段ボールにダニが発生する!?家の中のダニを増やさないための対策を紹介

段ボールにもダニが発生することがあるのをご存知ですか?

通販でいろいろなものが購入できるようになり、昔に比べると家庭に段ボールの荷物が届く機会も多くなりました。「ある程度たまってからまとめて捨てよう」「いつか何かに使えるかも」と、段ボールを家の中に保管していると、ダニの棲み処になってしまうことがあります。今回は、段ボールにダニがつく理由や、段ボールを家の中に置いておくリスク、ダニを増やさないための対策をご紹介いたします。

その段ボール、ダニが潜んでいるかも!

まずは、なぜ段ボールにダニが発生することがあるのか、その理由について見ていきましょう。

段ボールはダニにとって快適な場所

ダニは、高温・多湿を好む生き物です。温度は25~28度、湿度は湿度60%以上だと、特に繁殖しやすいといわれています。さらに、狭い・暗い・エサになるものがあるという条件がそろうと、どんどん増えてしまうのです。

段ボールは、表と裏の紙(ライナ)と、それに挟まれた波型の紙(中芯)の3層構造となっており、保温性に優れています。また、ダニが入り込める隙間も多く、狭い・暗いの条件もそろっています。そして、主材料は紙ですので、当然吸湿性・保湿性もありますし、一度でも使用した段ボールは、きれいに見えてもダニのエサになるような汚れがついている可能性があります。

このように、段ボールはダニが繁殖する条件が揃いやすいため、家の中に放置していると、ダニの棲み処になりやすいのです。

配送中にダニがつく可能性も

家の中に放置していた段ボールにダニが発生することもありますが、段ボールの荷物が家に届けられた時には、もうすでにダニがついていることもあります。家に届けられるまでに、荷物が常にきれいな場所に置かれているとは限りません。倉庫の床やトラックの荷台に直置きされて、その時についた汚れによりダニが発生したり、そばに置かれていたほかの荷物からダニが移ったりする可能性も考えられます。そのまま荷物を家に持ち込めば、家の中のダニも増えてしまう恐れがあるのです。

また、最近はダニだけでなく、トコジラミの被害も増えています。海外からの荷物は、特に注意が必要です。荷物が届いたら、家の中に入れる前に、よくチェックするようにしましょう。ダニは目に見えないほど小さい虫ですが、トコジラミの成虫は5mm~8㎜程度と、目視で確認できる大きさです。可能なら、荷物を玄関の外で開封し、段ボールはそのまま捨ててしまうことをおすすめします。

ダニが発生した段ボールを放置するリスク

では、ダニが発生した段ボールを家の中に置いておくと、どのようなリスクがあるのでしょうか。

ダニによる健康被害が起きる可能性

段ボールを置いておくと、そこでダニが繁殖し、家の中のダニも増えてしまう可能性があります。すると、ダニによる健康被害のリスクも高くなるでしょう。

段ボールに発生する可能性があるダニの種類としては、チリダニツメダニが挙げられます。家庭で発生するダニの多くは、チリダニです。チリダニは、人を刺すことはありませんが、死骸やフンを吸い込むことで、アレルギーを発症することがあります。そして、そのチリダニが増えると、チリダニを捕食するツメダニも増える恐れがあります。ツメダニは、人を刺すダニです。これが増えれば、ダニ刺されのリスクも高まります。

このように、ダニはさまざまな健康被害をもたらす可能性がある害虫です。家の中のダニを増やさないよう、普段からしっかり対策をしておきましょう。

ダニ以外の害虫が発生する可能性がある

ダニ以外にも、高温・多湿で、狭く暗い場所を好む害虫がいます。たとえば、ゴキブリチャタテムシなどです。家の中に段ボールを置いておくと、このようなダニ以外の害虫が発生するリスクも高くなります

もし、段ボールにゴキブリやチャタテムシがついているのを見つけたら、すぐに駆除し、段ボールは速やかに処分するようにしましょう。

段ボールの処分はお早めに!基本の処分方法

ダニは目に見えないほど小さいので、段ボールにダニが発生しているかどうかを確認する方法は、残念ながらありません。置いておけばダニが発生する可能性がありますので、段ボールはできるだけ早く処分するのが一番です。

段ボールは「リサイクル」しよう!

段ボールを処分するときは、燃えるゴミに出すのではなく、資源ゴミに出しましょう。資源ゴミとは、リサイクル(再資源化)できるゴミのこと。段ボールだけでなく、古紙、新聞、雑誌なども資源ゴミです。一人ひとりがゴミを適切に分別し、リサイクルすることで、地球温暖化や森林破壊の防止につながります。

日本の段ボールの回収率は高く、ここ10年ほどは95%前後で推移しています。地球を守るためにも、段ボールはきちんとリサイクルしましょう。

参考:段ボールリサイクル協議会|第4次自主行動計画と実績| (danrikyo.jp)

段ボールの処分方法

段ボールを捨てるときは、自治体の段ボール回収日に出すのが一般的です。その際は、リサイクルできない伝票やテープは剥がし、回収しやすいように大きさを揃えて、紐で縛ってから指定の場所に出すようにしましょう(※自治体によってルールは異なりますので、お住いの地域のルールを確認してください)。

しかし、自治体にもよりますが、段ボールの回収はだいたい週1回程度です。「段ボールを早く捨てたいけれど、来週まで回収日がない」というときは、以下のような処分方法もあります。

  • 自治体のゴミ処理施設へ持ち込む
  • 店頭に設置されているリサイクルボックスを利用する
  • 古紙回収業者に依頼する
  • 引っ越し業者に回収してもらう(引っ越しに使用した段ボールの場合)

リサイクル方法は複数あります。取り組みやすい方法を活用して、できるだけ早く処分するようにしましょう。

段ボールをやむをえず保管するときのダニ対策

すぐに段ボールを捨てるのが難しく、やむをえず家で保管する際は、できるだけ段ボールをダニにとって快適な場所にしないことが大切です。

特に注意したいのが「段ボールに湿気を残さない」こと。お伝えしたように、ダニは湿度が高い環境を好みますので、冷蔵庫や洗濯機の裏など湿気の多い場所で保管するのは避けたいところ。もしすでに湿ってしまっているようなら、天日干しで乾燥させてから、できるだけ風通しのよい場所で保管するのがおすすめです。また、乾燥剤や、ダニよけグッズを一緒に置いておくと良いでしょう。

家の中のダニ対策も忘れずに!

段ボールを処分しても、段ボールで発生したダニが家の中に残る可能性もあります。普段から、家の中のダニ対策もしておきましょう。

ダニ対策グッズの選び方

ダニ対策グッズは、ダニを「駆除」するものと「よせつけない」ものに分けられます。

段ボールに虫がいた、ダニ刺されのような跡があるなどの場合は、まずはダニを「駆除」するものを選びましょう。殺虫成分の入ったくん煙剤や駆除スプレー、ダニを集めて捨てるダニとりシートなど、さまざまなタイプがあります。

そして、ダニを駆除した後は、ダニを「よせつけない」ダニ対策グッズで予防をしましょう。スプレータイプ、置くだけタイプなど、こちらもさまざまなタイプがありますので、使用する場所に合わせて選んでみてください。

置くだけ簡単「ダニよけシリカ」

強い薬剤を使わずにダニよけしたい方には、ウッディラボの「ダニよけシリカ」がおすすめ。天然の香りの力を活用した、置くだけで簡単にダニよけ・防虫ができる便利グッズです。

段ボールではありませんが、玄関先に食材宅配の通い箱(発泡スチロール)を置いているご家庭もあるのではないでしょうか。発泡スチロールは、断熱性があります。また、エサになるものが付着して、ダニや虫がよってくる可能性があるかもしれません。通い箱の中に、「ダニよけシリカ」を入れておくのもおすすめですよ。

優しいベビーフローラルの香りと、エレガントなアクアグリーンの香りが一袋ずつ届くお得なセットもあります。よろしければ、お試しください。

ダニを増やさないために、不要になった段ボールはすぐに処分しよう

ダニは非常に小さいため、段ボールにダニがいるかどうかを確認する方法はありません。家の中のダニを増やさないために、段ボールはできるだけ早く処分しましょう。自治体の資源ゴミに出す以外にも、段ボールをリサイクルするなど、取り組みやすい方法を考えて見ましょ言う。やむをえず家の中で保管する際は、できるだけダニが好む環境にならないようにご注意を。そして、家の中のダニ対策も忘れずに行ってくださいね。

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