賃貸物件のシンク下が臭い!原因別の対処法とおすすめアイテムをご紹介
キッチンのシンク下からイヤな臭いがしたとき、どんなふうに対処していますか? 持ち家ではなく賃貸物件の場合、臭いの原因によっては、対処を誤ると後々トラブルに発展してしまうことがあるため、注意が必要です。今回は、シンク下の臭いの原因別の対処法や、賃貸物件でやってはいけないNGの対応、シンク下の臭いを予防する方法と、おすすめの消臭アイテムをご紹介いたします。
賃貸物件でキッチンのシンク下が臭いときの原因とは?
シンク下からイヤな臭いがするときは、どのような臭いがするかによって、考えられる原因も変わってきます。イヤな臭いをすっきり消し去るためには、原因にあった対処をすることが大切です。まずは、シンク下の臭いの主な原因を見ていきましょう。
下水のような臭いがする場合
シンク下が下水臭い、またはドブ臭いと感じるなら、排水管の中が汚れているか、排水管に何らかのトラブルがある可能性が考えられます。
たとえば、排水管の中にたまった食べかすや油汚れが腐敗し、悪臭を放っているというケースです。汚れを放置してそのまま使い続けると、臭いがひどくなるだけでなく、詰まりの原因になることもあります。
または、排水管のどこかに隙間ができていたり、排水管が劣化していたりすることにより、下水の臭いが漏れ出しているというケースも。シンク下収納の扉を開けると臭いがきつくなるなら、排水管のどこかに隙間がないか、破損していたり水が漏れていたりする箇所がないか探してみましょう。
カビ臭い場合
シンク下がカビ臭いと感じるなら、シンク下収納のどこかに、カビが生えている可能性が考えられます。
湿気を好むカビは、湿度60%以上の場所で繁殖するといわれています。一般的にシンク下は空気がこもりやすく、換気をする機会があまりありません。シンク下にある給水管や排水管に結露が発生して、さらに湿度が高くなることもあります。そのため、シンク下は湿気が多く、カビにとって快適な環境が生まれやすいのです。さらに、カビにとってはホコリも栄養になりますので、シンク下の掃除を怠ると、よりカビが増殖しやすくなるでしょう。
カビは不快なだけでなく、胞子を吸い込むと健康にも被害が及ぶ恐れがあります。シンク下に調理器具や調味料などを置いている場合には、衛生面にも不安が残ります。シンク下がカビ臭いと感じたら、放置せずに早めに対処しましょう。
こもった臭いがする場合
シンク下からこもったような臭いがするなら、シンク下に収納しているものから臭いが発生している可能性が考えられます。
シンク下のスペースに、調理器具や調味料、乾物などいろいろなものを収納すると、それぞれの臭いが混ざって、こもったようなイヤな臭いが発生することがあります。ものを詰め込みすぎたり、保存状態が悪かったりすると、臭いも強くなりやすいでしょう。また、ものを詰め込みすぎると、シンク下の通気性がさらに悪くなって、カビも生えやすくなります。シンク下からイヤな臭いがするなら、一度収納スペースの使い方も見直してみてください。
シンク下から下水のような臭いがするときの対処法
ここからは、シンク下からイヤな臭いがするときの具体的な対処法を紹介していきます。まずは、シンク下から下水のような臭いがするときの対処法です。
お湯を一気に流す
臭いの原因が排水管の中の汚れである場合は、排水管に40~50℃のお湯を一気に流すという方法があります。油は、冷えると固まって、排水管の中にこびりついてしまいます。お湯を流すことで、そのようなこびりついた油汚れやヌメリが溶け、落ちやすくなるでしょう。また、この方法で排水管から上がってくるチョウバエも退治することができます。手順は、以下のとおりです。
【手順】
- ビニール袋の中にゴミ受けと水を入れて、排水口に設置します。
- シンクの中に洗面器1杯分くらいのお湯(40~50℃)をためます。
- 排水口を開けて、たまったお湯を一気に流します。
ためたお湯を一気に流すことで、水流が生まれ、渦を巻いて排水管に流れていきます。一度で効果を感じられなければ、何度か同じ方法で繰り返してみてください。
ただし、1つだけ、注意点があります。熱すぎるお湯を大量に流すと、排水管が傷んでしまう恐れがありますので、お湯の温度は50℃を超えないようにしましょう。
排水管の掃除をする
臭いの原因が排水管の中の汚れである場合は、排水管を掃除してきれいにすれば、臭いもすっきり解消されるはずです。市販のパイプクリーナーを使えば、ブラシが届かない排水管の奥の方まで簡単に掃除をすることができます。さまざまなパイプクリーナーが販売されていますが、粉末タイプのクリーナーは溶け残ることがありますので、液体タイプのクリーナーがおすすめです。
パイプクリーナーが家にない、でも今すぐ排水管を掃除したい!そんなときは、重曹とお酢で排水管を掃除してみましょう。手順は、以下のとおりです。
【手順】
- 排水口のゴミ受けを外して、使い古した歯ブラシで届く範囲の汚れを落とします。
- 排水トラップの上部全体に重曹を振りかけ、その上からお酢を回しかけます(30~50ml)。
- シュワシュワ泡が発生するので、その状態で2~3分おいておきます。
- 最後に、しっかり洗い流します。
重曹は弱アルカリ性、お酢は酸性です。この2つが混ざると化学反応が起こり、シュワシュワと二酸化炭素の泡が発生します。この泡が、ヌメリや汚れを浮かせてくれるので、流すだけでするっと落ちやすくなるのです。
賃貸物件の管理会社・大家さんに相談する
臭いの原因が排水管のトラブルである場合や、原因がわからない場合は、管理会社または大家さんに相談しましょう。のちほど詳しく紹介していますが、無断で業者を手配したり、自己判断で応急処置を行ったりすると、後々トラブルになることもあります。そのような事態を避けるためにも、自分でどうにかしようとせずに、できるだけ早く管理会社または大家さんに相談することをおすすめします。
修理やパーツ交換となった場合の費用についても、借主に過失がなければ、基本的には貸主である管理会社や大家さんの負担となるはずです。ただ、設備の修繕は借主負担という特約が設けられている場合もありますので、契約書類を確認してみてください。
シンク下がカビ臭い・こもった臭いがするときの対処法
シンク下がカビ臭い、もしくはこもったような臭いがすると感じるときは、シンク下収納の掃除をしましょう。
先ほどお伝えしたように、カビ臭いと感じるなら、どこかにカビが生えている可能性が考えられます。掃除してカビを取り除けば、カビ臭さも解消されるでしょう。
こもった臭いがする場合は、シンク下収納の扉を開けてこもった臭いを外に出したり、消臭剤を置いたりするだけで、臭いが解消されることもあります。しかし、お伝えしたようにものを詰め込みすぎている、保存状態が悪くなっていることにより悪臭が発生している可能性もあります。一度収納しているものをすべて取り出し、中をきれいに掃除して、収納方法も見直してみましょう。
以下の記事では、シンク下の掃除方法を汚れの原因別に紹介しています。よろしければ、参考にしてみてください。
入居したばかりの賃貸物件でシンク下が臭うときの対処法
賃貸物件では、「入居したばかりなのにシンク下が臭う」こともあります。このような場合は、排水トラップの封水がなくなっていることが、原因の1つとして考えられます。
封水とは、シンクと排水管の接続部にためておく水のこと。下水から悪臭や害虫が上がってくるのを防ぐための「フタ」の役割をしてくれています。封水は、水を使えば自然にたまる仕組みになっています。しかし、長い間水を使っていないと、たまっていた封水が蒸発してしまい、下水の臭いが上がってくるようになるのです。旅行や出張などで長期間家を空けていたあとに、シンク下や排水口の臭いが気になるようになったという場合も、封水切れが原因であることが多いでしょう。
このような場合は、普段通り水を使っていれば、徐々に封水がたまっていきますので、臭いも改善されるはずです。
ただ、封水切れではなく、ほかの原因により臭いが発生している可能性もあります。普段通り水を使って1週間ほど経っても臭いが改善されないときは、何らかのトラブルが考えられますので、管理会社もしくは大家さんに相談してみてください。また、イヤな臭いだけでなく、排水管に隙間がある、水漏れしている、流れが悪いなどのほかの問題があるときも、できるだけ速やかに連絡するようにしましょう。
賃貸物件でシンク下の臭いが消えないときにやってはいけないNGな対応
シンク下からイヤな臭いがするとき、自分の持ち家であれば、自己責任でいろいろな方法を試すことができますが、賃貸物件ではやってはいけないこともあります。代表的なNG例を3つ紹介します。
1.そのまま放置してしまう
まずは、臭いが消えないからといって、諦めて放置しないこと。臭いの原因が排水管の詰まりだった場合は、放置すると水漏れが発生し、下の階の部屋にも被害が広がってしまう恐れがあります。
2.無断で業者を手配する
管理会社や大家さんに無断で業者を手配するのもNG。賃貸物件の場合は、トラブルが起きた際の依頼先を、管理会社や大家さんが決めていることも多いためです。無断で業者を手配すると、本来貸主負担である修理費用をこちらで負担しなければならなくなったり、トラブルに発展したりする可能性があります。
3.自己判断で勝手に修理をしない
もし、排水管に隙間があるためにイヤな臭いが発生しているなら、市販のアルミテープやパテを使って隙間を埋めるという方法もあります。しかし、賃貸物件は退去する際に原状回復(借りたときの状態に戻すこと)をしなければなりません。アルミテープやパテも、退去時は剥がす必要がありますが、このときに、一緒に床材も剥がれて汚くなってしまうことがあります。剝がしやすい製品もありますが、破損させてしまうと修理費用を請求されることもありますので、無理をしないことが大切です。
賃貸物件は、大家さんから「借りている家」です。シンク下の臭いに限らず、物件で何か気になることや問題があるときは、まず管理会社か大家さんに相談することをおすすめします。
シンク下からイヤな臭いが発生するのを防ぐ方法
シンク下からイヤな臭いが発生するのを防ぐために、普段からできることがあります。ここからは、臭いの予防法をご紹介いたします。
できるだけ排水管を汚さないようにする
お伝えしたように、排水管の汚れが臭いの原因となることがあります。賃貸であっても、自身の使い方次第で、きれいな状態を保てるはずです。普段から、なるべく排水管を汚さないように使うことを意識しましょう。具体的には、食べかすや油はできるだけ排水管に流さず、可燃ごみで捨てるようにします。
例えば、以下のような工夫をするのがおすすめです。
- 排水口のゴミ受けに網目が細かいネットをかぶせておく(小さい食べかすまでキャッチできる)
- フライパンやお皿に残った油はキッチンペーパーでふき取る
- 揚げ物に使用した油は凝固剤で固める
このような対策を普段から行うと、排水管が汚れにくくなります。
また、料理で使用したサラダ油だけでなく、マヨネーズやラーメンの残り汁などにも油は含まれていますので、これらを捨てるときも、なるべく排水管に流さないようにしましょう。油を流すと、排水管の中で冷えて固まり、詰まりの原因になることもあります。また、環境にとってもよくないので、手間はかかりますが、捨て方を少し意識してみてください。
こまめに掃除する
シンクや排水口、排水管の中、シンク下収納の、こまめな掃除も、臭い対策として有効です。汚れを放置すると、臭いの原因になるだけでなく、カビや虫も発生しやすくなるため、普段から意識したいですね。
特にシンクや排水口、排水管は、できれば毎日、少なくとも週3回は掃除をしておきたいところ。ですが、排水口や排水管の掃除って結構面倒で、なかなか習慣にできませんよね。そこで、普段のシンクの掃除に、ウッディラボの「バイオサイクル /キッチン用【濃密泡タイプ】」を試してみてはいかがでしょうか。天然のバイオ菌と重曹を活用したエシカル洗剤で、シンクの中を掃除するだけで、排水管にもモコモコ泡が流れ込み、排水管までまとめてきれいにしてくれるという優れものです。柿渋エキスが配合されているため、高い消臭効果も期待できます。
シンク下の湿気対策をする
シンク下は通気性があまりよくなく、給水管や排水管も通っているため、湿度が高くなりやすい場所です。カビの発生を防ぐために、湿気対策をしておきましょう。具体的には、次のような対策を行うことをおすすめします。
- 晴れた日には扉を開けて換気をする
- 調理器具はしっかり乾燥させてから収納する
- 中に除湿剤を置いておく
賃貸物件のシンク下の臭い予防には「シンク下の衛生当番」がおすすめ
ウッディラボの「シンク下の衛生当番」は、シンク下に置くだけで、消臭、除湿、防カビ、防虫、除菌までできる便利アイテム。天然由来成分の機能性アロマを主成分としており、殺虫剤・忌避剤等は使用していません。
一人暮らし向けの賃貸物件だと、シンク下収納も小さく、「除湿剤や消臭剤を置く場所がない!」というケースもあるでしょう。「シンク下の衛生当番」はとてもコンパクトなので、場所をとりません。専用のケースに入れて、フックに掛けて扉に設置することもできます。
詳しい使い方は、こちらの記事もご覧ください。
実際どのくらい効果があるの?「シンク下の衛生当番」お客様レビューをご紹介!
シンク下の気になる臭い対策となるウッディラボの「シンク下の衛生当番」。実際にどのくらい効果があるのでしょうか。最後に、お使いいただいた方のレビューをご紹介いたします。
【お客様のお声】
・引越し先でシンク下で水漏れ有り。管理会社に問い合わせるも行からなかなか連絡なく…臭い気になっていましたが、こちら2個置いたら全く気にならなくなりました。
・流し台の下がすぐに臭くなるので、これを置いとけばぜんぜん違います。助かっています。
・シンク下は、どうしても湿気がこもり、嫌な匂いがして、困っていました。こちらの商品を使ったところ、あの嫌な匂いが無くなりました!!
・シンクの下に小さな虫が現れ、掃除をして出てこなくなったとはいえ、こわくてこちらを購入。あれから虫も出てきてないので効果はあると思います。
・多機能ですばらしいですが、匂いがちょっと私にはきつかったです
・本品に臭いがあるので強い臭いが苦手な方や無臭にしたい方はこちらは向かないかなと思いました。
多くの方が、効果を実感いただいているようです。香りの力を活用した商品ですので、上記レビューにもあるように「商品自体の香りが強い」と感じる人もいらっしゃるかもしれません。ただし、使用しているうちに、香りは薄れてきます。開封直後の香りが苦手な場合でも、時間経過とともに使用できる可能性があります。もし、シンク下の消臭剤としては香りが強すぎると感じたら、トイレの消臭剤として使うのもおすすめですよ。
賃貸物件は大家さんから「借りている家」。シンク下までキレイに使おう
シンク下からどのような臭いがするかによって、考えられる原因は変わってきます。臭いをすっきり消し去るために、原因に合わせて正しく対処しましょう。
また、賃貸物件は大家さんの所有物件です。イヤな臭いを今すぐどうにかしたくても、自己責任で何でもできるわけではありません。臭いの原因がわからない、または排水管のトラブルだと思われるときは、自己解決しようとせずに、早めに管理会社や大家さんに相談をしてくださいね。
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