カメムシを寄せ付けないベランダにしよう!洗濯物に近寄らせないための対策
「せっかくきれいに洗濯したのに、カメムシが…!!」なんて経験はありませんか? 不快な臭いを発生させるカメムシ。悪臭の被害を広げないためには、屋外でのカメムシ対策をしっかりして、家の中に侵入させないことが大切です。今回は、カメムシが寄り付きやすい場所や洗濯物を好む理由、ベランダやお庭でのカメムシ対策をご紹介いたします。
カメムシが寄り付きやすくなる場所の特徴
まずは、カメムシが寄り付きやすい場所の特徴を確認しておきましょう。カメムシのエサは、主に草や茎、果実などです。そのため、家の近くに田んぼや畑があったり、ベランダやお庭で植物を育てていたりすると、カメムシが寄り付きやすくなります。また、カメムシは日当たりの良い場所を好みますので、南向きのベランダや窓も要注意です。
それからカメムシには、ほかの虫同様に光に集まる「走光性」という性質もあり、窓から漏れる部屋の明かりや玄関灯にも寄ってきます。網戸や窓サッシのほんのわずかな隙間からも家の中に侵入してきますので、窓付近は特にしっかり対策をしましょう。
カメムシは洗濯物にも寄り付きやすい
よりによって、カメムシが洗濯物に付いていることありますよね。これは決して偶然ではなく、カメムシは洗濯物が大好きなのです。一体なぜなのでしょうか。
それは、カメムシは「暖かい場所」と「光」、そして「白色」に惹かれる性質があるからです。洗濯物の中でも、白色のシャツやシーツは特に狙われやすいといえます。洗濯物を取り込むときは、カメムシが付いていないかチェックしてから取り込むようにしましょう。
カメムシは寒さに弱く、秋になると越冬場所を探すために私たちの周りに現れやすくなります。越冬場所を探すカメムシは集団で行動しますので、一匹だけでなく何匹も洗濯物に付いていることも。秋は特に、注意が必要な季節です。
カメムシってどんな虫?気になるあの臭いのもとは…
「カメムシ」と聞くと、体長15mmほどの緑色の虫をイメージされる方が多いのではないでしょうか。これは、「クサギカメムシ」という種類のカメムシです。一口にカメムシといっても非常に多くの種類が存在しており、ほかにも寒冷地域に多い茶褐色の「スコットカメムシ」、体長5mmほどの小さな「マルカメムシ」などが、日本ではよく見られます。産卵時期は5月から8月。卵は1~2週間で孵化し、1ヶ月ほどで成虫になります。
カメムシの特徴は、なんといってもあの独特な臭い。あまりにも強烈なために、自分自身がショック死してしまうこともあるそうです。カメムシの臭い成分「トランス-2-ヘキサノール」は、水に溶けにくく油に溶けやすいという性質があります。臭いが手についてしまったときは、クレンジングオイルやサラダ油などの油系の液体を手に刷り込んだあとに石鹸で洗うと落ちやすいでしょう。
ベランダやお庭にカメムシを寄せ付けないための対策
カメムシは、網戸や窓サッシのわずかな隙間や、エアコンのドレンホースなどから家の中に侵入してきます。このような侵入経路をしっかりとふさぎ、カメムシの侵入を阻止することが大切ですが、できることなら、そもそも家の周りに寄り付かないでほしいですよね。ここからは、ベランダやお庭にカメムシを寄り付かせないための具体的な対策を5つご紹介いたします。
なお、室内のカメムシ対策についてはこちらの記事をご覧ください。
雑草や落ち葉をそのままにしない
先にもお伝えしたように、カメムシは、草や茎、果実などをエサとします。また、葉の裏に卵を産みつけることも。カメムシを寄り付かせないためには、ベランダやお庭に植物を置かないのが一番良いですが、ガーデニングや家庭菜園をしている方もいらっしゃることでしょう。大切に育てた花や野菜を、カメムシ対策のためだけにやめてしまうのはもったいないですよね。その場合は、雑草を抜いたり落ち葉を掃除したりして、こまめにお手入れすることが大切。カメムシが好む場所をできるだけ少なくするように心がけてみてくださいね。
防虫ネットを張る
家庭菜園をカメムシから守るために、防虫ネットを張るのも一つの方法です。特に、枝豆や大豆などの豆類や、ニンジン、パセリ、コリアンダーなどのセリ科の植物は、カメムシの大好物。これらをベランダで栽培しているなら、防虫ネットの使用を検討してみてはいかがでしょうか。カメムシが侵入できないくらいの、網目が細かいものを選ぶのがポイントです。
カメムシが苦手な植物を育てる
「カメムシを寄り付かせないためには、ベランダやお庭に植物を置かないのが一番良い」とお伝えしましたが、植物の中にはカメムシが嫌がる香りを持つものもあります。それが、ハーブ、ミント、唐辛子の3つです。このいずれかを鉢植えやプランターに植えて置いておくと、カメムシ予防の効果が期待できるでしょう。
白色の洗濯物は室内干し・もしくは内側に干す
もうひとつ、カメムシは白色に惹かれる性質があります。洗濯物の中でも、白色のものは特にカメムシに狙われやすいので、室内干しがおすすめです。
しかし、「日光を当ててカラッと乾かしたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。外に干す場合は、白色のものはできるだけ内側に干すようにしてみてください。もしくは、黒色のネットで覆って白色の洗濯物を見えにくくすると、カメムシが寄り付きにくくなるでしょう。
それでもカメムシが洗濯物に付いてしまったら、勢いよく払ったり叩いたりせずに、そっと払うのがポイント。カメムシはいつも臭いわけではなく、刺激を受けたり、身の危険を感じたりしたときに強烈な臭いを発生させます。払うときは、なるべく刺激を与えないように気を付けましょう。
市販の忌避剤やハッカ油を使う
ご紹介した4つの対策と併せて、忌避剤を使うとより効果的です。窓周辺に吹きかけるスプレータイプ、ベランダに吊るしておくタイプなど、さまざまな忌避剤が販売されています。
また、忌避剤はハッカ油を使って簡単に作ることができます。ハッカ油とは、カメムシが嫌いなミントを精油したものです。スプレーとして使うなら、以下の分量でハッカ油・無水エタノール・水を合わせます。
- ハッカ油……20~30滴
- 無水エタノール……10ml
- 水……90ml
ハッカ油は、ゴキブリやほかの虫よけにも効果があります。虫よけスプレーとしてだけでなく、消臭スプレーやバスオイルとして使うのもおすすめですよ。
『家中どこでも虫キライスプレー』でカメムシの侵入を防ごう!
忌避剤を使いたいけれど、「カメムシだけでなく、ほかの虫も予防したい」「手作りの虫除けを作るのは面倒…」という方も多いのではないでしょうか。市販のものを使用するなら「天然成分にこだわったものを使いたい」というナチュラル派もいらっしゃることでしょう。そこでおすすめしたいのが、ウッディラボの『家中どこでも虫キライスプレー』です。
主成分はカメムシが苦手とするハーブの一種である、天然精油「レモンユーカリ」。ベランダや窓回りなど、気になるところにスプレーするだけで、天然由来のさわやかな香りが虫の侵入を防いでくれます。カメムシだけでなく、蚊やコバエ、アリ、クモ、ダニなどの予防にも効果的です。殺虫剤や忌避剤等の有害成分は含まれておりませんので、小さな赤ちゃんやペットと暮らす方も、家中どこでも気軽に使えるのがうれしいですね。
虫キライスプレーの効果的な使い方については、こちらの記事もご覧ください。
カメムシ対策をして、きれいな洗濯物を守ろう
カメムシが寄り付きやすい場所と洗濯物を好む理由、屋外での具体的なカメムシ対策をご紹介いたしました。カメムシが超冬場所を探し始める秋は、私たちが冬に向けて衣替えをする季節でもあります。「布団やシーツをせっかく洗ったのにカメムシが…」とならないために、ベランダやお庭のカメムシ対策をしっかりと行いたいものですね。
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