

換気扇が外せない場合やプロペラタイプのお掃除方法

シロッコファンタイプの換気扇を掃除する方法を紹介しましたが、換気扇の羽部分が取り外せないものもあります。また、プロペラタイプの場合には、お掃除方法が少し異なります。それぞれ簡単にお掃除のやり方を紹介しましょう。

ファンやカバーが外せない場合

ファンが外せない場合も、準備するものは、シロッコファンと同じです。電源を消し、足場を乾燥させた状態にしてください。用意するものは、掃除機とストロー、養生テープです。

カバーだけ外せる場合には、カバーを外して、洗剤をつけて汚れを落とし、水洗いした後に乾かします。

まずは換気扇全体の埃を取り除くため、掃除機を使います。掃除機の細いノズルにストローをピッタリ入れて、専用掃除ノズルを作ってみましょう。我が家の掃除機には、9本のストローが入りました。

掃除機のノズルにストローを取り付けている

抜けないようにガムテープや養生テープなどでしっかり固定した後、ストローの先をはさみで斜めにカットします。角度をつけすぎるとお掃除しにくいので、少しだけ斜めにカットするのがポイント。

ストローの先を斜めにカットしたもの

ストローがフィットして隙間に入りやすくなるので、掃除機で埃が落としやすくなりました。

お風呂の換気扇に、ストローをつけたノズルを使って掃除機を使用している様子

あとは、掃除機のノズルを換気扇に向けて、埃を吸い取ります

カバーが外れる場合には、内側を雑巾やウエスで拭き取り、汚れを落としましょう。最後にカバーをつけたら、動作チェックを行います。

プロペラタイプのお掃除方法

プロペラタイプをお掃除する場合、カバーやプロペラが取り外せるかを取扱説明書で確認してください。

準備するものは、外せるシロッコファンと同じです。必ず電源を切り、水気のない足場を作りましょう。あとは、カバーやプロペラを外して、それぞれ洗剤を使って汚れを落とし、水洗いして乾燥させます。本体側は、洗剤をつけた雑巾やウエスを使って汚れを落とした後、乾燥した雑巾やウエスでからぶきします。洗ったパーツが乾燥したら、元に戻して終了です。

お風呂の換気扇をきれいに保つコツ

手間のかかるお風呂の換気扇掃除が終わったら、できるだけきれいな状態がキープできるようにしたいですよね。きれいに保つコツを紹介します。

フィルターがあるタイプは、小まめに洗う

フィルターがあるタイプの換気扇なら、小まめにフィルターを外して埃を取り除きましょう。換気扇は、長時間使用することが多いため、埃がたまりやすくなっています。週に一回の目安でお掃除するのがおすすめです。

アルコールスプレーで除菌する

お風呂の換気扇掃除後に、ファンやカバーにアルコールスプレーを吹きかけている様子

バイオタイプの洗剤であれば、防汚の働きがありますが、違う洗剤を使用する場合には、仕上げに除菌をしておくのがおすすめ。洗い終えたフィルターや前カバーの水気が乾いたら、アルコールスプレーを吹きかけます。本体側には直接吹きかけないようにしましょう。アルコールで除菌でき防カビも期待できます。アルコールが乾いたら再び取り付けます。

浴室用換気扇フィルターをとりつける

換気扇カバーに、フィルターを取り付けている様子

浴室換気扇用のフィルターを取り付けると、内部に埃が入るのを防げます。ただし、フィルター交換をこまめに行うのがポイント。フィルターに汚れがたまった状態が続くと、フィルター自体にがカビが発生するほか、吸い込む力が弱まります。

浴室に防カビアイテムを取り付ける

お風呂の天井にお風呂の防カビアロマPREMIUMを貼り付けている

換気扇内部は湿気がこもりやすく、カビの発生源になることがあります。ただ、換気扇だけをお掃除しても、浴室内にカビが発生していると、換気扇にもカビの胞子が流れ込み、広がってしまうかもしれません。

お風呂の天井や壁に防カビアイテムをつけると、浴室全体だけでなく換気扇も同時にカビ予防を手助けしてくれます。ウッディラボの「おふろの防カビアロマPREMIUM」は貼るだけでカビ予防できる優れもの。アロマの香りで、お風呂全体が優しい香りに包まれます。塩素系不使用なのに除菌効果もあり、バスタイムを快適に過ごせますよ。

お風呂は換気扇まで掃除して、すっきりきれいな空間に

浴室の換気扇は、キッチンの換気扇と比べて、油汚れなどはなく、簡単にお掃除できる場合がほとんどです。換気扇の取り外し方を一度覚えたら、次回からの掃除もスムーズになりますよ。掃除中は水が真っ黒になることも。定期的にお掃除していても、こんなに汚れていたのかと毎回びっくりさせられます。掃除後はサッパリしてバスタイムが驚くほど快適になりますよ。換気扇の音が気になる方もぜひ試してみてくださいね。

キッチンやトイレの換気扇掃除は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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