キッチンの換気扇の掃除におすすめの洗剤と、掃除の手順・注意点をご紹介

キッチンの換気扇の掃除は、時間も手間もかかりますよね。とはいえ、放置してしまうと油でギトギトになり、ますます汚れが取れにくくなります。普段からできるだけラクに早く終わらせる方法として、洗剤選びにこだわってみましょう。今回は、換気扇の掃除に使う洗剤の選び方、掃除の手順と注意点、おすすめの洗剤をご紹介いたします。

換気扇の掃除に使う洗剤の選び方

掃除用の洗剤って、とても多くの種類がありますよね。換気扇の掃除には、どのような洗剤を使えばいいのでしょうか。

換気扇の汚れには「アルカリ性洗剤」が効果的!

まずは、換気扇の汚れの原因を確認しておきましょう。換気扇のベタベタした汚れの多くは、油汚れです。換気扇は高いところにあるので、調理中に跳ねた油が直接つくことはほとんどありません。しかし、調理をすると空気中にも油が混ざります。そして、その油を含んだ空気を換気扇が吸い込むことで、換気扇に油汚れがついてしまうのです。また、家族にタバコを吸う人がいて、換気扇の下で吸うようにしてもらっているというご家庭もあるのではないでしょうか。このような場合は、タバコのヤニ汚れもついているでしょう。

そして、洗剤の選び方ですが、住宅用洗剤は、水素イオンの濃度(pH値)により、中性洗剤・アルカリ性洗剤・酸性洗剤の、大きく3種類に分けられます。汚れは中性に近づけると落ちやすくなるので、

  • アルカリ性の汚れには酸性洗剤
  • 酸性の汚れにはアルカリ性洗剤
  • 軽い汚れには中性洗剤

というよう洗剤を使い分けると、掃除がラクになります。換気扇の主な汚れである油汚れとタバコのヤニ汚れは、ともに酸性の汚れなので、アルカリ性洗剤が有効です。

お掃除全般における洗剤の選び方や種類ごとの特徴については、こちらの記事もご覧ください。

換気扇の掃除には「泡タイプ」の洗剤がおすすめ

液体タイプ、スプレータイプ、泡タイプなど、さまざまな洗剤が販売されていますが、換気扇を掃除するなら、泡タイプの洗剤がおすすめです。

換気扇の汚れって、簡単に拭き取れませんよね。先ほどお伝えしたとおり、換気扇の汚れの多くは油汚れですが、油は冷えると固まって、ベタベタしてきます。さらに、油汚れやヤニ汚れは、ホコリと混ざるとより落ちにくくなります。泡タイプの洗剤なら、ピタッと密着して頑固な汚れも浮かせてくれるので、掃除を時短できますよ

また、換気扇の中には、羽が取り外しできないタイプもあります。泡タイプの洗剤なら洗剤液が垂れにくいので、掃除がしやすいという点もメリットです。

洗剤選びに迷っているなら、ウッディラボのバイオクリーナー「キッチン用 濃密泡タイプ」を一度試してみてはいかがでしょうか。こちらはアルカリ性ではなく中性ですが、天然のバイオ菌と重曹が、汚れをしっかり分解してくれます。換気扇だけでなく、シンクや排水管の掃除にも使えるので、一本あると便利ですよ。防汚効果があるので、キレイな状態が長続きしやすいというのもうれしいポイントです。

家庭用洗剤と業務用洗剤はどう違うの?

最近は、インターネットで業務用洗剤も簡単に購入できようになりました。家庭の掃除に業務用洗剤を使う人も増えているようですが、家庭用洗剤と業務用洗剤は、何が違うのでしょうか。

家庭用洗剤は、アルカリ性洗剤の中でも優しい「弱アルカリ性」のものが多く、スプレーのようにそのまま使えるような形で販売されています。一方、業務用洗剤は、pH値が非常に高い「強アルカリ性」のものが多いです。そのままだと濃度が高すぎるため、水やお湯で薄めて使用します。家庭用洗剤よりも洗浄力が高いことに加えて、量が多く価格もお得であるため、業務用洗剤を選ぶ人も多いようです。

換気扇の頑固な汚れを落とすのに、洗浄力の高い業務用洗剤を使うのも一つの方法です。しかし、業務用洗剤は刺激も強いので、取り扱いに十分注意しましょう

換気扇を掃除する頻度としては、年に2回以上が目安です。このペースで掃除をするなら、家庭用洗剤でも十分ではないでしょうか。

換気扇掃除の手順

換気扇を掃除する基本的な手順は、以下のとおりです。

【換気扇の掃除の手順】

  1. コンロとシンクを新聞紙で覆って保護する。
  2. 換気扇の電源プラグを抜く。
  3. 取り扱い説明書を見ながら、外せる部品を取り外す。
  4. (シロッコファン)洗剤をスプレーし、40~50度程度のお湯に15~30分つけておく。
    (プロペラファン)洗剤をスプレーし、15分程度放置する。
  5. スポンジやブラシで優しくこすり、汚れを落とす。
  6. 洗剤をしっかり水ですすぎ、洗い流す。
  7. 乾燥させて、元に戻す。

シロッコファンとは、縦長の羽がたくさんついた筒状の換気扇のこと。主に、レンジフードに取り付けられています。プロペラファンとは、扇風機の羽のような形をした換気扇のことです。

基本的な掃除の手順は上記のとおりですが、換気扇の形状や洗剤の種類によって扱い方は異なりますので、説明書に従って掃除をするようにしましょう

なお、プロペラファンの掃除方法は、以下の記事で写真付きで詳しく紹介しています。

換気扇の掃除をするときの注意点

換気扇を掃除する際は、洗剤による手荒れを防ぐために、ゴム手袋を着用したうえで作業をするようにしましょう。取り外しできないプロペラファンなら、洗剤が目に入らないように、ゴーグルも用意しておくことをすすめします。

また、アルカリ性洗剤は塗装面には使えません。そのため、換気扇のお手入れには「台所用中性洗剤を」と指定しているメーカーもあります。掃除を始める前に、必ず換気扇の取扱説明書を確認するようにしてください。

そして、換気扇の掃除に限ったことではありませんが、種類の異なる洗剤を混ぜてはいけません。洗浄効果が弱まってしまったり、有害なガスが発生したりする恐れがあるためです。同時に異なる種類の洗剤を使わないことはもちろん、続けて使用する場合は、先に使っていた洗剤をよく洗い流してから次の洗剤を使用するようにしてください。また、洗剤の中には可燃性がある商品もありますので、換気扇の掃除したあとすぐに火を使うのは避けるようにしましょう。

【おすすめの掃除用洗剤】人にも環境にも優しい「バイオサイクルシリーズ」

ウッディラボのバイオサイクルシリーズは、バイオ天然のバイオ菌の力を活用したエシカル洗剤です。先ほどご紹介した「キッチン用 濃密泡タイプ」以外にも、次のような商品があります。

  • ディスポーザー用……垂らすだけでディスポーザーと排水管を簡単にきれいにできる洗剤。
  • 浴室・洗面台パイプ用……お風呂掃除や洗面台の掃除、排水管の掃除にも使える洗剤。
  • 浴室・洗面台パイプ用 濃密泡タイプ……お風呂や洗面台の頑固な汚れにおすすめの泡洗剤。
  • トイレ用……便器、床、壁、排水管までトイレを丸ごときれいにできる洗剤。

これらがセットになった「バイオお掃除福袋/6点入り」もありますので、よろしければ試してみてください。

半年に1回は換気扇を掃除しよう!

換気扇の油汚れやタバコのヤニ汚れには、アルカリ性洗剤が効果的です。しかし、メーカーによっては台所用中性洗剤の使用を推奨していることもありますので、まずは換気扇の取扱説明書を確認してみてください。

換気扇の汚れは、時間が経つほど落ちにくくなっていきます。1回の掃除をできるだけラクに終わらせるためにも、少なくとも半年に1回は掃除をして、きれいな状態をキープするようにしましょう。今回ご紹介したような防汚効果がある洗剤を使うと、汚れもつきにくくなりますよ。

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