ダウンのクリーニングしてる?長く着続けるためにやっておきたい日々のお手入れのコツ
ダウンジャケットやダウンコート、どのくらいの頻度でクリーニングしていますか? 費用が気になり、つい後回しにしてしまう…という方も多いはず。だからこそ、日々のお手入れで清潔さとふんわり感をキープすることが大切です。今回は、ダウンを中心とした冬物アウターのクリーニング頻度・料金の目安と、 毎日できる簡単ケアを紹介します。
| <この記事のポイント> ●ダウンの保温性を守るには、汗・皮脂汚れを落とすクリーニングが必要 ●ダウンのクリーニング料金は1着2,000〜4,000円、高級品は6,000円以上が目安 ●仕上がり日数は一般的に5〜7日、店舗によっては10日以上かかることも ●クリーニング頻度は「シーズンに1回」が基本。●汚れが強い時は早めに依頼 ●帰宅後はハンガー乾燥・ブラッシング、部分洗いで日々の汚れを予防 ●日々のお手入れには、さっと拭き取るタイプのクリーナーが便利 |
ダウンをクリーニングに出した方が良い理由

冬場に大活躍するダウンジャケット。クリーニングする理由や頻度は人それぞれです。しかし、まったくクリーニングしないままでは、ダウン本来の機能が損なわれてしまいます。そもそも、なぜダウンをクリーニングに出した方がいいのかについて、確認しておきましょう。
保温性を保持するため
繊細でふんわりとした感触が特徴のダウン。たくさんの空気を含むことができるため、優れた保温効果を発揮します。ダウンの内部に汗や皮脂がたまると羽毛がダマになり、ふんわり感が消えてしまいます。その結果、暖かさが半減してしまうことも。クリーニングを利用することで、内部の汚れが落ちると、保温性も保持されます。
カビ・虫食いの予防に
汗や皮脂、ほこりなどの汚れを除去せずに保管すると、カビが発生したり、虫に食べられたりする恐れがあります。カビや衣類害虫のエサとなる汚れをクリーニングでしっかり落とせば、ダウンの劣化を防げます。
型崩れの防止
プロの方でも一筋縄ではいかないといわれるダウンのクリーニング。自宅で洗濯できないタイプも多く、洗濯できるタイプでも、失敗すると羽毛の偏りや潰れ、型崩れなどが生じます。できるだけキレイな状態を保ちたいなら、プロの技術に頼りながらお手入れするのがおすすめです。
上記は、ダウン以外の冬物アウターにも当てはまる大事なポイントです。素材本来の風合いや機能を保ったまま長持ちさせるには、やはり定期的なクリーニングは欠かせません。ただ、ネックとなるのが費用です。次項では、クリーニングの費用について見ていきます。
ダウンのクリーニング料金と仕上がり日数の目安

ダウンをクリーニングに出そうと思ったとき、気になるのが、その料金です。店舗によって料金が異なるのはもちろんですが、素材やクリーニング方法によっても金額が変わります。あくまで目安ですが、一般的なダウンのクリーニング料金をチェックしておきましょう。
ダウンのクリーニング費用相場
一般的なダウンの場合、クリーニング料金の目安は、1着あたり2,000円〜4,000円程度。丈の長さ(素材の面積の広さ)によって異なり、ロング丈になるほど料金が高くなる傾向があります。
一方で、高級ダウンに分類されるものであれば、6,000円〜8,000円程度になることもあります。
ただし、料金はクリーニング方法によっても異なり、ドライクリーニングと比べて、良く汚れが落ちるとされるウェットクリーニングの方が割高です。なお、一般的なコート類の費用相場は、2,000円前後といわれています。ダウンに使用される羽毛などの素材が影響し、クリーニング料金が高くなる傾向にあります。そのほか、防カビ・防虫仕様などのオプションをつけたり、早めに仕上がる特急コースを利用したりすると、追加料金が発生します。
ダウンのクリーニングの仕上がり日数目安
一般的に、ダウンのクリーニングは、仕上がりまでに5日〜7日ほどかかるようです。一日で仕上がることもあるワイシャツ類と比べると時間がかかるイメージがありますが、一般的なコートやジャケットでも3日〜7日ほどかかる場合がほとんどですから、アウターのクリーニングとして標準的と言えるでしょう。ただし、デリケートなダウンの取り扱いにはより慎重さが求められるので、店舗によっては10日以上要することもあるようです。
ダウンの理想的なクリーニング頻度とは?
ダウンのクリーニングは、意外と費用が掛かるように感じるかもしれません。では、ダウンジャケットはどれくらいの頻度で、クリーニングに出せばよいのでしょうか。
理想的な頻度は1シーズンに1回
ダウンを含む冬物アウターの理想的なクリーニング頻度は、「1シーズンに1回」が目安です。オフシーズンになってから、もしくは、着用する前のタイミングでクリーニングに出すという方が多いかもしれません。頻繁にクリーニングしすぎると、生地が傷んだり、型崩れをしたりする原因になることも。そのため、基本的には“シーズンに1回”で問題ありません。
ですが、たとえば、以下のような場合であれば、早めにクリーニングに出した方が良さそうです。
<早めにクリーニングを利用したいケース>
⚫️毎日着用している場合(冬物アウターは、1日着たら1日休ませることが理想的)
⚫️自分では対処できそうにない汚れがついたとき など
ちなみに、クリーニングに出すベストタイミングは、「シーズン直後(冬の終わり)」といわれています。
クリーニングに出さない間も、日々のケアを!冬物アウターのお手入れ方法

オフシーズンになってからクリーニングを利用するとしても、使っているうちに汚れがたまってしまいます。汚れがついたまま放置すると、シミになる可能性もあるため、日々のお手入れが肝心です。続いて、ダウンを含む冬物アウターのお手入れ方法を紹介します。
日々のお手入れ方法①:帰宅後はハンガーに吊るして、湿気をのがす
帰宅後すぐは、クローゼットに入れる前に、一度ハンガーにかけましょう。風通しのいい場所で数時間乾かすだけで、湿気によるカビやニオイを防げます。着用後のアウターは、体温による湿気が残っており、そのままクローゼットに入れてしまうとカビの発生源になることがあります。針金ハンガーなど薄い形状のハンガーは、上着の重みで型崩れを起こす原因になるため、上着の幅にあった厚みのあるものを選ぶことも大切です。
日々のお手入れ方法②:ブラッシングして表面のホコリを落とす
コートやジャケットをきれいな状態で長持ちさせるには、ブラッシングによるお手入れがおすすめです。ブラッシングすることで表面についた汚れを繊維の奥まで入り込むのを予防できます。このひと手間で、その日についた汚れの半分くらいは落とせるのだとか。また、ブラッシングは毛玉予防にも効果的といわれています。ブラッシングのやり方を以下に紹介します。
<コート類のブラッシング方法>
1.繊維の流れに逆らうようにブラッシングする(汚れをかき出すため)
2.繊維に沿ってブラッシングする(毛並みを整える)
強くこすると生地を傷めてしまいます。ブラッシングは優しく行いましょう!
気になる汚れは早めに対処!水を使わず、サッときれいにできるおすすめクリーナー
襟元や袖口の汚れが気になったら、早めに部分洗いするのがおすすめ。といっても、洗濯できない素材も多いため、どうしたらよいのか迷ってしまうことでしょう。

そこで、おすすめしたいのが、ウッディラボの「WASHLY アウター用」です。水洗い不要。気になる部分にスプレーして拭くだけなので、忙しい日でもすぐにお手入れできます。。さらに、ミストで消臭できるから、気になるニオイ対策にも。アウター用としてダウンジャケットやコートなどに利用できます(※)。小さなボトルだから、職場やジムのロッカーなどに置いておくのも便利です。
また、おうちにある布製品のお手入れにも大活躍。カーテンやソファ、ベビーカー、ぬいぐるみ、帽子などにも使えて、気になる汚れをピンポイントで拭きとるだけ。ただし、長期間、放置された汚れには対応できません。まずは、シミが繊維の奥までしみこむのを防ぎ、できるだけ早めに表面の汚れを取ることが、長持ちの秘訣。汚れたらすぐに、さっと拭きとって、きれいな状態を保ちましょう。
(※)革製品など、一部素材には使えない場合があります。
日々のケアでお気に入りのダウンをきれいに!
冬物アウターの理想的なクリーニング頻度は1シーズン1回といわれています。ですが、クリーニングをしない間のお手入れも必要です。シーズン中に着用する機会が多いダウンは、汚れもつきやすいもの。忙しい日でも“さっと拭くだけ”のお手入れを続ければ、お気に入りのダウンも長く愛用できますよ。




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