ソファのお掃除は効率よく!ひどい汚れの落とし方や素材別の注意点を解説

ソファはくつろぎの空間に必要な存在。ただ同時にいろんな汚れがつきやすく、また汚れも目立ちやすい家具ですよね。こまめにお掃除することで、快適なリビング空間を保てます。今回は、お掃除ブロガーのよしママさんに、ソファのお掃除方法を教えていただきました。

ソファのお手入れ方法は、布製、革製、合皮などの素材によって異なります。きれいな状態で長持ちさせるためにも、正しくお手入れをしたいですよね。ソファの汚れを効率よく落とす方法や定期的なお手入れ方法を紹介します。

ソファのお掃除頻度と掃除のポイント

ソファのお手入れは、週に1度を目安に行うのがおすすめです。ソファは座っているだけで汗や皮脂がつきやすく、細かいチリが付着したり、ダニなどが繁殖したりすることもあります。また、ソファを使う環境によっては、食べこぼしや飲みこぼし、化粧品や整髪料、子どもの落書きやペン汚れなどによるシミ、ペットのいる家庭では、抜け毛も付着していることでしょう。こうした汚れをため込んでしまうと、イヤな臭いの原因になるだけでなく、シミや黒ずみが取れにくくなります。結果として、ソファの寿命を縮めてしまいかねません。

お掃除をする際には、素材別のお手入れ方法も確認しておきましょう。ソファには布製、革製、合皮製などがあり、使われいてる生地の素材が異なります。それぞれお手入れ方法が異なるため、正しいお手入れ方法を知っておくことが大切です。定期的なお手入れで、ソファを快適に長持ちさせましょう。

ソファの掃除は洗剤選びも大切

ソファのお掃除は素材によって、使用できる洗剤も異なります。素材ごとに使用できる洗剤をまとめました。ただし、あくまで目安です。素材にもさまざまな種類があるため、必ず取扱説明書を確認したうえで、正しい洗剤を使用してください。

素材使える洗剤
布製中性洗剤(薄めて使う)、布用洗剤
合皮中性洗剤(薄めて使う)など
本革革専用洗剤、消毒用エタノールなど

ソファを長持ちさせるには、「普段から行う簡単なお手入れ」だけでなく、汚れが付いたらすぐに対処することが大切です。汚れを放置すればするほど落としにくくなるので、汚れが付着したらすぐに対処するように習慣づけましょう。

布製・合皮製ソファの掃除を楽にするスプレー洗剤

Washlyアウターウェア用

布製や合皮ソファの汚れ落としとして、おすすめしたいのがウッディラボの「Washlyアウターウェア用」です。

「Washlyアウターウェア用」は、汚れたところにスプレーしてふき取るだけの洗剤。消臭効果もあるので洗濯できないソファに重宝します。ダウンジャケットやコートなどのアウターウェア用として販売されている洗剤ですが、ソファ掃除にも便利に使えます。汚れが付いたときにさっとスプレーして拭き取れば、生地内の奥にしみ込む前に対処できます。ただし、本革には使用できませんのでご注意ください。

また、布製、合皮製であっても、ソファ掃除に使用する前に、必ず目立たない場所でテストしておくと安心です。直接スプレーするとシミになる可能性があるため、濡れタオルにしみ込ませてから使用してくださいね。

【素材別】 ソファの掃除方法

どんな素材のソファであっても、基本的な掃除方法もほぼ同じです。

まず、掃除機を使って、クッションの隙間にたまる汚れを取り除きます。ただし、掃除機のヘッドに汚れが残っていると、ソファに汚れが移ってしまうことがあります。掃除機のヘッドを拭いてから使用するか、ブラシ付きのアタッチメントに変えてからお掃除してください。

その後、素材に合わせて、汚れが目立つ部分だけをピンポイントでお掃除します。素材別に、ソファ掃除のコツをおさえておきましょう。

布製ソファのお掃除方法

手触りがやさしく、デザインや柄の種類も豊富な布製ソファ。綿や化学繊維などが使われ、お掃除しやすい素材です。カバーが取り外せるタイプなら、洗濯もできて清潔に保てます。普段のお掃除は、週に1回程度を目安に、掃除機をかける程度でOK。もちろん、汚れがたくさん出る場合には、毎日でもお掃除してくださいね。お掃除のポイントを確認しましょう。

布製ソファ、しっかりお手入れのコツ

ソファにブラシをかけている様子

まず、ソファ全体にブラッシングをして汚れを浮かせます。毛の細かい布用ブラシを使うと細かい目に入り込んで汚れをかきだせます。

ソファに掃除機をかけている様子

その後、掃除機で表面の汚れを取り除きます。掃除機で吸い取り切れなかったホコリやごみなどは、粘着クリーナーを使って取り除くのも良いでしょう。クッションの裏などもしっかりお掃除してください。布団用の掃除機やヘッドがあれば、活用しましょう。

布製ソファの目立つ汚れの落とし方

薄めた中性洗剤をしみこませたウエスや古布を用意し、汚れている部分をとんとんと優しくたたいて汚れを落とします。今回は、ウッディラボの「Washlyアウターウェア用」を使用しました。

ソファの目立つ汚れをWashlyアウターウェア用を使ってお掃除している様子

「Washlyアウターウェア用」を濡れたタオルに吹きかけて、汚れが目立つ場所を軽くたたいて汚れを落とします。その後、濡らしたタオルのきれいな所で洗剤を拭きとるように、再度軽くたたきます。

ソファの汚れを乾いたタオルで拭き取っている様子

最後に、乾いたタオルで水気を吸うようにトントンと軽くたたいて、終了です。「Washlyアウターウェア用」には、消臭効果もあり、掃除後はサッパリしますよ。

【布製ソファ、カバーのお掃除方法は?】

カバーが外せるタイプで、洗濯可能な素材であれば、定期的に洗濯して清潔に保ちましょう。最長でも4~6ヵ月ごとが目安です。必ず洗濯表示を確認して、手洗いか、洗濯機で洗えるのか確認してください。

ソファカバーの汚れを落としている様子

目立つ汚れがある場合には、「Washlyアウターウェア用」をつけて、軽くこすり洗いしておきます。このとき、柔らかいブラシを使うと毛玉になりにくいです。

あとは、洗濯ネットに入れて中性の洗濯用洗剤で洗濯します。素材によって異なりますが、洗濯機を使用可能であれば、手洗いコースやクリーニングコースを使うと縮み予防になります。洗濯後は、しっかりシワを伸ばして、風通しの良い場所で陰干し。生地が厚いと乾くのに時間がかかるので、よく晴れた日に洗濯するようにしましょう。洗濯中はソファにカバーがないため、洗い替え用に追加のソファカバーがあると便利です。

合皮製ソファのお掃除方法

革製のようになめらかな触感が楽しめる一方で、水を使ったお掃除ができるのが合皮製ソファの特徴。普段のお掃除は、週に1回程度を目安に、掃除機をかけ、乾いた柔らかい布(タオル等)で全体を拭き取るようにすると良いでしょう。ただし、合皮に掃除機をかけるすぎると傷がつく可能性があるため、控えめに。柔らかいブラシがついているアタッチメントで吸うか、ハンディモップを使用して汚れを集めてから、掃除機でゴミだけを吸い取るようにするのがおすすめです。続いて、合皮製ソファのお掃除ポイントを確認しましょう。

合皮製ソファ、しっかりお手入れのコツ

洗面器に入れた水にWashlyアウターウェア用をスプレーしている様子

合皮製のソファは、シーズンごとのお手入れが目安。掃除機かモップで、表面の埃をとりのぞきます。その後、汚れを落とすように、洗剤を使って全体を拭きあげましょう。

合皮にも、「Washlyアウターウェア用」が使えます。洗面器に500mlの水を溜め、「Washlyアウターウェア用」を5プッシュ入れます。洗剤入りの水に、クロスや古布、タオルなどをつけ、硬く絞ります。

合皮製ソファの表面を拭き取っている様子

かたく絞ったタオルで全体を拭いたあと、真水で洗ったタオル等で水拭き。最後に乾拭きして水気をしっかり取り除きます。あれば仕上げに合皮用のクリームを使い、最後に乾拭きします。

合皮製ソファに目立つ汚れがある場合

水で濡らしたタオル等に「Washlyアウターウェア用」をスプレーし、汚れが目立つ部分にあててふき取ります。その後、洗剤がついていないタオルで水ぶき、仕上げに乾拭きします。水分が残ると生地を傷めて、しっかり拭きあげてください。

本革製ソファのお掃除方法

経年による変化が楽しめる本革は、特に丁寧にお手入れしたい素材。合皮と同様に、掃除機をかけるすぎると傷がつく可能性があるため、控えめに。ハンディモップで汚れを集めてから、ゴミを吸い取る際に掃除機を使用するのがおすすめです。汚れ落としやお手入れには専用クリーナーを使う必要があり、他の保湿製品等では代用できません。

本革製ソファ、しっかりお手入れのコツ

本革製のソファも、シーズンごとにお手入れを。ハンディモップなどで表面の汚れを取り除いたあと、水で濡らして固く絞ったタオル等で全体をふきます。その後は必ず、乾拭きして水分をしっかりふき取ること。

さらに、革専用のクリーナーで円を描くように全体にぬって、汚れを落とします。保護用クリームを革にしみ込むように塗って、余ったクリームをとるように乾拭きします。

合皮製ソファに目立つ汚れがある場合

柔らかい布に専用クリーナーを少量とり、目立つ汚れがある部分をふき取ります。その後、乾いた布で優しく拭きとってください。飲み物をこぼした場合には、まずは乾いた布で水分を叩くように吸ってからクリーナーでふき取り、乾拭きします。

ソファの掃除が終わったらダニ対策も忘れずに

クッションの中にダニよけシリカを入れている様子

家族が毎日座るソファだからこそ、ダニ予防を忘れずに。スキマに入れておくだけのウッディラボの「ダニよけシリカ」を使ってみませんか?

どんな素材であっても、ソファのスキマにホコリがたまっていると、ダニの住み家になることがあります。ソファの上に置いたクッションも、ダニの繁殖スポットに。特に、布製ソファは、ダニが隠れる場所が多く、しっかりダニ対策しておきたいところ。

カバーが外せるタイプなら、カバーとソファ本体のスキマに「ダニよけシリカ」を入れておくのがおすすめです。カバーが外せない場合、背もたれのクッションと本体の間に入れておきましょう。シリカゲルの除湿効果と、天然成分の香りでダニを寄せ付けません。香りも優しく、フレグランスとしても楽しめます。

ソファの掃除は素材に合わせて。簡単お掃除でキレイを保とう

お子様やペットがいる家庭では、特にソファの汚れが気になることが多いかもしれません。なかでも、布製のソファはシミや臭いが繊維の奥に入り込んで、お掃除が大変になることも。できるだけ長持ちさせるためにも、汚れがついたら早めに取り除くようにしましょう。そんなとき、簡単に汚れが落とせる布製のスプレー洗剤があれば、お手入れも簡単です。便利アイテムを活用して、ソファ掃除を手軽に効率よく済ませましょう。

参照先:

よしママ

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元家庭科の小学校教諭。40代の2児の主婦。子どものハウスダストアレルギーをきっかけに掃除にはまり、ブログ「節約ママのこだわわり掃除」を開設。お掃除、ラク家事...

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