大掃除はコツをおさえて失敗なし!コツコツ派と短期集中派、おさえておきたい順番とポイント
おうち時間をできるだけ快適に過ごすには、年末の大掃除はきちんと行っておきたいところ。家中を大掃除するとなると、コツをおさえて計画的に行うとスムーズです。とはいえ、人によって大掃除のスタイルは異なるもの。本格的に寒くなる前の11月から少しずつ大掃除をスタートするコツコツ派も、年末ぎりぎりに数日で終わらせたい短期集中派も失敗なく進めるコツがあります。今回はスタイル別に大掃除のコツを紹介します。
大掃除、あなたはどっち?コツコツ派と短期集中派
家族の状況や仕事の予定など、年末年始の過ごし方は人それぞれ。同様に、ライフスタイルによって大掃除のスタイルも家庭によって異なります。大掃除のタイプを大きく分けると、「秋ごろから少しずつ掃除を進めて、年末は気になるところだけを大掃除して終わらせるコツコツ派」と、「年末の数日を使って一気に大掃除を完了する短期集中派」の2つ。今年のあなたは、どちらのスタイルで大掃除をする予定ですか? スタイル別に、向いている人を見てみましょう。
コツコツ派に向いている人
11月に入ってから、週末や平日の週に1回、1ヵ所ずつ大掃除を進めていくタイプです。スケジュールを組み、時間をかけて計画的に進めることが得意な方に向いています。子どもがいる家庭ではイベントの多い冬休みを使って大掃除する方が大変で、ゆっくり余裕をもってコツコツ進めたい人におすすめです。冬休みや年末年始、帰省や旅行で不在にするため大掃除ができない場合も、少しずつ進めておくと良いですね。
短期集中派に向いている人
大掃除をする日を決めて、恒例行事として自分も家族もスイッチが入りやる気満々! そんな短期集中で大掃除する場合には、集中して取り組む体力と気力がある人が向いています。終わった後は「すす払い祝い」として家族でお疲れ様会をするのもいいですね。仕事やイベントが多く、こまめに大掃除する時間がないため、どうしても短期集中型になってしまう家庭もあるかもしれません。
コツコツ派がおさえたい大掃除の順番とポイント
早めに大掃除を始めるコツコツ派は、本格的に寒くなる前にスタートすれば、掃除できる範囲も広がります。天気のいい日にお風呂のドアを外してキレイにするなど、普段はできない気になるところの掃除をするのもいいですね。コツコツ派が抑えたい大掃除の順番を見てみましょう。
【ポイント1】日中が温かいうちに油汚れのお掃除
11月は、朝晩は冷え込むものの、日中はまだ暖かい日も多いものです。気温が低いと固まってしまう油汚れをお掃除するなら、早い方が良いでしょう。また、衣替えに合わせて収納の奥も掃除を終わらせましょう。
- 換気扇掃除
油は低温で固まるため、気温が下がるとお掃除の労力がかかり大変に。 - コンロ周り
寒い時期は、飛び散った油が固まり頑固な汚れになります。気温の高い日中に掃除するのがおすすめ。 - 収納の奥
秋冬の衣替えに合わせて、収納の奥やクローゼットを掃除すれば一石二鳥です。
【ポイント2】12月半ばまでに水仕事を終わらせる
風が冷たい中での水仕事は辛いもの。お湯を使っても冷めやすいため、水を使うようなお掃除を中心に進めましょう。
- フローリングの床
フローリングの床は、収納奥の掃除の後、ラグを敷く前のタイミングがベター。普段の掃除では取り除けていない汚れを水拭きでしっかり落としましょう。 - お風呂
換気をしながらのお掃除になるので、比較的日中の気温が高い日に床や壁、天井までをお掃除。 - 窓、網戸
窓や網戸を水拭き&乾拭き。カーテン類も洗濯しましょう。 - キッチンの水まわり
シンクや蛇口などをきれいに。引き出しの中も一緒に整理整頓を終わらせて。
【ポイント3】年末最後の大掃除は新年を迎える準備として
歳神様をお迎えする準備として、厄払いの意味を持つ大掃除。年末最後の大掃除には、次の場所を中心に行いましょう。
- トイレ・洗面所
水回りがきれいだと、歳神様が喜ばれるのだとか。新年を前にしっかりキレイに。 - 天井、壁、照明
すす払いの意味を込めて、上の方からほこりを落として。最後は掃除機をかけてごみを取り除きます。 - 玄関
歳神様を一番初めにお迎えする玄関は、飾りつけの前にお掃除を。
【ポイント4:】早めに大掃除した場所はキレイが続く工夫を
秋ごろからコツコツ大掃除を始めると、お正月には汚れてしまうかもしれないと気になる人もいるかもしれません。コンロ周りやお風呂などは、使った後に簡単なお掃除を行い、水分を残さない、換気をするといったこまめなお手入れを続けましょう。カビ除けグッズや汚れ防止のマスキングテープなどの便利アイテムを使えば、キレイが長続きします。
短期集中派がおさえたい大掃除の順番とポイント
限られた時間内で効率よく動く必要がある短期集中派は、計画性が第一! やり残しがないように、道具などの準備と当日のスケジューリングを事前に行いましょう。
【ポイント1】事前準備は抜かりなく!アイテムは確実に揃えておく
掃除を始めてから、必要な道具が足りないことに気づいた……なんてことがないように、道具の準備と確認はしっかりと。汚れの種類に合わせた洗剤やお掃除アイテムを考えて、どこの何を掃除するかを決めたうえで準備をしましょう。油や皮脂などの有機系の汚れはアルカリ性から中性洗剤、水アカや尿石などの無機系の汚れは酸性洗剤を使います。掃除アイテムとしては、古歯ブラシ、ぼろ布、マイクロファイバークロスなどを少し多めに用意して。
【ポイント2】効率よく動くための担当決めとスケジューリング
できるだけ効率よく大掃除を進めるためにも、家族全員がお互いに協力できるとよいですね。大掃除をいつ行うか、スケジュールを家族で共有、当日の役割分担を決めましょう。
また、短期集中で終わるためには、当日迷ったり考えたりしているとなかなか進みません。当日行うお掃除の場所や順番、必要な道具などを紙にまとめておきましょう。無理なく終わらせるためにも、お掃除すべき場所の優先順位を決めることも大切。寒い冬には掃除が難しい場所は、次の季節に改めて行う判断も必要です。ただし、後で思い出せるように、スケジュール帳やスマホのリマインドに入れておいてくださいね。
優先順位が決まったら、さらに細かいスケジューリングを。日付、時間帯、担当する人、掃除内容を書き出したらスケジュール表が完成です。大掃除に必要なものに悩んだら、以下の記事で紹介する大掃除リストも活用ください。
【ポイント3】短期決戦大掃除を進める順番
では実際の大掃除をシミュレーションしてみましょう。短時間でスムーズに進めるステップを紹介します。
- 当日までに不用品の処分と清掃道具の準備、分担とスケジュール表作成
- 汚れが飛び散る水回りから大掃除スタート
水回りである、台所、お風呂場、洗面所、トイレから始めます。つけ置きや洗剤パックなど、時間を置くことで汚れがスルリと落ちる方法を利用しながら進めましょう。放置時間中は他の場所を効率よく進められるように考えておくとよいですね。
- 高いところ、奥から手前に
視界に入りやすい床から始めてしまいがちですが、ほこりが落ちるので高いところからお掃除を進めていきます。水回りも天井、照明、換気口などの高いところから、壁、床と順番に。リビングや各お部屋も、窓、照明、天井や壁の高いところを先に、徐々に下がって最後に床を仕上げます。 - 最後に玄関を
歳神様をお迎えする玄関は最後にお掃除していきます。ここでも上から下へとキレイにしていきましょう。外からの砂や土埃、手あかが付いていることがあるので、玄関扉、インターフォン、ドアノブも忘れずに。最後にお正月飾りをセットして完了となります。
大掃除はコツをおさえてスムーズに
コツコツ派も短期集中派も、大掃除をスムーズに進めるには、事前準備が欠かせません。換気扇の分解掃除をしたら想定以上に時間がかかった、途中で洗剤がなくなって買いに行く羽目になったなど、予定外のことが起こることもあるでしょう。家庭の状況やライフスタイルによって、大掃除のスタイルも変化していくものです。今年の状況に合ったスタイル、進め方のコツを掴み、大掃除に活かしましょう。
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