衣替えに最適な収納グッズはどれ?効果的な衣替えのやり方も解説

季節に合わせて行う衣替えは、何かと面倒なもの。特に春先の衣替えは、ダウンジャケットや、もこもこセーター、ふんわりファーのようにボリュームの大きいアイテムが多く、場所を取りがちです。省スペースのためぎゅうぎゅう詰めにしてしまっておくと、次のシーズンにはシワがついていたり、ぺちゃんこになったりしてしまいます。今回は、衣類の収納アイテムごとに、衣替えを「簡単」「コンパクト」「分かりやすく」まとめるポイントをお伝えします。

【衣装ケース】スタッキングできる引き出し収納で衣替えが簡単に

引き出しタイプで、スタッキングができる衣装ケースは、衣替えが楽になる便利な収納アイテム。

例えば、無印良品の「ポリプロピレン衣装ケース」やニトリの「組み合わせて使える収納ケース」のように、シンプルな衣装ケースなら、見た目もすっきりと収納できますね。

こうした衣装ケースを使う最大のメリットは、全ての服を取り出して、別の場所にしまうといった手間がかからないこと。普段から衣装ケースをクローゼット代わりにしているなら、さらに簡単です。

同じような衣装ケースをそろえて、最初から季節ごとに分けていれば、大げさな衣替えを行う必要がありません。時期に合わせて、取り出しやすい場所に置き換えるだけでよいからです。引き出しの中身を出さなくても、オンシーズンのものを使いやすい位置に移動し、オフシーズンは手の届きにくい位置に変更するだけで、衣替えがさっと終わります。

子供服を収納している場合には、衣装ケースのスペースが余ってしまうことがあります。押し入れと同じくらいの奥行きがある引き出しケースを使うなら、手前と奥で区切ってしまうようにするとよいでしょう。手前半分にオンシーズン、もしくはよく着る服をしまい、奥半分はオフシーズンの服と決めておけば、引き出しの中を整理するだけで衣替えは完了です。

衣装ケースを使った衣替えの注意点

引き出しごと入れ替えるだけで衣替えが終わる衣装ケースですが、収納を考えるうえでいくつか注意点があります。

まず、オンシーズンとオフシーズンの物を同じ場所にまとめていると、管理があいまいになりがちなこと。衣替えの区切りがはっきりしないため、見えない汚れが残った服が次のシーズンに持ち越されてしまったり、防虫剤を使っていても期限が切れていることに気づかなかったりするかもしれません。また、衣替えという服を整理する機会が減ってしまうため、ケース内を掃除するタイミングがなく、ホコリがたまったり、汚れが付いたままになったりすることもあるでしょう。

またポリプロピレン素材は、湿気がこもりやすいのが難点です。湿気がこもると収納の内部にカビが発生することがあります。さらに、カビはダニのエサになってしまうので、ダニの発生につながる可能性が高まります。日頃から、ダニよけ、カビ予防の対策を万全に行うことが大切です。

衣装ケースに服を収納している場合には、引き出しを入れ替えるタイミングに合わせてケース内の環境を整えることも忘れずに行いたいですね。

【衣類圧縮袋】かさばる衣類をコンパクトにまとめる

衣替えの手間よりも、収納スペースが少なくて悩んでいるなら、衣類圧縮袋を使ってみましょう。かさばる衣類をコンパクトにまとめることができ、特にボリュームのある冬物を収納するのにとても便利です。ダウンジャケットやスキーグッズ、セーター類などを、省スペースで片付けらえるのが魅力でしょう。衣類圧縮袋はイケアのSPANTAD スパンタドや、無印良品の衣類用圧縮袋などが人気です。ホームケア商品を扱うショップや100円均一ショップでも購入できるから、低コストで整理できるのもうれしいところ。

ハンガーにかけておきたいけど、スペースがないという場合には、ニトリの吊るせる圧縮袋などを活用してみてはいかがでしょうか。

衣類圧縮袋を使う際の注意点

圧縮袋内の空気を抜いていくと、厚みのあるアイテムをどんどん薄くすることができますが、やりすぎは禁物。圧縮しすぎると繊維を傷める可能性があります。また、コンパクトにできる分、服にしわやヨレが付きやすいので、注意が必要です。大切にしたい服は、衣類圧縮袋の使用は避けた方が良いでしょう。

加えて、圧縮しても、カビやダニの発生を抑えることはできません。圧縮袋ごとに防カビ、防ダニ対策を行う必要があるため、圧縮した衣類の数だけ対策グッズが必要です。さらに、圧縮袋の空気を抜きすぎると、防虫グッズの効果がなくなってしまうため、注意しましょう。カビ対策や防虫効果のある圧縮袋もありますが、長期保存を考えるなら、それぞれ防カビ、防ダニ対策を個別にしておくと安心です。

【布製ボックス】手の届きにくい位置の収納はラベリングで分かりやすく

オフシーズンの服を届きにくい場所に収納する場合には、衣装ケースのように本体自体に重さがあるものを選んでしまうと大変です。できるだけ無理なく出し入れできるように、ケース自体が軽いものを選んでみましょう。例えば、イケアのSKUBBのような布製ボックスはおすすめ。同じ種類でそろえると統一感がありスッキリ整った印象になりますね。

ただし、布製ボックスは中身が見えにくいのが難点です。しっかりラベリングして、中身を見なくても分かるようにしておくとよいですね。

ラベリングをする際は、場所を取らず、わかりやすく分類できる方法が良いでしょう。取っ手があれば、ひも付きのタグを下げる、側面に中身を書いたテープを貼るといった方法のほか、季節ごと、家族ごとに目印となるシールを貼るといった方法もあります。分類方法はママのセーター類、冬小物類というように種類別にしたり、晩秋に使うもの真冬に使うものというように時期で分けたりと、お好みで。布製BOXの大きさや収納量、アイテム数などで考えていくとよいですね。

布製ボックスを衣替えの収納に使う際の注意点

布製のボックスは、素材そのものがカビやダニの繁殖場になってしまう可能性があります。通気性が良い反面、湿気や虫が入りやすいため、きちんと防湿、防虫対策を取るようにしましょう。また、布製ボックス自体が汚れてしまうと、それをエサにしてカビやダニを寄せ付けてしまいます。衣替えの前に、ボックス自体の汚れを落とし、清潔な状態にしてから服をしまうようにしたいですね。

衣替えの前にしておきたい3つのポイント

衣替えでは、来シーズンも服の魅力を損なうことがないよう、よい状態をキープしておきたいものです。しまう前に行いたい3つのポイントを確認しましょう。

チェックポイント1.収納アイテムに対して服の量が多すぎないかをチェック

衣装ケースであれ、布製ボックスであれ、収納スペースに対して服をぎゅうぎゅう詰めにしてしまうと、素材を傷めてしまいます。空気が動かず湿気がこもったままになってしまうため、カビや虫が発生しやすい環境に。衣替えを始める前に、まずは、収納スペースと服の量のバランスがとれているかチェックしてみましょう。どう考えても服の量が多すぎるけど、収納スペースに余裕がない場合には、不要な服は処分する、収納しきれない場合は圧縮袋を利用してコンパクトにする、衣類保管サービスを利用するなど、工夫をしながら保管したいですね。

チェックポイント2.しまう前にしっかりお手入れを

衣替えでしばらくしまっておく衣類は、事前に洗濯をしておくのがおすすめです。服に皮脂や髪の毛、汚れがついていると、ダニなどの虫のエサになってしまいます。一度洗っていたものでも、クローゼットに置いている間に、見えない汚れがついているかもしれません。大切な服だからこそ、毛玉やシワの有無などをチェックし、服の状態を確認したうえで収納したいですね。

チェックポイント3.収納アイテムの掃除&ダニよけ、カビ予防を忘れずに

収納前に洗濯をしても、衣装ケースやボックス自体にホコリがたまっていたり、カビが生えたりしていると、大切な服が汚れてしまいます。収納アイテムそのものの掃除を行い、ダニやカビのエサとなるホコリをしっかり取り除きましょう。さらに、カビやダニなどの虫が発生しないように、防カビ、防ダニ対策も忘れずに。新たに入れた対策グッズの期限を確認しておくことも大切です。防虫グッズは成分がいきわたるよう、説明書を確認し、適した置き方で配置しましょう。

ウッディラボの「ダニよけシリカ(アクアグリーンの香り)」は、置くだけで簡単に防ダニ、防カビ、防虫、消臭までできる便利アイテム。天然由来の香りの力を使っているので、香りが届く範囲であれば効果が得られます。殺虫剤・忌避剤等の有害成分は含まれていませんので、小さなお子様や敏感肌の人がいるご家庭でも安心してお使いいただけますよ。

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来シーズンも気持ちよく!衣替えで収納を見直そう

今シーズンで活躍した洋服たち、来シーズンもよい状態で使いたいですね。持続可能な社会に対する意識が高まっている近頃では、できるだけ丁寧に長く愛用することを考えたいところ。持ち物を雑に扱って悪くなったら捨てればよいというのではなく、良いものを長く使う工夫をしてみましょう。衣替えのタイミングは、収納と同時に、愛着の持てる服を選ぶのにも最適です。カビや虫食いでお気に入りの洋服を損なうことがないように、ポイントをおさえて使い勝手の良い収納を考えてみてはいかがでしょうか。

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