通学帽子をお手入れしよう 〜おうちでできるケア方法とお手入れのポイント〜

小学生にとって制服の一部となっている通学帽子。毎日使っていると、汚れもたまってきます。なぜこんなところに?と思う場所に汚れがついていることもあるでしょう。この春、お子さんが小学校入学を迎え、通学帽子が必須アイテムとなったご家庭も多いかもしれません。長く使い続ける通学帽子だからこそ、毎日気持ちよく被って登校できるように、きれいな状態をキープしておきたいものです。今回は、通学帽子のお手入れ方法として、おうちでもできる方法をご紹介します。

<この記事のポイント>
●通学帽子は、子どもの交通事故防止のために誕生したもの
●通学帽子を洗うときは、洗濯表示を確認し、洗濯機か手洗いで
●通学帽子のお手入れは、型崩れを避ける工夫を
●毎日の洗濯が難しい帽子のケアに、水不要の洗剤があると便利

そもそも、通学帽子とは?なぜ必要なの?

お手入れ方法の前に、そもそもなぜ「通学帽子」は必要なのでしょうか。
通学帽子といっても、全国一律の基準があるわけではなく、通学帽子を採用していない地域もあります。当たり前のようでいて、案外当たり前ではない通学帽子。そのあらましを見てみましょう。

通学帽子が生まれた背景

通学帽子といえば、多くの人が「黄色い帽子」をイメージするのではないでしょうか。なぜ黄色が選ばれたのか、それは、ドライバーにとって、いちばん目に入りやすい色だから。黄色い帽子は、交通事故予防として役立っています。

通学帽子は、1960年代、和歌山県で誕生しました。発案したのは現役の交番警察官で、交通事故から子どもたちを守らなければ、という強い思いをもつ方でした。当時、高度経済成長の黎明期にあり、自動車の急速な普及に伴って交通事故が急増していました。犠牲となった子どもも多く、そんな痛ましい事故を防ぐのは大人の責任と奮起し、交通安全対策が始まりました。

手始めに、ドライバーを対象にした「赤・黄・青」の識別実験を行いました。その結果、いちばん視認性が良かったのが「黄色」と判明し、黄色の帽子をつくって子どもたちに配布しようと決意したそうです。この識別実験の成果は、全国紙の一面にも掲載され、大きな反響を呼びました。記事は大手化学繊維会社の重役の目にとまり、「このアイデアを全国に広めさせてほしい」という運びに。帽子をはじめ、黄色のランドセルカバーやレインコートの製造が始まりました。「黄色い交通安全グッズ」は、当時流行していた「黄色いさくらんぼ」という歌謡曲との相乗効果もあり、爆発的に広まりました。

全国の通学帽子、色も形も着用ルールもさまざま

通学帽子は黄色がスタンダードとされますが、地域や学校によって、紺色や白(紅白帽)などが選ばれています。形も、定番のキャップ型やメトロ型(ハット)のほか、ジェンダーレスが浸透しつつある近年は、キャスケット型(ハンチングの一種)も選択肢のひとつになっているようです。

着用ルールも、ずいぶん地域差があり、新一年生だけを対象にしているところもあれば、6年間被り続けるところも。昨今は、防災対策の観点から、軽量ヘルメットが内蔵された通学帽子も登場しています。

通学帽子のお手入れ方法【洗い方編】

子どもたちの事故防止のために役立つ通学帽子ですが、毎日着用していれば、汚れやほつれがでてきます。元気なお子さんのなかには、投げたり、落としたりして、過剰に汚れが付くこともあるかもしれません。放置していると見た目にも悪く、劣化しやすくなるため、定期的にお手入れするのがおすすめです。ここからは、お手入れ方法としてまずは「洗い方」を紹介します。

洗濯前に必ず「洗濯表示」の確認を!

通学帽子を洗うときは、必ず「洗濯表示」を確認してください。通学帽子の場合、水洗いOKとされるものが多く見られます。ですが、素材によっては水洗い不可、洗濯機不可とされている可能性もあります。事前に洗濯表示を確認したうえで、お手入れしましょう。

水洗いOKだった場合の選択肢として、洗濯機を使用する、もしくは手洗いするかのどちらかになります。それぞれのポイントをまとめました。

洗濯機で洗える場合

洗濯機がOKの場合でも、そのまま洗濯機に入れてしまうと型崩れの原因になります。以下の手順を守って、劣化を防ぎましょう。

<洗濯機で洗う場合の手順>

  • タオルなどを丸めて帽子の内側に入れる(型崩れ防止のため)
  • 帽子を洗濯ネットに入れる(型崩れ防止のため)
  • 中性洗剤を使用し、「おしゃれ着洗い」など優しく洗えるコースを選んで洗う

洗濯機を使用する場合、できれば帽子だけで洗うようにすれば、型崩れのリスクが軽減されます。最近は、手軽に小物が選択できるバケツ型の洗濯機なども販売されています。小物の洗濯が多い場合は利用を検討してみてはいかがでしょうか。さらに型崩れが不安な場合は、手洗いがおすすめです。

手洗いする場合

洗濯機がNGでも水洗いがOKならば、手洗いで汚れを落としてあげましょう。洗濯機OKでも型崩れが心配な時や丁寧に洗いたいときは手洗いがおすすめです。

<用意するもの>
帽子が入るサイズの洗面器など
中性洗剤
バスタオル

<手洗いする場合の手順>

  1. 洗面器にぬるま湯(30℃くらい)を張り、規定量の中性洗剤を入れて混ぜる
  2. 帽子を浸して数回、やさしく押し洗いする
  3. 洗い終えたら、2〜3回お湯を入れ替えながら、やさしくすすぐ
  4. 洗剤がしっかり落とせたら、バスタオルに包んで水分を吸い取る

洗剤のすすぎ残しは黄ばみの原因になるため、しっかりすすぎましょう。

通学帽子のお手入れ方法【日頃のケア編】

通学帽子の洗い替えがない限り、毎日の洗濯は難しいものです。帽子の扱い方によっては、たまの洗濯では間に合わない汚れがついてしまうこともあるでしょう。手軽にできるお手入れを取り入れて、長持ちさせましょう。簡単にできる3つのケア方法を紹介します。

  •  着用後にブラシをかける
    表面についたホコリを落とすだけでもずいぶん違うはずです。
  •  汚れを見つけたら拭き取る
    ちょっとした汚れは、濡らしたタオル(かたく絞って)などで軽く拭き取ってみましょう。汚れがついてすぐに拭きとれば、沈着を防げます。
  • 汚れ防止テープを活用する
    スベリ(額に当たる部分)に貼っておくシールで、帽子本体に汚れが付くのを防げます。貼り換えができるので、清潔さも保てます。100円均一ショップなどでも購入できるので、試してみてはいかがでしょうか。

水不要の洗剤で、すっきり汚れ落としを〜おすすめグッズのご紹介〜

洗濯するタイミングがないときや、汚れが気になるときに便利なのが、水洗い不要のクリーナーです。

ウッディラボの「WASHLY アウターウェア用」は汚れが気になる部分にシュッとスプレーして、乾いたタオルなどで拭き取るだけのお手入れアイテム。ダウンなどのアウターウェアにはもちろんのこと、頻繁に洗濯するのが難しい帽子などの小物、ぬいぐるみ、ベビーカーやソファなどにも使えます。
消臭効果がプラスされているのもうれしいところ。洗浄&消臭のW効果で丸洗いしたような爽快感。通学帽子だけでなく、ランドセルカバーや習い事バッグなどにも使えて便利です。上履きの汚れが気になるときは、「Washlyスニーカー&上履き用」もおすすめです。

日々のケアでいつも気持ちよくつかえる通学帽子に

通学帽子は水洗いできるものが多いようですが、毎日使用するものであり、それほど頻繁に洗えるものでもありません。また、洗濯すると型崩れや色落ちなどを心配される方もいらっしゃることでしょう。洗濯の頻度を少しでも減らすために、大切なのが日々のケアです。着用後にさっとブラシをかけたり、ちょっとした汚れであれば拭き取ってみたり。予防措置として「汚れ防止テープ」を活用するのもよいでしょう。スプレーしてふき取るだけの洗剤があれば、慌ただしい朝のお手入れにも使えます。まずはできそうなものから始めてみませんか。

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