お家の中の花粉症対策をはじめよう!花粉を除去するお掃除方法や予防のポイントをご紹介

今年も花粉症の人にとってつらい季節がやってきました。鼻水やくしゃみが止まらなくなったり、目がかゆくなったり……。症状が重くなると、集中力が低下したり、眠りが浅くなったりなど、日常生活に支障をきたすこともあります。花粉症を悪化させないために、お家の中でもできる対策がたくさんあります。今回は、花粉の季節のお掃除のポイントと、家に花粉を侵入させないための予防策をご紹介いたします。

花粉を徹底的に除去するお掃除方法とは?

花粉症を悪化させないためには、花粉に触れている時間を少なくすることが大切。まずは、家の中に入ってきた花粉を除去するお掃除方法をご紹介いたします。

家の中で花粉がたまりやすい場所を知ろう

家の中には、花粉がたまりやすい場所がいくつかあります。花粉の季節は、次の場所は特に入念に、こまめに掃除することを心がけましょう。

  • 玄関
    玄関は人の出入りがあるため、外から入ってきた花粉がたまりやすい場所です。花粉をできるだけ持ち込まないために、帰宅したら、玄関先で衣服や髪についた花粉をしっかり落としてから、家の中に入るようにしましょう。玄関の花粉対策については、記事の後半で詳しくご紹介いたします。
  • 窓際
    窓を開けたときに、風に乗って花粉が入ってくるため、窓の近くには花粉がたまりやすくなります。特に多くの花粉がつくのが、カーテンの裏側(窓と向かい合っている面)。粘着クリーナーをやさしく転がして、花粉を取り除きましょう。花粉がつきにくくなる花粉防止スプレーを活用するのもおすすめです。
  • 壁や廊下の隅
    風に流された花粉は、壁につくこともあります。また、廊下の隅にほこりがたまっているのを見たことはありませんか? 花粉もほこりと同じで、廊下の隅にもたまりやすくなります。花粉は軽く、少しの風で再び舞い上がってしまうので、ハンディモップや乾いた布で優しく拭いて取り除きましょう。
  • リビング
    ソファやラグなどの布製品、静電気を帯びた電化製品には、花粉がつきやすくなります。掃除機や粘着クリーナー、ハンディモップなどで、こまめに掃除しましょう。
  • 和室
    畳の目に花粉が引っかかるため、和室には花粉がたまりやすくなります。畳の目に沿って、入念に掃除機をかけるようにしましょう。
  • 脱衣所/トイレ
    見落としがちですが、人が衣服を脱ぎ着する脱衣所とトイレも、花粉がたまりやすい場所です。脱衣所やトイレの床も、こまめに拭き掃除をするようにしましょう。

「まずは拭き掃除」からが基本

家の中に入ってきた花粉は、ずっと空気中を舞い続けているわけではなく、自然に落下して床にたまります。しかし、花粉は軽いので、人が動いたり窓を開けたりして空気の流れができると、再び舞い上がって、空気中をただよい、広がってしまいます。そのため、掃除をするときは、いきなり掃除機をかけるのではなく、「まずは拭き掃除から」が基本です。掃除機からはじめると、排気の風で床にたまった花粉が舞い上がり、花粉の範囲を広げることにもなりかねません。まずはモップや雑巾で花粉を拭き取り、そのあとで掃除機をかけるようにしましょう。

拭き掃除をするときは、フローリングの溝に沿ってゆっくり拭き取ること、それから、水拭きではなく乾拭きすることがポイント。水拭きでは、床にたまった花粉が床にへばりついたり、伸びて広がったりして、うまく除去できないことがあるため、注意しましょう。

掃除機は、花粉だけでなく、ほこりやダニも空気中に舞い上げやすいため、花粉の時期に限らず、お掃除は「まずは拭き掃除から」はじめるのがおすすめですよ。

掃除機をかけるときのポイント

カーペットやラグ、ソファなどの布製品は、繊維に花粉がからまることがあるため、入念に掃除機をかけましょう。掃除機をかけるときのポイントは、3つあります。

  1. ゆっくりかける(1m2あたり20秒程度が目安)
  2. 「押す」+「引く」で、往復させる
  3. 縦と横の両方向からかける

また、掃除機は、吸い取った花粉やほこりが漏れ出さないような紙パック式のものが望ましいでしょう。サイクロン式だと、せっかく吸い取った花粉が排気とともに漏れ出してしまったり、ごみを捨てるときにも空気の流れができて、再度空気中に舞い上がってしまったりすることがあります。

ハンディタイプとして使用できる掃除機なら、ソファや衣服、バッグなどについた花粉も手軽に除去できるので、おすすめです。

花粉の侵入を防ぐ!お掃除とあわせて実践したい予防策

つらい花粉症を悪化させないためには、先ほどご紹介したようなポイントを押さえて、こまめに掃除をすることが大切です。しかし、もっとも重要なのは、できるだけ家の中に花粉を入れないこと。

花粉の侵入経路はさまざまありますが、大きくは「玄関」「窓」「洗濯物」の3つです。それぞれの経路ごとに、花粉を家の中に入れないための予防策をご紹介いたします。

玄関

花粉は、玄関ドアを開けたときに風に乗って入ってくるだけでなく、人の衣服や髪について家の中に侵入してきます。帰宅したら、玄関先でこれらをしっかり落としてから、家の中に入るようにしましょう。

この時、つい手でパパっと衣服や髪を払ってしまいがちですが、この方法では、風で花粉が舞い上がって、再び別の場所につくだけという残念な結果に。では、どうすればよいのでしょうか。

衣服の花粉だけなら粘着クリーナーで取り除けますが、さすがに髪には使えませんよね。そこでおすすめなのが、ウェットシート。玄関に使い捨てのウェットシートを置いておき、帰宅したらウェットシートを衣服や髪に優しく押し当て、花粉を取り除きます。このひと手間で、家の中に持ち込む花粉の量を大きく減らせますよ。また、花粉を吸い取ってくれる空気清浄機を玄関に置いておくのも効果的です。

花粉の季節は、窓を開けての換気を控えている人もいらっしゃるかもしれませんが、風邪やインフルエンザなどが流行する時期でもあり、定期的に換気をすることも大切です。

換気中に侵入してくる花粉の量をできるだけ少なくするために、窓を開けて換気をするときは、サーキュレーターを活用しましょう。窓を1ヶ所だけ開けて、窓に向かってサーキュレーターを置き稼働させます。サーキュレーターは後ろの空気を取り込んで前に出すので、こうすることで、花粉の侵入を抑えながらお部屋の空気を入れ換えることができます。換気したあとは、窓周辺のお掃除も忘れずに行いましょう。

洗濯物

花粉は、濡れている洗濯物につきやすいのが難点。そのため、花粉の季節は、天気が良くても外干しは避けたほうが良いでしょう。

「取り込むときにしっかり払えばいいのでは?」と思われるかもしれませんが、花粉を完璧に払いきるのは難しいものです。また、洗濯物を叩くと、逆に花粉が繊維の中に入り込んでしまうこともあります。最近では花粉の付着を抑える花粉防止スプレーも販売されていますが、洗濯のたびにスプレーするのも大変です。お部屋の花粉対策を強化しつつ、部屋干しにしておくと安心です。

布団も同じく、花粉の季節は外干しは避けましょう。布団乾燥機を活用すれば、季節を問わずきれいな布団を保つことができますよ。

ポイントを押さえたお掃除+予防策で、つらい花粉の季節を乗り切ろう!

花粉症対策としてもっとも大事なのは、家の中にできるだけ花粉を入れないこと。花粉の侵入を完璧に防ぐのは難しいものですが、予防策を日頃から実践することで、その量はかなり抑えることができます。そして、侵入してきた花粉をしっかり除去するために、花粉の季節はお掃除にも工夫が必要です。お家の中での花粉症対策をしっかり行い、つらい季節を乗り切っていきましょう!

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ウッディラボのルーツは、1947年創業の家具屋。木に携わり、木のおかげでこれまで事業を続けてきました。もっと木の良さを活かし、お客様の役に立ちたい。そんな思...

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