ソファのイヤな臭い、どうしたら取れる?臭い取りの方法と予防法をご紹介!
ソファからイヤな臭いがすると、ゆっくりリラックスすることができませんよね。こまめに掃除機をかけたり、消臭スプレーを使ったりしているけれど、なかなかすっきり臭いが取れないとお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、ソファの臭いの原因と、臭い取りの方法、臭いを予防する方法をお伝えいたします。
ソファの臭いの原因は?
ソファの臭いが気になるときは、原因によって対策が異なります。考えられる原因は大きく2つ。
- ソファの汚れから雑菌が繁殖している
- 素材や梱包などに由来する場合
イヤな臭いの正体を確認すべく、それぞれの特徴について見てみましょう。
ソファの汚れから生じた臭い
臭いの原因としてまず考えられるのは、ソファの「汚れ」から生じるもの。多くの時間を過ごすソファには、知らず知らずのうちにいろいろな汚れが染みついています。そのままにしておくと、雑菌が繁殖し、臭いの原因になることがあるのです。
【ソファにつきやすい汚れ】
- 人の汗、皮脂、髪の毛
- 化粧品
- 食べこぼし、飲みこぼし
- ハウスダスト(小さなゴミ、ホコリ、ダニなど)
- ペットの汚れ(毛、排泄物など)
特に布製のソファは臭いが残りやすく、人の体臭やペットの臭い、化粧品の臭いなど、ソファを使用している人の臭いがついてしまうことがあります。それぞれ単体なら、さほど気にならない場合でも、混ざり合って不快な臭いになることもあるでしょう。また、食べこぼしなどの汚れをエサとして雑菌が繁殖し、イヤな臭いが取れないこともあります。加えて、さまざまな汚れはダニやカビの栄養源になることも。普段からこまめに掃除をして、できるだけ清潔な状態を保つことを心がけましょう。
素材や梱包などに由来する場合
購入して間もない新しいソファでも、イヤな臭いを感じることがあります。この場合は、次のような原因が考えられるでしょう。
- ソファ内部の原材料(クッション材、接着剤)の臭い
- 張地に塗られている塗料の臭い
- 梱包材の臭い
- ソファ内にたまっている湿気の臭い
原材料や塗料、梱包材に由来する臭いは、言ってしまえば「仕方がない」臭いです。最初は臭いがきつく感じるかもしれませんが、使い続けていくうちに、自然と薄れていきます。ただし、臭いの原因が湿気である場合は、できるだけ早めに対処することをおすすめします。そのままにしておくと、せっかく買った新しいソファにカビが生えてしまうかもれません。のちほど詳しくご紹介していますが、天日干しをしたり、部屋の換気をしたりして、ソファの中の湿気を飛ばしましょう。
ソファの臭い取りで試したい5つの方法
では、ソファのイヤな臭いを取り除くにはどうすればいいのでしょうか。具体的な対策を5つご紹介いたします。
重曹を使う
ソファが布製または合皮製であれば、重曹を使って汚れ・臭いを落とすことができます。素材別に、詳しい手順を見ていきましょう。
【布製の場合】
- ソファの表面についているゴミやホコリを、掃除機で吸い取る。
- ソファ全体に、重曹(粉末)をまんべんなくふりかける。
- そのまま、数時間放置する。
- 数時間後、掃除機でソファに撒いた重曹を吸い取る。
- 仕上げに固く絞ったタオルでソファ全体を水拭きしたあと、しっかり乾燥させる。
【合皮製の場合】
- ソファの表面を乾拭きして、ゴミやホコリを取り除く(やわらかいブラシを使ってもOK)。
- タオルに少量の洗濯用洗剤を含ませて固く絞り、ソファ全体を水拭きする。
- 重曹スプレー(水100ml+重曹小さじ1)を作り、落ちにくい汚れに吹きかける。
- メラニンスポンジで汚れをこすりとる。
- ソファ全体を水拭きして、洗剤と重曹スプレーを拭き取る。
- 仕上げに乾拭きをしたあと、しっかり乾燥させる。
※洗剤や重曹を使うと変色してしまう素材もありますので、事前に目立たないところで試してから行うようにしましょう。
木炭を置いておく
木炭には、消臭・除湿の効果があります。木炭を袋に入れてソファの近くに置いておけば、臭いだけでなく、除湿の働きでカビ予防の効果も期待できるでしょう。
木炭は、大きく「黒炭」「竹炭」「白炭」という3つの種類に分けられます。「黒炭」と「竹炭」はアルカリ性の臭いに対して、「白炭」は酸性の臭い対して高い消臭効果を発揮します。例えば、よくある体臭の臭いは酸性に分類されることが多いため、白炭を使うのがおすすめです。また、生活臭については、さまざまな原因が混じっていることが多いため、黒炭・白炭を併用すると良いでしょう。ソファの臭いの原因を考えながら、組み合わせて使用するのがおすすめです。
スチームクリーナーを使う
ソファの臭い取りを目的とした掃除には、スチームクリーナーを使うのもおすすめ。高温の蒸気なら、ソファの中に染み込んだ汚れにアプローチできます。高温をあてることで殺菌もできますし、ソファに潜んでいるダニもある程度退治できるでしょう。
スチームクリーナーがない場合は、スチームアイロンや、固く絞ったタオルの上から普通のアイロンをあてるという方法でも、同様の効果が期待できます。スチームアイロンを使う場合は、ソファに直接あてると、生地が傷んだり焦げたりすることがありますので、ソファからアイロンを数センチ浮かせてスチームをあてるようにしてください。また、アイロンをかけたあとは掃除機をかけて、汚れやダニの死骸などをしっかり吸い取ることも忘れずに。
ただ、この方法は熱や水分に弱い素材には使えません。取扱説明書を見て、スチームクリーナーやアイロンが使えることを確認してから行うようにしてください。
天日干しする
簡単に動かせるくらいの小さめのソファなら、天日干しをするのも一つの方法です。臭いだけでなく、ソファの中にたまった湿気も飛ばすことができます。新品のソファの臭いも、半日~1日くらい天日干しをしておけば、かなり抑えられるはずです。
天日干しが難しい場合は、ソファを室内の日当たりのいい場所に移動させて、窓を開けて換気をすることで、臭いや湿気をある程度飛ばすことができるでしょう。
消臭剤、消臭スプレーを使う
市販の消臭剤や消臭スプレーを使えば、手軽にソファの消臭ができます。しかし、あくまで表面の臭いを消すだけで、臭いの元を取り除くのは難しく、一時的な効果しか得られないことが多いでしょう。まずはここまでに紹介した方法で、臭いの原因となっている汚れや湿気を取り除くことが大切。その上で、来客時など、一時的に消臭したい時に活用することで、ソファに臭いが染みつきにくくなり、お手入れも楽になるでしょう。
最近は、除菌や防カビ効果がプラスされた消臭剤や消臭スプレーもあります。お気に入りのアイテムを、ぜひ探してみてくださいね。
ソファの臭いを予防する方法
ソファは多くの時間を過ごす場所であるため、どうしても汚れや臭いがつきやすいですよね。しかし、普段のちょっとした心がけで、汚れや臭いは予防することができます。
ソファでは飲食禁止にする
家族に納得してもらえるのであれば、「ソファの上は飲食禁止」にしてしまうのが一番です。
飲食禁止が難しい場合でも、「こぼれやすいお菓子は禁止」「食べ物や飲み物を手に持ったまま座らない(サイドテーブルに置く)」など、小さなルールを作っておくだけで、食べこぼしや飲みこぼしを減らし、汚れの付着を予防できます。
ソファカバーをかける
ソファカバーをかけ、定期的に洗濯することで、汚れや臭いがソファの中まで染み込みにくくなります。最近は、洗濯機で丸洗いできるものや、撥水・防水加工が施されたものもあります。「子どもがソファに飲み物をこぼしてしまった」「ペットがソファの上で粗相した」というようなときも、ソファカバーをかけておけば、掃除も簡単に終わらせられるようになりますよ。
こまめに掃除する
ソファは汚れがたまりやすいので、こまめに掃除をすることが大切。とはいえ、重曹やスチームクリーナーを使ったお手入れを定期的に行うのは、なかなか大変ですよね。そこでお試しいただきたいのが、ウッディラボの「WASHLY アウターウェア用」。汚れにシュッとスプレーしてタオルで拭き取るだけの、簡単アイテムです。
「アウターウェア用」とありますが、アウター以外にも、ソファやぬいぐるみ、ベビーカー、洋服、帽子など、さまざまな布製品にお使いいただけます。消臭効果がプラスされているので、汚れと一緒に臭いもすっきり除去してくれますよ。
※水に弱い繊維、水洗い不可、防水加工が施されているものは、目立たないところで試してからお使いください。また、革、毛、和製品には使用できません。
きれいなソファをキープして、いつでも快適に過ごそう
ソファのお手入れは手間がかかるため、どうしても後回しになりやすいですが、使い続けるほどに汚れも臭いもたまっていきます。「WASHLY アウターウェア用」のような簡単アイテムも活用しながら、できるだけ清潔な状態をキープすることを心がけてみてくださいね。
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