子供部屋にあるエアコンのカビ、大丈夫?健康への影響が出る前にやっておきたいこと
子供部屋のエアコンに不具合があっても、意外と気づきにくいもの。なかでも気になるのが、カビです。季節の変わり目にフィルター掃除をしていても、使っているうちに内部にカビが生じることがあります。普段から身の回りにあるカビ菌ですが、免疫力が低い子供にとっては病気の原因にもなるため気を付けたいところ。今回はエアコンに発生したカビの影響とともに、カビの予防のポイントをお伝えします。
子供部屋のエアコンに、いつの間にかカビが発生!?
子供部屋のエアコンを使い始める前には、しっかりフィルター掃除をおこなっているご家庭がほとんどではないでしょうか。季節ごとにきちんとお手入れをしているつもりでも、気が付かないうちに内部でカビが発生していることがあります。長時間を過ごしているリビングのエアコンにカビが発生すれば、その臭いで気づきやすいものです。しかし、子供部屋はどうでしょうか。
子供部屋に設置されたエアコンのカビに気がつきにくい理由の一つに、子供がカビ臭に気づけないことが挙げられます。また、お掃除のときはエアコンを止めて換気していることが多いため、長時間、子供部屋で過ごすことがなければ気づきにくいでしょう。
また子供部屋は、リビングやダイニングのように家族が主として使う部屋ではないため、分解清掃や高圧洗浄といったエアコン内部のケアにおいて優先順位が下がることもあります。いくつかの理由が重なるうちに、いつの間にかカビが生えていたという状況になってしまうのです。
エアコンのカビが体に与える影響
カビは日常的に身の回りに存在する菌ではありますが、免疫力の低い幼児や高齢者には、体に大きな影響を与えることがあります。普段は元気な人でも、疲れて免疫力が低下している場合には、同様に不調を招いてしまうこともあるでしょう。
特に、エアコンの内部に生じたカビは気流によって室内に拡散します。カビが体に与える影響について、代表的なものを見てみましょう。
・カビアレルギー
アレルギーを起こしやすい人の中には、カビがアレルゲンとなって反応するケースがあります。例えば、カビが原因となるアレルギー性の鼻炎が挙げられます。カビの発生しやすいお風呂場、空気のこもりやすい押し入れや納戸など特定の場所に行くと、咳やくしゃみ、鼻水が出るといった症状が出てしまいます。
また、アレルギーを起こしやすい人は、カビが肌に付着することで、皮膚炎などを起こす可能性もあります。かゆみを我慢することが難しい小さな子供の皮膚炎は長引いてしまいがち。エアコンを使いだしてから、鼻水、くしゃみが出やすくなり、かゆみを訴えるようになったら、エアコンのカビを疑ってみましょう。
・真菌感染症
私たちの身の回りにはたくさんの種類のカビ(真菌類)が存在します。身近なものではありますが、カビが体内に入り込むと、感染症を発生してしまう可能性があります。
例えばトリコスポロン・アサヒというカビは夏型過敏性肺炎を引き起こすとされており、主な症状は乾いた咳で、肺の炎症が進むと息苦しさも伴います。カビを吸わなくなると症状は治まりますが、慢性化すると肺の壁が厚く硬くなり、呼吸がしづらい状況が続きます。そのほか、カビの影響のなかでも、有名なのが白癬症(水虫)です。一度かかってしまうと治りにくいうえ、人だけでなくペットに感染する場合もあるため注意が必要です。
・肺アスペルギルス症
アスペルギルス・フミガーツスというカビが体内に入ることによってかかるのが肺アスペルギルス症です。主な症状は湿った咳や痰、胸の痛み、呼吸困難など。体の不調を感じたら、早めの治療が必要です。
内部がカビると手が届かない!自宅で掃除できる範囲とは
家庭用エアコンは、部屋の空気を取り込んで動いています。そのため、室内に漂っているカビを内部に取り込み、カビが繁殖しやすい環境に。エアコンの内部にカビが生じれば、さらに室内にカビがまき散らされます。まずは、エアコン内部の仕組みを知り、自分で掃除できる範囲を確認しておきましょう。
エアコン内部の仕組みを確認しよう
エアコン使用時には室外機から水が排出されることからわかるように、エアコンの内部では水が生じています。水分がたまりやすいところはカビが発生しやすく、熱交換器、ドレン、送風ファン、ホースの中でカビは生じやすくなります。また、上述したように、エアコンは室内に漂うカビ菌を内部に取り込みやすいため、フィルターにもカビが生じてしまいます。
エアコンによっては、運転後に内部の湿気を飛ばす機能を持つものや、カビを抑制する機能があるタイプもありますが、いずれにしても定期的にお手入れをする必要があるでしょう。メーカーによって機能やお手入れのタイミングが異なるため、しっかり確認しておくことが大切です。
家庭で掃除できる範囲
エアコン内部の清掃は、専門的な知識や機材を使ったクリーニングが必要です。家庭で掃除できる範囲といえば、エアコンの外側、フィルター、吹き出し口、熱交換器になるでしょう。熱交換器の裏側にあるドレンや送風ファンは一度カビてしまうと素人では対処できません。フィルターの清掃を中心に、できるだけ内部にカビが発生しないように予防することが大切です。
掃除後の「カビ予防」が大切
内部までしっかりクリーニングするには、専門業者に依頼することになります。しかし、クリーニングをお願いすると時間とコストがかかりますよね。業者によるクリーニングを依頼した場合には、できるだけ清潔な環境を維持できるよう、カビを予防する工夫を取り入れましょう。
カビ予防において、もっとも取り組みやすいのはフィルターの掃除です。定期的なフィルター掃除とともに、エアコン使用した後には、送風運転をするなどして湿度をおさえる工夫を取り入れましょう。
加えて、エアコン用の防カビアイテムを使うのもおすすめです。
ウッディラボが提供する「エアコン用アロマDE防カビ」は、エアコンの吸気口に貼るだけで簡単にカビを抑制できるカビ予防のアイテムです。植物が持つカビが嫌がる香りをつかい、天然由来成分の働きでカビの繁殖を抑え、その効果は約60日間。吸気口から、天然アロマを取り込んで防カビだけでなく、除菌や消臭にも役立ちます。安心して過ごしてもらいたい子供部屋のエアコンにもぴったり。天然由来の自然派製品を使いたいご家庭におすすめです。
カビのない快適な環境を維持しましょう
普段気づきにくい子供部屋のエアコンこそ、定期的にチェックしておきたいものです。買い替えたときや、クリーニングが終わった後のエアコンには、カビの生えにくい環境を整えたいもの。家で長い時間過ごす時期こそ、安心して過ごせる室内環境を整えてあげたいですね。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。