湿気がたまりやすい玄関。下駄箱のカビ対策で靴を守ろう!
「ただいま」と家族を、「いらっしゃい」とお客様を迎える玄関。自宅の顔ともいえる場所だからこそ、いつも爽やかで気持ちのよい空間にしておきたいものです。しかし、住宅事情によっては、風通しが悪く、湿気がこもりやすい環境になっていることもあるでしょう。そんな玄関に置かれた下駄箱は、カビの巣窟になっているかもしれません。特に雨の多い時期は要注意! 下駄箱にカビが生えやすい時期とともに、生えてしまったカビの掃除方法についてお伝えしましょう。
下駄箱にカビが生えやすい「梅雨」と「秋」
ジメジメの季節になると、気になるカビ。玄関の中でも特に気をつけたいのが下駄箱のなかです。下駄箱にカビが生えやすいのは、1年の中でも雨が多く、カビにとって最適な気温になるころ。カビの生育に最適な温度は25~28度で、湿度が高く換気の悪い場所で増える性質があります。そうした条件に一致するのは、梅雨の時期だけではありません。台風や雨の多い秋にも、カビが生えやすくなることを知っておきましょう。
下駄箱や靴のカビ対策
では、下駄箱にカビを繁殖させないためにはどうすればよいのでしょうか。下駄箱にカビが生えやすい理由とともに、その対策方法をお伝えします。
そもそも、なぜ下駄箱や靴にカビが生えやすいの?
雨の日が続くと、家族のぬれた靴が玄関のたたきに出したままになってしまうことも。しかし、玄関の見栄えを重視すると、乾ききっていない靴や傘を下駄箱に片づけてしまうこともあるでしょう。しかし、カビは換気がされていないこもった空気のなかで成長しやすいものです。また、靴についた泥や汚れ、さらに下駄箱のなかのほこりなどがエサとなり、カビを繁殖させてしまいます。湿気と換気の悪さ、さらに汚れやすい環境がそろった下駄箱は、カビにとっては最適な生育場所となってしまうのです。
カビを発生させないためにやっておきたいこと
できるだけカビの発生を避けるには、カビが生育しやすい環境を作らないこと。カビが好む湿気やほこりを取り除き、換気をこまめに行うことが大切です。まず、靴や雨具は乾燥させてから下駄箱にしまうこと。雨の日だけでなく、晴れた日の靴も汗を吸収して湿気がこもっています。帰宅後はしばらく靴を乾燥させてから、下駄箱に片付けるとよいでしょう。
また、天気の良い日には下駄箱の中身を出し、空気を入れかえること。収納に余裕を持たせることで、換気したときに下駄箱内部まで空気が通りやすくなります。靴などを詰め込まず、稼働率の高い収納にするように心がけましょう。さらにお掃除後には、除湿剤やカビ予防アイテムを使用すると、カビの繁殖を防げます。
下駄箱や靴、傘にカビが!カビを取り除く掃除方法
もしも下駄箱や靴にカビを発見したら、さらに広がる前に早めのお掃除を行いましょう。
下駄箱本体のお掃除方法
カビは水分を好むため、水分が残るような掃除方法はNGです。水拭きや水洗いをすると、一見、きれいになったように見えますが、カビは生き残っています。カビをしっかり退治するには、細胞膜を破壊して殺菌する清掃用アルコール剤の使用がおすすめです。より手軽な方法を選ぶなら、除菌用のアルコールシートでもよいでしょう。
ただし、カビの塊を見つけたら要注意。ふわふわしたカビをそのまま乾拭きしたり、掃除機で吸い込んだりすると、空気中に胞子が飛んでしまう可能性があります。そうした胞子を吸い込んでしまうと、アレルギーをはじめとする、さまざまな症状が現れることもあり、場合によっては肺の健康状態に影響してしまいます。カビの塊を取り除くなら、アルコールを吹きかけた紙や布なのでそっとつまみ取り、ビニール袋などに包んで捨てましょう。
傘立てや傘のカビに
カビは水分があれば、無機物や鉱物上でも成長します。水気が付きやすい傘立ては、どんな素材であってもカビ対策が必要です。傘立てのカビ掃除は、下駄箱同様にアルコール剤を使ってお掃除を。カビ汚れが残りやすい木製の傘立ては、漂白剤を使うことで汚れが取れやすくなるでしょう。
また、傘についたカビも、アルコールスプレーを使うと便利です。もしくは、酸素系漂白剤を水に溶かしたものを使い、丁寧に拭き取りましょう。酸素系漂白剤はつけおき洗いにも使えるため、折り畳み傘のカビ掃除にも向いています。カビを取った後は日陰でしっかり乾燥させて、はっ水スプレーをかければお手入れ完了です。
靴のお手入れ
下駄箱に置くアイテムの中でも、最も避けたいのが靴のカビ。お気に入りの靴にカビが生えてしまうと残念な気持ちになるものです。靴についたカビも、アルコールで除菌を。ただし、素材によっては色落ちしてしまうことがあるため、目立たない場所でチェックするのがおすすめです。
<靴のカビをとる際のお掃除手順>
- アルコールをしみこませた布でカビをつまみ取る
- アルコールを靴にしみこませ、死滅させる
- 靴用洗剤などを使い、カビの汚れを落とす
- しっかり乾燥させる
- 色落ちした場合は周囲に馴染ませるか、靴用の補修クリームなどを使って補修する
※高価な靴にカビが生えてしまい、扱いが難しいと感じたら、無理に手を加えず、専門のクリーニング業者に依頼すると安心です。
ウッディラボの”置くだけ”アイテムで簡単カビ予防
下駄箱本体だけでなく、靴や傘までカビが生えてしまうと、その後のケアが大変です。カビが生える前に下駄箱内をしっかりお掃除し、防カビアイテムを使用して、カビの繁殖を抑える工夫と取れましょう。
まずおすすめしたいのが、天然由来の香りの力を利用した「ダニよけシリカ」。ダニよけだけでなく、防カビ効果、さらに防虫効果、除湿・芳香・消臭・除菌効果もある優れものです。小さな分包タイプなので、下駄箱の中や靴の中にポンと置くだけで、簡単にダニ・カビ対策ができます。玄関周りだけでなく、カーペットの下、クッションや衣装ケースの中など、ダニが気になるところにどこでもお使いいただけますよ。
カビ以外にも、靴のにおいが気になるときは、「靴の消臭・除湿シリカ 除菌プラス」をどうぞ。気になる靴の中の臭い対策だけでなく、除菌効果でいつも清潔な状態を保てます。汗の臭いがしみこみやすい子供や男性の靴、また、深さのあるブーツなど、気になるところにさっと置くだけ。専用ケース付きで、ブーツスタンドにも付けられます。
大切な靴や傘にカビが発生する前に。下駄箱のカビ対策はしっかりと
湿気がたまりやすく換気が難しい下駄箱は、カビが増えやすい環境にあります。下駄箱本体だけでなく、大切な靴や傘にまでカビが広がってしまえば、場合によっては処分しなければならないこともあるでしょう。心地よい玄関を保つためにも、清潔な下駄箱を維持することが大切です。しっかりお掃除したら、カビの抑制や除湿効果のあるアイテムを活用し、カビの発生しにくい環境を整えましょう。
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