今からでも遅くない!お部屋のカビ対策は便利グッズを取り入れて

植物が芽吹き、葉を広げ、枝を伸ばしていく季節は、カビにとっても成長しやすい時期。カビが勢いを増す梅雨には、しっかり対策しておきたいところです。家の中でカビの生えやすい場所を知り、これまでの対策に加えて便利グッズをプラスしていきましょう。強い薬剤に抵抗感のある方には、アロマの力でカビを抑制するウッディラボの防カビシリーズがおすすめです。カビが繁殖しやすい梅雨時期に行いたい対策と、便利グッズを使うスポットについて紹介します。

部屋のカビ対策は梅雨前から

梅雨の時期は、快晴になる時間が少なく、室内に湿度が残りやすくなります。換気をしても空気が入れ替わりにくく、逆に、湿気が入り込んでしまう始末。そんな時期だからこそ、始めたいのがカビ対策です。

梅雨はカビが生えやすい

カビが成長しやすい生育最適温度は25~28度。湿度が75%を越すと成長速度がアップするといわれています。東京、大阪の平均気温を見ると、6月後半から7月にかけては温度25度以上、相対湿度70%を超える日が増えており、カビが発生しやすい条件がそろいます。冬の寒い時期に成長を止めていたカビが、この時期には活動を開始します。カビの影響を受ける前に、除去しておきたいところです。

エアコンは頻繁に使い始める前に対策を

湿度の高い梅雨時には、エアコンの除湿機能を使う家庭も多いのではないでしょうか。エアコンは水受けのドレンに落ちた水分が残りやすいため、内部にカビが発生してしまうことがあります。しばらく使っていないエアコン内部にはホコリもたまっており、いきなり使うと、ホコリやカビの胞子が室内に広がってしまうかもしれません。エアコンを連続運転する前に、手の届かない内部をしっかりお掃除しておくことが大切です。エアコンのお手入れといればフィルター掃除ですが、それ以外にもカビを繁殖させないグッズを取り入れておくと安心です。

5~6月はカビ対策に最適

5~6月の梅雨入り前は、日照時間が長く、雨量が少なめ、気温も最適温度よりも低いと、カビ対策を事前に行う好条件がそろっています。春の花粉や黄砂も落ち着いているので、換気もしやすいですね。

カビ対策では、湿度を減らすことと、エサとなるホコリを取り除くことが大切です。掃除と換気、除湿グッズの設置に合わせて、防カビグッズも取り入れながら、カビ対策を行いましょう。

除湿剤と防カビアイテムの違いを知り、適切な使い方を

カビ対策として有効なものに、除湿グッズと防カビグッズがあります。どちらか一方だけでなく、それぞれの特徴を知って活用することが大切です。除湿と防カビの違いを見てみましょう。

除湿アイテムは、こまめなお手入れが欠かせない

カビは、湿度が75%を越すと成長速度が増すため、湿度を下げることもカビ対策になります。カビが発生しにくい状況を作るために利用するのが、除湿剤です。引き出しの中やシンクの下といった空気がこもりやすい場所は湿気が残りやすく、そうした場所に除湿剤を置くことで乾燥しやすい環境を作ります。部屋やクローゼットなど広い空間には除湿機を利用すると効果的です。

除湿剤は、空気中の水分をシートに吸着させるものや、塩化カルシウムの潮解性(ちょうかいせい:空気中の水を取り込んで水溶液に変化する現象のこと)を利用したものなどがあります。シートがたくさん水分を含んだり、塩化カルシウムが融け切ったりしたときがが交換のタイミングです。一方、除湿機は取り込んだ空気中の水分を水にし、湿気の少ない空気を外に出しています。水にした水分は除湿機内のタンクにたまる仕組みです。こうした除湿アイテムを使用すると、一定の範囲内において湿度を抑えられます。しかし、部屋の中の湿度は状況によって変化し、一定ではないため、あっという間に除湿剤の効果がなくなったり、除湿機のタンクに水が溜まって運転が自動停止してしまったりします。そうした状態で放置していると、逆に除湿剤や除湿機内部にカビが発生することがあるため、こまめなお手入れが欠かせません。

防カビアイテムは、カビ予防に特化したもの

防カビアイテムにはいくつかの種類があり、カビ菌の細胞を壊して死滅させるもの、繁殖を抑えるもの、生育を抑えるものなどがあります。カビは身の回りに存在し、完全に消し去ることはできません。そのため、カビの影響を軽減するには、今いるカビを取り除くか、カビが苦手な環境を作ってできるだけ繁殖しないように抑えるといった対策を行うことになります。

抗菌・防カビ剤は、エタノールやアルデヒド等の有機系、銀や次亜塩素酸など無機系、植物精油や酸化チタンなどの天然系の大きく3つに分類されます。

  • 有機系
    エタノールなどを利用する有機系は、即効性があるものの持続性が低いのが特徴です。アルコール消毒をイメージすると分かりやすいかもしれません。
  • 無機系
    銀などを利用する無機系は、金属イオンを利用し、効果の持続性が高いものの防カビ効果は低く、次亜塩素酸などの強い薬剤は、即効性能は高いが持続性が低いという特徴があります。人体に対しては安全面で配慮が必要です。
  • 天然系
    植物精油などを利用した天然系は、効力や即刻性が他に劣りますが、抗菌・防カビ効果とともに消臭効果が期待できるのが特徴です。また、他の種類と比べて、比較的、安全に使いやすいとされています。

参照:天然系抗菌・防カビ剤の利用の現状と将来|生活衛生vol54 No.4 304-311(2010)

梅雨は、水回りのカビ対策から

梅雨のジメジメに対抗するには、湿気を取り除く除湿剤だけでなく、防カビアイテムを取り入れるのがおすすめです。特に水まわりは、換気がしにくく、日常的にカビが発生しやすくなっています。普段のお掃除が楽になるように、防カビアイテムを活用してみましょう。ウッディラボの「天然由来の防カビアイテム」のなかから、おすすめ商品もご紹介します。

キッチンのシンク下や洗面台の下

シンクや洗面台の下にある収納は、換気がしづらく、カビが生えやすい条件がそろいます。配管からの水漏れがあると、さらに湿度が増し、カビが大繁殖してしまうかもしれません。収納扉を開けるといった換気も大切ですが、その際、モノを詰め込みすぎていると、奥まで空気が循環しません。出し入れしやすく、風通しの良い収納を目指しましょう。

[シンクや洗面台下の防カビ]

ウッディラボの「シンク下の衛生当番」、「住まいの防カビ当番」は、防虫・防カビ・脱臭・除湿と、置くだけで4つの働きをする優れもの。ポンと置くだけなので、簡単です。

浴室内

使用後に水分が残りやすい浴室は、皮脂汚れや石けんカスをエサにして、カビが成長します。水分と同時に汚れを取り除き、カビが繁殖しにくい環境を作りましょう。お掃除頻度の低い換気扇のフィルターは、ほこりが付いているとカビの温床になるため注意が必要です。手が届きにくい天井も、定期的に水分をふき取りましょう。

[お風呂の防カビシリーズ]

浴室の天井や壁に貼り、アロマの効果で防カビする「おふろの防カビアロマ」は、浴室内のカビ予防に役立ちます。また、コバエの発生源になりやすいバスタブのエプロン裏には、「お風呂の衛生当番」が便利です。カビを掃除した後に取り付けることで、カビの生えにくい状態を長続きさせますよ。

洗濯槽

水分が残りやすい洗濯機の内部もカビが発生しやすい場所です。洗濯槽の裏側は簡単に分解できないため、カビが繁殖しても気づきにくいのが難点。掃除には手間がかかりますが、放置していると洗濯槽に繁殖したカビが、洗濯するたびに衣類に広がってしまう恐れがあります。場合によっては、服からカビ臭がすることも。洗濯槽は定期的なカビ取りを習慣とし、大繁殖を防ぎたいところです。

[洗濯機の防カビ]

洗濯槽の掃除は手間がかかるため、できるだけ頻度を減らしたい人が多いかも。そんなときは、ウッディラボの「洗たく槽の防カビアロマ」がおすすめ。掃除をした後のきれいな洗濯槽が長続きします。洗濯槽にシュッとひと吹きするだけで簡単に使える、ミストタイプの防カビスプレーです。

見えないカビスポットに要注意。カビに警戒したい場所やお部屋に!

梅雨の時期は、水まわり以外もカビスポットが発生します。繁殖したカビから放出される胞子を吸い込むと、健康にも影響があります。気になるエアコンやクローゼット、下駄箱などもカビ対策も同時に行いましょう。こんな場所にも防カビシリーズを取り入れていきましょう。置くだけなので簡単、強い薬剤を使わないので安心です。

エアコン

梅雨時の除湿と夏場の冷房で運転すると、内部に水が溜まりやすく、掃除できない場所にカビが生えやすくなります。連続運転を始める前に、しっかりお掃除を行い、さらに、カビ予防アイテムを使用すると安心です。

[エアコンの防カビ]

ウッディラボの「エアコン用アロマDE防カビ」は、エアコンの吸気口付近に取り付けるだけの簡単アイテム。エレガントアロマとレモンミントの香りから選べ、エアコンの風とともに、柔らかなアロマが漂います。

クローゼットや押し入れ等、衣裳部屋

空気がこもりがちな衣類の収納は、日頃から換気を行い、風通しを良くしておくことが大切です。ただし、衣類がたくさん詰まっている、奥はしまいっ放しになっていると、風が奥まで届きません。クローゼットや押し入れは、衣替えのタイミングで掃除、換気をし、カビ対策を行いましょう。

[クローゼットや押し入れの防カビ]

クローゼットや押し入れには、「住まいの防カビ当番」がおすすめ。香りの力がしっかり広がります。衣装ケースの中には、防カビ効果がプラスされた「ダニよけシリカ(アクアグリーンの香り)」が便利です。小さな分包タイプなので、わずかな隙間があればどこでも設置できます。

玄関や下駄箱

濡れた靴や傘の湿気がこもりやすい玄関も、カビスポットのひとつ。そのまま下駄箱に靴をしまい込めば、下駄箱内にカビが広がってしまう可能性があります。汗をかいた靴をそのまま下駄箱に入れるのも、カビやイヤな臭いをつくるもと。しっかり乾燥させてからしまうようにしましょう。ただし、下駄箱内に靴を詰め込みすぎていると、風通しがさらに悪くなります。適切な収納を心がけるのも忘れずに。

[玄関、下駄箱の防カビ]

「住まいの防カビ当番」は気になる場所にサッと置くだけ。また、ブーツや運動靴など臭いが気になる靴には「靴の消臭・除湿シリカ」をポンと入れておきましょう。

梅雨時期の室内干し

室内に干した洗濯物の湿気により、部屋全体の湿度が上がってしまいます。洗濯物に干すときは、除湿機やサーキュレーターなどを使用して、湿気を飛ばす工夫を取り入れましょう。また、室内干しする場所によっては、ファブリックや畳が湿気を吸ってしまうことがあります。室内のカビ対策を行うか、浴室に干すといった対策がおすすめです。

[ダニよけシリカ]

ぬいぐるみやソファなど、ファブリックに発生するカビが気になるときは、「ダニよけシリカ」アクアグリーンの香りがおすすめ。天然由来の香りの力を利用して、ダニよけだけでなく、防カビもできるアイテムです。殺虫剤・忌避剤等は不使用。小さなお子様が過ごす部屋にもどうぞ。

便利な防カビグッズをとりいれて、梅雨時のカビに備えましょう

条件が整うと一気に広がってしまうカビ。家の中でも普段使わない場所や目の届かないところほど繁殖しやすいものです。特に梅雨時は湿度が高い上に、室内干しで室内の湿度も上がりがちに。梅雨前のハウスケアは、カビ対策を忘れずに行いたいところです。ウッディラボの防カビシリーズは、置くだけ・貼るだけの簡単アイテム。いつものお掃除としっかり換気に加え、簡単防カビアイテムを取り入れて、梅雨時のカビの繁殖を抑えましょう。

参照:カビ対策マニュアル実践編|文部科学省

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