一粒万倍日ってどんな日? 〜2025年下半期の開運日〜
宝くじ売り場やSNS上などでもたびたび見かける「本日、一粒万倍日!」というフレーズ。どこかキャッチーで造語のようにも思えますが、実は「一粒万倍日」は日本の暦における吉日のひとつです。今回は、一粒万倍日をはじめとするいくつかの吉日を紹介します。2025年も後半戦。相変わらず世知辛さが続いていますが、開運日を把握して、運気にあやかっていきましょう!
「一粒万倍日」ってどんな日?

「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」は、具体的にどんな日なのでしょうか。一粒万倍日にするといいことや、よくないことも見てみましょう。
古くからある「暦注」のひとつ
暦注とは、暦に記載された、日の吉凶などを示す注釈のことです。いちばん身近な例をあげるなら、「大安」でしょうか。結婚式は大安の日がいいとか、今日は大安だから宝くじを買おうとか、暮らしのなかにすっかり根づいています。一粒万倍日はそこまで広く浸透していないものの、古くから知られる暦注のひとつなのです。ただ、まだまだ明らかになっていないことも多いようです。たとえば、現代では開運日として認知されている一粒万倍日ですが、昔は「この日人に物をかるべからず」といわれていたそうで、開運日と捉えられていたかどうかは不明だといいます。明治時代の改暦時には、根拠が曖昧だという理由で暦注そのものが暦から削除されたことも。それでも、暮らしのなかで吉凶を占う習慣は失われることなく、非公式の暦が流通していたそうです。
紆余曲折を経て、一粒万倍日は今では「一粒の籾(もみ)が万倍になって実る」という意味合いから「新しいことを始めるのに最適な日」として定着しています。
一粒万倍日にするといいこと、よくないこと
何かを始めるのに最適とされる一粒万倍日。そちらに注目がいきがちですが、じつはやらない方がいいこともあります。以下に、するといいこと、よくないことを紹介します。
<一粒万倍日にするといいこと>
*入籍
*結婚式
*宝くじを買う
*新しい財布を買う
*貯金を始める(銀行口座を開設する)
*新しいビジネスを始める(開業届を出す)
など
<一粒万倍日にするとよくないこと>
*人から物を借りる
*借金をする
など
「借り」をつくる行為は、その借りも増えるということで避けられてきました。一粒万倍日は、お金に関連することによい日とされていますが、同じお金でも「借金」は避けた方が良いようです。
【2025年9月〜12月】の一粒万倍日

以下に、2025年9月から12月までの一粒万倍日を紹介します。
<2025年9月〜12月の一粒万倍日>
| 9月 | 4日(木)、7日(日)、12日(金)、19日(金)、24日(水) |
| 10月 | 1日(水)、6日(月)、16日(木)、19日(日)、28日(火)、31日(金) |
| 11月 | 12日(水)、13日(木)、24日(月)、25日(火) |
| 12月 | 6日(土)、8日(月)、9日(火)、20日(土)、21日(日) |
太字の日は「不成就日」と重なっているため、注意が必要です。不成就日とは、何事も成就しない凶日とされており、一粒万倍日のような吉日と重なると運気が削がれるといわれています。
※縁起の悪さが万倍になるということではありません。
一粒万倍日と並ぶ吉日3選
一粒万倍日のほかにも心に留めておきたいのが、「天赦日」「大安」「寅の日」の3つの吉日です。順に紹介していきます。
「天赦日(てんしゃにち/てんしゃび)」とは?
読んで字のごとく、天がすべての罪を赦す(ゆるす)日を意味します。一粒万倍日のように毎月あるものではなく、年に数回しか訪れない最上の開運日とされています。2025年の天赦日は次のとおりです。
<2025年の天赦日>
| 10月 | 6日(月) |
| 12月 | 21日(日) |
「大安」とは?
大安は「六曜(※)」の吉日で、この日には何をやってもよいとされています。2025年9月から12月までの大安は以下のとおりです。
<2025年9月〜12月の大安>
| 9月 | 2日(火)、8日(月)、14日(日)、20日(土)、25日(木) |
| 10月 | 1日(水)、7日(火)、13日(月)、19日(日)、23日(木)、29日(水) |
| 11月 | 4日(火)、10日(月)、16日(日)、21日(金)、27日(木) |
| 12月 | 3日(水)、9日(火)、15日(月)、20日(土)、26日(金) |
※六曜(ろくよう)とは

暦に記される暦注のひとつで、日の吉凶を表す指標です。14世紀ごろに中国から伝わったとされていますが、広く使われるようになったのは幕末以降だといいます。時代とともに、その名称や順序も変遷しており、現在は次のようになっています。
⚫️先勝(せんしょう、せんかち、さきかち)
基準日:1月・7月の1日
意 味:急ぐことは吉。午前は吉、午後は凶。
⚫️友引(ともびき、ゆういん)
基準日:2月・8月の1日
意 味:友を引く。祝い事はよい、葬式などの凶事は避ける。朝夕は吉、正午は凶。
⚫️先負(せんぷ、せんぶ、せんまけ、さきまけ)
基準日:3月・9月の1日
意 味:何事も控え目に、平静を保つ。午前は凶、午後は吉。
⚫️仏滅(ぶつめつ)
基準日:4月・10月の1日
意 味:葬式、法事以外万事に凶。
⚫️大安(たいあん、だいあん)
基準日:5月・11月の1日
意 味:万事大吉。とりわけ婚礼によし。
⚫️赤口(しゃっく、じゃっく、しゃっこう、じゃっこう、せきぐち)
基準日:6月・12月の1日
意 味:凶日。祝い事は大凶。火の元、刃物に要注意。正午は吉、朝夕は凶。
※意味の解釈はさまざまで、どれが正しいという基準はないそうです。上記は一般的な解釈を示しています。
「寅の日」とは?

虎の体毛が金色であることから、「金運」と結びつけられる寅の日。12日ごとに巡ってくる吉日です。「虎は千里行って、千里帰る」ということわざにちなみ、「旅立ちにいい日」ともされています。ただ、「無事に帰る(戻る)」という意味合いもあるため、結婚式や入籍には不向きです(離婚を連想させるため)。
<2025年9月〜12月の寅の日>
| 9月 | 6日(土)、18日(木)、30日(火) |
| 10月 | 12日(日)、24日(金) |
| 11月 | 5日(水)、17日(月)、29日(土) |
| 12月 | 11日(木)、23日(火) |
<2025年9月〜12月の寅の日>
太字の日は「不成就日」と重なっているため、注意が必要です。不成就日とは、何事も成就しない凶日とされており、寅の日のような吉日と重なると運気が削がれるといわれています。
※縁起の悪さが万倍になるということではありません。
一粒万倍日と天赦日が重なる最強開運日!
一粒万倍日と天赦日が重なると、最強の開運日とされています。2025年後半には、【10月6日(月)】と【12月21日(日)】の2日があります! もし、何か始めてみたいと思っていることがあるならば、その日にアクションを起こしてみませんか?
2025年も後半戦! 開運日を把握して、運気にあやかってがんばりましょう
宝くじ売り場やSNS上でもたびたび見かける「一粒万倍日」。「何かを始めるのに最適な日」とされており、ほかにも、「天赦日」「寅の日」「大安」などが代表的な吉日として知られています。2025年も後半戦に入りました。開運日を把握し、運気を味方につけてがんばっていきましょう!

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