【2020年 年末大掃除のコツ】コツコツ断捨離&お掃除で大掃除を軽やかに〜キッチン編〜

何かとモノが増えやすいキッチン。気づけば雑然とした雰囲気が漂い、片付けなければと思っているうちにもう年の瀬……なんてパターンに陥ったりしていないでしょうか。今年こそ、キッチンをきれいに保って、年末を優雅に過ごしてみませんか? まずは、手強いキッチンのお掃除を攻略してみましょう。ポイントは、断捨離を行うことと、一気に終わらせようとしないこと。2020年保存版、大掃除のコツとしてキッチン編をお届けします。

大掃除の前に、まずはキッチンの断捨離を

2010年の流行語大賞にノミネートされ、今ではすっかり市民権を得た感のある「断捨離」ですが、いざ行動に移せているかと問われれば、どうでしょうか。「断捨離したい!」とは思いつつ、手つかずのまま時だけが過ぎていくこともありますよね。キッチンのお掃除も、今年は断捨離から始めてみませんか。その後の大掃除がグンとラクになりますよ!

そもそも断捨離とは? その本当の意味するところ

「モノを捨てる」というイメージが強く、お掃除の一環としてとらえられがちな断捨離ですが、本来の意味は「入ってくる不用なモノを断ち(断)、不要なモノを捨て(捨)、モノの執着から離れる(離)」こと。不要なモノを捨てるだけではなく、モノへの執着を手放すことで身の回りはもちろん、心まですっきり解放することが目的です。なので、ただ捨てればいいというわけではなく、自分にとって本当に必要かどうかを見つめ直す作業でもあります。自分には必要ないけれど、家族の誰かにとっては必要なものもあるかもしれません。トラブルを招かないためにもコミュニケーションをとりながら進めていくとよいでしょう。
断捨離はじめの一歩は、小さく踏み出すところから。例えば、1年以上使っていないモノや壊れているモノをピックアップするだけ。完璧な断捨離を目指してしまうと、収拾がつかなくなったり、やる気をなくしたりしてしまうかも。不要だと思えるものから、コツコツ捨てはじめましょう。

使っていない食器などの処分

不用品を洗い出す際は、キッチン内を「食器棚」「吊り戸棚」「シンク下」などエリア分けをして、順番にチェックします。改めて一つ一つ確認していくことで、しまいこんだままになっているモノが発見されるかもしれません。長い間、存在を忘れていたモノは、まさに断捨離したいアイテムです。
新品同様のモノであれば譲ったり、売ったりといった方法もあります。しかし譲る・売るは本当に使いたい人が現れなければ、またしまいこんだままになりそうです。迷ったら、キッパリ捨ててしまう方がいいかもしれません。

賞味期限切れの食材などを処分

食器やキッチン用品と同じく、冷蔵庫やパントリーなど食材を保管している場所も、エリアごとに一つ一つチェックしましょう。まず、開封済みで賞味期限が切れているモノは、潔く捨ててしまうこと。悩ましいのが、賞味期限内のモノかもしれません。食品の分類や保存方法によって一概には言えませんが、開封してから時間が経った食品は、注意が必要です。特に、粉モノは要注意! 保存状態が悪いと、内部にダニが発生し、「パンケーキシンドローム(症候群)」などのアレルギーを引き起こす恐れがあります。密閉型の容器で冷蔵保存していない粉ものは、リスクが高いため、処分を検討するとよいでしょう。常温保存するときは、天然アロマでダニを遠ざけるウッディラボの「ダニよけシリカ食糧庫用」を食品棚やパントリーに置いておくと安心です。

キッチンの大掃除は予定を立ててコツコツと

断捨離を終えたら、いよいよキッチンの大掃除スタートです。大掃除のコツは、一日で全部を終わらせようとするのではなく、数日に分けてコツコツと取り組むこと! そして、お掃除の基本である「高い所から低い所へ、奥から手前へ」を守り、「時間のかかる所を優先して」行いましょう。

換気扇を制すれば、キッチン掃除の気持ちもラクに

キッチンの大掃除で大変な場所No1ともいえるのが、換気扇。ガンコな油汚れによるベタベタとの戦いを前に、用意したいのが「過炭酸ナトリウム」です。酸素系漂白剤の主成分で、水に溶けると炭酸ソーダ・水・酸素に分解される素材。環境に優しく、手肌への負担が少ないうえ、漂白や除菌効果が期待できます。ただし、アルカリ度が高いため、皮脂を奪ってしまいます。肌の弱い人は使う際はゴム手袋を着用しましょう。

<換気扇お掃除の手順>

  1. 換気扇を分解し、取り外せるパーツは、過炭酸ナトリウムを溶かしたお湯につけ置きしておく。
  2. つけ置きしている間にレンジフードを水拭き。
  3. つけ置きしたパーツを取りだし、スポンジなどで汚れを洗い流す。
  4. しっかり水気をふき取った後、パーツを取り付ける

レンジフードの水拭きも、過炭酸ナトリウムを溶かしたお湯を使うのがおすすめ。もし汚れがひどくなければ、過炭酸ナトリウムの代わりに重曹を使うという手もあります。アルカリ度では劣るものの、軽い油汚れには十分な威力を発揮してくれます。
ガンコな油汚れには、つい強力な合成洗剤を求めてしまいがちです。ですが、キッチンは食べ物を扱う場所なので、ナチュラルな方法でお掃除できるとベター。ナチュラル素材を使って、家族みんなが安心できる大掃除プランを考えてみましょう。

ガスコンロも換気扇と同じ要領で

どんなに気をつけていても、日々の調理でガスコンロも汚れがち。揚げ物や炒め物の油汚れだけではなく、吹きこぼれや調味料の液だれ、焦げ付きと、さまざまな汚れがあり油断できません。そんなガンコな汚れには、換気扇と同様に「過炭酸ナトリウム」や「重曹」を使ってみましょう。
お掃除の手順も、基本は換気扇と同じです。

<ガスコンロお掃除の手順>

  1. 五徳や魚焼きグリルの焼き網、受け皿など分解できるものを取り外し、過炭酸ナトリウムや重曹を溶かしたお湯につけ置きする。
  2. つけ置きしている間に、過炭酸ナトリウムを溶かしたお湯につけたフキンなどで、ガスコンロ本体の汚れを拭き取る。
  3. つけ置きしたパーツを取りだし、スポンジやたわしなどで汚れを洗い流す。
  4. しっかり水気をふき取った後、パーツを取りつける
  5. 魚焼きグリルは、食材を焼き網に直接置くことが多いため、ナチュラルクリーニングが安心です。

シンク、冷蔵庫、レンジ、床、壁なども日々コツコツと

シンクやシンク周りは、食器洗いのついでに日々お掃除しているかもしれません。年末の本格的な大掃除の前に、プラスαのお掃除をしておくのがおすすめです。
シンク汚れで代表的なのが、水垢。主成分は水道水に含まれるカルキで、アルカリ性の汚れです。そのため、アルカリ性の過炭酸ナトリウムや重曹ではなく、酸性のクエン酸を使うと効果的。一方で、排水口で気になるぬめりは油汚れが一因となるため、過炭酸ナトリウムを使ってみましょう。

冷蔵庫の内部までお掃除するなら、毎日一段ずつ片付けていく方法はいかがでしょうか。冷蔵庫のお掃除に向いているのは、重曹です。液だれなどでこびりついた油汚れを落とすほか、消臭や雑菌の繁殖を抑える効果が期待できます。

レンジのお掃除にも重曹が大活躍。重曹を溶かした水を「レンジでチン!」するだけ。スチーム状になった重曹が、汚れを浮かしてくれます。あとは、レンジで温まった重曹水に布巾を浸して、レンジの庫内やターンテーブルを拭きあげれば完了です。重曹水は、冷蔵庫やレンジなどの家電だけではなく、床や壁にも使えます。キッチンのお掃除には欠かせないナチュラルクリーニングのオールラウンダーです。

仕上げは「キレイが続く工夫」も忘れずに

断捨離と日々のお掃除をコツコツ続けていけば、年末を迎える頃には、サッと軽く拭くだけで大掃除は完了! 一年の総仕上げにやっておきたいのが、カビ・ダニ対策です。カビは食中毒などの原因になるだけでなく、アレルギーやその他の健康不調を招く原因になります。お伝えしたように、ダニもアレルギーなどを発生させるため、お掃除後の予防が大切です。
カビはアルコールに弱いので、お掃除の最後にアルコール除菌スプレーで拭き上げるようにしてみましょう。ダニは湿気のある場所を好むため、水分をしっかり噴き上げることが大切です。手軽に防カビ、防ダニをしたいなら、置くだけアイテムがおすすめです。ウッディラボの「除菌LIFE」や「家中どこでも防カビシリカ」「シンク下の衛生当番」は、天然由来のアロマの働きで、防カビ、防ダニのほか消臭などの効果あり! 自然派のアイテムだから、キッチン周りにおすすめです。

キッチンの大掃除は、ナチュラルクリーニングで

何かと慌ただしい年の暮れ。キッチンの大掃除だけに時間をかけられません。負担も心も軽く、大掃除に取り組むコツは、事前の断捨離と大掃除計画。不用品を手放してキッチンをすっきりさせれば、お掃除もスムーズにすすむはずです。キッチンの汚れを落とす力強い味方が、「過炭酸ナトリウム」と「重曹」。環境にも人にも優しい素材で、ナチュラルクリーニングに挑戦してみましょう。大掃除の総仕上げとして、天然由来のアロマを使った除菌、カビ・ダニ対策をお忘れなく。

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