環境に優しい洗剤の選び方〜納得のいくものを見つけるために知っておきたいこと〜

持続可能な社会の実現に向けて、日々使う洗剤も環境に優しいものを選びたいと考えている人は多いはず。と同時に、「環境に優しい洗剤の定義」がイマイチわからず、商品選びの際に悩む人も少なくないのではないでしょうか。今回は、そんな悩みを抱える人にとって一つの指標となるような、環境に優しい洗剤の選び方を紹介します。

そもそも、「環境に優しい洗剤」ってどんな洗剤?

「環境に優しい」と謳う商品は数多くありますが、その定義は……というと、じつは明確なものはありません。ここでは、一般的に「環境に優しい」とされる洗剤について2つの視点から見ていきます。

環境に対する「成分」の優しさ

まずは、なんといっても洗剤の成分です。環境に優しい洗剤というと、おそらく多くの人が「ナチュラルな素材で作られている」とイメージするではないでしょうか。別の言い方をすると、石油系の原料や化学合成された物質を使っていないものを指すことが多いかもしれません。たしかに、そんなイメージが先行しますが、ここでひとつ心得ておきたいことがあります。それは、優しさを謳った洗剤の中にも、化学合成された成分を含んでいるものが少なからずあるということ。「えっ!?それって、看板に偽りありじゃないのかしら!?」と思うかもしれませんが、一概にそうとは言い切れません。というのも、使用量を抑えて環境に影響を及ぼさないようにしたり、生分解性(※1)を高めたりと一定の配慮が行われているからです。なので、環境に優しい洗剤を見つけるための最初の一歩は、どんな原料を用いて作られているのかを知ること。そして、自分の中で許容範囲を定めておくことも大切です。

※1 生分解性:微生物の働きによって分解され、最終的には無機物(水と二酸化炭素)になり自然界へ循環していく性質のこと。

環境に対する「製造過程」での優しさ

環境に優しい洗剤の中には、製品が出来るまでの過程においても環境に配慮しているものがあります。たとえば、次のようなことです。

  • 原材料の産地での環境保全活動
  • 工場の電力に自然エネルギーを活用している
  • 容器は再生プラスチックを使用 など

洗剤の成分と同様に、製造過程についても知ることが、環境を守るための最初の一歩。きっと、応援したくなるような企業が見つかるはずです。とくに、洗剤の成分はどれも似たり寄ったりと感じている人にとっては、別角度からのアプローチになるのではないでしょうか。

「環境に優しい洗剤」の選び方

ここまでお読みいただくうちに、環境に優しいとされる洗剤がどのようなものなのかがイメージしやすくなったのではないでしょうか。ここからは、具体的な選び方を紹介します。

環境への優しさを踏まえつつ、総合的に選ぶ

日々の暮らしの中で使うとなると、環境に優しいことだけでは選べない事情もあるでしょう。その最たるものが「金銭的な事情」かもしれません。いくら環境に優しくても、家計を圧迫するようでは残念な気持ちになってしまいます。継続して使うためには、身の丈に合った価格帯なのかどうかを意識してみることも大切なことです。次の2点も当たり前のようですが、重要なポイントになります。

  • 購入しやすいこと
    たとえば、近隣に取扱い店舗がなく、ネット通販もしていないとなると、買うという行為が非常に面倒になってしまいます。必要なときに、気軽に買えるものでなければ、日用品としては不適格です。
  • 使いやすいこと
    使い方が複雑だと、効率よく家事を進めることはできません。使用法がわかりやすく、使い勝手のよいものを選ぶようにしましょう。

こんな洗剤はいかがでしょう?

環境に優しい洗剤には、微生物や酵素の力を利用しているものもあります。たとえば、ウッディラボの【バイオシリーズ】。その名のごとく、天然のバイオ菌を主成分とするクリーナーで、「キッチン用」・「ディスポーザー用」・「浴室・洗面台パイプ用(泡タイプ・液体タイプ)」・「トイレ用」の5種があります。このバイオシリーズは、環境に優しいというのもさることながら、どの商品にも共通する次のような魅力も持ち合わせています。

  • 使い方がシンプル!
    それぞれタイプは異なるものの(泡タイプ・液体タイプ)、基本は対象物にシュッとかけたり、垂らしたりするだけでOKいうお手軽さ。お出かけ前や就寝前にもササっと便利に使える家事ラクアイテムです。
  • 防汚効果も期待できる!
    バイオ菌の働きにより、お掃除をした後もきれいな状態が保てます。これぞバイオクリーナーのなせる技。天然のチカラを身近に感じられます。

環境に優しい洗剤で地球に貢献

ここでは、合成洗剤によって引き起こされる環境汚染問題について見ていきましょう。環境に優しい洗剤の重要性について考えさせられるのではないかと思います。

川や海の深刻な汚染問題

汚染問題を見ていく前に、まずは合成洗剤の歴史について少し触れてみます。合成洗剤の歴史は意外にも古く、今から100年以上も前の第一次世界大戦のさなかにドイツで誕生しました。その背景にあったのは、石けんの原料である油脂の欠乏。原料の調達が難しくなったドイツでは石けんの製造ができなくなり、それに代わるものとして石油を原料とした合成洗剤が開発されたのです。

日本では、1937年に初めて合成洗剤が発売され、1960年代に入ると急速に普及。と同時に、自然環境への害も指摘されるようになります。川は、家庭や工場から出る排水で泡立つほどになり、魚などにも悪い影響が出始めたのです。その主たる原因は、合成洗剤に含まれるABS(分岐アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)という界面活性剤の一種でした。高い洗浄力と泡立ちのよさで評判だったABSですが、微生物などによって分解されにくいため、たくさんの泡が残ってしまうという事態に陥ったのです。

湖や海の「富栄養化」も問題に

1970年代に入ると、湖や海などの「富栄養化」も問題になります。富栄養化とは、湖沼や海、河川の水に含まれる栄養分(窒素・リンなど)が自然状態よりも増えすぎてしまう現象のこと。字面だけ見ると、水中の栄養が豊富になる好ましい傾向のように思えますが、実態はまったく違います。富栄養化が起こると、窒素やリンなどを栄養分とするプランクトンが異常繁殖し、その状態がさらに進むと、「赤潮」や「アオコ」が発生。赤潮やアオコが発生すると、水中の酸素が少なくなるため、魚や貝などが酸素不足で大量死することがあります。富栄養化は、そんな深刻な被害をもたらしかねない危機的な状態なのです。では、なぜ富栄養化が起こってしまうのか? じつは、富栄養化は自然発生的に起こる現象でもあるのですが、近年は人為的な影響が大きく、生活排水や工業排水、農業排水が川や海へ流れ込むことで引き起こされます。窒素やリンは、人の食べ残しや肥料、農薬などさまざまなものに含まれていますが、合成洗剤もその代表例とされています。

環境に優しい洗剤とは何かを知れば、納得のいく選択ができるはず

「環境に優しい」を謳った洗剤は数多くありますから、選ぶ際にどれがいいのかと悩む人は少なくありません。それは、「優しい」の基準がイマイチわかっていないからなのかも。それもそのはず、「環境に優しい」とはいうものの、明確な定義があるわけではないからです。ただ、「成分」と「製造過程」に注目してみると、どんなものが優しいといわれているのかが見えてきます。その見えてきた「優しさ」を踏まえつつ、予算や使いやすさなども考慮することで、自分にとって納得のいく選択ができるはずです。

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ウッディラボのルーツは、1947年創業の家具屋。木に携わり、木のおかげでこれまで事業を続けてきました。もっと木の良さを活かし、お客様の役に立ちたい。そんな思...

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