古い座布団、クッション、ぬいぐるみ……。実家のダニが気になるときの対策方法

実家や親族共用のセカンドハウスにある古い座布団、クッション、ぬいぐるみ。自分が子供のころからずっとある、昔から変わらないものたち。独立して自分の家族を持ち、自分のペースで掃除やお手入れをするようになると、お手入れは実家任せになってしまうことも多いでしょう。久しぶりに手に取って見たら、なんだか汚れて、触ったところがかゆくなる……なんてことがあるかもしれません。特に、乳幼児を育てていたり、自分や家族にダニやハウスダストアレルギーがあったりする場合には、きちんとお手入れしておきたいものです。今回は、実家で放置されがちな古い座布団やクッション、ぬいぐるみなどのダニ対策についてお伝えします。

座布団、クッション、ぬいぐるみはダニの住み家になりやすい

押し入れに入れっぱなしの古い座布団、置きっぱなしのクッション、ぬいぐるみ……お布団のように定期的なダニ対策をおこなってない場合、ダニが繁殖しているかもしれません。

布製のアイテムはダニの隠れ場

古い座布団やソファに置きっぱなしのクッション、ぬいぐるみなどの布製品は、繊維の奥深くにダニが隠れていることがあります。カバーを取り外すことができないタイプもあり、洗えるのか迷うものもあります。

実家や祖父母宅、親戚のお家に行ったとき、座布団を使う機会は珍しくありません。赤ちゃんや小さな子どもが眠ったときの布団代わりとして、座布団は手ごろな大きさです。年季が入っている、お手入れの様子が見られないような座布団の場合、躊躇してしまうこともあるかもしれません。

また、子供のためにと用意してくれたぬいぐるみが、昔から実家にある物であったり、年の離れた親戚のお下がりであったり、中古ショップで買ってきたものであったりすると、ちょっと不安になりますよね。ぬいぐるみが大好きな子どもは、ぬいぐるみの出どころについて考えることなく遊びます。ほおずりしたり、ごっこ遊びに使ったり、一緒に眠ったりすることもあるため、安心できる状態にお手入れしてあげたいものです。

古い座布団・クッションのリフレッシュ方法

実家にある座布団やクッションのお手入れができるようなら、滞在中に少し時間を取って、リフレッシュしてみませんか? 高齢になった家族は、お手入れの負担を感じているかもしれません。お互いが心地よく過ごせるように、座布団やクッションのリフレッシュ方法を確認しておきましょう。

カバーが取り外しできるもの

座布団やクッションの中身とカバーが分けられる場合、カバーを取り外して洗濯します。綿が詰まった中材は、こもった空気を入れ替えるように、空気を押し出しながら軽くはたいた後、外枦保資すると良いでしょう。

リフレッシュの際にはダニ対策も進めたいところです。ダニの弱点は乾燥と高温。50℃で20~30分熱を加えるか、60℃以上の熱を加えて一気に死滅させます。短時間で対策したいなら、布団乾燥機を利用すると便利です。ダニを死滅させた後は死骸をしっかり取り除くため、必ず掃除機をかけること。

ダニ対策をしてリフレッシュした座布団やクッションは、次回の安心のためにも、ダニ除けスプレーをかけたり、ダニ除けアイテムをセットしたりしておくとよいですね。

カバーが取り外しできないもの

カバーの取り外しができない座布団やクッションは、まず洗濯表示タグを確認してみましょう。盥のマークにバツ印がついているものは洗えません。洗濯が可能であれば、手順に沿って丸洗いします。

表示に従って、優しく手洗いするか、ネットに入れて手洗いモードで洗濯機を使って洗います。洗った後は、なかまでしっかり乾燥させましょう。

ただし、短期間の帰省の場合、滞在の最終日までに乾かないこともあります。そんな時は、洗濯機に消臭除菌やリフレッシュモードが搭載されているかを確認したうえで、使ってみるのも良いでしょう。水洗い不可の素材に利用できる機能で、手軽にお手入れできるのが利点です。

洗濯ができないときはどうする?

洗濯不可の表示がされているものや、実家との関係上、自身でお手入れができない場合には、事前に対策を考えておくと良いでしょう。座布団には防ダニシーツを敷いた上にタオルやおくるみをひろげて、クッションは防ダニ枕カバーを使ってブロックする方法があります。

キレイにお手入れができたなら、今後のためにダニよけも行っておきましょう。ウッディラボの「ダニよけシリカ」は、小さな小分けパックのダニよけアイテム。クッションや座布団カバーの内側に入れても邪魔になりません。ダニが嫌う植物の香りでダニの繁殖を抑制し、シリカの働きでダニが苦手な乾燥状態を作ります。

古いぬいぐるみのリフレッシュ方法

古くなったぬいぐるみも、お手入れをすれば、子供たちのおもちゃとして使えます。まずは、洗濯表示タグをチェックし、洗濯可能であれば丸洗いしましょう。脱水の時間が長すぎると、中の綿が偏ったり、形が崩れたりすることがあります。できればやさしく手洗いし、型崩れをさせないように陰干しするようにしましょう。ただし、ぬいぐるみのなかには、洗濯表示がないものや、すでにタグが切られていることがあります。表示が確認できない場合には、無理に洗うのではなく、洗濯機に搭載されている消臭除菌やリフレッシュモードを試してみましょう。

その他ぬいぐるみのリフレッシュ方法としては、除菌シートで拭く、スプレーをして拭き取るなど、除菌アイテムを上手に活用するのもおすすめです。リフレッシュしたぬいぐるみは、今後も安心のためにも、ぬいぐるみ収納ケース内にダニ除けアイテムをセットしておくとよいですね。

実家あるある。気になるダニの繁殖スポット

高齢になった家族が住む実家は、手入れが行き届かなかったり、長い間、収納を整理できていなかったりして、ダニリスクが高い場所が放置されていることがあります。普段はこまめに掃除をしていても、ダニ対策をしないまま収納していた場所でダニが発生していると、ダニが移り住んできてしまいます。ダニが増えやすい場所を把握し、可能な範囲で対策しておきましょう。

物が多く、換気不十分な部屋

以前は利用していたけれど、今は物置になっているお部屋は要注意。普段から換気が不十分で日当たりが悪いとカビが発生しているかもしれません。さらに、物が多いと掃除がしにくく、ホコリもつもりがちに。

実は、ホコリの中にはカビとダニが多く存在します。さらに、収納に便利な段ボールは湿気を吸いやすく、こちらもカビやダニが繁殖しやすい場所です。そんなお部屋や収納にしまってある座布団やクッション、ぬいぐるみもダニリスクが高くなります。カビ・ダニリスクが高いお部屋に置かれているものは、収納方法にも注意してあげたいですね。

使う頻度が少ない寝具類

電気式毛布と布団はダニアレルゲンが多いツートップ。敷布団、掛け布団、毛布、枕と、寝具は繊維の塊の宝庫です。ダニが発生しやすい条件は温度が20℃~30℃、湿度が60%以上です。ダニは人の垢やフケをエサとし、布団の中に潜り込み、繊維に卵を産み付けて隠れて暮らします。温度が低い条件下では、繁殖は抑制されますが、死んでしまうわけではないのです。

たまにしか使わないお客様用の寝具類は、収納の中で忘れられた存在になりがちで、ダニがひっそりと繁殖し続けているかもしれません。さらに、ダニの死骸や糞が多く残っていれば、ダニアレルギーを持っている人にとってはアレルゲンとなり、鼻水やくしゃみ、皮膚のかゆみなどを引き起こすことがあります。

畳の上にカーペットを敷いている部屋

畳の毛羽立ちを隠すため、もしくは寒さ対策として畳の上にカーペットを敷くことがあります。そんなお部屋は要注意。畳だけの時よりも、畳の上にカーペットを敷いた時の方が、ダニが多く隠れてしまうからです。

帰省中に過ごすお部屋が、畳の上にカーペットを敷いていることが分かったら、念入りに掃除機をかける、ダニ対策スプレーをかける、しっかり換気をするなどの対策を行っておくと良いでしょう。その際、掃除機の吸引力も要確認! ゴミとりパックがパンパンだったり、フィルターが詰まっていたりすると、きれいに掃除ができません。また、ゴミとリパックをあまり交換していない場合、パックのなかで吸い込まれたダニが繁殖することも。排気の際に、ダニの死がいなどが巻かれてしまうかもしれません。掃除機内のダニ対策として、ウッディラボの「ダニよけシリカ」をパック内に入れておくのもおすすめです。

事前準備と工夫で、無理せずに安心して過ごせる環境を作りましょう

里帰り出産や小さな子供を連れての久しぶりの帰省は、両親やおじいちゃん、おばあちゃんなど、それぞれが楽しみに待っていることでしょう。普段は使っていない部屋を開けて、お客様用布団を用意し、押し入れの奥にしまってあったぬいぐるみを出して待っている……というシーンも良くあるものです。善意で用意してくれていることはわかっていても、お手入れが不十分だと気になるもの。とくに、ダニアレルギーがある方は健康に影響が出てしまうため、頭を悩ませてしまいますよね。シニア世代以上と若年層では、アレルギー症状が出る人の割合や症状に対する認知が大きく異なり、状況を理解してもらうことが難しいことがあります。理解が得られにくかったとしても、自身がリスク対策を行い、便利なアイテムを活用しながら、過ごしやすい環境を整えたいですね。

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