シーツの洗濯頻度はどれくらい?「シーツの洗濯、めんどくさい」を減らすコツ

洗いたてのシャキッとしたシーツって、気持ちがよいですよね。睡眠の質は健康維持に欠かせないので、心地よく眠りにつける環境はとても大切です。もし、布団に入ったときに体がかゆくなったり、くしゃみが出たり、嫌な臭いが気になったりするときは、シーツの洗濯頻度を見直してみましょう。シーツは定期的に洗濯した方が良いとわかっていても、なかなか実践できない場合もあるでしょう。今回は、シーツの洗濯頻度や洗濯のコツ、シーツ洗いを少しでも楽にするためのポイントをと紹介します。

シーツの洗濯頻度、タイミングと回数は?

シーツを洗う頻度の推奨は、夏場は週に1回、冬場は2週間に1回と言われています。ですが、複数の資料を見ていると、週に1回~1か月の期間で1回程度と回答している人が75%程度になっているようです。一人暮らしか、家族で住んでいるのかによって異なりますが、おおむね1か月以内に1度程度という方が多いかもしれません。そのほか、毎日洗う方や、週に2~3回という方、そして、1か月以上洗っていないという回答もありました。

定期的に洗った方が良いとわかっていても、推奨されている頻度で洗えていないことも多いのではないでしょうか。洗濯頻度が減っている理由として、「家族の人数が多く一度に洗濯しきれない」、「干す場所がない」、「休日に雨で大物は洗えない」、「ついつい忘れてしまう」、「必要を感じない」といった声が挙がっています。特に、1人暮らしではシーツのような大物を干すスペースがないため、洗濯する機会が減っているケースもあるようです。

シーツを洗濯しないで使い続けると、どうなる?

シーツは寝ているときにしか使わないため、一見、きれいに見えますよね。汚れていないように見えることもあり、シーツを洗う必要性を感じないかもしれません。では、シーツを洗わずに使い続けると、何が起こるのでしょうか。

シーツの役割

シーツは、頻繁に洗うことができない敷布団、洗うことができないマットレスをカバーする役割を持っています。就寝中、人は約500ミリリットルの汗をかき、汗と一緒に皮脂も分泌されます。また、フケやアカ、髪の毛が落ちることもあり、目に見えにくい汚れが発生します。シーツはそうした汚れが直接、布団やベットマットレスに付着することを防ぐために使用します。

洗濯しないシーツを使い続けると…

毎日の就寝によって、汗や皮脂、フケやアカなどが落ち、シーツには汚れが蓄積していきます。さらに、皮脂汚れと一緒に放出される臭い成分も浸透してしまうことも。独特の体臭が強くなる思春期や中高年期は、タンパク質や脂質、脂肪酸、乳酸、ノネナールなど、ニオイの元になる成分が汗と一緒に出ています。そうしたニオイ成分が、寝具全体に染みつくとなかなか落ちません。さらに、フケやアカ、髪の毛がダニのエサになります。

シーツを交換しないと、寝具の中に空気がこもったままになり、イヤな臭いがこもるほか、カビやダニが発生しやすい環境になってしまうのです。さらに、シーツが交換されないと、布団やマットレス内部にも汚れが臭いが蓄積され、カビやダニの温床になることも。

私たちは、平均6~8時間を睡眠にあてているとされています。つまり、1日のうち1/4~1/3は寝具のなかで過ごしているというわけです。快適な睡眠を確保するためにも、きれいなシーツを用意したいですね。

ゴミ取りと、消臭スプレーすれば大丈夫?

シーツを洗う手間を減らすために、ゴミを取って、消臭・除菌スプレーを活用している人も多いのでは?

最近は、布団専用掃除機を使用する家庭も増えていますが、シーツ上のゴミは取れても、布団やマットレスに入り込んだゴミは残ってしまうかもしれません。また、消臭・除菌スプレーは全ての菌に効果があるものではありません。臭い対策にはなるかもしれませんが、清潔な状態になるとは限りません。多少、シーツを洗う頻度を減らすことはできますが、やはり、できれば定期的にシーツは交換したいですね。頼りすぎず上手く取り入れてみましょう。

シーツの洗濯頻度を増やそう!「めんどくさい」を減らすコツ

夏場は週に1回、冬場は2週間に1回が、シーツの洗濯頻度の目安です。分かっているけれども、この回数洗濯するのが面倒という方もいらっしゃることでしょう。できるだけ、「めんどくさい」を減らしてシーツを洗うコツを紹介します。

【干すのが大変でめんどくさい】干し方を工夫する

干すときに場所をとってしまうシーツ。大きく広げると広いスペースが必要になります。そんな時は省スペースで済む干し方を取り入れて。ピンチハンガーにジグザグ干し、3つ折りにしてハンガー2つを使ったM字干しがオススメです。

【そもそも洗うのがめんどくさい】コインランドリーや洗濯代行サービスを利用する

洗濯が終わらない、干す場所がない、平日は仕事で週末は雨、そんな時はコインランドリーが便利です。シングルシーツ1枚は0.5kg、4枚で2kgとなり、枕カバーと合わせて10kgサイズの洗濯機で洗うことができます。乾燥機は30分が目安です。洗濯代行サービスは、専用ランドリーバックで預けて洗濯と乾燥が終わったものが、届きます。シーツに限らず、他の洋服も一緒に預けることができるので、洗濯の手間軽減に。ただし、業者や利用コースによって、デリバリーの有無があるため要確認。単発で使えるスポットプランや月額プランなど、ライフスタイルに合わせて選択してみてはいかがでしょうか。

【シーツの取り換え、めんどくさい】取り換えやすいシーツに替える

シーツの取り換えが面倒な場合、シーツのタイプを変えて見てはいかがでしょうか。ベッドの種類や配置よっては、シーツ交換も一苦労。狭いスペースで重いマットレスを持ち上げなくてはならなかったり、ロフトベットで高い位置の作業が難しかったり。フラットシーツをマットレスの下にきれいに折り込むことが大変で、ついつい後回しになることも。フラットシーツが扱いにくい場合は、生地の伸びが良いボックスシーツを試してみましょう。四隅に引っ掛けやすいため、取り換えの手間が半減するかもしれません。

【いつ洗うのか考えるのがめんどくさい】忘れない工夫をする

汚れが目立ちにくいシーツは、洗い時がわからずに放置してしまうことも。洗濯の機会に気づけるように、淡色のシーツを使ってみてはいかがでしょうか。また、シーツ交換を忘れないように、カレンダーに書いておいたり、スマホのリマインドに入れたりするなど、思い出せる工夫を取り入れてみましょう。お天気が悪く洗えない状況でも、日曜日はシーツ交換する日と決めてしまうのも一案です。できるだけ習慣化できるとよいですね。

【乾きにくいからめんどくさい】予備のシーツを用意する

1枚のシーツを使いまわしている場合、洗濯した日に乾かないと、シーツがない状態で寝ることになります。「今日は天気が悪いから、また今度……」と一度タイミングを逃したら、そのまま数週間か経ってしまった、なんてこともあるかもしれません。乾きにくい日があることを想定して、少なくとも1つの寝具につき1枚以上の予備シーツを用意しておきましょう。予備があれば、あとからコインランドリーにもっていったり、洗濯代行サービスを利用したりするときにも安心です。

予備のシーツを保管する際には、ウッディラボのダニよけシリカも活用ください。アクアグリーンの香りなら、ダニよけに加えて、防カビの働きもプラス! 保管中も快適な状態をキープしてくれますよ。

シーツは適度な頻度で洗濯を!快適な睡眠環境に整えましょう。

毎日身に付けている衣類や使っているタオルのように、シーツを頻繁に洗濯することはないでしょう。シーツは布面積が大きいので、お天気や他の洗濯物との兼ね合いで思うように洗濯できないこともあります。推奨頻度で洗濯できない理由はいろいろありますが、快適な睡眠環境を整えるために、できるだけ工夫してきれいなシーツを用意したいですね。

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