衣替え前と後はお洗濯を!しまい洗いと出し洗いで、ダニ・黄ばみ・臭いを防ぎましょう

衣替えの前後は、服を洗濯していますか? 衣替え前のお洗濯を「しまい洗い」、しまってあった服を着る前に洗うことを「出し洗い」といいます。でも、出し入れするだけでも手間のかかる衣替え……。そのうえ、「一度しか着ていないのに洗濯が必要?」「洗濯してからしまったけれどもう一度洗うの?」と疑問があるかもしれません。今回は、しまい洗いが必要な理由や、出し洗いが必要になるケースを紹介するとともに、洗濯した効果が続くように収納する方法をお伝えしましょう。

衣替え前の洗濯が必要な理由

シーズンオフになった衣類は約半年間、収納場所から取り出すことがありません。衣替え前に洗濯をしなければ、目に見えない汚れが残ってしまいます。一見、きれいに見える服でも、半年後には落ちにくい着色や傷みの原因が発生していることも。衣替え前の洗濯は、洋服の状態をより良く保つために必要な手順です。衣替えの前に洗濯が必要な理由を詳しく見てみましょう。

服に残った汗や皮脂が黄ばみの原因に

服の黄ばみは、汗に含まれるタンパク質や皮脂汚れが繊維に染みつき、酸化することで起こります。汗をかきやすく、肌に触れやすい脇や首元、えりは特に黄ばみやすいエリアです。

シーズン中に何度も着用し、何度も洗濯している間は、黄ばみの原因が繊維に残っていることに気づきにくいもの。放置して、時間がたってから黄ばんでしまうこともあります。しまっておいた洋服を取り出したら黄ばんでいた、という残念な結果を防ぐために、長期保存の前にはしっかりケアしておきましょう。

黄ばみにつながる皮脂汚れ対策には、クレンジングオイルとぬるま湯のケアが効果的。黄ばみやすい襟や脇、袖口をぬるま湯でぬらし、クレンジングオイルを塗り、もみ洗いします。お湯でクレンジングオイルを洗い流したら洗濯機へ。衣替え前のしまい洗いの際にひと手間加えておくと、来シーズンもきれいな状態が続きます。

付着した皮脂やフケがダニのエサに

衣替えは気持ちよく行いたいものです。ですが、収納していた服を取り出した時に、湿気をかんじたり、虫食いが合ったりすると、気分が下がってしまいます。湿気があるということは、ダニやカビが発生している可能性も高まります。しまっている間にダニや繊維好きな虫、カビなどを発生させないためには、汚れを落とし、事前に対策しておく必要があります。ダニなどの虫やカビのエサとなる人の皮脂やフケなどを取り除くためにも、しまい洗いを忘れずに。また、洗濯した洋服はしっかり乾燥させてから収納に入れることもポイントです。

一度しか着ていなくても洗濯を

見たところ汚れている部分はなく、着ている間も特に汚した覚えがない……一度、袖を通したかどうかだから、洗わなくても大丈夫。そんな風に思っていませんか? 汗や皮脂汚れは一度着ただけで付着します。特別な運動を行っていなくても、4時間座っていると約200ml、1時間の通勤でも約200mlの水分が体から失われるのだとか。気づかないうちに出た汗や皮脂は、そのまま服にしみこんでしまうのです。

服にしみこんだ汗や皮脂汚れは、時間が経った後に黄ばみやイヤな臭い、ダニを呼び寄せてしまいます。しかも、ダニやイヤな臭いは、一緒にしまう他の服にも移るという悪循環に。収納ケース全体の状態を悪くしないためにも、しまい洗いは確実におこなっておきましょう。

衣替え後も洗濯するの?出し洗いが必要となるケース

収納前に洗濯し、しまい洗いは完璧! という場合でも、取り出した時に洗っておいた方が良いケースがあります。衣替えで取り出した時の「出し洗い」が必要になるケースを見てみましょう。

なんとなく湿気が残っている気がする

しまい洗いをしたはずだけど、取り出したら、湿気がこもっていた、虫食いを見つけた、という場合には、出し洗いをした方が良いかもしれません。ダニが繊維に産み付けた卵が洗濯後も残っていた、外干ししているときに虫の卵がついてしまった、という可能性も考えられます。特に、肌の弱い家族がいれば、注意したいところ。不安に感じる場合は、再度洗濯し、気持ちよく身につけられるように準備しましょう。

衣替え中にくしゃみや鼻水がでる

衣替え中に、くしゃみや鼻水が出る、収納から取り出した服を着るとかゆい、そんな症状がある場合はダニやカビに対するアレルギー反応かもしれません。保管していた服にダニやカビがついている可能性があるので、出し洗いをすると安心です。事前にしっかりしまい洗いをして防虫・防湿・防カビ対策をしているのに、衣替えのたびに症状が出てしまう……という場合には、収納場所や収納グッズの見直しを行いましょう。ケース自体はもちろん、収納スペース全体にダニやカビが発生しないような対策をとることも大切です。

イヤな臭いになっている

衣替えで服を取り出したら、イヤな臭いがする……そんなときも出し洗いが必要に。生乾きの洗濯物のような臭いに似ていたら、その原因は、皮脂汚れと湿気によって繁殖した雑菌によるもの。臭いをとるために洗濯しても、しばらくするとイヤな臭いが復活することもあります。基を断つためにも、服についた雑菌を取り除きましょう。簡単な方法としては、お湯に溶かした酸素系漂白剤につけ置き洗いをするのが有効です。

衣替えの洗濯効果を持続させたい。ダニやカビを予防する収納方法

できれば、衣替えは手軽に済ませたいものです。しまい洗いの手間を無駄にしないためにも、保管や収納方法を見直してみましょう。洗濯効果が持続する収納方法を解説します。

収納に詰め込みすぎない

まず見直したいのが、収納です。基本は、収納ケースに衣類を詰め込みすぎないこと。空気の通りがよいと、防虫剤や防カビ剤の効果が浸透しやすくなります。

防虫剤は衣類の一番上に置く

防虫剤はケースの底や衣類に挟むのではなく、衣類の一番上に置くと効果があります。防虫効果として使われる成分はさまざまあり、パラジクロルベンゼンやナフタリン、ピレスロイド系が一般的です。これらの防虫剤から発する揮発成分は、空気よりも重いため、下に向かって落ちる傾向があります。衣類の一番上に置くことで、上から下に防虫成分が行き渡るようにしておくと良いでしょう。ただし、防虫剤にはそれぞれの特徴があります。説明書を確認し、より効果の出やすい置き方で利用するとよいでしょう。

湿度がこもらないように

湿気はカビやダニのほか、イヤな臭いの元になる雑菌が繁殖する原因になります。収納場所を選べるのであれば、できるだけ風通しの良い場所に保管するようにしましょう。逆に、ベッド下の引き出し収納や、換気が難しい押し入れ、収納の奥待った場所は、湿気がこもりやすくなります。収納場所が限られるなら、除湿剤や乾燥剤を利用し、湿気を取り除くことが大切です。ただし、除湿剤や乾燥剤は、一定の期間で効果が切れてしまいます。収納した服の状態を確認するためにも、オフシーズン中に一度は空けて風を通し、期限切れの除湿剤や乾燥剤を取り替える機会を設けるとよいでしょう。

外部からの湿気や虫、カビをガード

収納場所の状況に左右されず、洋服を保管するなら、密閉できる収納ケースや保管袋を使うのがおすすめです。小分けできる保管袋は分類にも便利。保管袋には衣類と一緒に乾燥剤と防虫剤を入れておくこと。ただし、防虫、防カビアイテムによっては、完全密封にすると効果が行きわたらない可能性があるので、説明書を確認したうえで使用するとよいでしょう。

ウッディラボの「ダニよけシリカ」は、洋服の長期保管に活用しやすい小分けパックの防ダニアイテムです。同時に防虫、消臭、除湿もできるだけでなく、「アクアグリーンの香り」には防カビ効果もプラスされています。殺虫剤・忌避剤等は使用せず、天然成分にこだわって作られていますので、従来の虫よけ剤の臭いが苦手という方でも使いやすいですよ。

翌シーズンも気持ちよく。衣替えに便利グッズを利用しましょう

服をきれいな状態で長期保管するには、しまう前の洗濯と収納方法を見直すのがポイントです。服についた皮脂汚れやフケなどを取り除き、収納中は外部からの湿気と虫、カビをガードするアイテムを使いましょう。ダニ除け、防カビとともに、乾燥剤としても役立つ「ダニよけシリカ」なら、置くだけ簡単。便利グッズを利用し、洗濯の効果を長持ちさせましょう。

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