【襟首・袖口をキレイに!】ダウンについたファンデーションの落とし方

ダウンジャケットの襟・首周り、袖口の汚れが気になっていませんか? 汚れる原因のひとつにファンデーションがあります。ファンデーションが服についてしまうとなかなか厄介で、落としにくい汚れの1つです。今回は、そんなファンデーション汚れの落とし方について解説します。併せて、冬物アウターの襟首・袖口をキレイに保つためのケア方法も紹介しましょう。

<この記事のポイント>
●ダウンについたファンデーションは油分+顔料が原因で水洗いだけでは落ちにくい
●クレンジングオイルを使った部分ケアなら、自宅でもやさしく落とせる
●汚れは水で濡らす前に処置するのが失敗しないコツ
●ゴシゴシこすらず、汚れを浮かせて拭き取るのが基本
●日々のケアと水洗い不要の洗剤を使えば、クリーニング頻度を減らして長持ちする

ダウンについたファンデーションは、なぜ落ちにくいの?

まずは、なぜファンデーションの汚れが厄介なのかを見ていきましょう。

ファンデーション汚れが手強い理由

衣類にファンデーションがつくと厄介なのは、その成分にあります。衣類につくシミや汚れは、大きく分けると「油脂性」と「水溶性」の2種類があります。そのうちファンデーションは油脂性の汚れに当たるもの。、色をつけるための「顔料」と、汗などで流れ落ちないようにするための「油分」からつくられています。つまり、水になじみにくい「油溶性」の汚れなので、ふだん家庭でやっているような洗濯方法では落としにくいのです。

さらに、ファンデーションに使用される顔料は、水や油、アルコールにも溶けない性質の細かい粒子で、繊維の奥深くまで入り込んでしまうため、落とすのがより困難になるのです。

自分でもできる!ダウンについたファンデーションの落とし方

では、落ちにくいファンデーションの汚れは、どうしたらきれいに落ちるのでしょうか。

「ファンデーション汚れの落とし方」について紹介します。

⚫️用意するもの
コットン、クレンジングオイル、タオル

⚫️汚れの落とし方の手順

  1. コットンにクレンジングオイルを適量とる
  2. 汚れた部分にコットンをあて、円を描くようになじませていく
  3. 汚れが浮いてきたら、水を含ませたタオルでしっかり拭き取る
  4. 汚れが落ちるまで手順1〜3を繰り返す
  5. 汚れが落ちたら陰干しして乾かす

⚫️汚れを落とすコツ
*クレンジングオイルは少量ずつ、汚れの落ち具合を見ながら足していく
*ゴシゴシと力任せにこすって拭き取ろうとするのではなく、「クレンジングオイルをなじませて、汚れを浮かす」ことを意識する

⚫️注意点
汚れ落としの前に、まずは目立たない場所でクレンジングオイルを使用し、問題がないことを確認してから作業に入ることをおすすめします。

ファンデーション汚れをきれいに落とすためのポイント

ファンデーションをきれいに落とすためには、以下の3点にも注意してみましょう。

⚫️早めに処置する
衣類についたシミや汚れは時間が経つほど落ちにくくなります。ファンデーションもご多分にもれず。できるだけ速やかに処置しましょう。

⚫️水でぬらさない
ファンデーション汚れをなんとかしようと、いきなり水洗いしてしまうと、ますます落ちにくくなってしまいます。これは、メイクを落とすときのことを思い浮かべると合点がいくはず。クレンジングをつける前に顔を水でぬらしてしまうとメイクが落ちにくくなります。ダウンについたファンデーションも理屈は同じ。まずはクレンジングオイルをつけることが重要です。

⚫️生地を強くこすらない
生地を強くこすると、汚れがさらに奥へと染み込んだり、生地が傷む原因になります。

ファンデーション汚れを防ぐためにできること

最後に、ファンデーション汚れをつけないために、お肌に「ベビーパウダー」を使うのもおすすめです。水分や油分を吸収し、サラサラにする性質があるベビーパウダー。メイク後の肌に軽くベビーパウダーをはたいておくと、汗や皮脂によるメイク崩れを防いで、ファンデーションが衣類に移りにくくなります。メイクキープミストなども有効です。

クリーニングに出すまでは自宅でケア! 冬物アウターのお手入れ法

冬物アウターは頻繁に洗濯できない分、小さな汚れをためないよう心がけたいものです。ここでは誰でもできる3つの方法を紹介します。まずは、どれかひとつでもかまいません。きれいな状態で長持ちさせるためにも自宅ケアを始めてみませんか。

着用した際に施したいケア①:ハンガーに吊るして湿気を取り除く

着用後は、ハンガーに吊り下げて、風通しの良い場所で、半日から一日は陰干ししましょう。すぐにファンデーション汚れに気づけたらよいのですが、意外と目につかないこともあります。そのまま、放置してしまう可能性もあり、さらに湿気までついてしまうと、カビの繁殖要因に。一度ハンガーにかけることで風通しできるだけでなく、汚れに気づくチャンスにもなります。ハンガーに吊り下げてから、全体を一度、汚れチェックするのもおすすめです。

着用した際に施したいケア②:ブラッシングをする

着用する都度ブラッシングをするのも効果的です。2〜3分、ささっと汚れを取り除いてあげましょう。汚れを落とす過程で、ファンデーション汚れに気づけるかもしれません。ブラッシングの方法と注意点を以下に紹介します。

<コート類のブラッシング方法>
1.汚れをかき出すため、繊維の流れに逆らうようにブラッシングする
2.毛並みと整えるため、繊維に沿ってブラッシングする

<注意点>
決して強くこすらないで! 生地を傷めてしまいます。ブラッシングは優しく行うのがコツです。

ブラッシングをすることで、その日についた汚れの半分くらいは取れてしまうといわれています。ただし、ファンデーションがついた部分をブラッシングすると汚れが広がる可能性があるため、最初に汚れをチェックしたうえでおこなってくださいね。

ダウンの部分汚れに気づいたら

襟・首周りや袖口が汚れやすい冬物アウター。ひどい汚れになる前に、部分洗いするのが理想です。ですが、素材によってはすぐに洗えないものもあります。とはいえ、毎回クリーニングに出すのも大変です。できるだけ早めに処理するためにも、簡単にできるお手入れを行ってみましょう。おすすめしたいのが、水洗い不要の洗剤を使うこと。

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小さな汚れをためないよう日々のケアも大切に!

ダウンの襟・首周りと袖口は、意外と汚れがつきがちです。その原因のひとつであるファンデーションは、ついてしまうとなかなか厄介ですが、軽微であれば自宅でも意外とラクに落とせる汚れでもあります。ただ、汚れは極力つけないに越したことはありません。汚れを防ぐための少しの工夫と日々のケアで、キレイを長持ちさせましょう!

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ウッディラボのルーツは、1947年創業の家具屋。木に携わり、木のおかげでこれまで事業を続けてきました。もっと木の良さを活かし、お客様の役に立ちたい。そんな思...

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