下駄箱の正しい掃除の仕方。下駄箱の臭いとカビ対策

離れた場所から撮影された玄関のドア

下駄箱の掃除は、意外と手間がかかるものです。たくさんある靴を出して掃除をし、また靴を元に戻すという手間を考えると、ついつい放置してしまうこともあるのではないでしょうか。しかし、下駄箱の掃除を怠ってしまうと、そこからイヤな臭いが玄関に広がってしまうかも。今回は、お掃除ブロガーのよしママさんに、下駄箱の正しいお掃除の仕方をお聞きしました!

玄関の臭いは、遊びに行ったお宅や実家などでは気づきやすいものの、自宅では気づきにくいものです。実は自覚していないだけで、自分の家の玄関も臭っているかもしれません。玄関はその家の第一印象を決める場所でもあります。下駄箱の掃除方法を正しくおこない、玄関の嫌なニオイを減らしていきましょう。

 下駄箱の汚れや臭いの原因

玄関のイヤ臭いの原因になりやすいのが、下駄箱です。汚れが付いたままの靴を入れ、また湿気が残ったまま収納して扉を閉めてしまうことも多いのではないでしょうか。そうした靴に繁殖した雑菌が下駄箱中に広がり、嫌な臭いの原因となってしまいます。また、外壁に接している下駄箱は、温度差で内部に結露が発生しやすく、靴や下駄箱にカビが発生してしまうこともあります。

下駄箱の汚れや臭いを解消したいなら、靴を下駄箱に収納する場合、汚れや湿気を少しでもとりのぞいておくのが重要なポイントです。気をつけていても、下駄箱内は砂汚れや湿気がたまりやすいので、定期的に下駄箱内の掃除を行いましょう。

下駄箱の 正しい掃除方法

下駄箱のお掃除は、よく晴れた乾燥した日に行うのがオススメです。ついでに靴もしっかり乾燥できるので、下駄箱が乾燥した状態を保てますよ。

①靴を出して乾かす

まず、下駄箱の中から靴を取り出します。下駄箱の中にある靴をすべて外に出して陰干しします。

②下駄箱内にたまった砂や土などの汚れを落とす

下駄箱内にたまった砂や土を落とします。洗車ブラシやミニほうきなどを使って、上の段から順に汚れを落とします。棚板が外せる場合は、外してから取り除きましょう。

とくに下駄箱掃除にオススメなのが、洗車ブラシです。ブラシが柔らかく、目が密になっているので細かい砂を落とすのに向いています。広範囲にいっきに磨けるので重宝しています。砂落としが得意なので玄関の床の掃除にもおすすめです! 奥の隅に砂がたまりやすいのでとくに重点的に掃除しましょう。

③アルコールスプレーで拭く

下駄箱内にアルコールスプレーを吹きかけて、拭き取ります。外壁に接している下駄箱はカビやすいため、カビが残っていないか確認しながら拭きましょう。拭き取り時に砂やカビがつくので、古布を使うのがオススメ。今回は古靴下を使用しました。

棚部分だけでなく、奥や側面もみがくのがポイントです。今回もカビのような黒ずみが落とせました。アルコールに弱い素材もあるので、目立たない場所で確認してから拭き取りましょう。

④しっかり乾かす

最後に、扉をあけて内部をしっかり乾かします。乾いたら、陰干しした靴を戻します。靴裏の砂が残らないように、入れる前にパンパンと落としておきましょう。また戻す前に、下駄箱内に新聞紙や汚れ予防のシートを使用すると臭いやカビ対策になります。

 下駄箱の臭い・カビ予防対策のコツ

下駄箱を掃除する時は、その後もきれいな状態をキープしたいですよね。気になる下駄箱の臭い対策、カビ予防対策のポイントを紹介します。

新聞紙を敷く

先にもご紹介しましたが、下駄箱に新聞紙を敷いておくと汚れ予防、湿気防止になります。下駄箱の幅に新聞紙を折り、サイドと奥を立てて設置すれば、下駄箱の下に砂がたまることもほとんどありません。落ちた砂は角にたまりやすいので、新聞紙を敷くことで掃除がうんと楽になります。

折った新聞紙の角が倒れてきた頃が替え時です。このおかげで、棚板に落ちる砂の量が、実感として約5分の1以下になりました。ただし、新聞に汚れや湿気が残ったまま放置すると、かえってカビやイヤな臭いの原因になります。こまめに取り換えてくださいね。

定期的に換気する

下駄箱内に湿気がこもっているように感じたら、下駄箱の扉を少しあけて空気が循環させましょう。オススメなのは一日で一番湿度の低い、13時~15時の間。1時間以上あければ、除湿でき、臭いも防げます。

玄関に近い方の扉を少しあけておけば、急な来客があっても死角になるので中は見えにくいですね。

除湿剤を置く

新聞紙にプラスして、消臭タイプの除湿剤も入れておくと、湿気予防・靴の臭い予防になります。湿気の多い季節は多めに入れておきましょう。交換のタイミングを忘れないように、こまめにチェックすることも大切です。

ウッディラボの「靴の消臭・除湿シリカ」で消臭・除湿

一般的な除湿剤を置くのも良いのですが、ウッディラボの「靴の消臭・除湿シリカ」は、臭い取り、カビ予防として優秀です。主に食品などの乾燥材として使われるシリカゲルを基材とし、天然由来の香料によって、約30日間カビの発生を抑えてくれる効果があます。塩素系成分や殺菌剤成分が入っていないので、子どもでも扱いやすいのがうれしいところ。気になる香りは「森林浴フレッシュシャワーの香り」。森林の香りと花の香りをミックスした爽やかなアロマで気に入っています。

使い方も簡単で、開封して、そのまま靴の中へインしたり、専用ケースに入れて、除湿剤として下駄箱へ入れたりできます。雨の多い季節は2つ入れるのがオススメ。また使用期限が記入できるので、取り出し忘れ防止にもなりますね。

汗をかいて帰宅した靴に3時間入れたら、もう嫌なニオイが消えていたので、夜のうちに忍ばせていれば、朝は除湿も完了してリセットされた状態で通勤・通学できます。この時期蒸れやすいレインブーツにも使用できますよ。

大容量「靴の消臭・除湿シリカ」エコパックは、たくさん使えて便利!

今なら嬉しい3セット分入ったエコパックが販売されています。箱が6つ、シリカゲルが12袋(24コ)入っているので、季節外れの靴や、大きな下駄箱の除湿にも対応できます。

個包装なので、残った分は保管でき、レジャーやアウトドア用品の保存にも使い回せます。レインコートや雨傘、レジャ―シートなどを保管する場所は、湿気を含みやすいので、一緒においています。

外の倉庫など、特に湿気が多い場所に置くときは、アウトドア用品をビニール袋に入れて、そのなかに靴用シリカを入れています。湿気を通さない袋で保管すると除湿効果が落ちにくいです。

また、普段履いて、なかなか除湿するタイミングのないスリッパも、寝る前に靴用シリカを入れておけば、朝にはすっきり除湿・消臭してくれます。

下駄箱をきれいに掃除して、快適な玄関にしよう

運気を左右するとも言われる玄関。家の顔とも言われる場所であり、イヤな臭いや湿気がたまっていると、ほかの部屋まで清潔感が損なわれるようなイメージがあります。下駄箱を定期的に掃除するとともに、普段から乾燥した日に下駄箱の扉をあけて、換気すると良いでしょう。ただし、梅雨時など湿気の多い季節は、換気するとよけいに湿気が入ってきてしまうことも。そんな時は、靴シリカを入れてあれば、除湿だけでなく除菌・消臭・防カビまで行ってくれますよ。我が家では、下駄箱や靴のお守りのようにして使っています。

よしママ

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元家庭科の小学校教諭。40代の2児の主婦。子どものハウスダストアレルギーをきっかけに掃除にはまり、ブログ「節約ママのこだわわり掃除」を開設。お掃除、ラク家事...

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