「一人暮らしに掃除機はいらない」説は本当?掃除機の必要性について考えてみた

環境に配慮した取り組みが重要視されているいま、極力電気を使わないという暮らし方は、ライフスタイルのひとつとして確立しています。そんな流れもあってか、掃除機はいらない(ましてや一人暮らしなら)という説も唱えられているようです。果たしてそれは本当なのでしょうか? 今回は、その真相を探っていきます。

一人暮らしに掃除機は「いらない」というより「なくてもいい」

一人暮らしに掃除機が「いる」か「いらない」かは、個々人の考え方によるところが大きく、いらないとは一概に言えません。それ以前に、現代では掃除機の「ある」暮らしが当たり前になっていますから、「ない」という状態がイメージしづらいのではないでしょうか。そもそも、掃除機はいらないという断定的な物言いも少々極端すぎるかも。いらないというより「なくてもいい」。それくらいのゆるやかさで、掃除機のない(使わない)暮らしを考えてみませんか? そもそも、掃除機がない場合のデメリットは、掃除機を使った掃除ができないこと。では、メリットとしてはどんな点があるのでしょうか。

一人暮らしで掃除機を使わないメリット

掃除機を使わないメリットは、大きく分けて次の3点です。

  • 掃除中の騒音を気にしなくていい
    掃除機を使うときに気になるのは、やはり音のこと。最近は音が静かなものも増えているとはいえ、使う時間帯などを見誤ればご近所トラブルになりかねません。フロアワイパーなど音の出ないお掃除アイテムを使うのであれば、時間を気にせず、いつでも自分のペースで掃除ができます。
  • 電気代の節約になる
    電気代が高騰している今、掃除機の使用を控えることで、少しの節約になるかもしれません。掃除機使用中の電気代は、機種によって異なりますが、1日10分の使用で年間2,000円程度になるそうです。電気を使わない代替手段があるなら、掃除機はなくてもいい、と考えるかもしれません。そもそも、掃除機はいらないという選択なら、掃除機を買う資金の節約にもなりますね。
  • メンテナンスに時間が取られない
    掃除機は使って終わりではなく、掃除機自身のお掃除が必要です。こまめにゴミを捨てたり、紙パックを交換したり、フィルターを掃除したり……など、やらなければならないことはわかっていても、それがけっこうめんどくさい……。掃除機を使わなければそんな煩わしさから解放されます。
  • 収納スペースを圧迫しない
    機種によって異なるものの、掃除機は意外と場所を取ります。最近は、スタンド充電式のスリムなタイプもありますが、一人暮らしの限られたスペースだったら、それでも邪魔に感じてしまうことがあるかも。掃除機がない暮らしは、少しだけ収納スペースに余裕ができるかもしれません。

【コラム】掃除機を使わない暮らしは、体に優しい?

掃除機を使わない暮らしは、体にやさしいといわれています。なぜなら、掃除機をかけることで舞い上がるホコリや掃除機から排出される汚れた空気を吸ってしまうリスクを回避できるからです。特に、小さな子(とりわけ赤ちゃん)は床に近いところで過ごすことが多いため、ただでさえホコリを吸い込みやすい環境にあります。ホコリにはさまざまなアレルギー物質が含まれていますから、気管支喘息やアトピー性皮膚炎といったアレルギー疾患を引き起こす原因になりかねません。掃除機を使わないというのは、そうしたリスクを軽減することにもつながるのです。

以上のような見解がある一方で、アレルギー物質を取り除くためには掃除機がけが重要という意見も多く見かけます。どちらも誤りではなく、デメリットを回避する方法もあります。そのため、どう判断するかはやはり個々の考え方次第。ただ、掃除機がけの際、「ホコリを舞い上がらないようにするために、掃除機をかける前に乾拭きしてホコリを取っておきましょう」というポイントもよく見かけます。それだけでお掃除完了だと思えたら、掃除機は不要かも? とはいえ、カーペットや畳の奥に潜んだゴミまで吸引したいなら、やっぱり掃除機がけをした方がいいかもしれません。意見はそれぞれ、掃除機がけの必要性も認めたうえで、さまざまな観点から考えてみるのがいいかもしれません。

一人暮らしで掃除機いらない派が持っておきたい、掃除機に代わるおすすめアイテム

では、掃除機がないなら、何を使ってお掃除するのがベターなのでしょうか。続いて、掃除機に代わる便利な掃除アイテムを紹介しましょう。

  • フロアワイパー
    使い捨てのシートで手軽にお掃除できるフロアワイパーは、掃除機の代わりに床などのホコリやごみを集めてくれる便利アイテム。軽くて扱いやすく、音も出ないため、思い立ったらいつでも掃除ができるのが、大きな魅力です。
  • ハンディモップ
    フロアワイパーのように、細かい場所のホコリ取りに便利なのがハンディモップです。こちらは、テレビの裏や冷蔵庫の上、棚など、狭い場所で使えるのがいいところ。サイズも手ごろなので、場所も取りません。汚れに気づいたらサッと拭き取れるので、効率よく掃除ができます。
  • 粘着テープ
    カーペットやラグに張り付いたゴミや髪の毛を取るのに便利なのが、粘着テープ。通称「コロコロ」です。布製のソファやペットの寝床などで使うのも◎。使い勝手がいいので、テレビを見ているときなど「ながら掃除」ができるのも評価できるポイントです。
  • ホウキ
    古くから使われてきたお掃除の定番アイテム。床はもちろん、畳やカーペット、ラグなど、じつはあらゆる場所で使えるオールラウンダーなのです。カーペットやラグにまで使えるとはちょっと驚きなのですが、ホウキの種類によってはそれが可能なのだそう。実際愛用している人からは、掃除機よりも気持ちよくゴミが取れる!との評価もあるほどです。日本の優れた伝統を見直してみるいい機会かもしれません。

プラスαであると便利!〜ウッディラボの「暮らしおたすけセット」〜

ご紹介したお掃除アイテムと併せて使いたいのが、ウッディラボの「暮らしおたすけセット」です。お掃除には、ホコリや汚れを取り除くだけでなく、カビやダニの対策といった側面もあります。掃除機の有無にかかわらず、できるだけ快適に過ごせるように、おたすけアイテムを活用してみませんか?

セット内容は、次のとおり。時短とキレイの両立が叶う4点のアイテムが入っています。

  • ダニよけシリカ

置くだけでダニよけ&防カビができる、小さなダニよけ剤です。天然由来の香りでダニの繁殖を抑えます。主成分のシリカゲルは吸湿性に優れているため、除湿剤としての働きも。ベッドやカーペットの下、クローゼット内などダニやカビを遠ざけたい場所にポンと置いて使います。

  • お風呂の防カビアロマPREMIUM

お風呂の壁などに貼り付けておくだけでOKというお手軽さが魅力の、防カビアイテム。天然由来の香りでカビの発生を防ぎます。さわやかな香りが浴室に広がって、アロマも楽しめます。

  • バイオサイクル トイレ用

天然のバイオ菌が汚れや臭いを分解する、エコ洗剤です。使い方はいたってシンプルで、便器をはじめ、壁や床などにシュッとスプレーするだけ! 防汚効果で、汚れの付着を予防してくれるから、お掃除頻度が減らせるかも。そのほか、壁やタンク、床などあらゆる場所に使えます。一本で何役もこなす家事らくアイテムです。

  • バイオサイクル 浴室・洗面台パイプ用(泡タイプ)

こちらは、浴室や洗面台のパイプ汚れに使える泡タイプのエコ洗剤です。天然のバイオ菌が汚れや臭いを分解します。排水口にプッシュするだけで、パイプの奥までしっかり洗浄できる優れもの。洗面台やお風呂掃除用の洗剤としても使えます。

ウッディラボの商品は、どれも天然由来の成分を主とし、殺虫剤など強い薬剤は不使用。人にはもちろん、環境にもやさしいアイテムです。

一人暮らしに掃除機はいらないとなるワケ

掃除機を使わない暮らしは、どんな家族構成であっても実現可能です。けれど、ことさら一人暮らしに掃除機はいらないといわれるのはなぜなのか? 最後に、その理由を見ていきましょう。

<掃除機は必要ないとされる前提条件>

*ワンルーム、もしくは部屋数が少ない

*床はフローリング

*物が少ない

*家にいる時間が比較的短い

上記に当てはまるのが一人暮らし、ということで、掃除機はいらないとなるようです。けれど、一人暮らしといっても状況はさまざま。同じ条件ばかりとは言えず、やはり一人暮らしに掃除機はいらないというのは極端かもしれませんね。掃除機は、なくてもいいし、あってもいい。柔軟に考えたいものです。

掃除機の要不要は、どんな暮らしを望んでいるかで決まる!

一人暮らしに掃除機は「いる」か「いらない」かは、個々人の考え方によるところが大きく、「いらない」とは一概に言えません。ひとくちに一人暮らしといっても、置かれている状況はさまざま。一人暮らし=ワンルーム、物が少ないというわけでもないからです。どんな掃除アイテムを使おうとも、お掃除した後はスッキリときれいになって、気持ちよく感じられればそれでOK。どんな暮らしを望んでいるかをよく考え、自分の判断を信じて、選んでみてはいかがでしょうか。

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