子供部屋にカビが!?体調不良を招く前にしっかり対策しよう

カビ対策のポイント

家族の集まるリビングやダイニングに比べて、目が行き届きにくい子供部屋。特に、小さな子供たちの部屋は、おもちゃや絵本など、さまざまなアイテムがありお片付けも大変です。また、思春期ともなれば、親が子供部屋に入ることを嫌がる子もいて、子供部屋のお掃除がしにくいこともあるでしょう。個々の理由から、なかなか掃除しづらいケースもありますが、放っておくと、汚れだけでなく、カビが生えてしまい、健康不良を招く可能性もあります。今回は、子供部屋のカビ発生による体調不良の可能性とともに、カビの生えやすい場所や対策方法をについてお伝えします。

もしかして、子供の体調不良の原因はカビ!?

カビは、真菌の一種で、日常的に身の回りにいる微生物のひとつです。人の生活とは切っても切れない存在ですが、カビを吸い込んで体内に取り込んでしまうと、アレルギーや病気の原因となる可能性があります。例えば、子供が以下のような不調を訴えた際には、カビによる影響も疑ってみましょう。

通年性の鼻炎と皮膚炎

季節に関係なく鼻炎や皮膚炎が続く場合、ハウスダストやダニ、カビといった物質がアレルゲンとなり、症状を引き起こしている可能性があります。特に、カビに対してアレルギーを持っている人は、カビが皮膚に付着することで、皮膚炎などを起こしやすいとされるため、注意深く観察してあげるとよいでしょう。また、押し入れや納戸など特定の場所で、鼻水がでる、くしゃみが止まらないといった変化が見える場合には、カビによる鼻炎症状を疑ってみましょう。
こうした症状が長引けば、傷ついた粘膜や皮膚から他の雑菌が体内に入りやすくなります。そのため免疫力が低下したり、他の感染症や病気にかかりやすくなってしまったりする可能性もあります。たかがカビ、たかが鼻水と放置せず、症状がひどくなる前にアレルギーチェックを受けるようにしましょう。

カンジダ症によるかゆみや痛み

カンジダは、カビと同じく真菌の一種で、皮膚や消化管(口、食道、胃、腸)などに存在する常在菌です。普段は悪さをしない日和見菌の一種ですが、疲れやケガがあったり、おむつで皮膚が湿った状態が続くといった不衛生な部分があったりすると、カンジダ菌が増殖し、かゆみや不快感を伴うことがあります。
具体的には、口や陰部といった粘膜の多い場所に発生しやすく、赤い発疹や強いかゆみ、ヒリヒリとした痛み、赤みなどが発生します。赤ちゃんの場合、おむつが取れないうちは清潔にしていても湿った環境が続くため自然治癒が難しくなります。痛みやかゆみを訴えることがあれば、ひどくならないうちに小児科で診てもらうようにしましょう。

その他の健康被害

そのほかにも、カビを原因とする病気には、夏型過敏性肺炎、肺アスペルギルス症などがあります。夏型過敏性肺炎は乾いた咳、肺アスペルギルス症は湿った咳や痰が特徴とされています。比較的、健康な状態であれば、カビに対する免疫が働き大きな症状が出ないかもしれません。しかし、日々、カビ菌を吸い込むような部屋の環境の中で過ごすうちに、免疫が弱ってしまうこともあるでしょう。疲れなどによって抵抗力が落ちたときに症状が出て、発覚する可能性もあります。子供たちの変化は日々変わっていくもの。小さな変化も見逃さず、日々の健康管理とともに、快適な環境を保てるように心がけましょう。

子供部屋でカビの生えやすいところはどこ?

子供部屋の環境を整えるといっても、毎日しっかり掃除するのは大変です。そこでチェックしておきたいのが、カビの生えやすい場所。
カビは、湿気が残る場所で、さらに換気が悪く、ほこりなどが多い場所に根を張りやすいとされています。子供部屋のなかでもカビが生えやすいのは、空気の入れ替えがしづらいクローゼットや押し入れの中、ベッド下、本棚や衣装ケースの裏側などが挙げられます。普段のお掃除とともに、換気を行うように意識するとよいでしょう。

水を使って遊ぶおもちゃやアイテムに注意!

お掃除の際に特に気を付けたいのは、水を使って遊ぶものの周辺! 例えば、おままごと用のキッチンセットや、水を使うお絵描きグッズ、工作系のおもちゃなどが挙げられます。お片付けの際には、しっかり水分をふき取るように親子で取り組むといいですね。また、うっかり放置したゲル状のおもちゃから水分がにじみ出ることもあるので、定期的におもちゃ箱をひっくり返してお掃除することをお勧めします。

食べかけのお菓子や飲み物を放置しないこと

子供部屋の場合、「こんなところにこんなものが!」なんて事件もよくあるものです。
小さな子供は、狭いスキマでも入り込んで遊ぶことがあり、カビを発生しやすいものが驚く場所に放置される可能性があります。例えば、食べかけのお菓子やパン、飲み物のパック、小分けのゼリーのパックなどは、食べた後にしっかり回収するようにしましょう。

立地によって異なるカビの生えやすさ

北側に位置する子供部屋の場合、冬は窓からの結露水がカビの原因になることもあります。気密性の高い住宅環境では、結露が起こりやすいものですが、同時に、窓の断熱性能が不足していることも原因として考えられます。結露が発生したあと、長時間ぬれたままにしておくと、窓ガラスやパッキン部分にカビが繁殖しやすくなるため、注意が必要です。

子供部屋のカビ対策は、ここから始めよう!

子供たちの健康管理を考えるとき、部屋の環境を整えることはとても大切です。もしも子供部屋で、カビの匂いや湿気を感じたら、勇気を出して以下の場所をひとつずつ確認してみましょう。

  • クローゼットや押し入れのなか
    換気がしづらいクローゼットや押し入れのなかは、湿気とほこりが残りやすい場所です。すでに、カビが発生していたら、収納しているモノをすべて取り出して掃除し、カビ取りなどを行います。その後は、しっかり内部を乾燥させるのが大切です。また、できるだけカビの発生を防ぐために、収納スペースにはモノを詰め込みすぎないようにするのがポイント。特に、奥にしまい込んだモノが半年以上放置されている場合には要注意。季節ごとの衣替えなどに合わせて配置を入れ替えるなど、定期的にモノが動くようにしておくと自然と換気ができ、カビの予防につながります。
  • ベッドのマットレス
    ベッドのマットレスは、寝ている間にかいた汗を受け止めて湿気がこもりがちです。特に、レイアウトや周辺家具の都合上、通気性が悪い場所に設置されている場合、湿気が抜けずに残りやすくなります。とはいえ、毎日上げ下げする布団とは異なり、ベッドのマットレスを大きく動かすのは難しいですよね。子供部屋に置くベッドには、できるだけ通気性のよいベッドフレームを選ぶとともに、定期的にベッドパットを外し、マットレスを乾燥させる機会を増やすようにしましょう。
  • ベッド下やベッド下収納
    ベッドのマットレスから寝ている間の湿気が下りてくるため、ベッド下もカビが生えやすくなっています。特に、ベッド下に収納があるタイプは、注意が必要です。本や衣類など、カビが生えやすいものを収納する際には、ぎゅうぎゅうに詰め込まない、定期的に中身を入れ替えるといった工夫を取り入れましょう。また、ベッド下は奥まで掃除するようにし、ほこりをためず空気を入れ替えることが大切です。
  • 窓とカーテン
    冬になると、暖房の影響で窓が結露している場合は、窓周辺のカビ対策も必須。特に、カビが発生しやすいのは窓ガラスの表面やパッキン、ぬれたカーテンです。
    カビが生育に可能な温度領域は0~40度、生育に最適温度は25~28度とされています。室内温度が高い状況で、結露水の水分が残っていれば、カビが増える条件を満たしてしまうため、冬でもカビが繁殖してしまいます。窓の断熱性能を上げることで結露しにくくなるので、根本的な解決を求めるのであれば、窓そのもの素材を見直すとよいでしょう。窓を取り替えるといった対策が難しい場合、こまめに水分を拭き取り、ぬれたままで放置しないように注意しましょう。
  • 家具の裏側
    日当たりが悪く、風通しがしづらい部屋では、壁に接している家具の裏側や壁に、カビが発生することがあります。特に、窓辺に置いた本棚やカラーボックスは、結露水が流れて湿気を帯び、カビの原因となりやすい場所。家具の配置も考えながら、除湿器などを使用するといった対策で、部屋全体の湿気を取り除く工夫を行いましょう。
  • エアコン
    さらに気になるのが、エアコンのカビ。子供部屋でカビのにおいが気になったら、まずはフィルターのお掃除を! 子供部屋に発生したエアコンのカビ対策について、詳しくはこちらをご覧ください。

体調不良につながる前に、カビを予防しましょう

小さな子供の鼻炎や皮膚炎は、本人も大変ですが、ケアを行う家族にとってもストレスになりやすいものです。アレルギーなどが発覚し、不調の原因がカビだと分かれば、予防策をとれるはずです。子供たちの健康管理のためにも、子供部屋でカビが発生しやすいポイントをチェックし、日頃からカビの生えにくい環境を整えるようにしましょう。

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