フローリングのダニよけ、忘れていませんか?お掃除の仕方と予防法も紹介します!

フローリングでストレッチをする若い女性

お家の中でダニ対策を忘れがちなのが、フローリングの床。キレイに見えるフローリングに、ダニが存在していることがあります。意外なようですが、実はフローリングにもダニよけが必要な場合も。

なぜフローリングにダニがいるのか、対策をしないとどうなるのか、気持ちのいいフローリングを保つためのお掃除方法と、ダニを予防する方法を、おすすめの防ダニグッズとともにご紹介いたします。

フローリングにダニよけは必要?なぜダニがいるの?

布団や畳などに比べると、決して多くはありませんが、フローリングにもダニは存在しています。ダニは、どこからやってくるのでしょうか。そして、特に注意が必要な場所はどこなのでしょうか。

フローリングにダニがひそむ理由

ダニは、高温多湿の環境を好みます。家の中であれば、寝具やソファー、カーペットなどの布製品は、ダニにとって絶好の住処。こうした場所で繁殖したダニが、フローリングまで移動してくることがあります。

フローリングにいるダニの多くは、「移動中のダニ」か、人についたり、風に飛ばされたりして移動してきた「死がい」や「フン」です。日々の掃除を怠っていると、死がいやフンはそのままに……。さらに、ダニの大好物である食べこぼしやフケ、ほこりなどをそのままにしておくと、フローリングの隙間を狙ってダニが増殖してしまう可能性があります。

家の中で特に注意するべきフローリングはどこ?

フローリングに広がるダニは、条件によって注意すべきポイントが異なります。特に注意したいのは、布製品がある部屋や、ごみやほこりがたまりやすい場所。例えば、寝具のある寝室やソファーを置いていたり、畳コーナーがあったりするリビング、カーペットやラグを敷いている場所などは要注意。それぞれの繁殖スポットで増えたダニがフローリングに移動する可能性が高いため、ダニ対策を行うと良いでしょう。また、食糧庫のあるキッチンの床もダニ対策をしておきたい場所です。

加えて、注意したいのが、溝のあるフローリングを採用している場合です。フローリングの溝にほこりやごみが溜まると、ダニはそこを住処とし、増殖してしまう可能性があります。そのほか、ペットを飼っている場合は、ペットが行き来する部屋も注意しましょう。完全室内飼いであっても、家の中のダニがペットに寄生してしまうこともあります。場合によってはペットの命にかかわる危険性もあるため、しっかりダニ対策を行いましょう。

フローリングにダニがいるとどうなるの?

フローリングのダニを放置すると、どうなるのでしょうか。考えられる2つの影響について解説します。

アレルギー症状を引き起こす恐れがある

アレルギーを引き起こす原因物質を「アレルゲン」といいます。ダニの消化器官にある酵素(タンパク質)がアレルゲンとなり、以下のようなダニアレルギーを発症する可能性があるとされています。

  • 気管支喘息(症状:呼吸困難、咳、喘鳴 など)
  • アトピー性皮膚炎(症状:かゆみを伴う湿疹を繰り返す)
  • アレルギー性鼻炎(症状:鼻水、鼻づまり など)

先にもお伝えしたように、フローリングには生きているダニだけではなく、「死がい」や「フン」もたくさん飛んできます。これらは、生きているダニよりも、アレルゲンとしては強力。日本国民の約2人に1人が、何らかのアレルギー疾患にかかっているとも言われています。家族の健康を守るために、日々のダニ対策をしっかり行いましょう。

ほかの虫がいる可能性がある

ダニによく似た「チャタテムシ」という害虫をご存じでしょうか。ダニとは違い、人体に直接害を及ぼすことは無いようですが、放置すれば大量に増殖してしまう可能性があるとされています。繁殖力の強い害虫で、ダニと同じく高温多湿を好み、書棚や食糧庫に紛れ込んでいることがあります。成虫の大きさは1~1.3mm程度と、ダニよりも少し大きめで、肉眼でも確認できるのが特徴です。

チャタテムシは、ダニのエサにもなる虫。つまり、フローリングにダニがいるということは、チャタテムシもどこかに潜んでいる可能性があるのです。フローリングのダニを放置してしまうと、ほかの虫まで集まってしまうかもしれません。

フローリングのダニ対策①:駆除する方法

ダニは、2~3カ月で200~400個の卵を産み、1シーズンで30万匹になるほどの繁殖力があると言われています。増殖する前に、早めに駆除することが大切です。ここからは、ダニ対策の具体的な方法を紹介しましょう。まずは、フローリングにいるダニを駆除するために、日々のお掃除方法を見直してみましょう。

お掃除は フローリングワイパー+掃除機が鉄則!

フローリングのダニを駆除する方法、それは、「フローリングワイパーと掃除機の両方を使って掃除をする」ことです。どちらか片方だけではなく、両方使うのがポイント! どちらかを使ったお掃除だけでも一見キレイになったように見えるかもしれませんが、まだダニが潜んでいる可能性があります。

この時重要なポイントとなるのが、お掃除の順番です。

①フローリングワイパー

②掃除機

必ず、この順番で行いましょう。なぜなら、はじめに掃除機をかけてしまうと、排気によってダニやほこりが舞い上がってしまうからです。まずはフローリングワイパーでほこりやごみを拭き取ったあと、掃除機をかけます。順番が逆だと、効果が半減してしまうため、注意してくださいね。また、フローリングワイパーの代わりに、雑巾を使う場合は、必ず固く絞り、フローリングに水分が残らないようにしましょう。過剰な水拭きは、フローリングを傷める原因にもなり、水気を残したままだとカビの発生につながることがあるため注意が必要です。

フローリングのダニ対策②:予防する方法

せっかくダニを駆除したなら、その後、ダニをよせつけない工夫が必要です。日々の予防をしなければ、またダニはフローリングにやってきてしまいます。ダニ対策は、「駆除+予防」をセットで行うことが大切。できるだけキレイな状態をキープできるよう、こまめに取り組みましょう。ここからは、ダニを予防する2つの方法を紹介します。

1.ダニが好む環境をつくらないこと

ダニは、温度20度以上・湿度60%の環境を好み、温度10度以下・湿度50%以下の環境では発生しにくいと言われています。まずは日々の暮らしの中で、こまめな換気を心掛け、ダニが好む高温多湿の環境をつくらないことが大切です。

換気が難しい梅雨の時期は、除湿器やエアコンの除湿運転を活用すると良いでしょう。あわせて、市販の防ダニグッズを使うと効果的です。防ダニグッズは、大きく分けて3種類あります。

  • ダニを死滅させるタイプ
  • ダニを集めるタイプ
  • ダニを寄せつけないタイプ

スプレータイプやスモークタイプ、シートタイプなど、さまざまなダニ対策グッズが販売されています。使う場所や目的に合わせて使い分けることで、より高い効果が期待できるでしょう。

天然由来のやさしい香り「ダニよけシリカ」

ダニ対策として「殺虫成分が入っていないものを選びたい」、「ダニが集まったシートなどは触りたくない」という人も多いのではないでしょうか。

ウッディラボの「ダニよけシリカ」は、天然由来の香りでダニを「寄せつけない」ダニよけアイテムです。

小さな分包タイプなので、ソファーやクッション、食糧庫、掃除機のクリーナーパックの中など、スキマにも使えるのが便利なところ。使い方は、ダニが気になる場所に置くだけという簡単なのもうれしい!

天然由来のアロマを含ませた乾燥剤シリカゲルが、ダニが好む湿気も吸収してくれます。効果期間は約90日で、使用後は半日程度天日干しをすれば、除湿剤として再使用できるサスティナブルな商品です。

香りは、ベビーフローラルとアクアグリーンの2パターン。やさしい香りが部屋中にほのかに広がりながら、ダニよけしてくれます。

ダニ対策をして、気持ちのいいフローリングを保とう

近年は、住宅の高気密・高断熱化が進み、冬でも快適に過ごせるようになりました。ですが、人にとって快適な環境は、ダニにとっても快適な住み家となってしまいます。決して数は多くはありませんが、フローリングにもダニは存在しています。しっかりダニ対策をして、さらさらと気持ちのいいフローリングを保ちましょう。

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