キッチンの大掃除、どの順番が正解?場所別の掃除方法をご紹介

油汚れや水垢など、頑固な汚れがたまりやすいキッチン。お家の中でも、特に大掃除に時間がかかる場所です。できるだけ効率的に終わらせるには、どうすればよいのでしょうか。今回は、キッチンの大掃除の順番の決め方や、場所別の掃除のやり方、ポイントなどをお伝えいたします。

まずは、掃除をする順番を決めよう!

キッチンに限らず、掃除は「上から下」の順番に進めていくのが基本です。先に床を掃除した後に、換気扇を掃除すれば、上から汚れやほこりが落ちてしまい、もう一度掃除しなければならなくなります。

また、「時間がかかるところから始める」のもポイント。時間がかかるところというのは、つまり「汚れがひどいところ」です。特に汚れがひどい換気扇やコンロなどは、最初にパーツを外して洗剤につけておき、つけおきしている間にほかの場所の掃除を進めます。こうすることで、汚れも落ちやすくなりますし、掃除の効率も大幅にアップしますよ。

よって、キッチンの大掃除は、次のような順番で進めていくのがおすすめです。

  1. 換気扇やレンジフード
  2. コンロまわり
  3. シンクまわり(排水口や蛇口も)
  4. 冷蔵庫や電子レンジなどの家電まわり
  5. 食器棚やシンク下

キッチン以外の場所についても、どこから手をつけるかによって、掃除の効率は変わってきます。お家全体の大掃除の順番の決め方、効率よく終わらせるコツについては、こちらの記事もご覧ください。

キッチンの大掃除のやり方

ここからは、キッチンの大掃除の手順を、場所別に詳しく見ていきましょう。

換気扇

換気扇は、年に数回しか掃除をしないという方も多いのではないでしょうか。年末の大掃除で、たまった汚れをスッキリさせましょう。換気扇の掃除は、次の手順で進めていきます。

  1. 換気扇の電源を切る
  2. 換気扇のカバーやフィルター、ファンを外す
  3. 外したパーツを洗剤につけておく
  4. つけおきをしている間に、レンジフードを拭く
  5. つけおきしていたパーツの洗剤を洗い流す

換気扇のパーツの取り外しは、必ず取扱説明書を見ながら行ってください。無理やり外そうとすると、破損してしまう可能性があります。

また、レンジフードの拭き掃除をするときは、レンジフードに直接洗剤を吹きつけると、故障の原因になることもあります。洗剤は、雑巾やキッチンペーパーのほうに吹きつけるようにしてください。そのあと、水拭きで洗剤をふき取り、最後に乾拭きという流れで進めていきましょう。

コンロ周辺

コンロ周辺は、油汚れや焦げつきなど、頑固な汚れがつきやすい場所です。大掃除では、普段はなかなか掃除できない細かい部分まできれいにしていきましょう。コンロ周辺の掃除は、次の手順で進めていきます。

  1. コンロのパーツを取り外し、洗剤につけておく
  2. つけおきしている間に、バーナー周辺やグリル内の頑固な汚れを落とす
  3. つけおきしていたパーツの洗剤を洗い流す
  4. 天板やつまみの部分をきれいにする

コンロは、五徳やバーナーキャップ、排気カバー、焼き網、汁受け皿など、取り外せるパーツはできるだけ取り外して、まとめてつけおきをしましょう。こちらも、必ず取扱説明書を見ながら取り外すようにしてください。

IHコンロの場合は、基本的に拭き掃除のみでOKです。焦げつきがある場合は、IH専用クリーナー、もしくは重曹やセスキ炭酸ソーダなどでも落とすことができます。

シンク周辺

大掃除では、シンクの中の水垢やぬめりはもちろん、見えない排水口の中までピカピカにしていきましょう。シンク周辺の掃除は、次の手順で進めていきます。

  1. クエン酸水(クエン酸小さじ1+水200ml)のスプレーをつくる
  2. キッチンペーパーにクエン酸水をたっぷり吹きかけ、シンクに貼りつける
  3. 20~30分ほどたったら、シンクを磨いてクエン酸水をしっかり洗い流す
  4. 排水口にたまったごみを捨て、パイプクリーナーを流し込む
  5. 少し時間をおいて、パイプクリーナーを洗い流す

パイプクリーナーの多くは塩素系です。クエン酸と混ざると、有毒ガスが発生して大変危険ですので、クエン酸をしっかり洗い流してから、パイプクリーナーを流し込むようにしてください。また、パイプクリーナーは、長く放置しすぎると配管を傷める可能性もありますので、製品に記載されている放置時間を守り、時間になったらしっかり水で洗い流しましょう。

家電(冷蔵庫、電子レンジ)

普段はどうしても掃除するのを忘れてしまいがちですが、冷蔵庫や電子レンジも、汚れやすい場所です。それぞれの大掃除のやり方を見ていきましょう。

ます、冷蔵庫の掃除は、次の手順で進めていきます。

  1. 冷蔵庫に入っているものをすべて取り出す
  2. 取り外せるパーツはすべて取り外す
  3. 洗剤またはクエン酸水で、中を拭き掃除をする

気温が低い冬でも、食材を長時間冷蔵庫の外に出しておくと、傷んでしまう可能性があります。取り出した食材は、クーラーボックスの中に入れておきましょう。そして、中を拭き掃除するときは、汚れをしっかり掃き出すために、「奥から手前へ」拭くことを意識してください。

次に、電子レンジです。電子レンジは、重曹スプレーまたはセスキ炭酸ソーダを使って、同じく「奥から手前へ」拭き掃除をしていきます。臭いが気になる場合は、耐熱容器に重曹水を入れて、電子レンジで5分ほど加熱すると、スッキリ除去できますよ。

食器棚、シンク下収納

食器棚やシンク下収納も、なかなか普段は掃除をしない場所ではないでしょうか。ものを出し入れするときにほこりが入ったり、シンク下収納にはカビが生えたりすることもありますので、年末の大掃除でしっかりきれいにしましょう。

食器棚やシンク下収納は、次の手順で進めていきます。

  1. 収納されているものをすべて取り出す
  2. 食器棚の中は中性洗剤、シンク下収納の中はアルコール洗剤を染み込ませた雑巾で拭き掃除をする
  3. 外側(扉、取っ手など)も拭き掃除をする

中を拭き掃除するときは、こちらも同じく「奥から手前へ」拭くことを意識しましょう。

また、シンク下を開けると、臭いが気になることはありませんか? こちらの記事で原因別の対処法をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

壁、タイル、床

壁、タイル、床などは、きれいに見えても、調理中に油が跳ねたり、食材が落ちたりして、気づかないうちに汚れてしまっていることがあります。壁やタイル、床の掃除は、次の手順で進めていきます。

  1. ぬるま湯で濡らした雑巾に洗剤をしみこませて揉み込み、軽く絞る
  2. 「上から下へ」拭き掃除をする
  3. 別の雑巾で水拭きをして、洗剤の成分を拭き取る

洗剤の拭き残しがあると、べたつきやぬめり、変色の原因になりますので、最後の水拭きで、洗剤の成分をしっかり拭き取りましょう

また、安全性が気になるという方は、洗剤ではなく重曹スプレー(重曹小さじ1+水100ml)を使うのもおすすめ。小さな子どもさんがいらっしゃるご家庭でも安心してお使いいただけますし、油汚れやべたつきもスッキリ落としてくれますよ。

キッチンの大掃除のあとは汚れ予防を忘れずに

きれいなキッチンを保つためには、普段からこまめに掃除をして、汚れをため込まないことが大切。キッチン用の汚れ防止シートや、換気扇フィルターを活用すれば、汚れがつきにくくなるので、次回の大掃除もラクになりますよ。

また、普段の掃除に使う洗剤を、バイオ洗剤に変えてみるのもおすすめ。バイオ(微生物)が持つ防汚の働きで、きれいが長持ちしやすくなります。キッチンは食品を扱う場所ですので、あわせて虫よけ対策、カビ対策も行い、清潔な状態を保ちましょう。

ウッディラボではお得なセット商品を取り扱っておりますので、ぜひお試しください。

『キッチンピカピカセット』

バイオ洗剤「バイオサイクル ディスポーザー用」と、シンク下の防カビや消臭に役立つ「シンク下の衛生当番」がセットになった商品です。

『キッチンの虫対策セット/3種類4個入り』

「シンク下の衛生当番」と、自然派防虫アイテム「ダニよけシリカ/食糧庫用」「虫きらいスプレー」がセットになった商品です。

キッチンの大掃除はポイントを押さえて効率的に終わらせよう!

キッチンの大掃除は、順番を決めてから取りかかると、効率よく終わらせることができます。上から下へ、時間がかかるところから進めていきましょう。また、キッチンはどうしても汚れやすい場所ですので、大掃除のあとは汚れ予防も忘れずに行ってくださいね。

そのほかの場所の大掃除のポイントについては、こちらでも紹介していますので、ご覧ください。

>>>ウッディラボ「大掃除」カテゴリ

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