トイレの換気扇は、お掃除が大変!?外せない換気扇を上手にお掃除する方法
トイレの便器や床掃除を小まめにしているのに、トイレの匂いが気になったり、なかなかトイレ内の臭いがクリアになりにくいことがあったりしませんか? それは、もしかしたら換気扇の汚れが原因かも。
今回もお掃除ブロガーのよしママさんに、トイレの換気扇を掃除する方法について教えていただきました!
トイレの換気扇内が汚れていると、見た目が悪くなるだけでなく、異音がしたり、空気が換気できず臭いがこもったりしやすくなります。またほこり自体からも臭いが発生してしまうことも。ハードルが高いと思われがちなトイレの換気扇掃除ですが、コツをつかめばとっても簡単。 お掃除自体も、大きなホコリがたっぷり取れるので気持ちが良いですよ。ただ、トイレの換気扇は、取り外せるタイプとは限りません。今回は、外せないトイレの換気扇でも、簡単にできるお掃除方法を紹介します。手が届かないときのお掃除のコツもお伝えしましょう。
トイレの換気扇掃除~準備編~
トイレの換気扇掃除を始める前に、まずはお掃除道具を揃えておきましょう。効率よく掃除するために用意しておきたいアイテムを紹介します。
取り外せないトイレの換気扇掃除前に準備しておきたいもの
- 新聞紙
- 古歯ブラシなどのブラシ(2~3本)
- ビニール袋
- セロテープ
- トイレ用洗剤
- クロス(古布、雑巾など)
- 脚立(手が届かない場合)
- マスクや手袋など
ホコリが苦手な場合はマスクを、手荒れが心配な場合はゴム手袋があると便利ですね。
下準備として、トイレの床や便座に新聞紙を敷き、トイレの換気扇の電源を切っておきましょう。また、手が届かない場合には、必要に応じて脚立を設置します。お掃除のとき、直接便座に乗ってしまうのはNG。便座が破損すると大変です。脚立を使い、安全を確保して掃除を行いましょう。
トイレの換気扇掃除~換気扇掃除の手順~
準備ができたら、換気扇の掃除を始めましょう! 以下のやり方は、あくまで参考です。換気扇のカバーを取り外す、中のホコリを取るといった動作については、取扱い説明書を確認したうえで、行ってくださいね。
①換気扇の下にビニール袋を取り付ける
しばらく換気扇掃除をしていない、汚れが詰まりやすいなどの状況によっては、換気扇カバーを取り外す際に、大量のホコリが塊になって落ちることがあります。床や便座が汚れてしまうので、できるだけホコリが落ちないように。換気扇の下にセロテープを使ってビニール袋を取り付けましょう。ホコリが、床や手洗いボウルなどに散乱するのを防げます。
②換気扇のカバーを外す
ホコリが落ちないように、ゆっくりと換気扇カバーを外します。このタイプは手前に引っ張るだけで、外すことができました。撮影のため片手で外していますが、<u>必ず両手でゆっくり外してくださいね。</u>
③ホコリ受けを外す
換気扇の内側にある、ホコリ受けを外します。大きなホコリの塊が入っている場合があるので、そっと水平を保ちながら外します。
④カバーとホコリ受けを洗う
換気扇カバーやホコリ受けの中にたまっていたホコリをゴミ箱などに捨てたら、丸洗いします。トイレ用洗剤を利用すると汚れが落ちやすくなります。細かいスキマは、古歯ブラシなどを使って、汚れを落としましょう。洗ったら、しっかりすすぎ乾かしておきます。
⑤換気扇内部のホコリを古ハブラシなどでかき出す
続いて、換気扇の内側に溜まっているホコリを、古歯ブラシなどを使って取り除きます。あれば、360度ブラシがついているタイプの方が、ホコリをかき出しやすいですよ。使用しているのは100円均一ショップで購入した急須ブラシ。いろんなスキマ掃除に使えるので重宝しています。ちなみに、この工程で使用するブラシは濡らさずに乾いた状態で使ってください。カバーやホコリ取りを洗う際に使ったブラシではなく、別に用意した乾燥したもので行ってくださいね。
⑥電源を入れてほこりを落す
ある程度、ホコリを取り除いたら、カバーなどをつけない状態で換気扇の電源を入れ、回しながら残ったホコリを落とします。ブラシが届きにくい場所もあり、内部にホコリが残っていることがあるので、しっかり回して汚れを落としましょう。とりつけたビニール袋にたくさんのホコリがたまっているのが分かりますね。
⑦トイレ用洗剤を染み込ませたクロスで拭く
ある程度ごみを取り除いたら、換気扇を止めて、換気扇周りや羽根の汚れを拭き取ります。必ず、電源を消してから行ってくださいね。クロスにトイレ用洗剤をつけて拭くと、黒ずみがとれます。その後、水拭きして洗剤分を取り除きましょう。今回は、ウッディラボの「バイオサイクルトイレ用」洗剤を使用して汚れを落としました。
⑧カバーを取り付ける
洗って乾かしておいたホコリ受けとカバーを、順に取り付けます。そのあと、落ちるホコリを受け止めていたビニール袋も取り外します。中のホコリをこぼさないように注意しましょう。
⑨トイレ内に落ちた汚れやホコリを取り除く
広げていた新聞紙を落ちたゴミやホコリと一緒に丸めて捨てます。汚れ防止に新聞紙を敷いていますが、それでも床に落ちてしまう場合があります。下に落ちたホコリをトイレ用洗剤で拭き取ります。細かいホコリが落ちていることがあるので、確認しながら拭き取りましょう。
天井が高くて手が届かない場合は、手作りストローノズルで簡単掃除を
天井が高くて手が届かない、脚立に載って掃除するのが不安……という場合や、換気扇のカバーやホコリ取りを取り外して掃除できない場合、「手作りストローノズル」を用意して、掃除機でお掃除してみましょう。
<用意するもの物>
- 掃除機
- 新聞紙
- ストロー
- 粘着テープ
- 脚立など
① ストローを束ねて、簡易掃除ノズルを作る
長さのストローを20~30本準備します。今回は23本使用。いつも100円均一ショップで販売されているストローを使用しています。掃除機の筒の大きさに合わせて、ストローを粘着テープで固定します。しっかり固定しないと、ストローが吸い込まれてしまうので、強めに巻いています。片方を斜めにハサミでカットしておくと換気扇にフィットしやすいですよ。
② 掃除機の口に粘着テープでしっかり固定する
掃除機に取り付けてある床用ヘッドを外して、①で作ったストローを束ねたものを、パイプに直接粘着テープで貼り付けます。
③換気扇の口に当てて掃除機で吸い取る
ストローを束ねたノズルを、トイレの換気扇部分に当てて、掃除機でゴミやホコリを吸い取ります。タピオカ用などの太めのストローは換気扇カバーのすきまに入り込みにくいのでオススメしません。一般的な太さのストローがおすすめです。ホコリを吸い込むときは、いきなり強モードからはじめるのではなく、弱モードで吸い込みましょう。天井の高い換気扇は、掃除機のホースをのばしてお掃除できます。換気扇のカバーなどを外せない場合には、試してみてくださいね。
トイレの臭い対策は、ほこり予防も大切
換気扇にホコリがたまってくると、換気が悪くなり、トイレの内部に臭いがこもりやすくなってしまいます。換気ができないと、空気や湿気が貯まってしまうため、タンク周りや便器周りにもカビが生えやすくなるのも気になるところです。一度きれいにお掃除したら、換気扇にホコリが入り込まないように工夫しておきましょう。
換気扇フィルターを使う
トイレなどに設置されている小型の換気扇用のフィルターが、100円均一ショップやホームセンターなどで販売されています。フィルターを貼っておくと、ホコリが内部に入り込むのを防いでくれます。使用しているとフィルターがすぐに黒くなり、換気扇内が汚れやすいのが分かります。頻繁に替えられるようストックもあると便利です。小型のサイズがなければ、大きな換気扇用のフィルターをカットして、テープなどで取り付けてもいいですね。
定期的な床や壁の掃除でホコリや汚れを減らす
トイレは、衣類の着脱で繊維やホコリが舞いやすい場所。トイレットペーパーのクズや切れ端などが落ちることもあります。そうした床や壁につくホコリを定期的に取り除くことで、トイレ内のホコリを減らし、換気扇に入るホコリを減らしましょう。
トイレ掃除におすすめなのが、防臭、防汚の働きが期待できる洗剤「バイオサイクルトイレ用」です。これ1つで、トイレの臭いを防ぎ、汚れ自体もつきにくくなります。天然のバイオ菌が汚れや臭いを分解してくれるとのことで、パイプのなかまできれいにしてくれるのは、嬉しいですよね。
天井、床や壁はもちろん、便器やタンク周りなどにも使えるので、この洗剤が一本あれば、トイレ掃除にまるっと使えます。
尿はねとホコリで汚れやすい床、便器周りは特に念入りにお掃除しています。ウッディラボの「バイオサイクルトイレ用」を使うことで、トイレの嫌な臭いが激減しました。
トイレは、換気扇までしっかり掃除しよう
トイレの換気扇は、固定されていて取り外せない、高い場所に取り付けられていて手が届かないという場合があります。換気扇そのものが外せなくても、ブラシでかきだせば、しっかりホコリ取りができ、すっきりキレイになります。カバーが外せないタイプなら、掃除機を使ってきれいに汚れを取り除きましょう。掃除後は、換気扇の音も小さくなり、換気もしっかりできるから、嫌な臭いがこもることもなく、清潔なトイレ空間が広がります。
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