お部屋も春の装いに〜春を感じるインテリアコーディネート〜

寒さが幾分和らぎ、春の足音が聞こえてくるようになりました。心もからだも軽やかになるこれからの季節、何か新しいことに挑戦してみようという人は少なくないでしょう。生活に密着したところでいえば、お部屋の模様替えは鉄板かもしれません。ただ、大変な作業というイメージがつきまとうため、計画倒れになることも。

今回は、計画倒れにならない模様替えのコツを紹介します。インテリアにちょっとした変化をつけるだけで、春を感じるお部屋になりますよ!

春を感じるインテリアコーディネート<お部屋づくり3つのコツ>

春らしいお部屋にするためには、大きく分けて「色」「素材」「植物」を利用する3つのコツがあります。順に見ていきましょう。

コツ① 明るいカラーを取り入れる

春の色といえば、どんな色を思い浮かべるでしょう? おそらく多くの人は、桜の淡いピンク色や菜の花の黄色、霞がかった空の水色といった、春の風景の中に見られる明るくやわらかな色をイメージするのではないでしょうか。春色のお部屋にするなら、まさにそのイメージで色選びすると良いですね。桜や菜の花のほかにも、たとえば若草を連想させる淡い緑色や藤の花の淡い紫色など、やわらかなパステルカラーは春らしい雰囲気を演出してくれます。差し色として、鮮やかなイエローやグリーンを取り入れるのもおすすめです。

<取り入れ方の例>

  • ラグやソファーカバー、カーテンなど、お部屋の中で大きな面積を占めるアイテムには、グリーン系やブルー系の落ち着いた色を。どちらも幅広いインテリアスタイルに合わせやすく、リラックス効果も期待できます。
  • クッションカバーやランチョンマットなど小ぶりながらも存在感のあるものには、鮮やかなイエローやグリーンを用いてみましょう。お部屋がパッと明るくなり、いきいきした雰囲気になります。

コツ② 素材を意識する

冬は毛足の長いものやモコモコしたものなど、見た目にも暖かそうな素材を選んでいたかもしれません。春になったら、季節に合わせた素材にチェンジ。春におすすめなのは、コットンや麻といったサラサラした素材です。コットンは、なんといっても肌触りの良さが魅力。刺激が少なく、赤ちゃんや敏感肌の人にも適しています。麻は、汚れにくく抗菌性があり、丈夫で長持ちする素材。使い込むほどにやわらかくなっていくのも大きな魅力です。コットンと麻はともに通気性や吸水性にも優れるため、素肌に直接触れるアイテムに向いています。

<取り入れ方の例>

  • シーツやベッドカバー、枕カバーなど。すっきりとした春らしい寝室に変わるだけでなく、コットンや麻のさらりとした心地よい肌触りが、睡眠の質を高めてくれます。
  • ラグやソファーカバーなど。くつろぎの場であるリビングは、家の中でも快適性が求められる空間です。寝そべったりもするのでは?肌触りの良さにもこだわってみましょう。

コツ③ 植物で空間を彩る

チューリップやスイートピーといった春に咲く花を一輪挿すだけでも、お部屋はパッと華やぎます。フリージアやヒヤシンス、スイセン、ラナンキュラスなども代表的な春の花。どこに飾るかなどシチュエーションを考えながら、好みのものを選んでみましょう。観葉植物も頼もしいアイテムです。いきいきとしたグリーンは目にも鮮やかで、春らしい雰囲気のお部屋づくりに一役買ってくれます。リビングなどの広い空間には、モンステラやフィカス・ウンベラータといった大型の観葉植物を置いてみるのも◎。お部屋のアクセントになり、空間にメリハリが生まれます。

<取り入れ方の例>

  • 玄関はすべての運気の出入り口といわれ、生花を飾るのは風水的にも良いとされています。その時期ならではのお花を生けて、運気が上がる素敵な玄関を目指しましょう。
  • キッチンには観葉植物を。というのも、火と水という相対する要素を扱うキッチンは、風水的に気が乱れやすいとされる場所とされています。観葉植物を置くことで、乱れた気のバランスが整うのだとか。おすすめは初心者にも育てやすいポトス、アジアンタム、シェフレラです。

春に取り入れたい、おすすめのインテリア雑貨

ここからは、春らしさをさり気なく演出してくれるインテリア雑貨を紹介します。100円均一ショップでも扱っているアイテムばかり。気軽に楽しんでみましょう。

クッションカバー

カーテンを取り替えるのはちょっとハードルが高めな感じがしますが、クッションカバーなら挑戦できそうな気がしませんか? 少し派手かなと思うようなボタニカル柄やポップな柄もお部屋のアクセントになり、意外とすんなり馴染んでしまうもの。いいなと思うものに出会ったら、躊躇せずに取り入れましょう。色柄物に抵抗がある場合は、もちろん無理する必要はありません。素材で楽しんでみましょう。冬仕様の生地からコットンや麻にバトンタッチするだけでも、お部屋の雰囲気はずいぶん変わるはずです。ちなみに、ソファに置くクッションの数ですが、奇数だと動きが生まれ、偶数にするとキッチリとした印象になるといわれています。おすすめは3個か5個。左右に2個と1個(3個の場合)、3個と2個(5個の場合)という具合にアシンメントリーに置くと、洗練された印象になります。

ガラス製品

透明感のあるガラス製品は春らしさを高めてくれるアイテムです。フラワーベースは、デザインもサイズもいろいろあるため、楽しみながらお気に入りの一品を見つけられるかもしれません。100円均一ショップでも入手できるグラスを、花瓶がわりに利用するのもおすすめです。以下にグラスで花を生ける方法を紹介します。

  • ロックグラス
    イメージしやすいようにロックグラスとしましたが、飲み口が広く背が低めのグラスであればどんなものでもOKです。このタイプのグラスには、庭で摘んだ草花やハーブなどを生けてみましょう。素朴な可愛らしさにほっと和みます。
  • ワイングラス
    美しい曲線が魅力のワイングラスには、バラやラナンキュラスなど華やかな雰囲気のお花が似合います。玄関やサイドボードの上などにさりげなく飾れば、おしゃれ度もぐんとアップ。ワイングラスの中に栽培用の土やカラーサンドを詰めて、多肉植物や観葉植物を植えるのも◎。ポップで楽しげな印象になります。

グラス以外にも、ジャムやハチミツなどの空き瓶、食器棚の奥で眠っているガラスのボウルなどを活用するのもアリです。自分らしく気楽に楽しみましょう。

ポストカード

季節感のあるお部屋を目指すなら、アートの力を借りるのもひとつの方法です。アートというと、敷居が高くてなんだかとっつきにくいイメージがありますが、たとえば子どもの書いた絵や、趣味で撮った写真なども立派なアート。眠らせておくだけではもったいない!春らしさを感じるものを選んで、積極的に飾ってみませんか?額装するとより作品が引き立ちます。もっと気軽にアートを楽しみたいという人は、ポストカードを利用してみては。お気に入りのものを見つけて、マスキングテープで壁に貼るだけでOK。それだけで、春らしい素敵な空間が生まれます。

ちょっとしたコツやアイテムで春らしいお部屋に変身

春になると気分一新、お部屋の模様替えを考える人は少なくありません。ですが、計画倒れになることもしばしばです。そうなってしまうのは、もしかすると大改革をしようとしているからなのかもしれません。お部屋は、インテリアに少し工夫を凝らすだけで、ずいぶん雰囲気が変わるものです。たとえば、サイドボードに春のお花を飾ってみるとか、キッチンのテーブルにパステルカラーのテーブルクロスを敷いてみるとか。ほどほどの労力や予算で、楽しみながらお部屋に春を呼び込みましょう!

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ウッディラボのルーツは、1947年創業の家具屋。木に携わり、木のおかげでこれまで事業を続けてきました。もっと木の良さを活かし、お客様の役に立ちたい。そんな思...

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