夏の虫除けは、香りを味方につける!〜「暑い夏こそ爽やかに 香りを楽しみながら虫対策を」〜

日に日に気温が上がり、いよいよ本格的な夏の到来です。2023年の夏も厳しい暑さになるという予測が出ています。猛暑は蚊の動きも鈍らせるそうで、屋外では刺されにくいといわれています。その一方で、エアコンがきいた屋内は虫にとっても快適な場所。猛暑時の室内は、虫除け対策も忘れずに行っておきたいものです。今回は、屋内への害虫の侵入を阻止すべく、香りを用いた虫除け対策を紹介します。

虫除け対策も香りを利用してナチュラルに

屋内での虫除けは、できればやさしい素材のものを使いたいと考える人も多いのではないでしょうか。ここでは、ハーブを利用した虫除けを紹介しましょう。

虫除け効果が高いおすすめハーブ5選

自ら動くことができない植物は、天敵となる虫や鳥などが嫌がる物質を分泌することで、自身を守ろうとします。その働きを利用したのがハーブでの虫除け。忌避効果が高いといわれるハーブを5つ紹介します。

  • レモングラス
    古くから蚊除けに活用されてきたレモングラス。イネ科の植物で、主要成分の「シトラール」「シトロネラール」に高い防虫効果があるといわれています。ゴキブリやダニなどにも忌避効果があるとされています。
  • シトロネラ
    ススキに似た細い葉が特徴のシトロネラ。その葉に、防虫効果のある「シトロネラール」を含んでいます。レモングラスとは近縁種で、蚊・ゴキブリ・ダニなどに忌避効果があるとされています。
  • ペパーミント
    ミントには、清涼感のある香り成分「メントール」が含まれています。人間にとっては爽快で心地よく感じる香りですが、虫はメントールの香りが苦手なのだとか。蚊・アリ・ダニなどの忌避効果があるとされています。また、同じミントの仲間の「ハッカ」も虫除け効果が高いことで知られています。
  • ラベンダー
    ラベンダーといえば、真っ先にリラックス効果が思い浮かぶかもしれませんが、虫除けとしても名を馳せるハーブです。「リナロール」という防虫作用のある成分を多く含んでおり、蚊や蛾などの忌避効果があるとされています。
  • ゼラニウム
    防虫作用のある「テルピネオール」「シトロネロール」を含むゼラニウム。ヨーロッパではベランダや窓辺によく飾られています。お花の可愛さも魅力。蚊やハエなどの忌避効果が期待できます

香りで虫除けするには?ハーブの活用方法

虫除けが期待できるハーブですが、実際にどのように使えばよいのでしょうか。具体的な活用方法を見ていきましょう。

  • ディフューザーなどを使って精油の香りを拡散させる
    ディフューザーやアロマランプなどに、虫除けが期待できるハーブの精油を2〜3滴垂らし、香りを拡散させます。好みの香りの精油を選べば、部屋の中も心地よい空間に。
  • 手作りサシェを虫が発生しやすい場所に設置する
    サシェとは、布の袋の中に乾燥させたハーブや精油を入れたフレグランスアイテムです。手作りサシェを虫が入り込みやすい場所に置いたり、吊るしたりして使いましょう。衣類の虫除けとして、洋服ダンスにしのばせるのも◎。手作りサシェを作るには、好みのドライハーブ、小袋(お茶パックでもOK)を用意し、ドライハーブを小袋に入れるだけ! 簡単なのでぜひお試しを。
  • 鉢植えのハーブを飾る
    癒しにもなる鉢植えハーブ。虫が発生しやすい窓辺やベランダ、玄関などに置いておきましょう。

ハーブの香りで虫除けする際の注意点

ハーブの中には刺激の強い香りを放つものがあります。次の点に注意して使用しましょう。

  • 精油を使う際は少量から始めること。多量に使うのはNGです。
  • 香りが苦手だと感じた場合は、すぐに使用をやめること。心身のストレスになっては元も子もありません。
  • ペットがいるご家庭では、使用にご注意を。害になる香りや、嫌がってしまう香りもあります。また、ハーブやサシェなどを口に入れてしまうと、健康を害する可能性があります。
  • サシェやハーブの鉢植えは、小さいお子さんの手の届かないところに設置しましょう。

【場所別】夏だからこそ、香りの虫対策で快適に〜室内編〜

暑さの厳しいこの時期、特にしっかり虫除けをしたいのが、「玄関」、「窓際」、「キッチン」の3カ所!

それぞれの場所の虫対策ポイントは以下のとおりです。

玄関の虫除け

外気に触れる玄関は、虫が侵入しやすい経路のひとつ。そんな要注意エリアで夏こそ使いたいおすすめのアイテムが「ハッカ油スプレー」です。玄関ホールにシュッと吹きかければ、虫除けになるだけでなく、清涼感のある空間演出に。お掃除の際に使うのも◎。ハッカ油を味方につけて、スッキリ爽やかな玄関を目指しましょう。ただし、油が入っているため、素材によってはべたつきやシミになることがあります。目立たない場所で一度試してから、使用してくださいね。

ハッカ油スプレーの作り方は以下のとおりです。

<ハッカ油スプレー(100ml)の作り方>

●用意するもの

・ハッカ油 少量
・無水エタノール 10ml
・水 90ml
・スプレーボトル
※ポリスチレン(PS)製のスプレーボトルは、ハッカ油に含まれる成分で溶けてしまう恐れがあるのでNGです!ガラス製か、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)のものを使うようにしましょう。

●作り方

1.無水エタノールにハッカ油を10〜20滴加える
2.水に1を加えて混ぜ合わせる
3.スプレーボトルに入れる

窓際の虫除け

玄関と同様に、窓際も虫が侵入しやすい危険地帯。窓際には、ハーブの鉢植えを設置してみましょう。おすすめのハーブは、「蚊連草(かれんそう)」。虫の忌避効果が高いとされるローズゼラニウムとシトロネラを掛け合わせてできた頼もしいハーブです。庭やベランダなど外空間の窓付近に置くもよし、室内の窓辺に飾るもよし。思い思いの場所で、楽しみながら虫除けをしましょう!

キッチンの虫除け

キッチンは、特に暑い時期の虫除け対策が欠かせない場所。食品を扱うキッチンの虫対策には、料理のスパイスとしても人気の高い「タイム」を取り入れてみませんか。タイムに含まれる「チモール」「オイゲノール」という成分はゴキブリや蚊、ハエなどに忌避効果があるといわれています。初心者に育てやすいというのもうれしいところ。キッチンサイドに置いておけば、料理の香りづけにも使えて便利です。

夏の虫除けには、香りも楽しめる便利アイテムを活用するのも◎

自然派の虫除けを考えるなら、ハーブやアロマなどを使った方法を選ぶのも一案です。とはいえ、精油を用意したり、鉢植えを育てたりするのはちょっと手間がかかるのが難点。そこでおすすめしたいのが、ウッディラボの虫除けアイテムです。

ウッディラボの「キッチン虫対策セット」とは

ウッディラボの虫除けアイテムは、いずれも虫が嫌う天然由来の香りを使ったものばかり。「キッチン虫対策セット」には、次の3種類が含まれます。

  • 虫キライスプレー(詰め替え用も1つ付いています)
    • シンク下の衛生当番
    • ダニよけシリカ 食料庫用

いずれも殺虫剤成分など強い薬剤は不使用。天然由来の香りが主成分の自然派アイテムです。使用方法のシンプルさも魅力で、「虫キライスプレー」は、虫の発生が気になるシュッとスプレーするだけというお手軽さ。「シンク下の衛生当番」や「ダニよけシリカ 食料庫用」は、気になる場所にポンっと置いておくだけでOKです。

人や環境にはやさしく、虫には厳しい「キッチン虫対策セット」。さわやかな香りを楽しみながら、虫除けができますよ。

「暮らしを楽しむシリーズ/ダニよけシリカ・アクアグリーンの香り」とは

ウッディラボのダニよけシリカ、アクアグリーンの香りは、ダニよけに加えて、防カビもできるという優れもの。暮らしを楽しむシリーズは、シンプルでおしゃれなパッケージが目印です。天然由来の香りと食品にも使用されるシリカゲルに、虫やカビが嫌う香りをつけています。手のひらサイズというコンパクトさも魅力のひとつ。引き出しの中や衣装ケースといった小さなスペースから、ソファやクローゼットなど大きなスペースまで幅広い場所で使えます。一般量販店での取扱いがなく、ネットショップでの販売のみとなります。

今年の夏は香りを味方につけて、楽しみながら虫対策を!

ただいまウッディラボでは、「暑い夏こそ爽やかに 香りを楽しみながら虫対策を」というキャッチコピーを掲げ、キャンペーンを展開中(2023年7月4日 午前9時~7月27 23時まで開催)です。この記事では、その想いをカタチにすべく、「香り」を味方につけて、人にも環境にもやさしい虫除け対策を紹介しています。室内での虫除けは、できればやさしい素材を使ってナチュラルにと考えている人にはぴったりなハーブを活用した方法を詰め込みました。ぜひお試しください!

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ウッディラボのルーツは、1947年創業の家具屋。木に携わり、木のおかげでこれまで事業を続けてきました。もっと木の良さを活かし、お客様の役に立ちたい。そんな思...

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