下駄箱の臭いは、玄関の印象を決める!?臭いのメカニズムを知って元から対策していきましょう

下駄箱の扉を開けた時、「ウッ」と思わず息を止めていることはありませんか? 下駄箱のなかから漂う“特有の臭い”は、体に良くないような気がして、反射的に吸いたくないと体が反応してしまうかもしれません。とはいえ、「くさいものには蓋」と、下駄箱の扉を閉めていても、嫌な臭いが消えることはなく、むしろ、じわじわと玄関に広がってしまうのです。では、気になる臭いの根本を断つにはどうしたらよいでしょうか。この記事では、下駄箱の臭いの原因を解説するとともに、嫌な臭いのメカニズム、消臭の仕組みをお伝えしますね。

下駄箱の臭いの原因

下駄箱の中が嫌な臭いになってしまうのは、なぜでしょう? 臭いの原因として代表的なものをまとめました。

靴から発生するもの

下駄箱の臭いを作る、最も大きな要因は、靴によるもの。臭いが気になる靴を下駄箱にしまってしまうと、その臭いが下駄箱にこもってしまいます。

そもそも、どうして靴がくさくなってしまうのでしょうか。その原因は、足の裏にかいた汗がもとになり、雑菌が繁殖することによって発生するとされています。そのため、次のような靴は臭いが発生しやすくなります。

  • 連日、長時間にわたって履いている
  • 通気性が悪いもの(革靴やブーツ)
  • 履き心地が悪いもの(足が緊張状態になり、汗をかきやすいため)
  • 素足で履くもの
  • スポーツなど、たくさん汗をかくときに履くもの

上記のような靴がある場合には、まず、靴のお手入れを先に行いたいですね。

靴箱や収納ケース、収納袋

靴をしまう靴箱や収納ケース、収納袋に臭いがついていることもあります。臭いがする靴をしまっていたことで、臭いうつりしたのが原因です。また、湿気がある状態の靴を収納ケースにしまうことで、湿度が残ってしまい、雑菌やカビが繁殖し、イヤな臭いを発生させることもあります。

ホコリ

下駄箱からホコリっぽい臭いを感じることもあるでしょう。靴から落ちた砂埃や掃除不足による綿埃などが、下駄箱の隅に残っているかもしれません。ホコリの中にはたくさんのカビ菌が含まれるため、カビの臭いも含まれます

カビ臭

下駄箱には、靴以外にも、雨具や傘などを収納している家庭もあるのではないでしょうか。湿気の残ったアイテムを収納していると、下駄箱の内側にカビが発生し、イヤなカビ臭が出ることがあります。下駄箱の内側の壁や棚板にカビが広がってしまうことも。靴にも臭いが染みつくこともあります。

カビは湿度と養分など環境が整うと繁殖し、カビが活動するとき、いわゆる「カビ臭」が発生します。つまり、カビ臭が気になるときは、カビが活発になっている証拠。早めの対策が大切です。カビ対策として、換気を忘れずに。下駄箱内に物を詰め込まず、空気が動くようにしておくとカビ予防になります。

くさい下駄箱対策に。消臭の仕組みと具体的な方法

下駄箱から発生する臭いを解消するためには、まず、靴の臭い対策が欠かせません。イヤな臭いをどのように消していくか、方法をおさえておきましょう。

「アルカリ性」の成分で臭いを中和させる

足の裏は、背中などに比べ5~10倍の汗腺があります。そのため、とても汗をかきやすい箇所です。1日でコップ1杯もの汗をかくといわれており、1日中同じ靴を履き続けていると、靴の中敷きや靴下に汗がたっぷり染み込んでしまいます。とはいえ、汗そのものが臭うわけではありません。

先にもお伝えしたとおり、臭いの元は雑菌の繁殖によるもの。汗や皮脂などが、雑菌のエサとなって繁殖します。その時に、発生するのが「イソ吉草酸」などの臭い成分です。「イソ吉草酸」は酸性の物質で、アルカリ性の洗剤を使うと中和できます。アルカリ性の洗剤として代表的なのが「重曹」です。弱アルカリ性の重曹を使ってお掃除すると、消臭ができます。瓶の中に重曹を詰めて置いておくだけでも、臭い取りになることも。ただし、この方法は、消臭までに少し時間がかかるかもしれません。

金属イオンの働きで消臭する

金属イオンによる分解反応や光触媒反応を利用する方法があります。例えば、アルデヒド類の臭いは、銅イオンと化学結合することで消臭効果が得られるとされています。実は、くさい靴の中に10円玉を入れておくと、同じ働きが作用し、消臭できます。光触媒による消臭には、「二酸化チタン」などが含まれる消臭剤を使う方法があります。ニオイ物質を吸着して分解し、消臭する仕組みです。消臭用のスプレーもありますが、やや価格が高い傾向にあり、業務用として使用されるケースが多いようです。

臭いを吸着させて消臭する

炭のように小さな穴がたくさんあるものは、臭い物質を吸着してくれます。炭以外にもシリカゲル、ゼオライト、セラミックボールなどがあります。こうした物質を使った消臭剤や、消臭アイテムを使うのも一案です。新技術により、他にも色々な素材が開発されています。

他の臭いで紛らわす

イヤな臭いを、好みの臭いでカバーする方法です。消臭とは異なりますが、好みのアロマなどを使えばすぐにできるため、手軽なのがメリットです。ただし、イヤな臭いの原因物質は減らない、臭いが混ざってかえって不快に感じる可能性があるなどのデメリットがあります。

臭いの発生源となる雑菌そのものを減らす

イヤな臭いを根本的に解決したいなら、雑菌が繁殖しないように予防する、もしくは、雑菌の繁殖を抑制する消臭剤を使うのがおすすめです。ただし、雑菌の繁殖を抑制するには、除菌が欠かせません。一度、きれいにする必要があるため、少し手間はかかりますが、その後のお手入れは楽になることでしょう。

雑菌を減らすには、湿気対策が必須。また、雑菌のエサとなる汚れを減らすことが大切です。下駄箱をきれいにお掃除したうえで、湿気予防を行いましょう。

ウッディラボの「靴の消臭・除湿シリカ除菌プラス」は、消臭実験において、足の臭いの原因・イソ吉草酸を2時間で消臭(※)。除菌の働きもプラスされ、嫌な臭いの元からすっきり! 

※閉鎖された特定環境での実験結果です。

下駄箱の臭い対策で、すっきり心地よい玄関にしよう

家の顔とも言える玄関は、清潔できれいな印象を与えたいもの。お客様だけでなく、疲れて帰宅する家族にとっても、玄関の臭いがこもっていると、不快に感じてしまうかもしれません。くさい下駄箱をそのまま放置していても、問題は解決しません。できるだけ靴の中の雑菌を減らし、湿気を下駄箱内に閉じ込めないようにして、すっきり心地よい玄関を保ちましょう。

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ウッディラボのルーツは、1947年創業の家具屋。木に携わり、木のおかげでこれまで事業を続けてきました。もっと木の良さを活かし、お客様の役に立ちたい。そんな思...

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