長靴の臭いが気になる…臭い取りの方法と予防策をご紹介
雨の日のお出かけに、長靴(レインブーツ)を着用されている方も多いのではないでしょうか。特に、子どもは長靴が大好き! ときには、晴れた日にも長靴で出かけることがあるかもしれません。かわいい長靴をはくのは楽しいけれど、気になるのが使った後。玄関で脱いだら、長靴からイヤな臭いがしたり、下駄箱から出したら、こもった臭いがついていたり……。そのまま放置すると、玄関全体が臭くなってしまうかも。今回は、気になる長靴の臭い対策として、臭いの取り方や予防方法を紹介します。
長靴が臭いのはなぜ?主な理由2つ
雨が続いた後の靴は、嫌な臭いが出やすいもの。特に、長靴が臭くなってしまう理由は、大きく分けて次の2つがあります。
通気性が悪く雑菌が繁殖しやすい
長靴が臭くなってしまう理由の一つに、長靴の通気性の悪さが挙げられます。長靴の臭いの主な原因は、雑菌です。通気性が悪いと雑菌が発生しやすくなるため、長靴からイやな臭いが出てしまうのです。
さまざまな素材の長靴がありますが、使われることが多い素材が、ゴムやポリ塩化ビニール(PVC)です。これらの素材は、傷や汚れに強いものの、通気性が悪いという特徴があります。さらに、長靴の形は細長く、足先に近づくほど通気性が悪くなるため、奥に湿気が溜まりやすいのです。
さらに、長靴を履けば汗や皮脂などの汚れも付きますし、長靴の中に熱もこもります。高温多湿は、雑菌が好む環境です。何もケアをしないと、どんどん雑菌が繁殖し、臭いもきつくなる恐れがあります。
特に子どもは、大人に比べてたくさん汗をかきます。水たまりやぬかるみなどに入ることも多いので、泥や砂が長靴の中に入ってしまうこともあるでしょう。このような汚れも、雑菌を繁殖させる原因になります。
長靴の中に残った汚れによるもの
先にもお伝えしたとおり、臭いの主な原因は雑菌によるもの。汗や皮脂などの汚れも、雑菌を繁殖させる原因になります。特に、サイズが合っていない長靴を履いていると、汚れがつきやすくなるので注意が必要です。
例えば、長靴が、本来のサイズより小さい場合には、靴の中で足が圧迫されて、通常より汗をかいてしまいます。逆に、長靴のサイズが大きい場合には、歩くときに脱げないよう必要以上に足に力が入り、汗をかきやすくなります。長靴の中で足がこすれてしまい、角質もはがれやすくなるでしょう。こうした汚れをエサにして雑菌が繁殖するため、長靴が臭くなってしまうというわけです。
長靴の臭いが気になるときは、サイズが合っているかどうかも、一度見直してみるとよいでしょう。
長靴の臭いを放置するとどうなる?
長靴から臭いがするということは、雑菌が繁殖しているということ。これを放置すると、雑菌がどんどん増えて、さらに臭いがきつくなる可能性があります。
また、「長靴が臭いのは水虫のせいでは?」と思っている人もいるかもしれません。水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が原因です。カビは、雑菌と同じように高温多湿の環境を好みます。汚れたまま、濡れたままの長靴を放置していると、長靴にカビが生えたり、水虫を招く白癬菌が繁殖したりして、衛生面でも不安が残ります。必ずしも「長靴から臭いがする=水虫の原因である白癬菌が繁殖している」というわけではないものの、臭いがする長靴を履き続けていると、水虫になるリスクは高くなると考えられるでしょう。
長靴の臭いを取る2つの方法
長靴が臭くなってしまったら、どうやって臭いを取ったらいいのでしょうか。ここからは、長靴の臭いを取る方法を2つ紹介します。
長靴をしっかり洗って乾かす
長靴が汚れていると、臭いの原因となる雑菌が繁殖しやすくなります。臭いを取るためには、長靴をしっかり洗って、清潔な状態を保つことが大切です。長靴を洗うときには、次の手順でしっかりと汚れを落としましょう。
<長靴の洗い方>
長靴の外側を洗うときにシューズブラシを使うと、傷がつく恐れがありますので、避けたほうが無難です。傷が広がると水がしみ込んでくる可能性があります。また、小さくて奥まで洗いにくい子どもの長靴は、重曹水につけ置きするのがおすすめです。
長靴を洗った後は、しっかり乾かすことも大切です。湿気が残っていると、また臭いの原因となる雑菌が繁殖してしまいます。ただし、長靴を早く乾かそうとして、日の当たる場所に置いたり、靴の乾燥機を使ったりすることは避けましょう。長靴に使用されることの多いゴムやポリ塩化ビニールは、熱に弱いため、直射日光に当てたり、靴の乾燥機を使用したりすると、長靴が傷んでしまう恐れがあります。洗った長靴は、陰干しでしっかり乾かすようにしましょう。長靴を上下逆さまにして中にも風を通すと、乾きやすくなります。ホームセンターや100円均一ショップに売っている長靴用のハンガーを使うのもおすすめです。
靴の臭い取りグッズを使用する
雨の日が続くと、長靴を中まで洗ってしまうのが難しい時もありますよね。そんなときは、靴の臭い取りグッズを使用する方法も有効です。スプレータイプやパウダータイプなど、さまざまなグッズがありますので、使いやすいものを見つけてみてください。既に発生している臭いをどうにかしたいなら、除菌・抗菌効果があるものを選ぶとよいでしょう。長靴を脱いだ後に使用する習慣をつけておくと、イヤな臭いもつきにくくなります。
ウッディラボの「靴の消臭・除湿シリカ 除菌プラス」は、天然由来の香りの力を活用した靴用の消臭・除湿グッズです。靴の中に入れておくだけで、約30日間効果を発揮してくれます。6cm×6㎝と小さいため、子どもの長靴にも入れやすくて便利。天然由来の優しくさわやかな香りがするので、毎回フレッシュな気持ちでお出かけできます。
また、身近にあるものであれば、新聞紙も長靴の臭い取りに使えるアイテム。新聞紙を丸めて長靴の中に入れておくと、新聞紙が長靴の中の湿気や臭いを吸い取ってくれます。
長靴の臭いを予防するには?
長靴は臭くなる前に対策を取っておくと、臭いに悩まされることが少なくなります。そして、せっかく洗ってきれいにした後は、できるだけイやな臭いのない状態をキープしたいところ。今からできる長靴の臭いを予防する方法を、2つ紹介します。
長靴を履くときに消臭グッズを使う
普段から長靴を履くときには、消臭グッズを活用しましょう。たとえば、消臭効果のある中敷きや、靴下などを活用する方法があります。また、先ほどお伝えしたように、普段から長靴を脱いだあとに靴の消臭グッズを使う習慣をつけておくと、臭いがつきにくくなるでしょう。
長靴を脱いだら乾燥させてから靴箱へ
長靴の臭いを予防するには、長靴を脱いだ後のしまい方も重要なポイント。脱いだ後の長靴の中は、湿気が残ったままとなっています。そのまま靴箱に入れてしまうと、長靴の中、さらに靴箱の中でも、雑菌やカビが繁殖してしまう恐れがあります。
長靴を脱いだ後は、陰干しする、長靴の中に新聞紙を入れるなどして、しっかり乾かしてから靴箱に入れるようにしましょう。長靴が汚れている場合は、そのままにせずに洗ってからしっかり乾かすようにしてください。
長靴を靴箱に入れるときには、長靴の中に消臭剤や乾燥材を入れておくと、通気性が悪い長靴でも湿気が溜まりにくくなり、臭いを予防できます。
また、靴箱の湿気対策も忘れてはいけません。靴箱は、ずっと閉めっぱなしにしておくと、湿気がこもってしまい、雑菌やカビが繁殖しやすくなります。靴箱は、定期的に扉を開けて換気をするようにしましょう。靴箱の中に除湿剤を入れておくのもおすすめです。臭い対策にもなりますし、靴も長持ちするようになります。
先ほどご紹介しましたウッディラボの「靴の消臭・除湿シリカ除菌プラス」は、靴箱の消臭・除湿にもお使いいただけます。扉を開けるたびに、さわやかな香りを楽しむことができます。
長靴の臭いは普段の保管方法で対策できる
長靴は毎日履くものではないので、普段の保管方法に気を付けることで、臭いが発生するのを予防できます。長靴は湿気がこもりやすいので、除湿や消臭に効果のあるグッズを活用すると良いでしょう。靴箱も定期的に換気をしておき、臭いの発生原因を取り除くように心がけたいですね。
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