【保存版~靴の洗い方】種類別・お悩み別にわかる靴のお手入れのポイント

靴には、土や砂ぼこり、人の汗や皮脂などさまざまな汚れがついています。靴は服のように気軽に洗えるものではありませんが、定期的にお手入れしないと、どんどん汚れがたまってしまいます。そのまま使い続けると、見た目が悪くなるだけでなく、嫌な臭いが発生することも。今回は、靴の洗い方や、靴の種類別・お悩み別にお手入れのポイントをご紹介いたします。
靴の洗い方
まずは、そもそも水で洗える靴なのかどうかを確認しましょう。一般的にいわれている水洗いできる素材・できない素材は、以下のとおりです。
- 水洗いできる素材:キャンパス、メッシュ、ビニール、ゴム など
- 水洗いできない素材:レザー、スエード など
また、複数の素材が使われていたり、装飾がついていたりする靴も、水洗いできない場合が多いでしょう。お手入れの前に、必ず洗濯表示を確認するようにしてください。
次に靴の洗い方ですが、大きく分けると以下の3つの方法があります。
手洗いする

キャンパスやメッシュのスニーカー、上履きなどは水洗いできるものが多いでしょう。まずは、これらを手洗いする方法を紹介します。基本的な手順は、以下のとおりです。
- 靴ひもや中敷きを取り外します。
- 靴全体を水で濡らします。
- ブラシに泡立てた洗剤をつけて、スニーカーの汚れをこすります。
- 水ですすいだあと、水気を切ります。
- 日陰でしっかり乾かします。
汚れや臭いがひどいとき、忙しくて靴を洗う時間がないときなどは、つけおき洗いもおすすめです。洗剤をとかした水に靴をつけておけば、ブラシでゴシゴシこすらなくても汚れが浮いてきます。ただ、放置しすぎると生地が傷んでしまう恐れがありますので、つけおき時間には注意しましょう。
洗濯機で洗う

スニーカーや上履きなどは、洗濯機で洗えるものもあります。洗い方は、靴専用の洗濯ネットに入れて、通常コースで洗うだけ。または、靴専用の小型洗濯機を使うのもおすすめです。全自動、手動タイプ、タイマー機能付きなど、さまざまな製品が販売されています。いつも使っている洗濯機で靴を洗うことに抵抗があるという方は、小型洗濯機の活用も検討してみてはいかがでしょうか。
汚れをふき取る

水洗いできないレザーやスエードなどの靴は、汚れをふき取るタイプの洗剤やクリーナーでお手入れします。使い方は製品によって異なりますが、洗剤やクリーナーをタオルやスポンジにつけて汚れをふき取る、というように使うものが多いでしょう。
ふき取りタイプの洗剤・クリーナーにもさまざまな製品がありますが、すべてが水に弱い素材に使えるわけではありません。大切な靴を傷めてしまわないように、その靴のメーカーが推奨しているもの、またはその素材に特化したものを使うのが無難です。
靴の種類別の洗い方のポイント
「靴」といっても、スニーカーや上履き、長靴、ブーツなどさまざまな種類があります。ここでは、靴の種類ごとに洗い方のポイントを紹介します。
スニーカー

スニーカーは洗えるものが多いですが、素材によっては洗えないこともあります。複数の素材が使われているスニーカーもあるので、「スニーカーだから洗えるだろう」と思わずに、お手入れの前に必ず洗濯表示を確認するようにしてください。
そして、水洗いできることが確認できたら、まずスニーカーについている土や砂ほこりを落としましょう。これをせずにいきなり水に濡らしてしまうと、汚れが繊維の奥に入り込んで落ちにくくなります。
以下の記事では、素材別のスニーカーの洗い方を紹介しています。よろしければこちらも参考にしてみてください。
上履き

お子さんが持って帰ってくる上履きを、週末のたびに洗うのはなかなか大変な作業ですよね。洗濯機を使えば、この家事を少し楽にすることができますよ。
上履きを洗濯機で洗うときは、まず靴底に固形物(ご飯つぶ、粘土、画びょうなど)がついていないかをチェックしましょう。また、汚れがひどいときは、つけ置きか予備洗いをしてから洗濯機に入れるというのもポイント。この2つを行わないと、洗濯機が故障したり、臭いや汚れが残ったりする恐れがあります。
自宅の洗濯機を使いたくない、または時間に余裕がないときは、コインランドリーの靴洗い専用機を使うのもおすすめです。
上履きを洗濯機で洗う手順やポイントについては、以下の記事もご覧ください。
長靴

長靴は丸洗いできるものが多いですが、外側をブラシでゴシゴシこすると傷がつく恐れがありますので、つけおき洗いがおすすめ。
そして洗ったあとは、カビや臭いの発生を防ぐために、中までしっかり乾かすことが大切です。しかし、長靴は縦に長く、乾きにくい形状をしています。長靴を干すときは、中まで風が通るように、上下を逆さまにして干しましょう。ホームセンターや100円均一ショップなどでは、長靴を逆さまに吊るせる専用のハンガーも販売されていますので、探してみてはいかがでしょうか。
また、長靴はゴムやポリ塩化ビニールで作られているものが多いですが、これらは熱に弱いという特徴があります。早く乾かしたいからといって、直射日光を当てたり、乾燥機を使ったりするのはNGです。
長靴の洗い方や臭い対策は、以下でも詳しく紹介しています。

ブーツ
ブーツも、素材や作りによって、洗えるものと洗えないものがありますので、まずは洗濯表示を確認しましょう。素材や作りに合わせて、正しい方法でお手入れしてください。
そして、お手入れをしたあとは、陰干しでしっかり乾かしましょう。全体を水に濡らしたわけではなくても、洗剤やクリーナーを使ったり、固く絞ったタオルでふいたりした場合、しっかり乾燥させないとカビや臭いが発生する可能性があります。そして、乾いたあとでブーツを保管する際は、ブーツキーパーを使う、または新聞紙を丸めてブーツの中に入れておくと、型崩れを防げるでしょう。
以下の記事では、ブーツの素材別の洗い方を紹介しています。こちらも参考にしてみてください。
お悩み別の靴の洗い方のポイント
次に、靴の黄ばみや臭いが気になるときの洗い方のポイントを紹介します。
黄ばみが気になる
靴の中でも、特に黄ばみやすいのがスニーカー。スニーカーが黄ばむ原因は、さまざまなものがあります。例えば、以前洗ったときの洗剤が残っている、アッパーとソール部分をつなぎ合わせるための接着剤が溶け出している、ソールの劣化などです。黄ばみの原因によって対処法は異なりますので、まずは原因をつきとめましょう。
スニーカーの黄ばみの原因と対処法について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
臭いが気になる
普通に洗っても臭いが落ちない場合は、酸素系漂白剤を使ってつけおきするのがおすすめ。ただし、この方法が使えるのは漂白剤を使える靴に限ります。洗濯表示を確認したうえで行うようにしてください。酸素系漂白剤を入れた40~50℃程度のお湯に、靴を20分ほどつけおきしておくと、臭いや頑固な汚れもスッキリ落とせるでしょう。
または、靴のクリーニングをお願いできる業者もあります。水で洗えない・漂白剤を使えない素材の靴や、お気に入りの靴は、プロに任せるのも一つの方法です。
大切な靴を長持ちさせるために靴のお手入れを習慣づけよう
靴を洗うというのは、結構大変な作業です。そして、清潔な状態を保つためには定期的に洗う必要がありますが、洗いすぎも生地を傷める原因になることがあります。大切な靴をできるだけ長持ちさせるために、ふき取りタイプの洗剤を使ったお手入れを習慣にしてみませんか? ふき取りタイプの洗剤でこまめにお手入れすれば、靴を洗う頻度を減らすことができます。
ウッディラボの「WASHLYスニーカー&上履き用」は、水不要の泡クリーナー。靴に直接スプレーしてふき取るだけで、汚れも臭いもスッキリ取り除いてくれます(※革、毛皮、和装品、その他水に弱い繊維や水洗い不可のものにはお使いいただけません)。

玄関や下駄箱の消臭・除菌に役立つ「除菌LIFE」がついたお得なセットもおすすめです。靴のお手入れをできるだけ簡単に済ませたい方や、きれいな状態を保ちたい方にぴったりなセットです。ぜひお試しください。


いつもきれいな靴で出かけよう!
靴の洗い方、お手入れの仕方は素材や作りによって違います。洗う前に、必ず洗濯表示や取扱説明書の確認をしましょう。また、洗える靴であっても、洗いすぎると生地が傷んでしまう恐れがあります。ふき取りタイプの洗剤でこまめにお手入れすることで、大切な靴が長持ちしやすくなりますよ。







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