衣類の虫除けはしていますか?基本の対策、防虫剤の選び方を紹介

シーズンオフの衣類を長期間保管するときは、衣類の虫対策を行っているという方も多いでしょう。ですが、衣類の虫除けが必要なのは、衣替えの時期だけではありません。オンシーズンの衣類も、クローゼットに入れて時々着ている衣類も、普段から虫除けをしておくことが大切です。今回は、なぜ普段から衣類の虫除けをしておくべきなのか、具体的な対策や、防虫剤の選び方をご紹介いたします。

普段から衣類の虫除けが必要な理由

まずは、なぜ衣類の虫除けが必要なのか、衣類につく虫の種類とともに、詳しく見ていきましょう。

虫食いの被害にあうのを防ぐため

衣類につく虫としてまず挙げられるのが、衣類を食べる「衣類害虫」。日本にいる衣類害虫は、主に以下の4種類です。

  • ヒメカツオブシムシ
  • ヒメマルカツオブシムシ
  • イガ
  • コイガ

これらの虫は、幼虫のときに衣類をエサにします。カシミヤやウールなどの動物性繊維を特に好んで食べますが、植物性繊維や化学繊維を食べないというわけではありません。

衣類害虫は、温度15〜25℃、湿度60%以上の環境を好みます。特に要注意なのは春~夏にかけての時期ですが、季節を問わず発生するので、一年を通して対策が必要です。

虫食い穴の見分け方や対策については、こちらの記事もご覧ください。

ダニによる健康被害を防ぐため

もう一つ、衣類につく虫として挙げられるのが、ダニです。ソファやカーペット、畳などから着ている衣服にダニが移ってしまったり、外出先でダニがついてしまったりすることもあります。

ダニにもさまざまな種類がありますが、衣類につくダニの多くは、チリダニです。チリダニは、人を刺すことはありませんが、死骸やフンを吸い込むことで、アレルギー症状が引き起こされることがあります。また、チリダニが増えると、それを食べるツメダニが発生することも。ツメダニは、人を指すこともあるダニですので、これが増えればダニ刺されの被害にあう可能性も高くなります

ダニは、温度20度以上、湿度60%の環境を好みます。特に要注意なのは梅雨~夏にかけての時期ですが、季節を問わず発生するので、ダニも衣類害虫同様に、一年を通して対策が必要です。

衣類を着た時にチクチクする、衣類を脱いだときにダニに刺されたような跡があったなど、衣類にダニがついている可能性が疑われる場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。対策を詳しくご紹介しています。

<虫除けのコツ>衣類を虫から守るための基本的な対策3つ

では、衣類に虫を寄せつけないために、普段からどのようなことを心がければいいのでしょうか。基本的な3つの対策をご紹介いたします。

「洗濯してから収納」を徹底する

皮脂汚れや食べこぼしなども、衣類害虫やダニにとってはエサになります。衣類を汚れたままにしておくと、虫が発生しやすくなるので、必ず洗濯してから収納するようにしましょう。特に、衣類を長期間保管するときは、しっかり洗濯してきれいにしておくことが大切。そのため、衣替えの前には「しまい洗い」をすることをおすすめします。

「しまい洗い」とは、衣類を衣装ケースやたんすに収納する前に、もう一度洗いなおすことをいいます。きれいに見える衣類でも、繊維の奥に汚れが残っていることもあります。そのまま収納してしまうと、長期間保管している間にその汚れが酸化して、黄ばみになってしまうことも。虫除けのためだけでなく、衣類の良い状態を保つためにも、衣替えの前にもう一度洗いなおすことをおすすめします。なお、すすぎ1回では汚れがすっきり落ちないこともありますので、「しまい洗い」はすすぎ2回コースで洗濯しましょう。

そして、衣替えの際は「出し洗い」が必要な場合もあります。「出し洗い」とは、保管していた衣類を着る前に洗濯することをいいます。どのような場合に「出し洗い」が必要になるのか、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

定期的に収納場所の掃除と換気を行う

衣類がきれいでも、クローゼットやたんすの中にホコリや汚れがあると、虫が棲みつきやすくなります。衣類を虫から守るためには、定期的に収納場所の掃除をすることも大切です。

また、先ほどお伝えしたように、衣類害虫もダニも湿度が高い環境を好みます。収納場所がこれらの虫にとって快適な場所にならないように、こまめに換気をして、湿度を下げることも重要です。収納している衣類も、たまに日光と風に当てて乾燥させることができれば、尚よいでしょう。湿気対策として、収納場所に除湿剤を置いておくのもおすすめですよ。

防虫剤を活用する

防虫剤とは、虫を寄せ付けないため、または虫食いの被害を防ぐための薬剤のこと。これを収納場所に設置すれば、簡単に衣類の虫除けができますよ。防虫剤の種類と選び方は、次項で詳しく紹介しています。さまざまな防虫剤があるので、用途に合ったものを選び、正しい使い方で使用するようにしましょう。

適切な防虫剤を正しく使用しているのに効果を感じられないという場合は、次のような原因が考えられます。

  • 収納場所が密閉されていない
  • 衣類をつめこみすぎている
  • 防虫剤の有効期限が切れている

防虫剤は、密閉空間でなければ十分な効果を得られなかったり、効果の持続期間が短くなってしまったりすることがあります。また、衣類をつめこみすぎると、空間全体に防虫成分が行き渡りにくくなるため、少し余裕を持たせておくことも大切です。また、ほとんどの防虫剤には有効期限があります。あまり効果を感じられない場合は、有効期限が切れていないか一度確認してみてください。

<手軽に虫除け>防虫剤の種類と選び方

防虫剤には、ピレスロイド系、パラジクロルベンゼン、ナフタリン、しょうのうの4種類があります。ピレスロイド系は無臭で、違う種類の防虫剤との併用も可能です。他3つは有臭で、違う種類の防虫剤との併用はできません。市販の防虫剤は、ピレスロイド系が多いでしょう。

そして、一口に衣類の防虫剤といっても、クローゼット用、衣装ケース用、吊り下げタイプ、カバータイプなどいろいろありますよね。これらは、使用する場所や用途に合わせて、防虫剤の成分や量が調整されています。防虫剤を購入するときは、パッケージをよく確認して、場所や用途に合うものを選ぶことが大切です。

「ダニよけシリカ」ならダニ・虫除けと防カビまでできる!

強い薬剤を使わずに衣類の虫除けをしたいという方には、ウッディラボの「ダニよけシリカ」がおすすめ。置くだけでダニよけだけでなく、防虫と防カビまでできる便利アイテムです。天然由来の香りを主成分としており、殺虫剤や忌避剤などは一切使用していません。クローゼットやたんすに入れておくと、開けるたびに優しい香りがフワッと漂い、気持ちもリフレッシュできますよ。

この「ダニよけシリカ」に、水不要の泡クリーナー「WASHLY アウターウェア用」がついたお得なセット、「衣類のケアセット」もあります。大切な衣類のケアに、活用してみてください。

<虫除け&予防>虫を侵入させない対策も忘れないで!

もともと家の中にいる虫が増えるケースもありますが、窓のわずかな隙間から虫が入ってきてしまったり、衣類についた虫に気づかず持ち込んでしまったりすることもあります。家の中の虫を増やさないために、侵入させない対策も忘れないようにしましょう。

具体的にできることとしては、洗濯物はよくはたいてから取り込む外出先から帰ったらアウターやバッグをはたいてから家に入るなどです。

また、先ほど紹介した「ダニよけシリカ」も活用できます。コンパクトなので、さまざまなシーンで使えるというのも、「ダニよけシリカ」のうれしいポイントの一つ。たとえば、外出時にバッグに入れておく、職場のロッカーで使用する、車のシートやトランクに置いておくといった使い方もできますよ。

今日からさっそく衣類の虫除けを始めよう!

衣類につく虫は、主に衣類害虫とダニです。虫食いや、ダニによる健康被害を防ぐために、今日からさっそく衣類の虫除けを始めましょう!衣類を虫から守るためには、虫にとって快適な環境をつくらないことが大切。除湿剤や防虫剤、便利な虫除けアイテムも、活用してみてくださいね。

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