お風呂の鏡についた白いうろこ汚れをスッキリ！お風呂の水垢対策ガイド
お掃除してもなかなかとれない、鏡の水垢汚れ。こびりついた汚れを落とすには、どうすればよいのでしょうか。今回も、お掃除ブロガーのよしママさんに、お掃除のポイントを教えていただきました！
鏡につく白い水垢よごれ。ひどくなってくるとうろこ状に広がってきます。お風呂に入っているととても目立ち、鏡が見にくくなるので、しっかり落として清潔にしておきたいですよね。じつはこの汚れ、普段使っている浴室用洗剤だけではなかなか落とせないやっかいな汚れです。本記事では鏡に水垢がつく原因や効果的な落とし方、予防方法を紹介します。ご家庭でのお手入れの参考にしてください。
お風呂の鏡が白くなるのはなぜ？水垢だけじゃない？
鏡につく汚れは主に水垢と湯垢の2種類があります。ウロコ状の汚れは、水垢がこびりついたもので、水に含まれるミネラル分が乾燥して付着します。湯垢は水のミネラル分と石けんと体の脂肪分が結合したもので白く濁ってベタベタしたり、ザラザラしていて鏡の曇りとして現れます。
水垢はアルカリ性の汚れなので酸性の洗剤を使い、湯垢は酸性の汚れで中性やアルカリ性の洗剤が必要です。つまり鏡の白っぽい汚れを落とすには、2種類の洗剤で落とす必要があるのです。特にガチガチに固まってしまったウロコ状の水垢は頑固で、通常の掃除では落としきれないことも少なくありません。汚れの種類と性質を理解したうえで、お掃除を行いましょう。
お掃除前に覚えておきたい注意点
水垢のお掃除には、酸性洗剤であるクエン酸を使うのが効果的です。ただし、クエン酸は塩素系との併用禁止のため、注意しましょう。また、くもり止め加工やコーティングした鏡にはクエン酸や水垢専用洗剤が使えません。事前に鏡で使える洗剤を確認してくださいね。
鏡についた水垢の落とし方
鏡についたうろこ状の白い汚れは、性質の違う2つの汚れがついています。そこで、アルカリ性と酸性の2つの洗剤を使ってお掃除しましょう。手順としては、まずは浴室用洗剤で湯垢を落としてから頑固な水垢を、時間をかけて落とすと効率的です。お風呂の鏡についた汚れの落とし方を紹介します。
掃除手順 ①浴室用洗剤で湯垢を落とす
まずは、湯垢汚れから落としていきましょう。湯垢汚れは比較的落としやすいため、先にお掃除します。弱アルカリ性か中性の浴室用洗剤を満遍なく広げて、スポンジでこすり、水ですすぎます。
掃除手順 ②クエン酸で水垢を落とす
続いて、頑固な水垢汚れをお掃除しましょう。先にお伝えしたとおり、水垢には、酸性の洗剤を使います。
クエン酸水スプレーを作り、（水200mlクエン酸小さじ１）鏡全体に行き渡るようにまんべんなくスプレーします。大量にスプレーをするとむせやすいので換気扇を回し、マスクをしてからスプレーをしましょう。先にもお伝えしたとおり、クエン酸と塩素系洗剤の併用はできません。健康被害を招く恐れがあるため注意してください。
さらに、ティッシュペーパーやキッチンペーパーを鏡に貼りつけ、上からもスプレーを吹きかけます。
掃除手順 ③鏡全体をラップで覆ってつけおき
ラップをかけて、しばらくつけ置きします。10分程度が目安です。ただし、素材を痛める可能性がるため、長時間のクエン酸のつけ置きは避けてください。また、鏡の金属フレームはできるだけ避けること。サビが生じる原因となるのでつかないように気を付けましょう。ついた場合には、早めの拭きとりを。
掃除手順 ④スポンジでこすり洗い
その後、ラップと貼り付けたペーパーをすべて取り除いたあと、スポンジなどで優しくこすり、最後に水でしっかりすすぎます。使い終わったペーパーとラップは蛇口など他の場所の水垢とりに使いまわせます。
頑固な汚れは、専用洗剤を使う
クエン酸でラップするつけ置きでも取り除けない頑固な水垢は、「水垢専用洗剤」を使ってみましょう。乾いた鏡に専用洗剤を、付属のタワシにつけて、優しく円を描くよう広げます。しっかりすすいで、磨き残しがあれば再び洗剤をつけてこすります。
ただし、「水垢専用洗剤」には研磨剤が含まれているため、鏡が傷つくおそれがあります。専用のタワシを使って優しく円を描くように、汚れの部分のみに使ってください。
水垢を減らして掃除を時短しよう！日常のお手入れと予防法
できてしまった水垢汚れは落とすのが大変です。掃除で鏡を痛めないためにも普段から予防することが重要です。
普段から、浴室用洗剤で鏡を掃除しておく
普段使っている浴室用洗剤は中性や弱アルカリ性のものが主流です。軽い水垢なら浴室用洗剤で落とすことができます。浴槽を掃除したついでに鏡の汚れを落としておきましょう。おススメの掃除のタイミングはお風呂からあがったとき。室温が上がっているため、汚れが浮いて落としやすくなっています。
風呂あがりの水切り、浴室乾燥を習慣に
鏡に残った水滴が乾くと水垢となりウロコ状に残るので、水滴を残さないようにしましょう。風呂上がりに、水切りワイパーでとりのぞいたり、タオルで拭きとったりするのがおすすめです。その後、換気扇を回して、水気を残さないようにするのもポイント。換気扇に「強モード」がある場合は、入浴後すぐに、一時的に使用すると良いでしょう。
浴室用の曇り止めアイテムを使用する
浴室用の曇り止めアイテムが市販されています。親水性の成分が多く、水がかかるとすばやく広がって水滴になるのを防いでくれます。汚れ防止の効果もあり、水垢予防におすすめです。その際、鏡の汚れを落としてから、曇り止めアイテムをまんべんなく伸ばしてください。お掃除前に使用しても、元の汚れが邪魔する可能性があります。その後は、入浴ごとにシャワーなどで表面を濡らすと効果を発揮します。
日常掃除の味方「お風呂ピカピカセットPro」の活用法
鏡の水垢汚れだけでなく、浴室のお掃除はなにかと手間がかかるものです。ふだんのお掃除を時短することで、お掃除にかかる負担を減らしてあげましょう。
水垢だけでなく、湯垢や黒カビなども予防できる、お掃除時短アイテムとしておすすめなのが、ウッディラボの「お風呂ピカピカセットPro」。
防汚の働きを持ち、パイプまでお掃除してくれる「バイオサイクル/浴室・洗面台パイプ用 濃密泡タイプ」、「バイオサイクル浴室・洗面台パイプ用（液体）」と、お風呂のカビ予防に役立つ「おふろの防カビアロマ PREMIUM」、エプロン内部のカビと臭い予防ができる「お風呂の衛生当番」の4点がセットになっています。
詳しい使い方を紹介します。
①泡タイプ洗剤をお風呂あがりにスプレーして軽く広げる
ウッディラボの「バイオサイクル 浴室・洗面台パイプ用 濃密泡タイプ」は、泡が濃密なので液だれしません。凹凸のある場所にも広げて汚れに密着させておきましょう。浴槽だけでなく、エプロンや壁、床、凸凹した浴槽のふた、鏡に満遍なくひろげておくのがコツ。特に汚れやすい腰より下の汚れやすいゾーンを中心に泡を伸ばします。
②洗剤をすすぐ
しばらくおいたらシャワーですすぎます。残り湯を使うより、きれいな水ですすいだ方が、汚れが落ちやすいです。温かい湯ならさらに効果が上がります。
③水切りして鏡や蛇口はタオルで拭く
水切りワイパーなどをつかって、浴室内の全体を水切りします。天井にも水滴がある場合は伸縮性の水切りワイパーでとるとカビが広がりにくくなりますよ。
さらに、壁や鏡など平らな場所も忘れずに水切りしてください。水切りしにくい蛇口やシャワーヘッドはタオルで軽くふきましょう。鏡もタオルで仕上げに拭くと水垢がつきにくくなります。
バイオサイクルを使ったお掃除と水きりを習慣にすることで、水垢汚れの予防だけでなく、カビ対策にも役立ちます。浴室にカビができてしまったときの対策はこちらを参考にしてください
お風呂の鏡の水垢は、酸性の洗剤でお掃除しよう
水垢は洗剤をかえるだけで、落としやすくなります。掃除後は鏡の視界がクリアになり、今まで水垢で鏡がくすんでいたことが実感できますよ。ただし、水垢がうろこ状になるまで放置すると、落とすのに時間がかかってしまいます。ふだんから、水垢がつかないように予防につながる、こまめな掃除をしておきましょう。お掃除が楽しくなるような時短アイテムを使えば、お掃除の負担も軽減されます。上手に取り入れて快適なバスタイムを過ごしましょう。
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