虫除けはスプレータイプが便利!シーン別・エリア別でみる使い分けのポイント

植物が成長し、太陽が照り付ける夏は、虫も元気な季節。蚊をはじめとする、人を刺す虫が増えてしまうため、しっかり対策をしたいところです。虫対策グッズはいろいろありますが、なかでも重宝するのがスプレータイプの虫除け。

肌に直接吹きかけるもの、雑貨類につけるもの、香りも様々と種類が豊富です。虫除けそれぞれの使い方や特徴を把握し、上手に活用する方法を紹介しましょう。

普段使いに便利なスプレータイプの虫除けの種類

小さな子どもが蚊に刺されると、かゆみを我慢することが難しく掻きむしってしまったり、機嫌が悪くなったり、寝付きにくくなったりするもの。外遊び中の子どもを邪魔せずに、さっと使えるのが虫除けスプレーのいいところ。

スプレータイプには、強いものから弱いものまで様々あり、なかには手作りをする人もいます。ただし、使用する成分や使い方によって特徴が異なり、肌につけることができるものとできないもの、忌避できる虫の種類、効果持続時間、効果の強さの違いがあります。1つにこだわらず、状況に合わせて併用したり使い分けたりする知識を身につけておきましょう。タイプ別に特徴をまとめました。

肌につけることができる虫除け

肌につけるタイプの虫除けは、成分をしっかりチェックして使用することが大切です。主な成分としては、ディートやイカリジンがあり、そのほか天然植物オイルやハーブを使ったものなどがあります。

中でも注意したいのが、市販の虫除けの多く使われているディートという成分です。肌に直接つけることができますが、濃度によって持続時間が異なり、8%で3時間毎、12%で6時間毎、30%で8時間毎と決まっています。

また、年齢によって1日に塗布できる回数に制限があり注意が必要です。

<ディートが使用できる回数>

  • 6か月未満の乳児には使用しない
  • 6か月以上2歳未満は1日1回
  • 2歳以上12歳未満は1日1~3回

近年認可されたイカリジンを含む虫除けは、年齢による使用・回数制限がなく、有効成分含有量5%で有効時間は6時間です。子どもにも使用でき、制限が少ないためディートよりも使いやすいといえるでしょう。

また、天然植物オイルを使った虫よけは、虫が苦手なエッセンシャルオイル(精油)を利用したものです。シトロネラ、レモンユーカリ、ゼラニウム、レモングラスなどのエッセンシャルオイルが利用されます。ただし、手作りをする場合にはオイルの質をしっかり見極める必要があるでしょう。特に子どもに使用する場合には、精油を肌につけるのは避けた方が無難です。

ハッカ油は昔から虫除け目的で使用されていますが、容器の素材によっては溶けるため確認が必要となります。ハッカ油はポリスチレン(PS)素材には使用できないため、手作りする場合には素材の表記をしっかり確認しましょう。判断が難しい場合は、ガラス製の容器を使うと間違いありません。

肌ではなく周囲に使うタイプの虫除け

スプレータイプの虫除けは、屋内外に使用する際にも便利です。虫が潜む壁や天井に吹きかけて虫の対策をするものや、虫の侵入経路に吹きかけて対策するなどにも使われます。

室内用の虫除け剤には、壁や天井に向けて噴射し、壁や天井にピレスロイド系薬剤を付着させて効果を得るタイプが多く見られます。効果継続時間は数時間から24時間タイプまでさまざま。殺虫成分が含まれることが多いため、水槽や昆虫飼育している場合は注意が必要です。

天然植物オイルを利用したものは、殺虫成分を含まず、自然な香りを楽しめるのが利点です。ハーブを使った手作りの虫除けの場合、市販のものに比べると必ずしも効果は確実とは言えませんが、好みの香りを選べるのがいいですね。夏休みに使用することが多いため、子供の自由研究のテーマとしても面白いでしょう。洋ハーブや和ハーブを精製水、無水エタノール、アルコールなどに漬け込む方法となります。洋ハーブは、ゼラニウム、ローズマリー、ラベンダーなど、和ハーブはドクダミ、和ハッカなどに虫除けの作用があるとされています。

シーン別に使い分けよう!虫除けスプレーの使い方

小さな子供との暮らしの中では、虫除けしたいシーンがたくさんあります。虫除けスプレーの使い方をシーンごとにまとめました。

幼稚園や学校に向かう子供たちにシュッと吹きかけて

幼稚園や学校は草や木が多く、虫も発生しやすいところです。蚊取り線香をつけるなど先生方が対策をとってくれますが、蚊に刺されることもしばしば。通園や通学途中で蚊に刺されることもありますね。

「行ってきます」のタイミングで、肌につけることができるタイプの虫除けを、腕や脚などの露出部分に吹きかけていきましょう。日焼け止めの上に塗るという順序を忘れないように。活動していると汗で流れるため、虫除けリングなどの小物も併用すると効果が持続します。

用事を済ませたら、赤ちゃんと一緒にお買い物

午前中の家事が終わった後、お買い物に出かけるときに使う駐輪場や駐車場は、意外な虫発生ポイント。建物の裏手にあったり、水はけが悪かったりするなどの理由から、蚊が発生しやすいエリアになっているかもしれません。肌に直接吹きかけるタイプの虫除けスプレーでも良いのですが、赤ちゃんは肌に塗るタイプの使い方に制限があるため、注意が必要です。肌ではなく、ベビーカーや抱っこ紐に吹きかけて、香りで虫除けできるものを取り入れましょう。車の中に蚊が入ってくると大変なので、チャイルドシートにも対策しておくとよいですね。

テラスやベランダ、お庭からの虫対策に

テラスやお庭に出たり入ったりする子供たち。家事をしながら見守っていたり、子供たちにとって難しかったりすることもあり、気が付いたらドアや網戸が開けっ放し……なんてことも。「ちゃんと閉めた?」「また開いてる!」と注意やお小言ばかりになるとイライラした気持ちになりますね。

虫が嫌う香りを出入り口にセットし、香りでバリアしておきましょう。網戸やカーテン、泥落としマットや出入り口のマット類にシュッと吹きかけておくのがおすすめです。

園や学校から帰ってきた後の公園や習い事の送迎に、シュッとひと吹き

遊びやすい涼しい時間帯になると、夏の公園にいる虫も活動的になります。午前中に虫除けスプレーしていても、午後には薄れているか、効果時間が終わっています。肌に使えるタイプの虫除けを再度吹きかけて対策しましょう。

兄姉の公園遊びや習い事の送迎にお付き合いする赤ちゃんがいるなら、ベビーカーやだっこ紐に香りで虫除けできるスプレーを吹きかけて。特に夕方は忙しい時間帯です。時間に追われて慌てて家を出ることもあり、外に出てから虫除け忘れた!と気づくこともあります。外出の出番の多いベビーカーには、虫除けのミニスプレーを入れておくと安心です。

様々な種類の虫除けスプレー、効果的に使っていきましょう

小さな子供はいつも予定通りに行動するとは限りませんよね。ちょっとだけお外に出るつもりが長引いてしまい、虫対策が不十分になってしまうこともあるでしょう。肌につけるタイプは回数が限られていたり、年齢制限があったりするため、もっと気軽に使える虫除けがあると便利です。小さなボトルに入れた虫除けスプレーを、いつものカバンやベビーカーの荷物入れに備えておけば、予定変更や虫除けの塗り忘れがあっても大丈夫。いつでも気軽に使える、そんなお気に入りを見つけておきましょう。

ウッディラボの「虫キライスプレー」で虫除け対策を

ウッディラボの「虫キライスプレー」は殺虫成分を含まない、天然製油の虫除けスプレーです。家の中に入ってきてほしくない、蚊やコバエ、アリ、カメムシなどが嫌うベンタンジオールを含む香りを利用しています。レモンユーカリの爽やかな香りのため、家中どこでも使いやすい虫除けです。

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