秋こそしっかりカビ対策を!カビが発生しやすい場所別に予防法をご紹介

カビが気になる季節といえば、代表的なのが梅雨。ですが、その梅雨と同じくらい、秋はカビが発生しやすいことをご存じでしょうか。しかも、過酷な夏を乗り切った秋カビは、普通のカビよりも耐性が高くなるともいわれています。カビは不快なだけでなく、健康被害をもたらす恐れもあります。自身や家族の健康を守るためにも、秋こそしっかりカビ対策を行いましょう。今回は、秋にカビがやっかいな理由と、具体的なカビ対策を場所別にご紹介いたします。

やっかいな「秋カビ」に注意!

カビの生育に最適な温度は25~28度、さらに湿度60%以上で繁殖するといわれています。秋は「からっと気持ちのいい季節」というイメージを持たれている方も多いかもしれません。しかし、実は秋は気温・湿度とも梅雨の時期と同じくらい高く、カビの生育に快適な季節なのです。

2021年の状況を例に見てみましょう。下の図は、気象庁が公表している東京の気象データをグラフ化したものです。2021年の6月と9月を比べてみると、平均気温はほぼ変わらず、降水量と相対湿度に関しては、むしろ9月が6月を上回っています。これらのデータからも、秋はカビに要注意な季節であることがわかります。

参照:

月ごとの値(東京 2021年(月ごとの値)主な要素)|気象庁

観測開始からの毎月の値(東京 相対湿度の月平均値(%))|気象庁

しかし、いくら高温多湿を好むカビであっても、さすがに温度が30度を超えるような環境では勢いが弱くなります。暑すぎる夏は、カビも人と同じく「夏バテ」するのです。そして、過ごしやすい秋がやってくると、再び活発になります。秋カビがやっかいなのは、夏の暑さに鍛えられて耐性が高くなっていること。何も対策をしないでいると、気づかないうちにあっという間に繁殖してしまうかもしれません。早めの予防が肝心です。

今すぐ実践!場所別の秋カビ対策

ここからは、お家の中で特にカビが発生しやすい場所と、その対策をご紹介いたします。どれも「日ごろから」「継続して」行うことが大切です。秋カビから住まいを守るために、さっそく今日から実践しましょう!

水回り

お家の中でも、浴室やキッチン、洗濯機などの水回りは、湿度が高くなりやすく、特にカビが発生しやすい場所です。水気が残らないように、使用後は定期的に乾燥させる工夫を行いましょう。

  • 浴室
    お風呂に入った後は、水切りワイパーなどで水滴をふき取り、しっかりと乾燥させましょう。生えてしまったカビは、市販のカビ取り剤を使って取り除きます。また、通気口や換気扇をこまめに掃除することも忘れずに。こうした部分にカビがあると、換気をする度にカビの胞子が浴室中に広がってしまいます。
  • 洗濯機
    洗濯機のカビを防ぐには、洗濯槽に湿気や汚れをため込まないことが大切です。使ったあとは洗濯物をすぐに取り出してフタを開けておく、洗濯機を洗濯カゴ代わりに使わない、洗剤の適量を守るなどを心がけましょう。洗濯槽クリーナーや重曹・クエン酸などを使って、定期的に洗濯槽をお手入れすることも大切です。
  • キッチン
    シンクの四隅や三角コーナー、排水口などは、特にカビが発生しやすい場所です。使ったあとは。カビのエサとなるような汚れが残らないようにしっかり洗い流しましょう。45度以上のお湯をかけると、カビや雑菌の発生を抑えることができます。

エアコン

冷房や除湿運転をすると、エアコン内部に結露が発生します。この水滴がほこりや汚れと混ざり合い、カビが発生してしまいます。近年は、秋でもエアコンが必要なほど気温が高い日が見られます。日頃からできる対策としては、内部クリーン機能や送風で内部を乾燥させることと、こまめにフィルターを掃除することです。冷房シーズンが終わったら、エアコン内部を掃除しましょう。これをしておかないと、冬に暖房をつけたときに、カビの胞子がお部屋中に広がってしまいます。エアコン内部はとても複雑な構造になっており、自分で掃除をすると故障してしまう恐れもありますので、専門業者へ依頼するのが安心です。

収納

普段は閉め切っているクローゼットや押し入れ、下駄箱などは、湿った空気がたまりやすい場所です。天気の良い日には扉を開けて、換気を行いましょう。中に除湿剤を入れておくのもおすすめです。

また、スペースいっぱいに物を収納してしまうと、より風通しが悪くなってしまいます。入れ方も工夫して、余裕を持って使いましょう。

家具の裏側

ソファーや大きな棚、たんす、ベッドなどを、壁にぴったり付けて配置していませんか?こうした家具の裏側も、通気性が悪く湿った空気がたまりやすい場所です。風が通るように、家具は壁から10cmほど離して配置しましょう。隙間を空けておくことで、お掃除もしやすくなります。生えてしまったカビは、エタノールや木材専用のカビ取り剤で除去しましょう。

布団・カーペットなど

布団やカーペット、絨毯などの布製品も、カビには要注意です。人の体温や汗で高温多湿になりやすく、髪の毛やフケ、垢など、カビのエサとなるような汚れも豊富にあります。

まずは、清潔な状態を保つために、こまめな掃除を心がけましょう。そして、定期的に天日干しをしたり、布団乾燥機を使ったりして、湿気をため込まないようにすることが大切です。布団やカーペットの下に敷いておくだけの除湿シートを使うのもおすすめですよ。

ナチュラル志向の方におすすめ!ウッディラボのカビ予防アイテム

ご紹介したカビ対策とあわせて、市販のカビ予防アイテムを活用すれば、忙しい毎日でも楽してきれいな状態を保つことができます。さまざまなカビ予防アイテムが販売されていますが、赤ちゃんやペットのことを考えて、「殺虫成分が含まれていないものを使いたい」という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、天然由来の香りが持つ効果を利用したウッディラボのアイテムをご紹介いたします。

置くだけ簡単いい香り「エアコン用 アロマDE防カビ」

「エアコン用 アロマ DE 防カビ」は、エアコン上部の吸気口辺りに置くだけでカビ予防ができる便利アイテム。約60日間、天然由来のやさしい香りが、エアコンをカビから守ってくれます。香りは「エレガンスアロマ」と「レモンミント」の2タイプで、いずれも塩素系等有害成分は含まれていません。

「エアコンから、なんだか嫌な臭いがする……」と感じるときは、もしかしたら、エアコン内のカビや雑菌が悪臭の原因になっているかもしれません。「エアコン用 アロマ DE 防カビ」は、除菌・消臭効果もプラスされているので、臭い対策としてもおすすめです。

お風呂も快適に「お風呂の防カビアロマPREMIUM」

カビが発生しやすいお風呂は、こまめなカビ対策が肝心です。とはいえ、毎日使う場所だからこそ、完全に湿気を取り除くのは難しく、カビ対策を継続するのは大変です。日々のお掃除をできるだけ楽にするために、活用したいのがウッディラボの「お風呂の防カビアロマPREMIUM」。天然由来の香りの力で、カビの繁殖を抑えてくれます。カビ掃除をした後に、天井や壁に貼り付けるだけ。約120日間のお手軽カビ対策が可能です。香りは、「リラックスグリーンハーブ」、「ナチュラルミント」の2種類からお選びいただけます。

ダニよけしながら乾燥対策「ダニよけシリカ」

カビは湿度が高い環境を好むため、除湿剤を使うと予防に効果的です。「ダニよけシリカ」は、乾燥剤として使用されるシリカゲルBタイプに天然由来アロマを含ませたダニよけアイテム。6cm×6cmの小さな分包タイプで、カーペットの下、まくらやクッションの中、押し入れ、下駄箱、食糧庫など、家中の気になるところにどこでもお使いいただけます。香りは「ベビーフローラル」と「アクアグリーン」の2タイプです。消臭効果もプラスされているため、気になる生活臭や、湿気の多い時期特有の嫌な臭いもスッキリ。ダニよけの効果期間は約90日で、効果が切れたあとも半日ほど天日干しをすれば、乾燥剤として繰り返し使うことができます。

テーブルに置かれたダニよけシリカ2種類

秋カビが活発になる前にカビを予防しよう!

最近の日本の住宅構造は気密性が高く、ひと昔前の住宅に比べるとカビが繁殖しやすいといわれています。カビ対策は一年を通して行うべきですが、うっかりしがちな秋は要注意! 雨が多く、気温・湿度とも梅雨の時期と同じくらい高いため、カビにとっては快適な季節です。しかも、秋カビは夏の暑さに鍛えられ、普通のカビよりも耐性が高くなっています。早めに秋カビ対策を始めて、きれいな住まいを守りましょう。

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ウッディラボのルーツは、1947年創業の家具屋。木に携わり、木のおかげでこれまで事業を続けてきました。もっと木の良さを活かし、お客様の役に立ちたい。そんな思...

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