布団を洗濯するには?布団を洗う頻度やきれいに洗う方法をご紹介

毎日使う布団だからこそ、洗濯してきれいにしたいと思うときはありませんか? だけど、大きな布団をどうやって洗えばよいのか、そもそも洗うことはできるのか……疑問がたくさん湧いてきます。実は、布団は種類によっては洗濯することができます。毎日使うものですから、きれいに洗って使いたいですね。今回は布団の洗濯方法や洗う頻度の目安、保管方法などについてお伝えします。

布団を洗濯する頻度は? 半年に1回がベスト

掛け布団や敷布団を洗う頻度は、半年に1回程度が目安です。自宅の洗濯機を利用する場合、天日干しで乾かしたいなら天気が良く、乾燥した日に行うのがおすすめ。洗いすぎると、かえって傷めてしまう可能性があるため、注意が必要です。

例えば、半年ごとに洗濯するとして、夏日を迎えた7月と、よく晴れて乾燥している1月と時期を決めてしまうのも良いでしょう。湿気が多くなる6月より前に洗濯したいなら、良く晴れて気温が高い5月と11月に布団を洗濯するというスケジュールで予定しておくと、管理がしやすいかもしれません。

ちなみに、洗濯の際には、シーツを外した状態で行うこと。布団を使うとき、多くの人は布団にシーツをかけています。そのため、布団に直接髪の毛や皮脂、垢がつくことは少なく、見た目にはあまり汚れているようには見えません。しかし、私たちは寝ている間にも汗をかくため、布団には湿気がたまっていきます。湿気や汚れがたまったままで放置してしまうと、ダニやカビが発生する可能性が高くなります。そのため、布団は定期的に洗うのがおすすめです。

布団を洗う頻度や汚れの原因、洗濯時のポイントについては、以下の記事をご覧ください。

布団の洗濯は事前準備が大切

布団を洗濯するときには、洗う前の準備が大切です。まず、布団には洗えるものと洗えないものがあるため、洗濯タグを確認してください。洗濯可能マークに加え、洗濯機表示がついていれば、洗濯機で洗うことができます。手洗いマークの場合は、洗濯機は使えないけれども浴槽などで手洗いする分には洗濯が可能です。水洗い不可マークやドライマークがついている場合は、自分で洗濯せずに布団のクリーニング業者に洗濯を依頼しましょう。

布団は素材によっても、洗濯できるかどうかが変わります。素材別のポイントは以下の通りです。

布団の素材洗濯の注意点
和布団(羊毛)・水に濡れると縮んで固くなるので、水洗いには不向き。 ・専門の業者でクリーニングするか、綿の打ち直しの方がよい。
羽毛布団・水洗いできるが、しっかり乾燥させる必要がある。 ・生地がシルクの場合は、水洗いすると傷む可能性あり。
ウレタン・構造上、水をスポンジのように吸うため、乾燥が難しく水洗い不可。
ポリエステルやアクリルなどの化繊・水洗い可能。

ただし、あくまで上記は参考です。商品によって異なる可能性があります。必ず洗濯タグと素材を確認することが大切です。布団が洗濯できることがわかったら、洗濯の前に、布団に残ったごみやほこりをブラシなどで取り除いておきましょう。

布団を洗濯する3つの方法

布団を洗濯する方法には、3つあります。それぞれの洗濯方法について、詳しくみていきましょう。

自宅の洗濯機で洗う

布団の洗濯で真っ先に思い浮かぶのは、洗濯機を使う方法ではないでしょうか。布団を洗濯機で洗う場合、まず洗濯機のサイズを確認します。布団は大物になるので、洗濯機のサイズによって洗える布団のサイズが変わります。もし、洗濯機の容量を超えたサイズの布団を洗ってしまうと、布団が傷んでしまう可能性があるだけでなく、洗濯機が壊れることもあります。布団を洗う際には、洗濯機の容量を超えないように注意しましょう。具体的には、シングルサイズの布団は洗濯機5kg以上で、セミダブルの布団なら7~8㎏以上の容量にするのが目安です。

布団を洗濯機で洗う時には、ネットに入れて洗いましょう。ネットの大きさは、布団を縦三等分に折ってくるくる巻いた大きさがすっぽり入るものがよく、寝具用のネットであれば問題なく使えます。薄型の布団や毛布であれば、大型洗濯ネットでも代用できるでしょう。

洗濯する際には、水に溶けやすい液体洗剤がおすすめです。アルカリ洗剤は油分を取りすぎてしまうので、中性のものを選ぶようにしましょう。布団専用の洗剤やおしゃれ着洗いだと、生地を傷める心配もありません。

洗濯機のコースは、大物コースや毛布洗いコースを選びましょう。洗濯機に適したコースがない場合は、ドライコースにしてください。洗濯機で洗う場合は、脱水で中綿が傷みやすいので、最後のすすぎが終わったら、脱水は1分以内に済ませるようにしましょう。その後、天日干しで乾燥させる場合には、お天気の良い日を選ぶことが大切です。干し方について、詳しくは後述します。

コインランドリーを利用する

自宅の洗濯機で洗うのが難しい場合や、一気に乾燥まで行いたい場合は、コインランドリーを利用するとよいでしょう。コインランドリーで布団を洗濯する場合は、ネットは必要ありませんが、キリティング加工されていない布団は中綿が偏る場合があるので、くるくる巻いてひもで縛ってから洗濯機に投入してください。キリティング加工がしてある布団は、多くの場合、そのまま入れて大丈夫なケースがほとんどです。ただし、コインランドリーによって対応が異なるため、注意書きを確認後、準備してくださいね。

コインランドリーには、さまざまな大きさの洗濯機があるため、ついつい大きい洗濯機に布団を入れがちです。しかし、布団に対して洗濯機の容量が大きすぎると、水を吸った布団が中で暴れてしまい、途中で停止する可能性があります。洗濯機の9割が布団で埋まるくらいの大きさのものを選ぶようにしましょう。なお、コインランドリーの洗濯機であれば、容量が大きいものなら複数枚まとめて洗うこともできますよ。

ただし、羽毛布団を洗いたい場合には、注意が必要です。基本的に、羽毛布団はコインランドリーでの洗濯には不向きです。しかし、最近は羽毛布団を使う人も増えてきていることから、羽毛布団の洗濯に対応するコインランドリーも見られます。とはいえ、あくまで自己責任で行うことになります。不安がある場合には、クリーニングを利用するのが最善でしょう。

クリーニングに出す

水洗いができない布団や、コインランドリーに持ち込んで洗う時間がない、自分で洗うのが不安……という場合には、クリーニングを活用しましょう。クリーニングなら、素材に合わせた洗濯方法できれいにしてくれますし、オプションで防ダニ加工や抗菌防臭加工などを施してくれるところもあります。

クリーニング店まで持ち込むのが大変な場合は、集荷サービスや宅配クリーニングを選ぶとよいでしょう。宅配クリーニングなら、ネットで24時間受け付けてくれるところが多いので、忙しい人でも頼みやすいですよ。

洗濯した布団はしっかり乾かそう

布団を洗濯した後は、しっかり乾燥させることが大切です。布団を乾燥させる方法には、次の2種類があります。

天日干しで乾かす

洗った布団を天日干しする場合、乾くまで時間がかかるため、好天が続く日を選んで、数日かけてしっかり乾かします。天気予報を確認したうえで、洗濯の日を決めた方が洗濯から乾燥までスムーズに行えるでしょう。

また、天日干しして少し乾いてきたら、黒い布やビニールをかけておくと、内側までしっかり乾燥できます。直射日光が黒色に当たって温度が上昇するため、布団内の温度が50℃程度まであがるとされており、ダニ退治にも効果的です。さらに、竿を2本またぐように干すと、風がよく通って乾きやすくなります。どうしても天候が崩れてしっかり乾燥できない、内側まで乾燥できているか気になる場合には、布団乾燥機を使用するか、コインランドリーの乾燥機を利用すると良いでしょう。

コインランドリーで乾かす

一気に乾かしたいなら、コインランドリーの利用がおすすめです。コインランドリーで布団を乾かすときには、乾燥機にある目安を参考に、乾燥時間を設定しましょう。一般的には、シングル布団薄型1枚で、60分程度が目安のようです。

ただし、素材によっては高温乾燥で生地を傷めてしまう場合があります。特に、羽毛は傷みやすいので、中温以下で短時間の乾燥にとどめ、あとは天日干しで乾燥した方がよいでしょう。

また、布団をひもなどでしばって洗濯したときには、洗濯後に一度取り出し、ひもを切ってから乾燥機能に切り替えてください。ただし、キリティング加工していない布団の場合、ひもを切ってしまうと乾燥中に中身が偏るので、乾燥機の使用は向いていません。中身が寄ってしまう可能性がある場合には、天日干しで乾かすようにしましょう。

洗濯した布団の正しい保管方法

長期保管を目的として布団を洗濯した場合には、収納時のダニよけや防カビ対策を忘れずに。保管場所には、すのこを下に敷いて風通しを良くしたり、除湿グッズを使用して湿気を取り除いたりするようにしましょう。また、こまめに換気を行うのも大切です。

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洗濯したきれいな布団で睡眠を快適にしよう

毎日使う布団は、目に見えないながらも、汗を吸収し、汚れや湿気がたまっています。ほおっておくとダニやカビの温床になりがち。定期的に洗濯しておけば、心地よい眠りを与えてくれるでしょう。

オフシーズンでしばらく使わない布団は、防ダニや防カビ効果のあるグッズを使用し、保管中も定期的な換気を行ってくださいね。少しの手間で、いざ使うときにも安心してきれいな布団を使うことができますよ。キレイになった布団で、睡眠タイムを快適に過ごしましょう。

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