ベランダの虫対策はお早めに!ベランダのお掃除手順と虫よけ方法をご紹介
気温が高くなるにつれて、家の周りに発生する虫が増えてきます。ベランダにやってくる虫が気になって、「洗濯物を干しづらい」「窓を開けづらい」と感じたことのある方も、多いのではないでしょうか。そもそもベランダにやってくる虫は何者なのでしょう? どうしてベランダにやってくるのでしょうか? 今回は、そんな虫の正体と、ベランダにやってくる原因、そして、快適なベランダを保つお掃除方法と、虫よけ対策をご紹介いたします!
ベランダにやってくる虫の正体とは?
ベランダには、さまざまな種類の虫がやってきます。その中で、よく見かける代表的な虫をいくつかご紹介します。
- クロバネキノコバエ
体長は1~2mm程度の小さなハエ。いわゆるコバエです。一年中発生しますが、特に雨が多く蒸し暑い時期に多い虫で、光に集まる習性があります。 - ユスリカ
体長6~11mm程度の虫で、蚊のような見た目をしていますが、血を吸うことはありません。一年中発生しますが、特に多いのが初夏から秋にかけての時期。川の水質改善に役立つという側面があるものの、ユスリカの死骸によりアレルギー性鼻炎やぜんそくが引き起こされることもあるため注意が必要です。 - チョウバエ
体長1~4㎜程度のハエ。灰黒色で、ハートが逆さまなったような形をしています。トイレやキッチン、お風呂場などに多い虫ですが、居間やベランダなどにもやってくることがあります。 - タカラダニ
- 体長1mm程度、ダニの一種で、全身が赤い色をしています。ビルの屋上や住宅のベランダなどで発生しやすいのが特徴です。
なぜベランダに虫がやってくるの?
ベランダの虫対策をする前に、まずは、なぜベランダに虫が集まってしまうのか、その原因について考えてみましょう。ベランダに虫がやってくる主な原因をいくつかご紹介します。当てはまるものがないか、チェックしてみてくださいね。
ベランダで植物を育てていませんか?
ベランダに咲いている花の香りに誘われて、蜂や蝶々、蛾などの虫が集まってきます。アブラムシや毛虫など、植物の葉につく虫も。不快なだけでなく、植物自体がダメになってしまうこともあります。
水がたまっている場所はありませんか?
例えば、排水溝が詰まっている、放置していた空き缶やバケツに雨水がたまっている、鉢植えの下にあるお皿に水がたまっているなど、ベランダに水のある場所がある家はご注意を。虫が卵を産みつけられるような水たまりがあると、そこから大量発生することも。
コケやカビが生えていませんか?
ベランダにたくさんの物を置くと、日当たりや風通しが悪くなり、コケやカビが生えやすくなります。湿り気があり、コケやカビなどをエサとする虫が集まってしまいます。
香りの強い柔軟剤を使っていませんか?
ベランダに植物を置いていなくても、洗濯時に使っている柔軟剤が、虫が好む香りである可能性もあります。干した洗濯物の香りに引き寄せられてしまうと、虫が集まることも。花やフルーツのような甘い香りの柔軟剤ではなく、無香料や香りの弱い柔軟剤がおすすめです。
ベランダのお掃除方法
ベランダに虫を寄せつけないためには、清潔な状態を保つことが大切です。続いては、ベランダのお掃除方法をご紹介しましょう。
用意するもの
まずは、以下のものを用意しましょう。
- ほうき
- ブラシ
- バケツ
- 雑巾
- 新聞紙
- 重曹(または中性洗剤)
戸建てにお住いの方は、バケツではなくホースで豪快に洗い流すのもいいですね。ただし、ベランダがウッドデッキの場合、洗剤として重曹は使えません。中性洗剤を薄めて使いましょう。
ベランダのお掃除の手順
ベランダのお掃除は、以下の手順で行うのがおすすめです。
- ほうきと新聞紙でごみを取り除く
枯れ葉や土、砂など、目に見えるゴミを取り除きましょう。濡らした新聞紙を使うと、ほうきで掃き取ることが難しいような小さなゴミやほこりも、簡単に取り除けます。 - 重曹や中性洗剤で床の汚れをこすり取る
ベランダの床の汚れをブラシでこすって落とします。なかなか取れない汚れには、重曹(または中性洗剤)を使いましょう。凸凹のない素材の床の場合は、ブラシでこするよりも雑巾で拭くほうが、きれいに汚れを落とせます。 - 水で流す(または雑巾で拭き取る)
こすった汚れを水で流す、もしくは雑巾で拭き取っていきます。
マンションにお住いの方は、お隣や下の階の方にご迷惑がかからないように、注意しながら掃除をするようにしましょう。ベランダに大量の水を流すことが禁止されているケースもあるため、お掃除を始める前に、必ずマンションの規約を確認してくださいね。マンションのスポットごとの虫対策については、こちらの記事をご覧ください。
ベランダの虫よけ方法
ここからは、具体的な虫よけの方法をいくつかご紹介いたします。
防虫ネットを設置する
ベランダにネットを張れば、ネットの網目よりも大きな虫の侵入を防ぐことができます。ベランダ専用の防虫ネットは種類が少ないため、農業用の大きめの防虫ネットをベランダ用にカスタマイズして設置している方もいらっしゃるようです。太陽の光をしっかり通す透光率の高いネットを選べば、お部屋が暗くなることもありません。雨風で外れないように、粘着力の高いテープでしっかりと固定しましょう。
虫よけが期待できるハーブを育てる
虫が好む植物がある一方で、虫よけ効果のある植物もあります。特にハーブの中には、虫が嫌いな香りを持つものが多いのです。例えば、以下のようなものがあります。
- ペパーミント
すっきりとした香りが特徴のハーブです。ハーブ栽培が初めての方でも育てやすく、室内でも育てられるので、お部屋の消臭や虫よけにもおすすめ。蚊やダニ、アリ、衣類につく虫よけに効果があります。 - レモンユーカリ
レモンのようなさわやかな香りが特徴のハーブです。鉢植えのままでも育てられるので、ベランダ菜園にぴったり。主に蚊やダニに対して虫よけ効果があります。 - ラベンダー
紫色のかわいらしい花を咲かせるハーブです。育つと結構ボリュームが出ますので、ある程度広さを確保しておきましょう。ダニや蚊、蛾の虫よけに効果があります。
市販の虫よけグッズを使う
「防虫ネットを張ると見た目がイマイチ……」「ハーブを育てるのは手間がかかる」など、できるだけ手間をかけずに虫よけをしたい方も多いかもしれません。、そんな方は市販の虫よけグッズを活用してみてはいかがでしょうか。
吊るすタイプ、網戸に貼るだけのタイプ、植木鉢の下に置くだけのタイプ、スプレー・散布タイプなど、さまざまな製品が発売されています。ナチュラル志向の方は、殺虫剤や忌避剤などが含まれていないタイプがおすすめです。
家中どこでも使える!「虫キライスプレー」
「市販の虫よけグッズを使いたいけれど、薬品のようなにおいが苦手……」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、ウッディラボの「虫キライスプレー」。
先ほど虫よけ効果のあるハーブとして、レモンユーカリをご紹介いたしましたが、「虫キライスプレー」は、このレモンユーカリの天然精油を主成分としています。まるで森林浴をしているかのようなさわやかな香りが、お部屋にほのかに広がりますよ。また、レモンユーカリに含まれる「メンタンジオール」という成分を高配合することに成功。蚊やコバエ、アリ、クモ、カメムシ、ダニなどの虫の侵入を防ぎます。
殺虫剤や忌避剤などの有害成分は含まれていません。ベランダはもちろん、玄関やキッチンなど、家中の気になるところに気軽にお使いいただけます。虫キライスプレーの上手な使い方については、こちらの記事をご覧ください。
こまめなお掃除+虫よけで、虫を寄せつけないベランダに!
ベランダに虫を寄せつけないためには、こまめなお掃除と虫よけ、この両方をしっかりと行うことが大切です。簡単に使える虫よけグッズもたくさんありますので、活用してみてください。
ベランダに虫が発生すると、せっかくのお天気でも、ベランダに洗濯物が干しにくくなったり、窓も開けにくくなったりします。虫が増えてしまう前に、早めに対策をしたいものですね。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。