エアコンを久しぶりに使うときにやっておきたいこと。夏を快適に過ごすためのポイント

夏にかかせないエアコンですが、エアコンを使う前にしっかり準備しましたか? 今回は、エアコンを久しぶりに使う前にやっておくべき2つのことについて、詳しくお伝えいたします。
夏にエアコンを久しぶりに使う前にやるべきことは2つ!

夏にエアコンを久しぶりに使う前にやっておきたいことは、以下の2つです。
・エアコンの掃除
・エアコンの試運転
まずは、それぞれが必要な理由をお伝えします。
エアコンの掃除が必要な理由
エアコンを久しぶりに使うときは、エアコンのフィルターやルーパー、可能な範囲で内部も掃除をしましょう。
掃除をしないままエアコンを使うと、エアコンの中にたまっているホコリが室内に舞ってしまいます。特にフィルターは、ホコリがたまりやすい場所です。エアコンを使っていなくても、たまっていきます。
また、ホコリだけでなく、エアコン内部にカビが生えている可能性もあります。エアコンをいきなり使うと、カビの胞子も室内に広がってしまう恐れがあるのです。
さらに、フィルターが汚れていると、運転効率も低下する可能性があります。余分な電気代を消費しないためにも、エアコンを久しぶりに使う前に、掃除をしましょう。
エアコンの試運転が必要な理由
エアコンの修理業者や取付業者は、6~8月が繁忙期です。暑くなってからいざエアコンをつけてみて、「動かない」「あまり効いていない気がする」となっても、すぐに修理や取付をしてもらえるとは限りません。そのため、エアコンが正常に動くかどうか、本格的な夏が来る前に確かめておく必要があるのです。
最近の日本の夏は、昔に比べて暑くなっており、熱中症のリスクも高まっています。健康を守るために、夏にはエアコンが欠かせません。試運転も、早めに行っておきましょう。実施時期としては、4~5月がおすすめです。
夏までにやるべきこと①:エアコンの掃除

ではここからは、エアコンを久しぶりに使う前にやるべきことを詳しく見ていきます。まずは、ご自身でできるエアコンの掃除方法を紹介します。
エアコンの掃除方法
まず、エアコンが運転停止の状態になっていることを確認し、電源プラグを抜いてから掃除に取りかかりましょう。ここからは、エアコン本体の掃除方法をパーツごとに紹介します。
エアコンフィルター
エアコンフィルターは、まず本体から取り外して、掃除機で大きなホコリを吸い取ります。
汚れがひどい場合は、水洗いがおすすめ。やわらかいブラシやスポンジでこすり洗いするか、中性洗剤を薄めた水につけ置きするのも効果的です。
水洗いしたあとは、カビを発生させないために、しっかり乾かしてから本体に取り付けましょう。
前面パネルや吹き出し口
前面パネルや吹き出し口のルーパーは、清潔で柔らかい布で乾拭きします。ただ、「吹き出し口を触らないこと」としている製品もあるので、必ず取扱説明書を確認してから作業するようにしてください。
特に注意書きがない場合は、「お掃除棒」を使って掃除するのもおすすめです。「お掃除棒」は、自宅にあるものだけで簡単に作れるお掃除アイテム。作り方は以下の記事で紹介していますので、参考にしてください。
エアコン内部
内部クリーン機能がついているエアコンなら、内部クリーン運転を行いましょう。内部クリーン運転をしたときに嫌な臭いがする、または内部クリーン運転をしても嫌な臭いが軽減されない場合は、内部に汚れやカビが発生している可能性があります。内部の汚れやカビは、自力で解消するのは難しいので、専門のクリーニング業者やメーカーの窓口に相談してみてください。
最近は、エアコンの内部を簡単に掃除できるスプレーも販売されていますが、事故や故障、水漏れなどにつながることもありますので、あまりおすすめはできません。
リモコンや室外機も掃除しよう

エアコンの本体に加えて、リモコンや室外機も掃除しておくと、夏をより快適に過ごせるでしょう。
リモコンの掃除には、綿棒やつまようじを使うと便利です。ボタンの隙間にたまったホコリや手垢なども、綿棒やつまようじでかき出せば、きれいに取り除くことができます。
室外機は、水で濡らした雑巾で丁寧に汚れをふき取ります。一般的に室外機は外に置くものですので、雨に濡れる程度であれば問題ありませんが、直接水をかけるのはNGです。故障の原因になる可能性があります。また、室外機の周囲にある枯れ葉や砂なども取り除き、あまり近い距離に物を置かないようにしましょう。
夏までにやるべきこと②:エアコンの試運転
次に、エアコンの試運転の方法と、試運転をしてみてトラブルやエラーが見つかったときの対処法を紹介します。
エアコンの試運転の方法
エアコンの試運転は、必ずエアコンの掃除をしてから行うようにしてください。お伝えしたように、掃除をせずにエアコンを使うと、エアコン内部にたまっているホコリやカビが室内に広がってしまうためです。
夏前に試運転をするときは、「冷房」運転で、温度の設定は「16~18度」にします。そして、10分ほど経過してから、きちんと冷風が出ているか確認し、問題なければそのまま30分ほど運転を続けます。
試運転中にチェックするポイントは、以下のとおりです。
・冷風が出ているか
・風量は問題ないか
・嫌な臭いはしないか
・水漏れがないか
・異音がしないか
・エラーのランプがついていないか
こんなときはどうする?
エアコンの試運転をしてみて、風量に問題がある(風が弱い)場合は、エアコンフィルターを掃除してみましょう。または、室外機の周りに物が置かれていないかも確認してみてください。
嫌な臭いがする場合も、フィルター掃除で改善される可能性があります。カビ臭いときの原因や対処法は以下の記事で詳しく紹介していますので、こちらも参考にしてください。
エアコンの試運転をしたときに、エラーのランプが点いた場合は、取扱説明書し、記載の内容に従って対処します。
冷風が出ない、水漏れや異音がする場合は、自力で対処するのは難しい場合が多いので、早めに専門の業者に相談しましょう。または、使用年数によっては買い替えを検討してもよいかもしれません。エアコンの寿命については、以下の記事をご覧ください。
きれいなエアコンを保つためにシーズン中にできること
ここまで、エアコンを久しぶりに使う前にやっておきたいことをご紹介しましたが、エアコンを長く使うためには、シーズン中の使い方も重要です。
まず、エアコンフィルターはこまめに掃除をすること。毎日メインで使用するエアコンは、2週間に1度はフィルターを掃除したほうがよいといわれています。シーズン中のフィルター掃除の方法や注意点などは、こちらの記事もご覧ください。
それから、冷房や除湿を使ったあとは、送風運転や内部クリーン運転をすることも、きれいなエアコンをキープするポイントです。エアコン内部を乾燥させることで、カビの繁殖を予防できます。
また、エアコン内部にカビが発生するのを防ぐためには、エアコンの防カビアイテムを活用するのもおすすめ。普段からカビの発生を予防することで、掃除の手間も減らすことができますし、エアコンも長持ちしやすくなります。
ウッディラボの「エアコンの防カビ」は、吸気口(天面)に貼り付けておくだけで、約60日間カビの発生を抑えてくれる便利アイテム。天然由来の香りを主成分としているため、エアコンを使うたびに、お部屋の中にふんわり優しい香りが広がります。お得なセットもありますので、よろしければ試してみてくださいね。
エアコンを久しぶりに使うときは「掃除」と「試運転」を忘れずに!
エアコンの掃除をせずにいきなり使うと、室内にホコリやカビの胞子が広がってしまいます。また、本格的な夏が来る前にエアコンの試運転をしておかないと、修理や、買い替えの場合取付工事が間に合わなくなる可能性があります。エアコンを久しぶりに使う前には、エアコンの「掃除」と「試運転」の2つを、忘れずに行っておきましょう。







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