換気扇の掃除はもっと簡単に!時短になるおすすめ洗剤

使用頻度が高いのですぐに油でベタベタになる換気扇。キッチンのなかでも大変な掃除場所の一つにあげられるのではないでしょうか。今回は、お掃除ブロガーのよしママさんに、換気扇掃除をできるだけ時短させる方法について紹介いただきました!

換気扇といえば、重曹やセスキで長時間つけおきする掃除法が良く知られています。しかし、つけ置き中はキッチンが使えなくなるし、湯をためるので大がかりなイメージがありますよね。

実は、手間がかかりそうに思える換気扇掃除も、もっと短時間で終わらせる方法があるんです。簡単なので、換気扇掃除のハードルがさがり、掃除をする頻度も増やせます。時間にも余裕ができるから、レンジフードなど他の場所のお掃除をするのもおすすめです。一度でキッチン全体がピカピカになりますね。今回は、換気扇掃除におすすめの洗剤のほか、つけ置きなしで時短になるお掃除手順について詳しく紹介します。

 換気扇の掃除のコツと掃除の頻度

換気扇掃除のコツは、油汚れをいかに効率的に落とすかがカギ。まずはお掃除にベストなタイミングや、お掃除のポイントを紹介しましょう。

換気扇掃除は、気温が高い季節がベスト

油汚れは熱で状態変化しやすいので、油が溶けやすい春・夏・秋などの気温が高い季節は換気扇掃除のベストタイミングです。年末に掃除するときは、換気扇全体を温めてから行うと油が落としやすくなりますよ。

掃除頻度としては、年に2回以上が目安です。油がこびりついてしまう前に、お掃除したいですね。換気扇フィルターをつけると換気扇に汚れがつきにくくなりますが、羽自体にもうっすら油がつくのでやはりお掃除は必須です。

換気扇は、分解掃除が大切

換気扇は隙間に油が入り込みやすいので、できる限り分解してお掃除しましょう。油よごれは酸性なので、使う洗剤は中性~アルカリ性が効果的です。長時間つけ置きするときは重曹やセスキなどアルカリ性の洗剤につけおきします。さらに、つけ置き時にはぬるま湯を使用すると、油が落としやすくなります。泡タイプやスプレータイプも気軽にお掃除できておすすめです。

換気扇掃除に役立つおすすめ洗剤

換気扇は、お掃除方法に合わせた洗剤を選ぶことで、より効果が高まります。つけ置き用としておすすめのものや、こすり洗いにおすすめの洗剤をそれぞれご紹介します。

つけ置きにおすすめな洗剤(鬼剥離の粉)

つけ置きにおすすめな弱アルカリ性洗剤(鬼剥離の粉)

換気扇のつけ置き掃除には、弱アルカリ性の洗剤がおすすめです。我が家で使用しているのは、「鬼剥離の粉」。換気扇だけでなく、フライパンやなべなどの調理器具にも使えます。そのほか、浴室掃除や洗濯にも利用できます。ちなみに、換気扇のつけ置きは、短時間の20~30分でOK。粉を湿らせたものをウエスにつけて拭き掃除をしたり、水に溶かしたものをスプレーに入れて掃除したりするなど、幅広く利用できます。

スプレータイプの洗剤でこすり洗いしたいときに(ウタマロクリーナー)

スプレータイプの中性洗剤(ウタマロ)

シンクやガスコンロ周り以外にも浴室、トイレ、窓ガラスのお掃除にも使える「ウタマロクリーナー」。スプレータイプのマルチクリーナーとして、幅広く使えます。中性ですが汚れを浮かすパワーがあるので、換気扇の油汚れにも使えます。

泡タイプでしっかり汚れを浮かせたい時におすすめの洗剤(バイオサイクルキッチン用)

泡タイプの中性洗剤(バイオクリーナーキッチン用泡タイプ)

レンジフード、壁、シンク、排水溝までキッチンのあらゆる場所に使える、ウッディラボの「バイオクリーナーキッチン用(泡タイプ)」。こちらも中性洗剤なので、素材を気にせず使えるのが便利です。泡タイプなので汚れをパックして、汚れが落としやすいのもメリット。壁やレンジフード内に使用しても滴り落ちにくいのがうれしいですね。この洗剤は、重曹とバイオ菌の二つの力で汚れを落としてくれます。バイオの力で汚れをつきにくくする防汚の働きもあり、さらには消臭も。シンク周りを清潔に保てます。

泡でお掃除!時短でできる換気扇掃除の手順

おすすめの洗剤をご紹介しましたが、なかでも時短掃除におすすめなのが泡タイプです。できるだけ簡単にお掃除を完了させるための手順について詳しく紹介します。

時短するために準備してきたいこと

まず、換気扇の種類を確認します。分解できるタイプなら、取扱説明書に従って分解しておきます。ただし、分解の際には、はじめに換気扇の電源を抜いておきましょう。ブレーカーが落とせる場合は、落としておくと安心です。さらに、脚立を使う場合には、安全に気を付けてお掃除してくださいね。今回使用する泡タイプの洗剤「バイオクリーナー キッチン用」は可燃性がある商品です。お掃除後にすぐにガスコンロを使用するのは避けましょう。

準備しておくもの

  • 古布
  • 換気扇を乾かすときに敷くもの
  • 外すのであればマイナスドライバーなど
  • 泡タイプの洗剤(バイオクリーナー キッチン用)
  • 脚立(必要があれば)

換気扇掃除の手順~外して洗えるタイプ~

まずは、外してお掃除できるタイプの換気扇向けのお掃除方法です。

①最初に換気扇本体を取り外す

マイナスドライバーを使用し、換気扇を取り外している様子

取り扱い説明書を確認し、正しい手順、やり方で外しましょう。今回は、マイナスドライバーで2か所外して、羽を回して分解しました。ねじなどのパーツは、まとめて小皿などに入れておくと紛失しにくいですよ。

②本体についた油をふき取る

取り外した換気扇の油汚れを拭き取っている様子

油が残っているところは、ペーパーや古布などで軽くふき取ります。このひと手間で、お掃除の手間が少なくなり、洗剤の無駄使いを防げます。

③泡タイプの洗剤をスプレーしてパックする

換気扇のファンにバイオクリーナーキッチン用を吹きかけ、広げている様子

泡タイプの洗剤を換気扇全体にスプレーし、泡がいきわたるように広げます。広げた後すぐにでも拭き取り掃除ができますが、油汚れがひどい場合や、しっかり落としたい場合には、15分程度放置しておくのがおすすめです。少しでも時間を長くおくと落としやすくなります。

④洗剤を落とすようにすすぎ洗いをする

換気扇のファンを水洗いしている様子

洗剤を落とすように、水を流しながらすすぎ洗いをします。汚れが残ってないか確かめながらすすぎましょう。一度では汚れが落ちない場合は、ふたたびスプレーして様子を見ても良いでしょう。その後は、しっかり乾かします。

分解して洗った換気扇を広げて乾燥させている様子

換気扇の時短掃除、ビフォーアフター

掃除前の換気扇(油汚れが付着している様子)

お掃除前は、全体的に油がついていて、ねじ周りや細かい隙間には油がべっとりついていました。

掃除後の換気扇(油汚れが落ちて白くきれいな様子)

お掃除後は、全体的な黄ばみやべたつきがなくなりました。指で触るとつるつるです。泡パックが行き届いていない部分は、汚れが落ちていなかったので、再度洗いました。洗剤はまんべんなく伸ばしておくのがコツですね。

換気扇掃除の手順~外せないタイプ~

続いて、換気扇を外せない場合のお掃除方法です。外せない場合には、モーターや配線、ボタンなどの濡らしてはいけないパーツの有無を確認しておきましょう。必ず取り扱い説明書をチェックしてくださいね。また細かいパーツで手を傷つける可能性あるので、少し厚手の炊事用手袋をつけてお掃除するのがおすすめです。

①泡タイプの洗剤を塗布してパック

壁に設置された換気扇にバイオクリーナーキッチン用を吹きかけ、広げている様子

泡タイプの洗剤を古布にスプレーをして、羽をはさむようにして全体に塗布します。その後、1分程度待ちます。

②洗剤を拭き取るように、水拭きする

壁に設置された換気扇をウエスで拭き取っている様子

固く絞った古布を使用し、しっかり水拭きして洗剤が残らないようにします。汚れが落とし切れていない場合は、また泡をつけて拭きそうじします。

換気扇の側面にバイオクリーナーキッチン用を吹きかけ、ふき取っている様子

ウッディラボの「バイオクリーナー キッチン用」は泡が濃密で滴り落ちてこないので、焦らず落ち着いてお掃除できました。濃密の泡だからこそできる技ですね。換気扇周りやレンジフードの側面、外側、内部の天井への使用も問題なし! 吸着する泡だから360度お掃除できるのでスッキリしました。

もっと気楽に、換気扇掃除をやってみよう

換気扇を外す手順は手間ですが、その後のお掃除はあっという間に終わります。我が家の場合、換気扇のみのお掃除であれば、外す場合は30分間以内、外さない場合は10分以内で終わっています。中性タイプの洗剤なら素材を選ばないので、安心してお掃除できますよ。液だれしない泡タイプなら、換気扇、レンジフード、本体側と一気にお掃除が進められるので、特におすすめです。ぜひ活用してみてください。

よしママ

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元家庭科の小学校教諭。40代の2児の主婦。子どものハウスダストアレルギーをきっかけに掃除にはまり、ブログ「節約ママのこだわわり掃除」を開設。お掃除、ラク家事...

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