リフォームのタイミングっていつだろう? 〜適した時期を見極める〜
前向きな気持ちになり、行動意欲が高まる春。住宅のリフォームも、春がおすすめなのだとか。リフォームを考えるタイミングは人それぞれですが、なぜ季節が関係するのでしょうか。今回は、その理由を探っていきます。いまはリフォームを考えていなくても、きっと今後の参考になるはずです。
春がリフォームにおすすめの季節といわれる理由とは

なぜ、春のリフォームがおすすめされるのでしょうか。その代表的な理由をまとめました。
気候が安定しているから工事の進行がスムーズ
近年は気候変動が激しいものの、ほかの季節に比べると春は比較的安定しています。朝・晩の気温差が大きい日もありますが、日中は穏やかで、湿度も低め。そのため、「塗料や接着剤の乾燥時間が短く(=乾くのが早い)、仕上がりも良好になりやすい」、「極端な暑さ・寒さに見舞われることがないため、作業員の身体への負担が少なく、作業がしやすい」といった理由から、工事が予定通りに進行しやすいといわれています。
新生活に合わせた住まいづくりが可能
入学や就職、転勤など、春は家族のライフスタイルが変わる時期です。そのため、間取りや部屋の使い方などを見直すには絶好のタイミングといわれています。たとえば、子供部屋を新設したり、間仕切りで2部屋に分けたり、空き部屋を思い切って収納スペースにしてみたり。リフォームは気分をリフレッシュさせる効果もあるそうです。あたためてきた想いをカタチにして、気分一新、新しい生活をスタートできるのではないでしょうか。
知っておきたい「リフォーム」と 「リノベーション」との違い
リフォームとリノベーション、混同されがちな言葉ですが、実はまったく違うものです。どのような工事を指すのか、順に紹介します。
リフォームとは

リフォームとは、老朽化した建物を新築の状態に戻すことをいいます。簡単にまとめると「劣化した状態をリセットするような工事」のこと。なので、老朽部分の「修繕」や「原状回復」がリフォームの目的です。
リフォームに該当する工事には、次のようなものがあります。
*外壁塗装の塗り直し
*壁紙の張り替え
*古くなったシステムキッチンを最新のものに変更
*タイル張りのお風呂からユニットバスへ変更
*トイレを和式から洋式に
など
工事の内容によって異なりますが、費用相場は数十万円〜300万円ほど。工期は数日から1ヶ月程度で、住みながら工事を進めることができる場合が多いでしょう。
リノベーションとは

一方で、リノベーションとは、新築時以上の快適性やデザイン性などを生み出すことをいいます。一言でいえば、新築の状態よりも価値を高めること。つまり、「ゼロをプラスに変える工事」です。そのため、「新築時以上の機能や性能、価値の向上」や「新たな空間を創造する」ことがリノベーションの目的です。
リノベーションに該当する工事には、次のようなものがあります。
*間取りの変更(例:3LDK→1LDK ※リビングを広げる)
*古い戸建て→二世帯住宅
*築古マンションをデザイナーズ空間に
*壁を取り払い開放的な空間に
*和室中心から洋室スタイルに全面改装
など
工事の内容によって異なりますが、費用相場は500万円〜1,500万円以上。工期は2ヶ月〜6ヶ月程度で、基本的には住みながら工事を進めることはできず、仮住まいが必要です。
春におすすめのリフォーム箇所
春を迎えたワクワク感とともに、大規模なリフォームは考えていなくても、ちょっとしたお直しをしたいと考えることがあるかもしれません。実際、春になると相談も多くなるそうです。春の時期におすすめリフォーム箇所を4点紹介します。
外壁塗装

10年から15年ごとに塗り替えが必要とされる外壁塗装。気候が安定し、空気も乾燥しがちな春は、塗料が乾きやすいため、外壁塗装に最適な季節といわれています。費用の相場は100万円前後。ただし、費用や工期は家の大きさや塗料の種類によって異なります。
浴室

冬場の寒さが身にしみて、春にリフォームを決断する人も少なくないそうです。リフォームにかかる期間は、工事の規模や内容によってずいぶん異なるものの、最長でも2週間はかからないようです(およそ10日)。たとえばユニットバスからユニットバスへの交換であれば2〜6日ほど。いずれにしても、お風呂が使えない期間(1〜2日)が発生してしまうので、銭湯を利用するなど代替手段の確保は必須。そんな場合でも、浴室リフォームによる寒さによる不便を感じにくいというのが春ならではのメリットでもあります。浴室リフォームの費用相場は、ユニットバス→ユニットバス(新しいものに交換)で、80万円から150万円ほどです。
窓
春は、夏の暑さ対策を始めるベストタイミングといわれています。その肝となるのが窓です。内窓を設置するリフォームにより、断熱性能が大幅に向上し、冷房効率もアップ。ひいては光熱費の削減にもつながります。窓のリフォームは、内窓の設置(既存の窓がシングルガラスの場合)で8〜15万円ほど。大きい窓でも15〜30万円ほどで施工できるそうです。窓の断熱リフォームは、国や自治体から補助を受けられます。どのような工事が補助金制度の対象になるのか事前に確認するといいでしょう。
間取り
子ども部屋を新設したり、間仕切り壁で仕切ってみたり、間取りを変更するリフォームは、住宅リフォームのなかでは大規模な工事に分類されます。低予算で実施できるリフォームから検討してみてはいかがでしょうか。
費用例)
*アコーディオンカーテンの設置 10〜20万円
*間仕切り壁の設置 10〜50万円
*壁やドアの新設 15〜50万円
など
「畳の貼り換え」のリフォームのうち

リフォームというと、大きなところに目がいきがちですが、「畳」の張り替えもじつはリフォームです。畳の張り替え方法は、「裏返し」「表替え」「新調・交換」の3つ。それぞれの方法を見てみましょう。
- 裏返し
裏返しは、その名のとおり、畳表を畳床からいったんはがして裏返し、畳縁を新調する方法です。日焼けや汚れのない裏側を表面にするため、見た目がきれいになります。費用相場は、一畳あたり3,000〜5,000円ほど。 - 表替え
表替えとは、既存の畳床を利用して、畳表と畳縁を新調する方法です。費用相場は、一畳あたり5,000〜20,000円ほど。 - 新調・交換
畳床にも傷みがある場合には、古い畳を撤去して新しい畳と交換する方法になります。畳の張り替え方法のなかではいちばん費用が高く、12,000〜30,000円が相場です。撤去費用も20,000円ほどかかります。
気候が安定している春はリフォームにも最適
春は、何か新しいことを始めたくなる季節です。春のリフォームがおすすめされる大きな理由のひとつが、気候が安定していることにあります。晴れの日が多く、気温・湿度も高すぎないため、工事が予定どおりに進みやすいのです。また、ライフスタイルの変化が出やすい時期であり、入学や就職、転職など、新たな生活が始まる春は、将来を見据えた住まいづくりを考えるいいタイミングかもしれません。いまはまだリフォームを考えていなくても、これから考えるときには季節のことも踏まえてみてはいかがでしょうか。

コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
























































この記事へのコメントはありません。