おむつやおしっこのニオイで悩まない!消臭剤を上手に使って部屋を快適にするコツ

寒くなってくると、ついつい部屋を閉め切って換気の回数が減りますよね。室内に空気がこもってくると、気になるのが室内に残る「臭い」ではないでしょうか。とくに、小さな子供がいる家庭では、使用済みおむつの臭いや、トイレに失敗してしまったおしっこの臭いが残ってしまうことも。とはいえ、家族みんなのお世話で毎日が忙しいママにとって、すべての臭いに対策するのは難しいときもあるものです。そんなときに便利なのが、簡単消臭アイテム! 今回は、使用済みおむつに残る臭いモトをたどり、その対策とおすすめの消臭剤を紹介します。

おむつから臭いが発生するメカニズム

使用済みのおむつは、丁寧に処理したつもりでも臭いが残りがち。その臭いのモトを分類すると、うんちの臭いと、おしっこの臭いの2種類があり、それぞれに特徴があります。

うんちの臭い

うんちの臭いのモトは、腸内に存在する悪玉菌が作り出すといわれています。母乳やミルクを与えている頃の赤ちゃんのうんちは、クサイと思えるほど強い臭いが発生することは少ないものです。というのも、その頃の赤ちゃんの腸内は、乳酸菌が多くなる傾向があり、悪玉菌が増えにくいから。しかし、離乳食が始まるにつれ、腸内環境が変化し、臭いも強くなっていきます。特に、お腹の不調があるときや、臭いの強い食品を食べたときは、うんちの臭いも強烈。また、体から出たばかりのうんちは時間が経つとさらに臭くなります。さらに、おむつにうんちが付いたままの状態がつづけば、うんちが腐敗して不快な臭いが増してしまいます。

おしっこの臭い

おしっこの臭いは、おしっこに含まれるアンモニアによるもの。おしっこに含まれる成分の1つである尿素はもともと無臭の物質です。しかし、おむつやトレパンについたおしっこがバクテリアによって分解され、アンモニアが発生してしまうと独特のツーンとした臭いに変わります。さらに、ぬれたおむつをそのままにしておくと、時間の経過とともに水分が蒸発し臭いも凝縮されるため、数日間捨てずに置いておくと、ますます臭くなってしまうというわけです。

おむつの臭い対策

おむつ処理は、できるだけ小さく、コンパクトにまとめて、こまめにゴミ出しをするのが基本。使用済みおむつを置いておく時間が長くなるほど、臭いがこもってしまいます。とはいえ、一日何度も替えるおむつはすぐに溜まってしまうもの。臭いを広げないために、消臭対策としていくつか組み合わせてみましょう。

  • おむつ専用のゴミ箱を使う
    臭いもれを防ぐ際、手軽に使えて便利なのが、おむつ専用ゴミ箱です。消臭剤を使用しやすい設計で、フタによる密閉ができるため、イヤな臭いを予防できます。ただし、消臭力を保つために、専用のカートリッジを購入する必要があり、コストがかかるのがやや難点。また、すぐに一杯になってしまうので、結局、あふれた使用済みおむつから、臭いが出てしまうこともあります。とはいえ、できるだけ密封できるような仕組みがあれば、臭いが広がるのを避けられます。消臭カートリッジなどが利用できないゴミ箱を使う場合でも、フタがついているものがおすすめ。いずれにしても、フタを開け閉めするときや、ゴミを捨てるタイミングで臭いが気になることがあるため、他の消臭方法をうまく組み合わせて対策しましょう。
  • 防臭機能のある袋を使う
    外出先でも臭い防止に役立つのが、防臭、消臭作用のあるゴミ袋。臭いを軽減する仕組みはメーカーによって異なり、臭いが袋から漏れないように加工されたものや、不快な臭い成分を化学変化させるものなど、それぞれ工夫されています。ただし、機能がついているゴミ袋であっても、開けっ放しにしていれば臭いが発生します。ゴミ袋に使用済みおむつを入れるときは、しっかり口をしばって密閉しておくのがポイントです。
  • 新聞紙に包む
    ひと手間かけてもしっかり消臭したいなら、新聞紙を使うのも一つの方法です。新聞紙は表面積が広く、素材が粗いため、湿気や臭いが吸着されやすいという特長があります。ゴミ箱やゴミ袋に入れる前に、使用済みおむつを新聞紙でくるんでおくと、イヤな臭いが軽減されます。
  • 重曹を使う
    ナチュラルクリーニングで大活躍の重曹も、消臭作用を持っています。イヤな臭いの元となる成分の多くは酸性で、アルカリ性の重曹をかけることで中和反応が起こり、臭い成分が空気中に飛び出しにくくしてくれます。使用済みおむつを入れるゴミ箱やゴミ袋の底に新聞紙を敷き、その上に重曹をまいておくと、消臭力が高まりますよ。
  • コーヒー豆やお茶がらを消臭剤代わりにする
    抽出の終わったコーヒーやお茶がらは、乾燥させると消臭剤の代用品としても使えます。コーヒーの粉は炭と同様に多孔質構造で、不快な臭いを吸着する働きがあり、お茶に含まれるポリフェノール(カテキン類、フラボノイド類)は消臭・抗菌作用があるとされています。ゴミ箱やゴミ袋に入れておくだけのお手軽消臭剤として使えます。
  • 消臭スプレーを使う
    消臭対策にはいろんな方法がありますが、何かと手間がかかるのが考えもの。最も手軽な消臭対策は、消臭スプレーを使うことでしょう。おむつごみを捨てた後、シュッシュと吹きかけるだけだから、とっても簡単。消臭スプレーにはいろんな種類があり、臭いの分子を分解するものや臭い分子を吸着するもの、臭い分子を生み出す菌を抑制するものなど、不快な臭いを消す仕組みはそれぞれ異なります。おむつだけでなく、臭いが気になる部分やゴミ収集の前日に使うなど、フレキシブルな使い方ができるところがメリットです。

おねしょやトイレトレーニング時に気になる、おしっこの臭い対策

使用済みおむつへの対策はいいけれど、おむつ以外の場所で失敗したときの臭いも気になりますよね。おねしょやトイレトレーニング時に発生する臭い対策をまとめました。

トイレトレーニング中

おむつを外すためのトイレトレーニング中は失敗することもしばしば。外遊びから帰ってきた途端に、玄関でもらしてしまったり、遊びに夢中になっていて間に合わなかったり……。「ママ、おしっこ!」と申告してくれるようになっても気が抜けません。その度にしっかりお掃除しても、同じ場所での失敗が続くと臭いがついてしまうことがあります。子育て中の家事を時短するためにも、こうした臭い対策はできるだけ簡単ケアで乗り切りたいところです。
簡単な対策として、失敗しやすい場所にマットや布雑貨を置かないようにするのも1つの方法です。床やカーペットが汚れてしまったら、重曹を使ってお掃除したり、消臭スプレーを使ったりして、臭い対策を行いましょう。

おねしょをしてしまった寝具の臭い対策

夜用おむつをつけ、防水シーツを敷いていても、思わぬところで布団におねしょが漏れ出してしまうこともあります。おねしょが続いてしまうと、臭いが残ることもあるため、その都度、しっかり汚れと臭いを落とすことが大切です。お布団の場合は丸洗いという選択肢がありますが、ベッドのマットレスはそう簡単に洗えません。ふき取るだけでなく、臭いを抑えるスプレーを使用し、防カビ対策も考えたケアを行いましょう。

忙しいママにおすすめしたい、お手軽消臭・お掃除アイテム

お掃除の手間をできるだけ省きたいなら、やっぱりスプレータイプの消臭剤が便利です。消臭スプレーにはさまざまな種類がありますが、できるだけナチュラルな成分を使いたい方におすすめしたいのがウッディラボの「バイオサイクルトイレ用」。トイレ用のクリーナーですが、寝具やカーペットなどのお掃除と消臭にも大活躍する1本です。
おしっこの臭いが気になる場所に使える自然派クリーナー「バイオサイクルトイレ用」は、スプレーで拭きかける簡単お掃除で、バイオ菌が臭いの元を分解し消臭してくれます。消臭成分とバクテリアの相乗効果で防汚・防臭機能も。強い薬剤を使用していないから、小さな子供がいる家庭にぴったりです。
※材質により色落ちや変色する恐れがあります。事前に目立たない場所でお試しください。

がんばりすぎず、消臭機能を持った便利グッズも取り入れて

小さな子供のおむつ替えやトイレのお世話は毎日のこと。子育てや家事に追われているなかで、部屋の臭いが残っているとストレスになってしまいます。こまめな掃除をするのは理想的ですが、がんばりすぎは禁物。臭いのもれないゴミ箱やゴミ袋、臭い菌を抑制する消臭剤やスプレーなど、便利な機能を持つグッズを上手に活用して、できるだけ手軽に、快適な部屋を保ちましょう。

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ウッディラボのルーツは、1947年創業の家具屋。木に携わり、木のおかげでこれまで事業を続けてきました。もっと木の良さを活かし、お客様の役に立ちたい。そんな思...

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