押入れがカビ臭い!?カビ臭の原因と今すぐできるカビ対策ガイド

久しぶりに開けた押入れからカビ臭がすることはありませんか? 季節の変わり目、布団や衣類の入れ替えをしていると「カビが生えてる!?」と、びっくりしたことがある方もいらっしゃるはず。今回は、押入れにカビが生える原因や、カビ臭などカビ除去のやり方や予防方法などを踏まえて、押入れのカビ対策を紹介します。
<この記事のポイント> ● 湿気と通気の悪さがカビの主な原因。まずは「7割収納」を意識 ● カビは早期発見がカギ!中性洗剤や塩素系漂白剤でしっかり除去 ● すのこ・除湿剤・換気で、カビが生えにくい環境づくりを ● 定期的な掃除とチェックで、大切な衣類や寝具を守ろう ● ニオイやダニ対策には、便利な専用グッズの活用もおすすめ |
なぜ押入れにカビが生えるの?原因をチェック
押入れにカビが生えてしまう主な原因は、「通気性が悪さ」と「湿度の高さ」です。カビは、湿度が60%以上、温度20℃~30℃の環境を好んで繁殖します。普段から扉を閉めっぱなしにしがちな押入れは、まさにカビが育ちやすい条件がそろっているのです。また、普段使っている部屋と比べて掃除をする機会も少ないものです。カビや虫のエサとなる汚れがたまり、繁殖してしまうこともあります。
うっかり押入れにカビが生えてしまうと、保管している服や布団にもカビが広がってしまうかもしれません。押入れに生えるカビの種類を踏まえて、対処法を考えてみましょう。
<カビの種類と特徴>
- 黒カビ
黒い斑点のような模様ができるのが特徴。胞子が空気中に飛び散り、さまざまな場所で増殖します。さらに、素材の奥深くまで値を貼るため、表面を掃除しただけでは取りきれず、しつこく残りやすい厄介なカビです。 - 白カビ
ふわふわした綿のような見た目が特徴で、湿度が高い場所に発生しやすいカビです。長期にわたって放置すると、べたつきが出たり、黒カビに変化したりして素材を傷めてしまいます。初期のふわふわした状態であれば、アルコールによる拭き取りなどで、比較的簡単に取り除けます。 - 緑カビ
湿度が高く、換気が不十分な環境で発生しやすく、不快なカビ臭の原因になります。発生初期は、白カビ同様に、比較的除去しやすいものの、拭き取り掃除の際に粉末のような胞子が飛び散りやすい点に注意。放置するとシミになることがあります。
押入れにカビ発見!すぐにやるべき対処法
押入れに生えたカビをそのまま放っておくと、どんどん広がり、壁や天井まで劣化させてしまうことも。さらに、アレルギーなど健康への影響が心配されるため、早めの対処が肝心です。ここでは押入れにカビが生えてしまったときのお掃除方法を紹介しま。
カビ掃除に必要な道具一覧

まずは、カビ掃除に必要な道具を準備しましょう。
- 中性洗剤、塩素系漂白剤やカビ除去剤など
- アルコールスプレー
- 掃除機
- 雑巾
- ゴム手袋、必要に応じてゴーグル(塩素系漂白剤を使用する際は必須)
- 雑巾 (できれば、水拭き用と乾拭き用の2枚を用意)
- マスク(カビの胞子を吸い込まないため)
カビのお掃除方法

掃除の前に、押入れの中の荷物をすべて取り出しましょう。少し手間はかかりますが、押入れ全体をチェックできるため、カビの発生源も見つけやすくなります。
まず、押入れの床に掃除機をかけて、大きなホコリやゴミを取り除きましょう。その後、全体を雑巾で吹き、表面の汚れを軽く落とします。
黒カビが発生している場所には、中性洗剤を含ませた雑巾で拭き取ります。白カビや緑カビなどの初期のカビには、アルコールを含ませた雑巾で拭き取ると効果的です。
押入れ全体を雑巾で拭きあげたら、乾拭きして水気を取り除きます。扉をあけたままで換気し、しっかり乾燥させましょう。扇風機や除湿機を使って風を送ると、乾燥を早めることができます。完全に乾いたら、荷物を戻してお掃除完了です。
頑固なカビを取るポイント
拭き取りだけでは落としきれない頑固な黒カビには、塩素系漂白剤を使ってお掃除してみましょう。ただし、塩素系漂白剤は効果が強力な分、扱いに注意が必要です。使用時にはマスクやゴーグル、ゴム手袋を着用してください。素材によっては使えない場合もあるので、あらかじめ目立たない場所でテストしておくと安心です。
スプレータイプの塩素系漂白剤を用意し、カビのある場所に吹きかけて数分放置します。その後、雑巾でしっかりふき取り、最後はしっかり乾燥させましょう。
押入れ掃除の詳しい方法は、こちらの記事もチェックしてみてください。
押入れのカビ掃除後は、キレイをキープする予防が大事
押入れのカビ取りが終わったら、できるだけキレイな状態が続くように、カビ予防を行いましょう。押入れ内部を快適に保つポイントをまとめました。

押入れは“ゆとり収納”がカビ対策に。目安は7割程度
便利な収納スペースだからこそ、つい詰め込みがちな押入れ。しかし、ぎゅうぎゅうに詰め込みすぎると風の通り道がなくなり、湿気がこもってカビの温床に。押入れの収納量は全体の7割程度を目安に、空気が循環する空間を作ってあげましょう。
また、保管するものの状態にも注意が必要です。例えば、着用後に洗濯せずにしまった衣類や、汗や皮脂が付いたままの布団は、カビの発生源になってしまいます。長期保管する場合には、必ず清潔な状態にしてからしまいましょう。一時的に保管する場所として押入れを使用している場合には、こまめに換気を行い、除湿剤などを設置するのがおすすめです。
湿度を上げないための工夫を取り入れて

押入れの湿気対策に効果的なのが「すのこ」の活用です。衣装ケースや段ボールなどを直接置くのではなく、下にすのこを敷くことで、空気の通り道が生まれ、湿気がたまりにくくなります。
布団を長期間保管するときは、圧縮袋を使うと湿気がたまりにくくなり、カビ予防に役立ちます。また、押入れに換気扇が設置されている場合には、24時間フル稼働して空気を循環させるのがおすすめ。加えて、除湿剤を置き、定期的に交換しましょう。さらに、普段使わないバック類は、スチールラックを使用した「浮かせる収納」にする方法もあります。床に直置きするよりも風通しが良くなり、カビのリスクを減らしてくれます。加えて、定期的に押入れの荷物をすべて取り出し、換気する機会を設けることも大切です。
こもったニオイ・湿気・虫対策にウッディラボの便利セット

「せっかく掃除したのに、まだ臭いが気になる……」そんなときはありませんか? そんな時に頼れるのが、ウッディラボの「クローゼットの臭い対策セット」です。イヤな臭いを抑えるだけでなく、虫よけ・防カビ・除湿までできる便利なアイテムです。
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そのほか、クローゼットの臭い対策については、こちらもご覧ください。
もう悩まない!しっかり対策して押入れのカビとニオイにサヨナラしよう。
押入れは湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい場所です。カビ対策は、早めのお掃除と対策が肝心です。その後は、キレイな状態をキープできるようにカビ予防も忘れずに。こまめな換気と湿気対策で、押入れの大切な物を守りましょう。







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