押し入れの掃除が楽になる!押し入れの片付け方とカビ対策についてご紹介

押し入れの掃除がなかなか行き届かない、片付けるチャンスがない人も大掃除を機に押し入れの中もきれいに整えませんか? 押し入れの中がギュウギュウで、手前に物が多くて奥のものを取り出すのが億劫だったり、奥にあるものが動かしにくかったりして、ついついお掃除をさぼりがちかもしれません。放置していると、換気不足になり、場合によっては匂いがこもったり、カビが発生したりする可能性があります。カビリスクが高い押し入れだからこそ、定期的に物が動く工夫をし、お掃除チャンスを増やすことが大切です。今回は、押し入れの掃除を楽にするポイントと便利なカビ対策アイテムについて紹介します。

押し入れのお掃除は、定期的に行うことが大切

押し入れのお掃除自体は、とても簡単です。ホコリを掃除機などで取り除き、軽く水拭きしたあと、換気を良くして、乾燥させれば完了です。カビやダニはほこりをエサとして繁殖します。また、目に見えないカビやダニはホコリの中に隠れているので、まずはしっかりと掃除機で吸い取るところから。もしカビが発生していたら、カビをしっかりふき取った後、アルコールスプレーを吹きかけ、しっかり乾燥させましょう。ふすまのサンにゴミがたまりやすいため、押し入れはふすまを外して、しっかりお掃除したいですね。あとは、できるだけ換気を行いながら、定期的にお掃除をすることが大切です。

押し入れのお掃除チャンスを増やそう!整理のポイント

押し入れのお掃除方法を紹介しましたが、迷うことは少ないかもしれません。どちらかというと、モノがいっぱいに詰まった押し入れをお掃除するのが面倒、機会が少ないという方が多いのではないでしょうか。ここからは、押し入れの掃除を楽にするための、整理術について解説します。

押し入れの中に何があるのか、把握する

思い出の品、本などが詰まった段ボール、数年前に夢中だった趣味の品など、重たい荷物が長年、押し入れの奥に眠っていませんか? 使わないものを詰め込んでいると、ますます押し入れの中を動かす機会が少なくなります。特に、最も取り出しにくい下段の奥に入れてしまうと、掃除がより億劫に。お掃除しやすい押し入れにするために、一度すべて出して整理し、配置を見直してみましょう。

下段の奥は、取り出す機会が多いモノを入れる

押し入れの中でも、下段の奥には、定期的に動かせるように季節アイテムを入れるのがおすすめです。例えば、オフシーズンの服や客用布団、イベント用品、季節アイテムなどを入れておくと良いでしょう。取り出す機会があるため、その都度、押し入れの中の空気を大きく入れ替えることができます。その際、たまったホコリもついでにササっとお掃除できるといいですね。

キャスター付きのアイテムを利用して動かしやすく

押し入れに入れるモノは、できるだけ動かしやすいような工夫を。すのこにキャスターをつける、キャスター付きの収納ボックスを取り入れると、押し入れの奥の物も動かしやすくなります。ただし、総重量には注意しましょう。キャスター付き収納棚に、本を詰め込んだところ、取手や棚が重量で壊れてしまい、簡単に動かせなくなってしまう…なんてことも。プラスチック製・スタッキングできる収納引き出しにキャスターをつけて使っていた際も、重量でキャスター取り付け箇所のプラスチックが割れて、引き出しが引っかかってしまい引き出せなくなるような場合もあります。重くなりすぎないように気を付けるとよいでしょう。

細かいものはボックスにまとめて動かしやすくする

手前に細々したモノをそのまま置いてしまうと、片付けの手間が増え、奥にあるモノも取り出しにくくなります。押し入れは奥行きがあるので、手前にスペースがあると、ついつい置いてしまいがちです。一時的に収納するモノや、細々したモノが多い場合には、ボックス等に入れて整理するとよいでしょう。

掃除しやすい押し入れに!アイテム別、押し入れの整理術

動きのある押し入れを目指すとき、どこに、何を入れるかを考えることが大切です。家庭によって押し入れにしまうものが異なるため、アイテム別に押し入れを整理するポイントについて解説します。

毎日使う布団は、上段の取り出しやすい場所に

普段使いのお布団は、毎日、出す・しまうを繰り返すので、押し入れの中の換気がしっかりできます。布団を出している間に、押し入れの奥まで掃除できるため、キレイが保ちやすいでしょう。どの場所に入れても問題ありませんが、上段の取り出しやすい場所がおすすめ。ただし、起きたすぐに、布団をしまい込むはNG。眠っている間に水分を吸収した布団を押し入れに入れてしまうと、湿気が広がり、カビの原因になります。湿気を飛ばしてから押し入れに入れましょう。

オンシーズンの服は上段に

押し入れの上段は、洋服収納に使いやすいエリアです。クローゼットの代わりに使えば、毎日、洋服を選ぶたびに収納の中に動きが出ます。奥と手前2段のパイプハンガーを置いたり、奥が棚になっているタイプのパイプハンガーを使用したりすることで、見た目にもわかりやすく、使い勝手がよくなります。ただし、湿気の残った服をしまう、ギュウギュウに詰めこむといった収納になると、カビリスクが高くなるため注意が必要です。

オフシーズンの服は下段に

押し入れをクローゼット代わりに使用する場合、上記のようにオンシーズンの服は上段に収納し、オフシーズンの服は下段にまとめておきましょう。衣替えは押し入れの奥にこもった空気を動かすチャンス。下段の物を上段に、上段の奥の物を手前に動かすタイミングで、お掃除チャンスも生まれます。お洋服を入れ替えるついでに掃除機をかけると、簡単です。

イベントグッズは下段の奥に

クリスマスツリーやこいのぼり、小さめの雛人形など、季節のイベントグッズは、下段の奥に入れてしまいましょう。少なくとも、1年に一度は取り出すので、お掃除チャンスが生まれます。下段の奥に空きがない場合には、天袋でも良いでしょう。ただし、あまり重たいものはNG。重量の少ないものに絞ることが大切です。

季節のアイテムは、空いたスペースに

扇風機、ヒーター、加湿器、こたつグッズなどの季節アイテムは、必要な時期が決まっているため、配置さえ無理がなければ、どこに入れても良いでしょう。ただ、重量があるヒーターなどは、上段の奥にしまい込むと取り出しにくくなってしまいます。奥に入れる場合には下段にして、入れ替えのたびに、お掃除をすると良いでしょう。

旅行・アウトドアグッズは、キャスター付きの収納棚に

トランクやスーツケース、キャリーバックなどの旅行用品や、テント、折り畳みテーブルなどのアウトドア用品は、季節を問わず使用する機会があり、そのタイミングは年ごとによって異なります。長期間、使用しない可能性もあるため、動かしやすいようにキャスター付きの収納棚などにまとめておくとよいでしょう。

使わなくなった子供用品は、キャスター付きの収納ケースに

弟妹や親戚の子が大きくなったら譲ろうと思い、サイズアウトした子供服やおもちゃなどの子供用品をためこんでいませんか? いつ使うかわからないものを、押し入れの奥にしまい込むとカビとダニリスクが高まり、使うときに状態が悪くなってしまう可能性があります。キャスター付きの収納ケースにまとめておき、使う日までは定期的に空気を入れ替えるようにしましょう。おすすめの場所は、上段です。どうしても奥に収納したい場合には、定期的に取り出すものの近くに置き、ついでに取り出して、お掃除できるようにしておくとよいでしょう。

オフシーズンの寝具や客用布団は下段に

オフシーズンの寝具や、客用布団は、下段の収納がおすすめ。ただし一度収納すると次の出番は数か月~半年後になるため、カビ・ダニ対策をしっかり行うことが大切です。ボリュームがあるので、動かすときは押し入れの中の空気がしっかり動きます。お掃除できるスペースが広く空くため、入れ替えや取り出す際にはお掃除を忘れずに。

思い出の品・以前の趣味のものはしっかり整理して

アルバムや、資料、手紙、子どもの図画工作、旅行先で買ったものなど、思い出の品を詰め込んだ段ボールや収納ケースが、押し入れの奥に放置されていませんか? 数年前に夢中になった趣味の品や積読、積プラなど、次にいつ取り出すか分からないものは、押し入れ掃除の大敵です。お掃除をしやすくするように、動かせる範囲の重量で段ボールやケースに小分けして収納しましょう。量が多すぎる場合には整理するか、収納場所を変えるなど、検討することも大切です。

押し入れ掃除の手間を軽減するために、カビ対策を

押し入れを整理したものの、リビングのように頻繁にお掃除する機会は少ないかもしれません。押し入れに収納したモノを動かす機会がなければ、数か月は放置してしまうこともあるでしょう。空気がこもってしまうと、カビやダニが発生してしまう可能性があり、広がってしまえば掃除の負担も大きくなってしまいます。特に、湿度が高くなる梅雨や、秋の長雨の時期はカビが繁殖しやすいため、定期的な掃除とともに、便利なカビ対策アイテムを取り入れましょう。

ウッディラボの「収納ピカピカセット」は、押し入れ中の空間をまるごとカビ対策する「住まいの防カビ当番」と、引き出しや収納袋の中に入れやすい「ダニよけシリカ」を組み合わせた、収納用のカビ対策セットです。使いやすく、お掃除しやすい押し入れを目指しつつ、カビ対策も忘れずに行いましょう。

大掃除を機に、お掃除しやすい押し入れに整理しよう

お部屋の中は毎日のようにお掃除していても、モノが詰まった押し入れの中まで行き届きにくいですよね。できるだけ、押し入れの中にあるモノを動かすような収納に工夫し、モノが動くタイミングでお掃除をする習慣を。ギュウギュウ詰めの押し入れを動く押し入れに変えて、お掃除チャンスを増やしましょう。

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